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September 19, 2015
マカイバリ石井道子さんの紅茶の淹れ方
0903OnJapanCafeで開催した日本酒手帖&紅茶手帖Party
なぜマカイバリが好きかはこちらのブログを↓
http://www.yohkoyama.com/archives/60595
紅茶のおいしい淹れ方をマカイバリジャパンの石井道子さんに教わりました。
↓ ↓ ↓
「マカイバリ茶園はインド・ダージリン地方で最も長い歴史を誇る茶園です。
40年近くにわたり化学肥料を一切使わず、自然との調和を理念に、すべての茶畑において、シュタイナーのバイオダイナミック農法による紅茶栽培が行われています。
ダージリン地方には現在、87近くの茶園がありますが、唯一茶園主が滞在しているのはマカイバリ茶園だけです」
「4代目の茶園主ラジャ・バナジー氏は「Sustainable,Holistic」を理念に、人間・植物・動物が自然の中で共に成長することを目指しています」
↑秋摘みの頃は快晴の日が続きます
「ただ紅茶を売るだけでなく、人々の生活向上、そして動物たちを守るために茶畑の2倍の広さの原生林を維持しています。
この原生林には野生のトラ2頭、豹が18頭、そのほか鹿や猿、野鳥は300種類以上が生息しています。
美味しい本物の紅茶の背景には、マカイバリ茶園の大自然、そして人々の思いがあるからです」
↑一芯二葉を丁寧に手摘み(インドではすべて手摘み。雇用を守るため義務付けされています)
↑籠一杯の茶葉が摘まれます
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〜紅茶の美味しい淹れ方〜
基本は、茶葉5g 湯550ml 蒸らし4分半
「届いたばかりの茶葉は製茶したばかりの香ばしさと甘い香りがします。
2014年の秋摘みシルバーティップスは、香りに華やかさがあります。鼻腔に抜けている香りは余韻として残ります。お湯を注ぐと、ゆっくりと茶葉が開き、華やかな香りが広がります。雑味のない清らかな味も健在です」
「2014年はシルバーティップス・インペリアルがつくられた年でもあり、”天体のパワーを強く受けた紅茶である”とラジャ・バナジー氏は話します。それが味の奥深さ、そして華やかな香りに影響を与えています。高級茶葉ならではの上質な味と香りを堪能できる紅茶です。マカイバリ茶園の自然がつくりだす芸術品紅茶をお楽しみください」
「基本は美味しい水と茶葉の量、そして蒸らし時間です。水はダージリンの場合には、繊細な香りと味を引き出すために軟水の水をおすすめします。
日本の水は軟水なので、汲みたての新鮮な水がベスト。東京の水はカルキ臭が強いので浄水器を使用してください。
茶葉の量は1gに対して100mlです。茶葉はきちんと計量してください。
温めたティーポットに茶葉をいれて、沸騰したてのお湯を注ぎます。
蒸らし時間は最低でも4分~4分半。
ティーコージやタオルなど保温できるものをティーポットにかぶせて冷めないようにします。
蒸らした後は、もうひとつティーポットを用意して、茶こしを使って移します。ポットを2つ用意するとジャストな美味しさが楽しめます。これをセカンドポットといいます。
最後の一滴(ラストドロップ)までいれることがポイント!
温めたティーカップに注ぎます。1~2分待つと、香りが更にひきたちます」
この日、新しいティーコージも披露。
KUSHはヒンディー語でHappyの意味。使う人も作る人も、ティータイムもみんながハッピーになるようにと命名
こちらに↑使われた「ローシルク」は、製造工程で蚕を殺さずに作られたシルク生地。ひとくちにシルクと言っても様々です。
http://www.yohkoyama.com/archives/73445
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