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April 28, 2014
朝カル講座「八十八夜に楽しむ純米酒」塩茶がお酒にあう
朝日カルチャーセンター・新宿教室「楽しむ純米酒」4月講座は「八十八夜に楽しむ純米酒」
銘茶の里のお茶とお酒の相性を探った今回の講座。おつまみに緑茶をからませて考えて、辿り着いたのが「塩茶!」
お茶の上品なアミノ酸の味は、すぐれた出汁に近いのです。ゆえに、塩を加えると最高のおつまみに。 「塩茶がお酒にあう」が今回の大発見でした。
さて、八十八夜
立春から数えて88日目です。“八十八”という字を組み合わせると「米」という字になることから、農業人にとって重要な日とされています。
昔から「夏も近づく八十八夜」、「八十八夜の別れ霜」と言われ、八十八夜から霜がなくなることから、春から夏へ移る境目の日。
そして、八十八夜から、新茶の摘み取りが行われます。
今回お出しした山二園のお茶ラインナップ
●雲乃関
●新茶「さえみどり」
●水出し茶
●粉茶
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「日本」という冠が名前につくメジャー食品はお茶とお酒だけ。日本茶&日本酒はともに、明治時代、政府が生産を管理、奨励した品目。その後の運命も似ており、日本酒と日本茶の共通点は多いのです。
「米」
田んぼから生まれる米の酒、純米酒を思う日でもあります。
こちらは「開運」の「誉富士 純米吟醸酒」。誉富士は静岡県産のオリジナル酒米
すっきりとして爽やかさ満点。上質な甘みに、後味も豊かでバランス良
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今回は、沼津・山二園のお茶を「水出し茶」、新茶「さえみどり」、そして昨年、全国茶品評会・普通煎茶4キロ部門で農林水産大臣賞受賞した「雲乃関」を。これに、同市内の「白隠正宗」を
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長寿の町として話題騒然となった掛川の世界農業遺産・茶草場農法の畑で作られた「深蒸し茶」に、同市内の「開運」を
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◎なぜ掛川が長寿なのか?ためしてガッテンで紹介されました
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そして最後に「喜久酔 松下米 純米大吟醸」をお出しして、計4種類のお茶+8種類の純米酒をティスティング! そしておつまみもお茶をからめました。
お茶とお酒、どちらも品のいいアミノ酸が決め手です。
お米の違いもお勉強
白隠正宗の兵庫産山田錦を使った純米吟醸酒
白隠正宗の静岡県産誉富士を使った特別純米酒。ワイングラスでおいしい日本酒アワードで金賞受賞
おつまみプレートその1
お茶とお酒がテーマなので、おつまみにもお茶を使いました。「ひたし豆の緑茶風味バージョン」
普通に作ったひたし豆の最後に、塩緑茶を注ぎ、香りをうつしました。とっても爽やか
使ったお茶は山二園さんの粉茶です。新茶祭りでお出しになるお茶ご飯、色が淡いグリーンできれい。そこで、その秘密を奥さまにお聞きすると「水出しのお茶で炊く」。
その時のお茶は粉茶。そこで早速試しました 粉茶というとクズ茶のイメージがちょっとありますが、どのお茶の粉かが重要! 一番茶しか作らない山二園さんの粉茶は風味が違います。
粉茶を水だしにすると色も香りも鮮やか!
2cupの水出し茶に自然海塩を小さじ1を入れ
これが、お酒のおつまみにピッタリ! 発見でした☆
粉茶の水出し茶で炊いた「お茶むすび」香りがいいのです。すでに細かいので茶葉も少し入れて炊きました。
山二園さんでわけていただいた「やぶきた」の新葉を天ぷらに!
自然なお茶の苦味が、最後にホロリとして美味!
しらすを酒でふわっと炊いたもの。ここにも粉茶を入れて風味をオン。いいお茶は野菜として使えます。
これは「雲乃関」の出しがら。そこにぽん酢をかけていただきました
いいお茶は最初から最後まで美味しいを実感!
つづく
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●山二園さんを紹介したブログ
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●「楽しむ純米酒」講座
新緑を抜ける爽やかな風のような純米吟醸酒を中心にセレクト。メロン、ぶどう、白桃、柑橘などフルーツの香りがする冷涼感あふれるタイプ、甘酸っぱいタイプなどバラエティ豊かに味わいます。フレッシュハーブを使った純米酒や、“梅酒の純米酒”バージョンも。自分で作るときのヒントやコツ、アレンジも紹介します。
Topics: 日本酒, 茶 | コメントは受け付けていません。