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ヴォーヌ・ロマネ村の勉強@ヌッフデュパプ前編

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Neuf du Pape ROPPONGI

岩手の 本丸「ヌッフデュパプ」訪問記録(六本木店は出城)

ヌッフのワイン会は、店主・伊東拓郎さんのアプローチが面白く、勉強になるのです。が、今年はまったく行けずじまい。12月20日ようやく参加!

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この日はヴォーヌ・ロマネ村の勉強会。特級畑が並ぶブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネ村、期待で胸ワク(ピノ・ノワール好き)。そして!幻のシャンパンと言われる、普段まるで縁のない「サロン」も登場と、なんとも贅沢なラインナップ☆

ブルゴーニュは各村が誇りを持ってワインで独立しています。「村名が名のれる葡萄」が村ごとに決まっているのです。

ヴォーヌ・ロマネという「村名」が名のれるのは「ピノ・ノワールの赤ワイン」だけ。

どんなにいい葡萄で白ワインを造っても、村名のヴォーヌ・ロマネが名のれないのがルール。凄いもんですフランスさんは、そんなこと決めちゃって。世界へ出るブランド戦略とは、です。

村で一番いいものにだけ村名をつける。ブランドの基本ですね。

日本各地で、地域名をつけた「●●ブランド」がありますが、選択基準があやふやなものが多いと感じます。ブランドがアテにならないといいますか…。「誰にいくらで売る」が明確でないからだと。自分たちに厳しいルールづくりは凄い!世界基準の値段設定!

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今宵のワインと料理のメニュー

「謎」という文字がアチコチに!

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ワインのインポーター、ラックコーポレーションの秋本晃宏さん。資料に空白あり。裏面は村の地図。どうも、仕掛けがあるようです!
こちらの会社はブルゴーニュの畑地図の版権を持っています。以前、村MAPカレンダーを作成してました。また作ってほしい!

日本酒も酒&田んぼのおしゃれなMAPあったら楽しい〜。

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ヌッフのボス・伊東拓郎さん

なぜ店名がヌッフなのかは→コチラを

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最初はシャンパーニュの泡(サロンではありません)。NVドゥラモット ブラン・ド・ブラン。葡萄はシャルドネ100%。村の名前はル・メニル・シュル・オジェ

サロンの姉妹メゾンの位置づけだそうです。

サロンは単一品種、単一収穫年のシャンパーニュのみを生産。過去100年間で30ヴィンテージしか造らなかった…というと、10年でたった3回だけ!? 毎年造らないとは少なすぎます。

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「サロンが造られない年の葡萄はどうなるかといいますと、ドゥラモットになります」と秋本さん。

それじゃ、味は今いちなのかといいますと、香り良し、喉ごし良し、酸味、甘味のメリハリあり。バランス抜群で凄く美味しい!もうこれで充分(すぎる)でございます。

日本酒でいうと、大吟醸の味が今いちだったから、下のクラスに落とすみたいな感じ!?(ちと違う。原料で選別ですからね)

そして、次に登場したのが「謎の白ワイン」

こちら↓

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ブルゴーニュの2009

本来であれば、村名「ヴォーヌ・ロマネ」が名のれるはずの「オー・レア」区画にある畑。ここでピノ・ノワールではなく「シャルドネ」を栽培。

ヴォーヌ・ロマネに、白のアペラシオンはないため、村名が名のれず大枠の「ブルゴーニュ」という地域名になってしまうのです。

なんでも、当主エティエンヌさんが好奇心から1991年〜白ワイン造りをスタート。2000本だけというレアなキュヴェで「ミネラルとリッチネスが同居した白」なんだそうです。隣の村は白ワインが認められており、土壌が似て、白の適地でもあるとかなんとか。

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というわけで「ブルゴーニュ シャルドネ」なんですね。
勿論、赤ワインを造った方が儲かるところ、あえて白!!ふ〜んですね。

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資料は、「謎のワイン」が登場するためか、説明は飲んだ後という配慮。先に読むと先入観で飲んでしまいますもんね。飲んだ後に、ワインの資料(裏がシール!)が配られました。工夫です。裏面は地図。

お次が「謎の赤ワイン3種類」

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グラスに注ぐ秋本さん。撮影しようと近づいたら、ラベルを反対側に向けられてしまいました。「謎」を死守!?

つづく

撮影/iPhone6

過去Blog●ブルゴーニュの畑は美しい

http://www.yohkoyama.com/archives/24396
http://www.yohkoyama.com/archives/24421


Topics: wine | コメントは受け付けていません。

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