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December 10, 2015
日本一辛い(たぶん!)熊野の超ド級辛口どぶろく
先日熊野に行った時、写真↑は久保智さんの香酸柑橘「新姫」畑。寒くなり、果皮が、ややオレンジ色に色づき始めました。
熊野のといえば、以前から気になっていた熊野市ふるさと振興公社のどぶろく蔵を見学させてもらいました!
山道を車に揺られて到着したのは小学校。「ここです」と言われて口ぽかーん。建物はどっから見ても学校。なんでも、廃校になった学校の給食室を改造したとか
ミニサーマルタンク2台!
特区をとったのは熊野市長
右のタンクです!
左のタンク!こちらは仕込んだばかり。おしゃもじで混ぜてます。
こちらのどぶろくが、とてもなめらか、クリーミィで辛いクリアーな味。ここまでクリーミィなのはどうやって?と尋ねたら、出てきたのが、家庭用の小さなミキサー!
「えっ、こんな小さいミキサーで攪拌しているのですか?」
「そうなんです。買ってもらえないんですよ」
あわわ。手間かかってます。
酵母を尋ねたら、三重県の清酒酵母 MK-1とのこと。三重県工業研究所で分けてもらっているそうです。
冷蔵室もあり。設備バッチリ!
三段仕込みで、アルコール度数が17度と高い、漉してないだけで、強い日本酒ですわ。
設備的に、四季醸造できるそうですが、夏場は造っていないそうです。勿体ない。
分けてもらい、津市で開催された会議へ出席。その後の懇親会に持参しました!
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コチラの商品「なめらかどぶろく千枚田」
と、人の良さそうな名をしてますが
日本一辛い(たぶん!)熊野の超ド級辛口どぶろく★
もともと近くの大森神社で毎年11月23日におこなわれる「大森神社例大祭(どぶろく祭)」でふるまうお神酒がルーツ。
お祭では地元のコシヒカリを使用。商品のどぶろくは熊野の千枚田で栽培されたあきたこまち。
いろいろ試した結果、あきたこまちが、この地に向いていたとか。
どぶろくの醸造技術は、大森神社の総代3名で、代々受け継いでいるそうです。
商品担当のどぶろく杜氏は、その伝統の技術を受け継いだひとりで、今は熊野市ふるさと振興公社に勤務中。
というわけで年内最後の出張は11月26〜27日の三重県。
熊野で新姫の視察、そして津へ。懇親会で「なめらかどぶろく千枚田」を持ち込むの図。
皆さん、初体験という
そこで
「危険なほど、ガツン系のド辛口どぶろくですから!」とおことわりを
そうしたら、ひとくち飲んだ皆さん口々に
「本当だ!危険だっ!」と、楽しく味わってくれました
そこに、香酸柑橘・新姫を絞って飲んでもらいました〜。
どぶろくというと、なめらかで甘く、酸味があり、アルコール度数も低いものが大多数。そして、なんというか、日に焼けた古い畳のようなイメージ!?があります。
ですが、熊野のどぶろくは、ド辛く、酔ってしまう危険信号がバンバンの超辛口です。
日本で間違いなく最高に辛いどぶろくだと思いますね。
古い畳のイメージは皆無。きれいな味でド級です。アルコール度数が17度、いわば、どぶろく界のパンチ系です!
http://www.kumano-furusato.com/shop/doburoku.html
懇親会では、三重県の「作」「Z」「義左衛門」などが用意されていました。
そして、私の他にも持ち込んだ人が!
県庁職員で、神主の資格を有する山戸竜基さんが持ってきたのは
三重県の神社でしか飲めない「三重の新嘗」でした。
製造は宮崎本店さん、焼酎が有名ですが、清酒もあり(杜氏さん)。
ライトでクリーミィな白い純米酒「これはやさしい味がします」と言った人が。人間、何と比べるかですね。
それにしても、本当に危険なほど辛いですから。熊野のどぶろく。
http://www.rurubu.com/event/detail.aspx?ID=10621
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