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September 26, 2008
名ではなく味で勝負の品揃え 鳥取・谷本酒店
お店屋さんみたい! 箱ワインを購入。先日お邪魔した鳥取市の谷本酒店さんで発見。これは谷本さんの直輸入ワインです。
これで5リットル。「赤は特におすすめですね。サンジョベーゼならではのコクがあります。楽しめますよ〜」
ある意味、スーパー(な)トスカーナ!?
東京の老舗デパート、T島屋に勤めていた谷本さん。鳥取に戻り家業をつぎました。「斜陽産業の酒屋でしたから、違うことをしないといけないと。美味しいものは名前ではなく、味と言うのが自分のポリシー。お客様においしいものをお手ごろ価格で手に入れて頂いて、本当に美味しい!と叫んでほしいから酒屋をしている変な店長(笑)です」
とはいえ銘醸ワインの品揃えも見事。
ブルゴーニュ充実。もちろんミュジニーも。
アルザスのピノノワール、自然派ピノノワールもあり。アルザスは特におすすめとのことで購入。
ふふふ。
多種多様の銘柄ワインを飲み込んでいる谷本さんだけにその言葉は信頼できます。また、鳥取という地方でがんばっているから努力もいっぱい。
で、この箱ワインはなんと5リットルで3570円! 興味しんしんで買ってしまいました。
谷本さんを信頼するきっかけはじつは日本酒から。なんと大好きな神亀酒造のお酒が冷蔵庫の棚を占領しているのです。ときどき蔵元の小川原専務もいらっしゃるとか。
大古酒 ひこ孫「時のながれ」
これが置いてある酒屋さんは、全国でも数少ないと断言できます。蔵元との信頼関係があってこそ。
冷蔵庫の4段すべてが神亀の酒。蔵元さえも心配したという(笑)ほんとに変な店長!
説明もしっかりあります。写真右は郷土の酒、鳥取の地酒コーナー。鷹勇、日置桜、諏訪泉などなど。強力米使用の酒も充実してます。
世界のおいしい地ビールあり、焼酎あり、酒の肴あり。広々して買い物しやすい店内。県の人口が60万人をきってしまった鳥取県で大丈夫なの?という品揃え。最近、ネットショップを始めたとか。例の箱ワインは福岡のレストランから注文が繰り返しきているそうです。ネットは地域を越えますね。楽しい時間はあっというま。実家に一瞬帰るために谷本酒店をあとにしました。駅まで5分。
スーパーまつかぜに乗ると1時間で米子へ到着。意外に早い。そして境線で境港へ。
翌朝、9時米子空港発の飛行機で東京へ。
珍しく兄が空港まで送ってくれたのでパチリ。
びゅーん。米子からはB737-500。客室乗務員さんが救命ベストを着てみせてくれるタイプ。
翌日
到着! 箱ワイン。
かんぱ〜い。確かに色も濃い、味もある。サンジョベーゼ久しぶり。
外食が続いたので野菜ばっかり! ナッツ感のある菜種油や、にんにく、生姜、ハーブ、シャンパンビネガーをちょこっと使って赤ワインにあうようにしてみました。家のごはんはほっとします〜。
ワインラックを取り付けました。既製品ではちょうどいいサイズがなく、金物屋さんに作ってもらった特注品です。とっても便利! たまに頭に当たるけど(笑)グラス越しで見るキッチンの風景、ちょっぴり変化がでました。
Topics: shop, ご当地もの, 日本酒 | No Comments »
「一般に想像する箱ワインとは味が違います! ブラインドするとまずこの値段だと誰も思いません」
鳥取市生まれの佐藤央さんという女性がこのワインに惚れ込み、イタリア人のご主人と共にこのワインを売る店をフィレンツェに開いてしまったのだとか。市内在住の佐藤さんのお母さんからじきじきに売り込みを頼まれた谷本さん。「買ってあげたいですが、おいしくないと買えません。とはっきりいいました。それが飲んでみたら!!」