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July 9, 2014
朝カル・七夕に飲みたい純米酒!
ひとつ前のブログ続き。七夕の星空にふさわしい純米酒特集。7号酵母で醸した純米酒&「6」と「9」酵母。旬の期間限定★夏酒を味わうの巻
まずは、7にちなんだ純米酒を
どちらも7号酵母!(今回、7号を色々探しましたが夏向き純米は少ないです。神亀7号も好きですが今回はお休み)
左●神奈川県愛甲郡愛川町 大矢孝酒造「残草蓬莱(ざるそうほうらい)四六式 特別純米 槽場直詰生原酒」白麹を用い、冷た〜くひやしておいしいフレッシュが楽しいタイプ。
右●和歌山県海南市 平和酒造「紀土 -KID- 純米酒」は冷や良し、燗良し、コスパ抜群!目指したタイプ。
左●秋田県秋田市 新政酒造「No.6(ナンバーシックス)S-type 純米吟醸酒」Sはスーペリア=「上級」の意。白桃や洋ナシを思わせるボリューム感ある甘さ、メリハリある酸味、ジューシィ感たっぷり。日本酒はじめてさんが「おいすぃ〜♡」と口角上がる酒。今回もその現場を見ました!
右●愛知県名古屋市 萬乗醸造「醸し人九平次 黒田庄に生まれて 純米大吟醸」
興味があった1本です! 黒田庄は田んぼの町名。味は「緻密で直線的」と蔵元。上品で繊細な柑橘やライチ、きれいな酸。それは〜美酒です! 数字は、田んぼの位置がわかるGoogle map
九平次といえば14号酵母とおもいきや、最近のこだわり米系は9号なんですね。九平次の「9」!?
左●富山県富山市 桝田酒造店「満寿泉 Pero ペロ」アルコール12度。ラベルを描いたでこりん(ズコジョ=図工女子)→http://ameblo.jp/odecorin/
右●秋田県横手市 浅舞酒造「天の戸 純米吟醸 Land of Water ランド・オブ・ウォーター」まさに言葉のごとく。
夏のシロクマ搾り「荒責」ブレンド 1801酵母。「夏の蛍」とちぎ酵母
左●秋田県湯沢市 木村酒造「角右衛門 純米吟醸 夏酒 荒責混和 シロクマラベル」
右●栃木県大田原市(旧湯津上村)菊の里酒造「大那 夏の酒 蛍 特別純米生詰」
という具合に、味が異なるタイプを揃えて飲み比べました。酵母、米、搾り、アルコール度数の違いさまざま。酒蔵さん、あれこれ想定して、工夫しています!
毎回、受講生の皆さんに最後に「一番印象に残った酒、おいしかったお酒と理由」を聞くのですが、それぞれに! 好みが違って面白いですし、勉強になります。
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●おつまみ
…七夕おつまみを考えた時に「そうめん」が欠かせないと!
「七夕はそうめんの日?」 ↓出典 全国乾麺協同組合連合会
「延喜式」によると「そうめん」の原型といわれる「索餅」(さくへい)が、旧暦7月7日の七タの儀式に供え物の一つとして供えられたと記述がある。特に、平安期からは、宮中における七夕の行事に「そうめん」が欠かせない供え物とされていた。
七タは、中国から伝わった五節句(1月15日七草・3月3日桃の節句・5月5日端午の節句・7月7日七夕・9月9日重陽の節句) の一つで、中国から伝わった彦星(牽牛)と織姫の星祭りである。
竿竹に短冊を飾りつけ、七夕飾りをする。その短冊には「願いごと」を書き成就を祈る。
「そうめん」を糸にみたて「芸事(機織)が上手になるよう」と願った。
小麦は毒を消すといった言い伝えから「健康を願い」、年一度の彦星と織姫のデートにあやかり「恋の成就を願い」そうめんを食べたという説もある。
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なのだそうです。連合会なら夏のバレンタインとも言われる七夕は「そうめん!」で押したいところでしょう(笑)
とはいえ、そうめんをそのまま出しても、日本酒のつまみには難しい…。
そこで閃いたのが!
よくカッペリーニなどで作る”パスタスナック”をそうめんで作ってみました。クセのないオイルでそうめんを揚げます(鍋が小さければ半分に切って)。温度は低温。目を離さないこと。すぐ火が通ります。きつね色になったら、上げて、紙に油を吸い取らせ、いい塩をパラリ。この時は「なずなの塩」を使用。
パリポリいいおつまみになります!
●ペンネを使ったフライドパスタなんてのも
http://www.yohkoyama.com/archives/21816
茹でたそうめんを、たくあんとカイワレ、レタス、煎りゴマを生春巻でマキマキ。アボカドを入れたらよかったです。練りゴマのタレ、ぽん酢が合います。
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一番最初に出したのは、意外にもフルーツ&白玉団子。自家製・梅酵素シロップ漬けのキーウィとトマトというフルーツポンチ系。繊細な味のお酒の邪魔をしません!
スイカは鳥取県庁の岩成哲彦さんが教えてくれた黒皮西瓜「がぶりこ」
http://www.pref.tottori.lg.jp/item/617154.htm
ついでに、おいしいスイカの切り方↓
https://www.youtube.com/watch?v=bY7BQNHSmBE
天の川を見立てて、トコロテンも!
枝豆豆腐と枝豆(新潟の黒埼茶豆)
夏酒には、夏素材を合わせないことには真価を発揮できません。
上から。野菜の揚げ漬け(辛味大根と人参を皮ごと揚げてマリネ。生の紫玉葱も加えて)。境港の父作のキュウリ塩麹漬け。トマトの甘酢マリネ。レンズ豆のマッシュ+紫玉葱の塩もみ+オーガニックのEXVオリーブオイル+黒胡椒パラリ。
塩茹でエンドウ豆、茶豆をむいたらこんな色。豆は日本酒にあう!を実感します。
初夏を味わう素材とお酒!七夕にきっかけをもらい楽しみました。
ひとくちに米のお酒といっても、米、酵母の組み合わせや、アルコール度数、搾りでのブレンドなど、無限な組み合わせがあるんです! それぞれに楽しまないとモッタイナイ
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