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December 23, 2015
神亀酒造さん小鳥のさえずり
日本酒に目覚めるきっかけとなった酒蔵は、埼玉県蓮田の神亀酒造さんです。全量純米蔵の先駆け蔵で、並大抵ではない苦労をされた蔵。詳しくは「闘う純米酒」に記録があります。
その本の筆者・上野敏彦さんに話しを聞いた
blog→ 闘う純米酒・上野敏彦さん
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「小鳥のさえずり」に使う酒米は堆肥だけで育成した山田錦を使用。
鳥取県の篤農家、田中農場田中正保さんが手がけた酒米です。小鳥の「鳥」は鳥取県の鳥説も!
◎田中農場の酒米を使った酒 http://www.farm-tanaka.jp/products_sake.html
製造年月日は2009年5月
ラベルには「瓶詰め時を製造年月日としてありますが、マイナス10度の低温熟成(1〜3年間)をし、飲み頃をまって出荷しております。」ということは、2009年+1〜3年。
精米歩合50%。抜群の安定感をもつ、キレのよい、品あるおいしさが特徴。
先日、神亀の小川原専務に、”大吟醸2と小鳥のさえずり8”のブレンド燗を飲ませていただきましたが、その燗酒がすこぶる美味。目の前の和食がおいしくなりました。
12月19日の朝日カルチャー新宿教室「純米酒を識る 日本を味わう」講座に参加してくれた工藤恵美子さん。神奈川県山北町にある川西屋酒造店で蔵人をつとめます。
以下は恵美子さんのSNSより
「私が抱えているのは弊蔵のお酒ではなく、神亀酒造様の「小鳥のさえずり」です。
ご存じの方もいらっしゃいますが、実は弊蔵酒造部の要だった社員蔵人がこの10月下旬に急逝しました。
酒造期スタートまで10日足らずの時期に欠員、それでも川西屋のお酒を造り続けるため、いつもお世話になっている神亀酒造様の本当にありがたいご理解とご配慮をいただいて、ベテラン蔵人のHさんを期間限定で派遣していただいき、いまは酒造りをしています。
どこの蔵だって人手不足なのに、自蔵のベテランさんをお貸しくださる神亀の皆様の心持ちが本当にありがたく、そしてHさんご自身の目配り気配りしつつ、かつ骨身を惜しまず働いて下さる姿勢には学ぶところがとても多くて、ありがたい気持ちでいっぱいです。
。。。というわけで、昨夜は「小鳥のさえずり」の優しいお燗をいただいた後に、心からの敬意と感謝を込めての記念撮影。」
酒造りには様々な出来事が起こります。酒の味、すべては人の力でなりたっていることを痛感。元気で平和で、おいしく飲めることに感謝でいっぱいです!
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