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August 7, 2014
喜久川さんのお気に入り
料理が趣味の喜久川政樹さんが、週1で通う噂の店へ
お気に入りは而今!
三重県産・山田錦50% 純米吟醸 火入れ
お品書きを見るだけでワクワク。若き店主ご夫妻が二人で切り盛りし、器は、辻村 塊さんをはじめ、店主と同年代の作家さん中心にセレクトという。趣味がいい。どれも料理が美味しく見える器揃い。お酒が変わるたびに酒器もチェンジ!
お刺身は〆鯖、カツオ(腹側)の藁炙り(=藁の入手先を尋ねたら、インターネットで長さ指定で注文できるとか)、真鯛(愛媛の八幡浜産、前日に〆)、甘鯛(昆布〆)、蛸(佐島産を塩でもんで)、メジマグロ(13kgの背側)、毛蟹(ともあえ)、蒸しアワビ(天寶一をふりかけて。圧力鍋、低圧だと縮みが少ない)。それぞれ、しめたり、ピチットシートで脱水など、何かしら仕事済み。
魚も素晴らしいですが
その他に、栃尾の油揚げ納豆包み焼き、鯨竜田揚げ、ウニの塩辛や、アワビの肝ルイベ、あさりのスモーク!!!
などなど、日本酒好きにはたまらない味のオンパレード。
ポテトサラダ、実山椒を使ったオイルサーディン。「うちは居酒屋ですから(笑)」と店主
毎日、品書きが変わり、「味が来るたびに進化している」と喜久川さん。
「仕事は進化がなければダメなんです」
喜久川さん、お酒の好みもハッキリしてます。一杯目は
必ず!「而今」
「ビジネスのレーダーチャートのように、酸味、甘み、うまみが美しい丸になっている」と。「あとで飲むお酒の、どこか尖っている、欠けているかが、最初に而今を飲むことでみえてくる」
というほどの而今LOVE❤
もちろん他もいろいろ飲むのです。
巌 純米吟醸
三重錦の雄山錦 うすにごり
超テキパキに仕事をこなすご店主
愛知の銘酒・義侠。力強いです。
開春があったのでお願いしました。22BY生もとづくりの古酒。
これが「あさりのスモーク」ほのかな香ばしさに、貝のうまみがじゅわ〜としみでてきます!
単純に思える万願寺唐辛子には、隠れ玉ねぎスライスが入り、くるみ油を使ったドレッシングがまた美味。食事メニューには魚骨ラーメンなど、おや!?な変化球もあり。飽きさせません。
お酒の品揃えもバラエティに富んでます。
岡山県産・雄町 無濾過生 純米吟醸
ブルゴーニュをさんざん飲んできた喜久川さんがたどり着いた1本
「而今はレベルの高いスタンダードなんです。ブルゴーニュと満足度は変わらない!」山田錦と雄町の2種をいただきました。
レベルの高いスタンダード! いい言葉です。
そして、もうひとつのおすすめがこちら。「これから注目されるでしょう」と太鼓判を押す「菊鷹」。初めていただきましたが、山廃純米 無濾過生酒、なかなか美しくエネルギッシュ!造り手の意気込みが伝わってくるようでした。
どちらも山廃とは思えない、ぶるっと芳醇うま口系。
特に右の純米が好み☆ 酸度3.2で協会「8」号酵母。
心にメモすることがいっぱいの夜!
最後に、ウニの塩辛+ご飯と気になっていた魚骨ラーメン。出汁うまし!
どちらもお酒の余韻を切るではなく、最後までひっぱるように味を閉じてくれました。一貫している酒にあう料理の精神。なるほどがいっぱい☆ 人気店で昨日も予約で満席。お店は紹介しないでね…と釘を刺されました。
素敵な二人です!
通いたくなる気持ちがよくわかる!丁寧なプロセスと素材の組み合わせ。
仕事は日々進化が大事。何事もですね。
撮影 iPhone5&RICOH GR DIGITAL
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