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July 8, 2016
松田美智子先生の梅純米酒work shop
尊敬する松田美智子先生が開催するCOOKING CLASSのworkshop。2016年新設の日本酒部門をお手伝いしています(すでに満席〆切)
センス抜群で、クオリティが高い先生の料理に、合わせる日本酒(=純米酒のみ)
汗が吹き出すようなご依頼で、毎回それは真剣に選んでいます。
6月12日(日曜)レギュラーの教室以外に、シーズン番外編がありました。
「純米酒で漬ける梅酒」
「純米酒」で漬ける梅酒、しかも「無糖」で。そして「無糖の梅酒」を使った料理の提案も!しかも、今回のレシピは、デザートではなく料理!これが素晴らしかったです。
漬ける梅は、先生が選んだ無農薬栽培の奈良県産「龍神梅」
漬ける純米酒は、兵庫県・竹泉さんのアルコール度数20度の超辛口純米酒
「龍神梅」水洗い中。この後、水分をふきとって準備OK
↑生徒さんの人数分がセットされたキッチン、壮観です!
梅酒というと、漬け込む容器は、赤い蓋の広口瓶が定番です。「あの瓶を部屋に置きたくないでしょ」と松田先生。
先生が選んだメーカーはWECK!こんなサイズがあったとは〜
http://matome.naver.jp/odai/2136296890730957101
今回使った純米酒の酒米は、兵庫県産山田錦100%
もちろん、このまま飲んでもおいしい純米酒。商品名は「超辛口」ですが、米のうまみもしっかり感じられるキレの良い味(このお酒のいい点は、開栓しても悪くならず、お燗も美味☆)
梅酒にするベースは、「そのまま飲んでおいしいこと!」これにつきると思います。
無味無臭のホワイトリカーでは、飲む気にもなりません。
シンプルゆえに原材料が味に出ます。いい素材を使わねば勿体ない!
●竹泉さんでは、この純米酒を使い、マイナス5度で長期熟成させた梅酒も販売しています→ http://www.yohkoyama.com/archives/55788
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◎家庭で「純米酒」で梅を漬ける場合、アルコール度数20度以上で漬けないと法律違反!
●自家醸造について 国税庁HPより
1 米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでんぷん又はこれらのこうじ
2 ぶどう(やまぶどうを含みます)
3 アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす
根拠法令等:酒税法第7条、第43条第11項、同法施行令第50条、同法施行規則第13条第3項
今回、私も参加して漬けました!
梅純米酒作り、それを使った料理の説明する松田美智子先生。いつもスリムでお洒落!
そして毎回、テーブルコーディネートが楽しみです。
6月のテーブル↑
SMLの3種類がセットされたプレート。凛としてカッコいい
☆松田美智子先生はalfrexでもイベントを開催しています。
http://www.arflex.co.jp/topics/20160516/
皆さんにティスティングしてもらった梅酒たち。すべて純米酒で漬けたものばかり。
●兵庫県 竹泉さん「超辛口 山田錦 純米原酒」、「竹泉 山田錦 純米酒仕込み梅酒」(山田錦70%精米、兵庫県産南高梅・玉英梅使用)
●茨城県 月の井酒造店さん 月の井オーガニック梅酒(美山錦80%精米、奈良県「南高梅」使用)、月の井赤い恋梅(茨城県産「露茜」使用)
露茜→http://www.naro.affrc.go.jp/patent/breed/0400/0402/001246/
●千葉県 木戸泉酒造さん afs UME FLAVOR (千葉県産青梅使用)
●岡山県 酒一筋さん 「酒一筋 純米梅酒」(岡山県産雄町米・鴬宿梅使用)
●奈良県 久保本家酒造さん「梅酒 きもと純米酒漬け」
・奈良県宇陀市・久保本家酒造 飲みたいんだから真剣
・奈良 生酛のどぶ!久保本家酒造
●鳥取県 梅津酒造さん「野花」
甘みは、無糖、てんさい糖、はちみつなど様々。そして古酒まで、バラエティ豊かにティスティング
淡いグリーン色でまとめられた松田美智子先生のレシピ「夏野菜の純米梅酒漬け」。煮切った無糖の梅酒で、味わい爽やか!
無糖の梅酒を料理に使うと、クエン酸がきいた独特の清々しさが加わります。なるほどでした!
梅酒のきれいで爽やかな風味が味わえる「梅酒ご飯」。土鍋炊きです。土鍋は先生オリジナルの香味鍋で、ふっくら美しい炊きあがり。このまますし飯にもよさそう。お料理はこの他にも披露あり。
”甘くない純米梅酒”は、梅酒の可能性を広げます。
今の梅純米酒は、酒米・梅の種類も様々。そして糖類の添加有無。糖類の質もバラエティ豊かです。
お教室終了後に、松田美智子先生とパチリ☆
毎回、学びが多い先生のwork shop!
日本酒ができること、役割使命、まだまだたくさん!
次回のテーマも頑張ります
漬け込んだのは20160612で、写真は20160704 ↑
お楽しみはコレからです〜(普段はボトルに布を巻いて日光を遮断)
先生のおすすめは、”梅をケチらず、贅沢に、エキス分濃く漬けること”
料理には、その方がいろいろ使えること。
梅酒が完成してからでは、薄めることはできても、濃くすることはできません。
飲む時に、濃いと思ったら、純米酒や炭酸で割って飲めばよし、甘みは好みのものをその時に合わせて入れたらOK!
いい梅、いい純米酒、いい熟成!
純米梅酒!可能性がぐんと広がりました
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◎私は先生の「自在道具」のファン。使い込むほど愛おしくなる道具ばかり。しかもキッチンに置いていて気持ちいい!これ大事なことですね ↓
http://www.m-cooking.com/cookingitem/jizai/
Topics: cooking, セミナー, 日本酒 | コメントは受け付けていません。