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April 25, 2016
SALUS 5月号で日本酒の見つけ方
SALUS 5月号で、「おいしい日本酒の見つけ方」について取材を受けました。
スーパーの日本酒売場では、いい酒とツライ酒(合成清酒など、米・米麹以外の原料が添加されたもの)が、一緒に並ぶため、初めて日本酒を選ぶ人には難しいのです。
日本酒は「米と水」だけが原料というとわかりやすいのですが…。
今、販売されている8割の日本酒には、「醸造アルコール」が添加されています。
「醸造」アルコールという名前なので、ほとんどの方が「醸造酒」と思っています。
なのですが、醸造アルコールは「蒸留」酒で、ホワイトリカーのようなもの(と、セミナーでお伝えすると皆さんビックリ。「えっ、日本酒じゃないんですか?」と)
昔は「醸造用アルコール」と明記されていましたが、今はなぜか「用」を省いて表記して良いことになってます。
わかりにく〜い
醸造用アルコール入りの大吟醸の味が、悪いわけではありません。
高い大吟醸と安い酒、両方に使われているため(酒質向上 or 水増し?)、こと海外の方には?のようです。
日本酒の原料は「Rice&Water」
とだけいえば、その後の田んぼの話や、水源含む環境の話にスッと入り、その土地の自然背景がダイナミックに伝えられます。
醸造アルコールの質問があると、その説明に時間がとられるため(何しろ、突っ込みどころ満載! どうして入れるの? どんなアルコールなの? どこで造っているの? 原料は何? じゃ、入れない酒があるのはナゼ?)、肝心の地域の話に入るまで時間がとられるのが難…と、私は思っています。
ワインはブドウだけ
ワインにアルコール度数の高い蒸留酒を加えたのものは「シェリー酒」(酒精強化ワインまたはフォーティファイドワイン)となるように、日本酒も定義分けしてほしいのです。
日本酒と呼べるのは米と水だけ。他は清酒とか……。
また、日本酒の「辛い」(「ツライ」ではない…)が、わかりにくいこともお伝えしました。詳細は記事を
東急沿線の方、フリーペーパーですので、見つけたらお手にとってくださいね。
その他の特集も「調味料選び」が、なかなか面白い!
特集記事で紹介された味噌に、私が昔から大好きな「まるや 有機八丁味噌」と「海の精 玄米味噌」も登場。HP内で味噌の紹介もあり→ http://salus.jp/
このお味噌たち、そのままお酒のつまみになります(笑)
◎2009年に「純米酒BOOK」を出版しました。
当時から「1日1合 純米酒」を唱え続けております。いえ、もっと飲んでますけど(笑)
http://www.yohkoyama.com/archives/9690
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