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August 27, 2009
獺祭・旭酒造さんへ
「山口の山奥の小さな酒蔵」がキャッチフレーズの旭酒造さんへお邪魔しました。
周東町獺越地区。こんな感じの、のどかな集落に蔵があります
蔵が手狭になり、改築工事の真っ最中。
蔵の真ん前はゆるやかな川が流れて、のんびりしたいいところ。
つい先日まで、ドコモさえも圏外という山奥だったそうです(モチロン私のウィルコムはずっと圏外でしたが)。
旭酒造さんはオールシーズン、お酒を仕込む四季醸造です。
蔵は蒸し米で湯気もぉもぉ。蔵人は酒づくりの作業、真っ最中。甘いお米のにおいがあたり一面に漂っていました。
特別に麹室を拝見!
麹スタンバイ! ぬくぬくの部屋で気持ち良さそうです。
切り返しの作業中。とても真夏とは思えませんね。
酒づくりの作業は連続したほうが腕がにぶらず良いそうです。去年は1ヶ月休んだところ、カンがにぶったとかなんとか。
とはいえ、どんなに冷蔵設備が整ってもやっぱり夏場の仕込みはいろいろ大変そうでした。
お酒を絞るヤブタと呼ばれる装置。冷蔵室の中で冷蔵管理されています。
フィルター1枚1枚が白く清潔。当たり前のことに感動です。
……と、いうのも、先日、このフィルターが恐ろしいほど真っ黒クロスケの蔵元があったのです。
冬に白くなる?はずはないと思います、野うさぎじゃあるまいしねー。
人の口に入るものを作っている製造業の皆さんへ。食品は何よりも清潔が肝心だと思います。はい。
遠心分離機です。布を使わず、高速回転で酒粕と酒を分離するマシン。雑味がない酒が絞れるとのことです。
蔵の説明によると「無加圧状態で、もろみから酒を分離するため、純米大吟醸もろみの本来持つ香りやふくらみ等の美点が崩れることなく表現されています」だそうです。
ホーローのタンクの周りに、細いホースをぐるぐるまわし、そこへ水を流してタンクを冷やすことがよくあります。旭酒造では、その上をアルミ素材でカバーしているそうです。こうすることでさらに熱効率が高まるとのこと。
このアルミカバー、見た目も涼やか。
たぷたぷ入ったもろみタンク。もろみがちょっと冷えすぎてしまったとかで、保温のための電球がかかってました。雰囲気あります。
お蔵内でミニカップつきの獺祭プチボトルを発見。なんでもこの辺のエリアでは、駅のキオスクで獺祭が売っているそうです。JRの駅で当たり前に売ってる酒が獺祭だなんてねえ。純米大吟醸ですからね。幸せな駅売店。
つづく
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