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December 25, 2014
ヴォーヌ・ロマネ村の勉強@ヌッフデュパプ後編
というわけで、1つ前のBlog続き。
ヴォーヌ・ロマネ村の勉強へ。村を農業と醸造で世界発信!その成功理由がいっぱい詰まったブルゴーニュであります。
「謎」赤ワインが2種登場!
味の傾向は同じようですが、香りと深みが違います。同じワインのヴィンテージ違い?
と、思いきや
年代も生産者も同じ!
畑の「格」違いでした
左)2012年ヴォーヌ・ロマネ 生産者ミシェル・グロ
右)2012年ヴォーヌ・ロマネ 一級 クロ・デ・レア 生産者ミシェル・グロ
同じ生産者、同じビンテージ、なれど畑の格でこうも違ってくる(値段も倍近く違います)
日本酒で言えば、良い年のいい田んぼ違い?
日本酒の格は米違いも勿論ありますが、どれだけ磨いたかが値段に比例。
「大吟醸」を頂点とする「特定名称酒」が「格」づけの最たるものかと(古酒で値段が高いのは別のカテゴリー)
余談ですが
酒米で思い出しました。昔、新潟のデパートで「大吟醸 コシヒカリ」というのを発見。ちょっと…膝カックンに。
いえ、コシヒカリが決して悪いというわけではないのですが…。
閑話休題
ミシェル、グロさんのお父さんジャン・グロさんから引き継いだ村の南側にある畑。フラッグシップのモノポール。クロ(囲い)があり、冷涼な年でも温度が安定、葡萄の成熟が見込めると。
「濃厚な酒質でストラクチャもしっかり」と秋本さん
謎の赤ワイン、3番めは1番よりも2番よりも、さらにしっかり!
ボトルが紹介されました。
2009年ヴォーヌ・ロマネ 一級 クロ・デ・レア
生産者は同じ、ミシェル・グロさん
「香りに強い深み、甘さを感じる酒質ながら、がっちりとした骨格がある」と秋本さん
同じ生産者で同じ一級畑なのに、今までとラベルが違います。
秋本さんいわく、「一級畑のクロ・デ・レアを取得して150周年。これを記念して150年前の初出荷時のラベルデザインにしたのです」
畑とワイン醸造の歴史が1枚のラベルにこめられているわけですね。お値段も最も高くて21000円!
いったい葡萄一粒、いくらになるのでしょうね。
ヌッフのボス、伊東拓郎さん。岩手のおいしい食材を東京に運んでくるのです。いつも面白いことを企んでいます。
畑の位置でございます。右側のピンク色部分。エシェゾーとの村境。
そして、ヌッフ恒例のワイン当てクイズに。
ここまでヴォーヌ・ロマネ村を学んでおきながら提供されるワインとは?
グラスがテーブルに運ばれました。伊東さんが質問始めます
「まず、品種は何でしょうか? 1番メルロー 2番ピノ・ノワール 3番カベルネ・ソーヴィニヨン」
「そして国はどこでしょうか? 1番アメリカ 2番フランス 3番ニュージーランド」
(ここで私は、外しました……ガクッ)
「次に年代は? 2009年? 2011年? 2013年?」
なんと、答えはニュージーランドのピノ・ノワール2011年のKUSUDA ワイン!
うわあヽ(´o`そうきたかです。
最後まで当てた3人。博樹さんも残りましたが商品はジャンケン勝負でgetならず
そして最後の最後に登場、待望の「サロン」です。
待ってました!
2002年サロン ブラン・ド・ブラン・ブリュット
/
21世紀で初めてのヴィンテージが2002年というから恐れ入ります。
お値段、6万円オーバー
香りも味も繊細で、「俺俺俺だよ!」感がまるでナシ。甘み酸みのわかりやすいメリハリ感、香りがありません。すべてがまるくおさまった品のいい調和を感じます。初めて飲みましたが、なるほど〜でした。いやこれは、勉強になりました。
高いワインの味の設計に、興味があったのです。
「日本酒に例えるならどの蔵だと思う?」と博樹さん。
青島酒造・喜久酔 松下米の純米大吟醸が、一番印象が近いのではないかと意見が一致。
*2002年サロン↓試飲会の様子がWine Press Japanに詳しく
text & photo by 名越康子さん
シャンパーニュ「サロン」&「ドゥラモット」の新ヴィンテージ! 〜ディディエ・ドゥポン社長に聞く、それぞれの飲みどころ〜
ありがとうございました。ヌッフのワイン会は勉強になります。
勿論、お料理も美味しい!
三陸の海の幸と野菜がふんだんに(私はお肉が苦手なのですが、ちゃんと覚えてくださって。お心づかいに感謝)
ヌッフ料理長♡及川淳至 さん。岩手は北上の生まれです。どのワインにもピッタリ!ごちそうさまでした〜
最後まで気を確かに!? 学ぶことができました(笑)
いただいたワイン。右から順番に
サロン2002年。今年、最も考えさせられた1本!
ラック・コーポレーションの秋本さんお世話になりました。特製資料楽しめました!
村から世界最高を目指す!
これからの日本もそうですね。
撮影/iPhone6
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