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January 12, 2016
雨後の月蔵元・相原準一郎さんの二十歳へのメッセージ
高い酒質で定評ある銘酒「雨後の月」。醸造元の相原準一郎さんが、二十歳へのメッセージを書かれていました。新成人の皆さんが、最初の出会い酒がこの蔵の酒だったら「日本酒は臭くて嫌い」なんてことは「ないっ!」と断言できます。
成人式で美味しい日本酒のティスティングがセットできたら〜とも思います。または居酒屋さんはじめ飲食店さんで、純米大吟醸クラスを成人価格で提供など、あったらいいな〜と思いました。
それにしても相原さん、そんな過去があったとは、今回初めて知りました。
成人式をお迎えの皆様、おめでとうございます。
「二十歳」なんと素晴らしい年齢なのでしょう。
そして、お酒を飲むことができます。
私自身、二十歳の頃はお酒が苦手で、
酔っ払いが大嫌いでした。
17歳の時に父が急逝。
実家の酒蔵には山のような借金。
目の前に何の光も見えません。
当然、仕事はおもしろくなく全てが悪循環。
廃業しようと動いていました。
ところが、最後になるのかと出品した
全国新酒鑑評会で金賞をもらったのです。
しかも2年連続。
品質にこだわった日本酒は美味しい。
そんなお酒をお客様が喜んでくださる。
それから日本酒と真正面から向き合いました。
今では、日本酒が好きで好きでたまりません。
皆さん、美味しい日本酒を飲んでみてください。
そこには、黄金色の田圃を吹き渡る爽やかな風があります 。
太い梁が何十年も見守ってきた穏やかな時があります。
きっと、若い感性に静かな衝撃を与えてくれることでしょ う。
来年、還暦をむかえる私には眩しいばかりの「二十歳」。
これからの人生に日本酒が寄り添えることを心から願って います。
相原準一郎
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