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July 30, 2014
平出淑恵さんの秘蔵NZワイン
平出淑恵さんの貴重な秘蔵NZワインを開ける会。
淑恵さん自ら、ハンドキャリーで持ち帰った品々です。日本に入っていない希少品。現地でも数が少なくワイナリーに行かねば買えないワインも。
JALのCA時代、NZ航空との共同運航便でNZに通われた淑恵さん。そこでマスター・オブ・ワインの方に直々に個人レッスンを受けたといいます。
まず初めの1本
FERTON ROAD PINOT NOIR 1999
コルク
グラスは木村硝子店の新作ベッロを使いました。
”日本人の味の楽しみ方”に沿う形のグラス。手吹きの薄いガラス製で開いた角度加減もよく、スタッキングできるのも嬉しい
http://www.kimuraglass.co.jp/zizi/products/8952
CRAGGY RANGE WINERY Pinot Noir 2003
淑江さんの秘蔵NZワイン、味がある状態になっているのは…
「ラベルが汚れているのは震災の時に2階に置いてあるセラーの扉が開いて、ボトルが飛び出して何本か割れてしまったために、その時の汚れです」
なのだそうです。様々をくぐり抜けての開栓
VAVASOUR
MARLBOROUGH PINOT NOIR 1997
マールボロについて
マールボロは南島の上部に位置し、ニュージーランド最大のワイン生産地域。世界的に有名なソーヴィニヨン·ブランのホーム→ HPより。白ワインが有名な地での珍しい赤ワイン
そして
THE TERRACES
MERLOT MALBEC CABERNET FRANC 1995
HAWKES BAY REGION
ホークス・ベイとは→ http://www.hawkesbaynz.com/
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一番古いものは1995年のワイン
驚いたのは、まだまだ果実味あり、明るい日差しを思わせるクリア感あり。
熟成に向くNZのピノやメルローの実力にビックリしました。
白ワインの地での赤ワイン、貴腐ワインもお見事!
こと早飲みワインの印象が強いNZワインですが、熟成も素晴らしいことを知りました。
GOLD WATER WAIHEKE ISLAND=ワイヘキ島
CABERNET SAUVIGNON AND MERLOT 1995
最後は唯一の白
DRY RIVER Craighall RIESLING 1996
ドライリヴァー リースリング
極上の甘さの貴腐ワイン!
NZワインナイト★
メンバーはNZ出身のRebekah Wilson-Lye レベッカさん、葉石かおりさんです。
レベッカさんはお人形さんみたいです♡
レベッカさんからNZの地理、日本酒との対比なども。淑恵さんからは、先日のIWCの話など、話題がつきない夜となりました〜。
淑恵さんとレベッカさんの話を聞きながら飲み、思ったのは
お酒は(食品もみんな!)
”誰がどう選んで伝えるか” そこなのだと痛感しました。
リアルな現地での解説を聞き、大切に熟成されたワインをいただくと、地域が、造り手が次々と頭に浮かんでくるよう。
日本酒を世界へ伝えるときに、まさにこれが参考になるのですね。
「後発国のワインの売り方は生きた事例です」と淑恵さん。
そして「NZのワインは早飲みだけと思われているのが残念。じつは熟成に向くのです」
確かに、どれもエレガントな熟成でした。
なるほどがいっぱい、考えることが大のNZワイン長期熟成!
興味が出て、web検索して思いました。
造り手自身が、食の背景を伝えないとダメということ。
海外で興味がもった人がまず検索するのはHP。造り手が何を考えて、もの作りをしているのか。どんな地域なのか。その工程は、哲学は。他にどんな商品があるのか。どう味わってほしいのか。
情報発信は美しい写真とともに、しっかりするに限ります!
ラベルにも「なぜ?」と興味が深まる言葉や絵、地図が欲しいです。
ずっと出番を待っていたワインさん
●おまけ
レベッカさんはキュートなだけでなく、人柄も抜群! そして写真もオシャレ
facebookからお借りしました〜。なぜか違うボトルを手に!?(それにしても顔が小さい)
●最近のhit sweet♥
庭のうぐいすさんの「どぶろく」に、フレッシュな桃をカットして入れ、フローズン! 極上のデザートになります!
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