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April 10, 2015
美保関の美保館
20150403金曜日
境港のお向かい、美保関町へ行った時のこと。ここは境水道大橋を渡ってすぐ(車なら)。
しとしと小雨ふる日で人通りもなく、いつもなら複数出ている名物のイカ一夜干しスタンドも出ていません。
「北前船の時代は西日本一、賑わっていた町で、伊藤博文氏は美保館に2回も訪れています」と美保館社長の定秀哲也さん。この石畳通りが映画館や土産物屋で大賑わいだったとは、にわかに信じられません…。
美保館の本館を案内してもらいました。
まるで映画のセットみたいなクラシックな佇まいです。
昔ながらの板間や建具そのままのため、音取りされて、NHKラジオドラマなどにも使われたそうです。
あちこちに、映画のセットみたいな光景が。
明るく見渡せます
障子に墨文字が!
高浜虚子、湯川秀樹というビッグネームの書(なんでも裏側から書いているそうです)
こんな方々が逗留→ http://www.mihokan.co.jp/history.html
湯川秀樹氏の書は「一筆を 書かねば通さぬ 美保関」。なんでも、最初の訪問時は書いてくださらなくて、次の時に、これを書いたという。考えぬいた一句!?
美保館の定秀社長いわく「祖先が廻船問屋から旅館業を始めまして」
こちらの本館は、結婚披露宴の会場で貸し切りOK。ご予定のある、なしの皆さん、いかがでしょう
驚いたことに全館Wi-Fi ですと。
さっと紙を渡された時に、さらさらっとこんな絵を書いてみたいもんです!
本館2階には、70畳近い大広間があります。今でも、朝食会場に使われています。壮観です。
大広間から海を望む。この眼の前の海が、北前船で賑わったという
味のある掛け軸
とっくり!!!
往年の美保館 本館 大山の間
春畝山人=伊藤博文の書「水廣則遊魚」
大山の間の説明
島崎藤村、高浜虚子、徳川夢声など、様々な人が訪れたそうです。それだけ賑の町だったと。西日本一の歓楽街!?
ロビーに飾られた↓乃木大将の書(右)
(右)書?といっても、社長さんいわく「紙にサラサラっと書いたメモ」という。
書いてあるのは
「薄謝 乃木」
有名人はなんでもとっておかれてしまうのですね。
それにしても皆さん達筆。書は嗜みということを知りました。
かわいかったのでパチリした美保館のお座布団
目の前の海の風景を描いた広瀬絣だそうです。
こちらもキュートな広瀬絣!
売店で見つけた小瓶、なにやら気になる1本が
専務の定秀陽介さんが企画した、美保館オリジナルの「鯖塩辛」!
原材料は山陰沖でとれた真鯖と食塩のみで無添加。長期保存が効くよう塩分強めだそうです。しっかり飲める!?塩辛とみました アンチョビみたいに使ってみようと購入。
美保神社は桜が散り始めていました。
神社内に、船のイカリが!海とともにある美保神社ならではでしょう。
おまけ●美保館本館にて
記念撮影パチリの図。天井がガラス窓なので本当に明るいです! 半アウトドア感覚ですね。
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