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January 6, 2015
60年前のティーカップ
お正月、境港に帰省。昔のカップでマカイバリ紅茶を飲みました。
境港の水道水は、某大手メーカー2社がペットボトルに採用している大山(だいせん)の天然水。いつもの紅茶が明らかに驚くほど美味しい!
紅茶の水は鮮度が必要で、どんなに良いペット水でも、実力が発揮できません。お風呂の水も、東京とは違ってやわらかだし、当たり前に、いい水がいいなあとつくづく。
ティーカップは、私が子供の時からある古〜〜いカップで、デザインが超レトロ!
母いわく「60年前、結婚祝いで貰った」と
「昔はお金ではなく、物をくださる人が多かったわね」
いやはや還暦カップ!
ひっくり返すとメーカーはSango。なんと PAT.ナンバーつき! 109046−1
カップを光に透かしてみると、持つ手が見えるほど薄く、紅茶にはピッタリ。
食器は持ちますね。
このカップで紅茶を飲んでいたら、今までの食風景が蘇りました。広いソーサー部分にスプーンをのせ、角砂糖を添えたこと。当時の紅茶はリプトンの青缶か、ギフトでもらうトワイニングのティーパック・バラエティ。今日は何色にしようか選ぶのを楽しんだことを思い出しました。
60年付き合えるものを選ばなくちゃ!と肝に命じた年明けです。
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Sangoを検索したら、サンゴは珊瑚ではなく、三郷陶器ということが判明。岐阜県土岐市!バリバリ陶器の町ですね。輸出が盛んだったところ。それでSangoだったのかも。どんな人がどんな思いでこれをデザインしたのか興味わきました。
日本の食器はメーカー名が入っていないことが多いですが、勿体ない。あとで買い足そうとした時にどこのものかがわからない。それに引き換え、海外ブランドはWEDGWOOD、アラビア、ロイヤルコペンハーゲンしかり、裏にはメーカー名、ブランド名、国名までしっかり入っています。ロイヤルコペンハーゲンは、裏に入れていたマークを表に出した皿まで。
そういえば、無印良品の器も入っていません。無印だから当然かもしれませんが…。ふとした時にどこのだっけ!?と。
食器は使い込んでからが勝負。商品は最後まで「あなたは誰」がわかるのが一番!
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