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December 18, 2015
鯛の顎骨手ぬぐい
日本人が好んできたデザインは、縁起ものにあやかる図案が多いですね。
先日、大澤美樹子先生に教わったこの柄、いったい何だと思いますか?
「ブーメランみたい?」と先生
なんと「鯛の顎の骨」なのだそうです。
鯛は”おめでたい”の鯛、お祝い事に欠かせない魚の筆頭!
その鯛の骨の中で、もっとも堅いのが「顎の骨」だそうです。
魚市場で働く人達がこの文様を好み、「今も人気」と先生
こちらは先生がお使いの手ぬぐい。上は使い込んで色が落ちたもの。何度も水を通してやわらかになり、味があります!
また、手ぬぐいの本式はプリントではなく、「染め」ものですが、それは手ぬぐいを結んだ時、裏面が見えて、模様がないのは「粋ではない」から。 染めなら裏表ともに柄があります。
長襦袢の色、裏地しかり、日本人ほど、「裏」にまでこだわる民族も珍しいそうです。
「日本の美は、暮らしの道具から生まれている」とも教わりました。
二条城の襖絵しかり、お茶道具、器、暮らしまわりの工芸品に「美」が描かれてきたのが日本。西洋にあるような額縁に飾る絵ではなかったと。
唯一、飾る絵としてあるのが掛け軸ですが、季節に合わせてどんどん交換し、道具のように取り替えていく、それが掛け軸。
日本人の美の感覚、何もない美しさを愛でる。
石庭、茶室・・・素晴らしく高い精神性から生まれたものばかり!
そして自分の今の部屋・・・・
断捨離します!
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