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日本酒の偏見NYのChizukoさんより

NY在住・Chizuko Niikawa-Heltonさんの記事を読んで思ったこと。国内でも、いるいるあるある話ではないでしょうか。「小さな蔵=いい酒」説を唱える方がいらっしゃいます。

こと日本酒と醤油に関しては、それが当てはまらないことを痛感しています。日本酒と醤油の小さなお蔵さんでは、大手さんから桶買いしている蔵もありますし。そんなに罵倒するほど大手を敵対視することはないと思うのです。

*とある地方で聞いた話し。
「あの◯◯蔵は、あんまり酒が売れないから2年に1回しか酒を造っていなかった。できた年はよくても管理がいい加減だから、だんだんマズくなって…。杜氏さんお願いするのも資金的に大変になり、とうとう桶買いするようになったんですよ。そしたら味が安定してね、ご近所さんからも”最近おいしくなったね〜!」と評判よくなったんです(苦笑)」



記事は以下より
↓ ↓ ↓

カッチーンな備忘録。これは、日本の蔵元様、酒販店様にもWARNINGになることだと思うので情報をシェアしたいと思います。(業界関係者以外の方にはつまらない内容かもなのでスルーして下さい。)

先日、私が土曜日深夜にひっそりやらせて頂いているお燗バー酒かりえんてに、1人の女性のお客様がお見えになりました。ネットで私のことを色々知って来てくれたとのことで、大変嬉しかったのです。最初はね。

お酒が進むにつれ、彼女も段々リラックスしてきたのか、最初の「初めて入ったお店での女性お1人様」の固さもなくなり、饒舌になってきて、少しずつ彼女が何のために来たのかが見えてきました。「NY在住歴が長く(14年?17年?)、今の日本酒ブームの流れで、とある小さな酒蔵の輸入を計画している。」という事。

そこまでは、まぁまぁ、ここ数年よく聞く事なのです。とはいえ、本当に出来ている人というのは一握りなのですが。

そこから、彼女の今の日本酒、業界に対する数々の偏見が見えてまいりました。以下、彼女が話した内容の要点。

1.3万石以上の蔵は地酒とは呼べない。なぜなら、全て機械が造っているから。ヤブタなんてもってのほか。

2.私が本当に地酒と呼べると思う酒は、今でも槽でしか絞らない酒。それ以外は認めない。

3.私が今度見学させてもらうことになっている酒蔵は20年くらい前は1万石だったらしいが現在1000石程度とのこと。(その割に、自身がビジネススタートしたら、ライバルとしてターゲットにしている対抗馬は5万石クラスの蔵ばかり、、、)

4.私の父親は、自身の出身県の有名銘柄1種類しか飲まない。他に沢山いいお酒があるのにも関わらず。(彼女が地酒とは呼べないと罵倒した銘柄のお酒。お父様の方がよっぽど地酒の意味をわかっていらっしゃる。)

5.酒米は育てるのが大変。食用米と違うんです。あなた知ってます?(えーっと、、、私に言ってる?笑)

6.あなたはなぜ秋田出身なのに、他の県の酒蔵と仕事するのか?それは田舎を裏切ってますよね?(私:NY秋田ゆかりの会理事としてボランティアで年に2回大人気イベントやってるの知ってます?ーーーお客さん:知りませんけど。私:私は秋田出身であることを誇りに思ってますが、それ以前に、日本人として祖国愛を大事にこの仕事をやらせて頂いておりますーーーお客様:そんなの範囲広すぎじゃないですか!?ーーーえ?キレてる?)

7.酒カクテルなんてありえない。でも、作るならどのタイプのお酒がいいのか?何 : 何 の割合で何と割って作るの?(何その質問っww 作りたいんかいっ!)

8.取りあえず日本酒を何もしらないアメリカ人の主人には有名な先生のクラスを取らせてパスした。その先生知ってます?(えーっと、、当たり前です。。)ちなみに、ご主人は美しい女性が舞を見せてくれる系のお店のバーテンダーだそう。(彼女いわく、そのお店のお客様で本格的なドリンクを求める人はほとんどいないとか。っていうか、お前さんがクラス取りなさい。。)

9.10年後か20年後には私も酒サムライになるのが当面の目標。(うーん、、心意気は買うけれど、、、汗)

10.まだ”色々”考えているだけで、取りあえずこれからだが、帰国した時に、潜り込める業界関係者イベントや酒蔵は見学させてもらうつもり。

11.日本政府批判。(たまに見るYahoo!のトップニュースレベルで得た知識をふんわり披露するのは止めて下さい。。)

。。。。。。。。

他にもまだ色々ツッコミどころはあったのですが、まぁ、ざっとそんなところ。

笑顔で、全部ヤブタで絞ったお酒の燗酒出してあげて、彼女、全部美味い美味いと飲んでましたけど。笑
しかも、散々罵倒していた銘柄のお酒を銘柄伝えずに出してあげたら「美味しいですね、これなんて言うんですか?」って。笑

とにかく、それはそれは、ツッコミどころ満載なお客様でした。。。
しかも、閉店時間になっても、お会計を終わってからもなかなか帰ってくれず、かなり手こずりました。。。

今、蔵元さんでも、輸出に前向きでもいいパートナー探しができていなくて悩まれている方もまだ沢山いらっしゃると思いますし、上記の方がもしかしたらいいパートナーになる可能性もないこともありません。

ですが、ここ数年、私のところにも、”にわか日本酒ビジネス乗っかりたい” 方からの問い合わせが増えています。もちろん、きちんとコンセプトがあって、信頼できる方であれば、私なりに返答させて頂きます。でも、もし、「私、新川さんと”お友達”です。」と言って、NY、もしくは他州や他国からでも見学や業界関係者イベントなどで潜り込もうとする人がいたら、取りあえず、1度私にご一報下さい。

特に、蔵見学に関しては、大事な造りの現場に入る訳ですから、信頼と細心の注意が必要です。もちろん、私も沢山のレストラン関係者や日本酒販売に携わる方達を色々な蔵元さまに御案内してきましたが、必ず注意点、見学シーズンのスケジューリング、いかにリスペクトを持って見学しなければならないのかを責任持ってお話してから繋げております。

これから、ますます海外在住の方が日本へ観光だけではなく、一攫千金ビジネス目的で色々なことを考える方も多いと思います。
それを悪いとも思わないですし、咎めるつもりも毛頭ありません。ですが、間違った知識、偏見、他社の悪口、そういったことを平気で披露される方は、やはり信用できませんし、私が大切にしている蔵元様をはじめ、業界関係者の方達にはお繋ぎすることはできません。
どうか、海外に販路を求める蔵元様、酒販店様、パートナー選びは慎重になって下さいね。

気まぐれに、割烹着着てゆる〜くお燗つけさせて頂いておりますが、気持ち的には、勝手に「NY酒業界の遠山の金さん」でやらせて頂いております。あんまりなめたこと言ったり、やったりしてたら、あたしゃ許さないよ!(あ、これは浅香光代か。爆)

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instagram Chizukoさん、お店はsakecaliente です

A weekend pop-up hot sake bar at Azasu in LES by @sakechiz. Sat 11pm-2am only. 49 Clinton st NYC. 212-777-7069
www.instagram.com/sakechiz/
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