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May 7, 2016
70歳で開店!蕎麦・兼続庵
先日、偶然入って感激した六日町・坂戸山ふもとのそば処「兼続庵」さん
枝吉そば生産組合の蕎麦を使用。無肥料、無農薬のもの。
そして自家製粉
店に入ると、ふすまに壁にメッセージがたくさん!
あちこちに、貼ってあります。
お品書きは
お品書きその2・飲み物
地酒とは?
天地人、兼続、景勝とは?
いったいどんなお酒なのか皆目見当つかず、検索してみると、同じ銘柄で大吟醸あれば、そうでないものもあるようで…。
お店の方に「純米酒はありますか?」と聞いてみました。
すると
目の前にこの一升瓶がドドドンと3本並び
「好きなの選んでください。全部でもいいですよ(笑)」とお店の女性スタッフさん
瓶を触ると、どれもよく冷えています。管理はバッチリ☆
全部というのは冗談だと思いましたが、飲んだことがない「兼続」を10ccほどいただきました。さっぱりすっきりのカライ系…。
そこで飲んだことある地酒「鶴齢」さんをチョイス。一升瓶は新品、自分で開栓しグラスに注ぐの巻
先にいただいた10cc分を減らして注いでみたの図
お酒と一緒に、素敵な「お新香盛り合わせ」もとどきました。
蕪ときゅうりの浅漬に、甘酢らっきょう漬け!
自家製ならではのパリポリさわやか美味!たっぷりあって食べごたえあり。こういうお通しなら大歓迎!
温かい蕎麦と天ぷらが到着!
お蕎麦には、青菜のおひたしと大きな煮豆、柑橘つきです。
新潟の蕎麦のつなぎというと「ふのり」ですが、こちらのご店主が発明したのは
ふのり+「苧(からむし)」+キノコエキス
その「苧」の葉は、天ぷらにもなって登場
手前の鉢が「苧」だそうです。
http://www.joshi-ryoku.jp/index.php?id=66
天ぷらは植物性のみにしてもらいました。
本当のネタは
↑こちら
エビが不要だったので、「山菜や野菜だけで」とオーダー
先ほどの女性スタッフが感じ良くこたえてくださいました。
ごはんにも興味があり、おむすびも注文!
この日は有機栽培米という。もっちりツヤツヤ!
梅干しがおいしくて、追加オーダー
女性スタッフが育てた梅を、こちらのお母さんが漬けた自家製梅干しという。
こちらが、もりそば!
大盛りをお願いしたら、とんでもなく凄い量でした
シコシコとした味のある個性的な蕎麦!
最後まで、コシがあり、ヘタれません。いや〜食べごたえあり、おもしろい!
「一句」や「こころざし」など、店内あちこちの文章、読んでいて飽きません。
兼続庵のオリジナル!ブレンド。新潟で蕎麦のつなぎといえば「ふのり」が有名ですが、こちらのご店主が試行錯誤のうえ、独自に開発したのが、「苧」ときのこエキス。添加物ナシ
蕎麦は地元の枝吉そば生産組合のものだけ
蕎麦畑の写真も
蕎麦には、大きな煮豆もついてきました。
それを食べ終わって底を見てみると
「愛」
の文字が
ご店主の奥さまが登場!
なんでも、規格外のエノキをくださるという。
話をうかがうと、ご店主、元はエノキ栽培に携わっており、それを息子さんに譲り、70歳のときに、蕎麦店を開店。今年で7年目という
70歳で始めた蕎麦店!
兼続庵=かねつぐあん
奥さんがご主人のことを話てくれました。
ご店主、7歳のときに戦争でお父さんを亡くし、7歳からお母さんの仕事を手伝う人生だったと。勉強が好きで、学びたかったものの、進学の夢がかなわず…と奥さん。
社民党の町議もしていたという。
戦争ぜったい反対!
そのメッセージが、店内に書いて貼ってあったのです。
帰る時、ご店主ちょうど、蕎麦打ち中
見ていたら扉があいて
ご主人登場! 2ショットパチリ☆
お話いろいろ聞かせてくださいました。
70歳で始めた蕎麦店。人生の新天地へチャレンジ!
蕎麦は地元の蕎麦のみ、独自ブレンド
「知り合いから、70は隠居の年だぞ~と言われましたがね。こう言い返しました。人生100歳、あと30年もある。君は30年間、 何もしないのか?とね」
カッコいい!
背筋まっすぐ、仕事がテキパキ早そうです。
その苧で織った暖簾を、開店祝いにお友達が贈ってくれたそうです。
「愛」の文字入りの小鉢もお友達からのプレゼントとか。
人生を働きぬくこと。
地域の農産物を活性化させること。
勉強になりました!!!
●「兼続庵」ご店主ブログ
http://kanetugu84.exblog.jp/
新潟県南魚沼市坂戸117-子
電話 025-772-7371
11時~14時30分
木曜休み
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◯いろんな方の「兼続庵」レポ・ブログ↓
http://joshi-ryoku.jp/blog/?p=24442
http://sobajin.toured.jp/niigata/20140526235153.html
http://blog.livedoor.jp/roppomap/archives/8000515.html
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◎六日町の夜は、季節料理「大」さんがおすすめです!
http://www.yohkoyama.com/archives/78748
Topics: shop, ご当地もの, 日本酒 | コメントは受け付けていません。