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August 12, 2015
天の戸「稲の花を愛でる会」へ。その2
天の戸=夏田冬蔵(なつだふゆぞう)・稲の花巡りの旅
お蔵に到着すると、ウエルカムドリンクが用意されていました!
冷たい味噌スープ!キュウリの薄切りがシャキシャキ、青じそがきいて爽やか。
塩気加減が体に嬉しく、まさに夏日にピッタリのドリンク☆
そして浅舞酒造の柿崎社長の挨拶「稲が酒を生み、日本酒が人の和を生みます」
天の戸のスタンダード酒「美稲(うましね)」が今年、ちょうど20周年だそうです!
ゲストの二人が登壇
元秋田県農業試験場長の児玉徹先生と秋田県総合食品研究センター・醸造試験場長の高橋仁先生です。
児玉先生は、酒米研究会の立ち上げから関わったそうです。秋田県オリジナル酒造好適米のスタート秘話など。初めて聞く話しが盛りだくさんでした!
「東北の育種の歴史は〈冷害との戦い〉の歴史みたいなもの」
「稲にはお母さんとお父さんがあります。酒のおいしさやアルコール発酵しやすいなどの特徴はお母さんの品種由来。秋田県の気候風土にあった特徴、収量がたくさんとれるか、寒さ、強さ、イモチ病、倒伏など、稲のもつ強さを由来するのがお父さんの品種」
(もっとちゃんとした!?日本語で説明をいただきましたが…^^;)
お母さんとお父さんの特徴を初めて知りました! そうして掛け合わせていくのですね。
育種交配してから、毎年育てていき、気候風土に外れたものを捨てていく作業が続くといいます。
1本植え。2〜3本植えすると、どれが本当かわからなくなるため。
もちろん、1本ずつ手植え!
気が遠くなる作業です。
ゆえに10年かかると…。
そして一定の量をとると、醸造試験場へいく。
蔵元へいく前に、醸造試験場で小仕込みで醸造し、適正をみる。
「いかに、気前よく捨てていくか、それが育種の原点。
10年やらないと先祖返りする」
児玉先生の話しは、それはもう、へ〜〜〜〜っ!の連続でありました。
つづく
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