ひとつ前のblogの続き。サツマイモは、ベニアズマ、鳴門金時、五郎島金時、安納いも、シルクスイート、アヤコマチをご用意。これを蒸して、品種当てクイズを実施!
私が写ってる写真は参加の皆さんのパチリ☆ありがとうございます!
サツマイモってスゴイ!
サツマイモは優等生! なぜなら、食料自給率94%(カロリーベース。ついこの間まで100%) 日本の火山灰土壌でもよく採れて、施肥をたくさんせずとも、ムリなく栽培できる環境保全型野菜。
玄米に多いビタミンB1が含まれ、脚気予防にも! 江戸時代の流行り病の脚気。白米ばかりを食べたせいとか。その時、江戸で人気を得たのが焼き芋屋! 甘くて手軽でいいおやつだったのは勿論。不足気味の ビタミンB1やビタミンC、カロテン、カリウム、食物繊維を補ったからという推察も。栄養学がない時代、何を食べたら体にいいか。感じ取って食べていたと思います。 サツマイモのビタミンCはりんごの10倍とも。豊富なデンプン質のおかげで、加熱しても壊れにくい!
そして、食物繊維も豊富で美容にも良い!と優れた魅力が満載!
〜サツマイモってスゴイんです!〜
サツマイモは優等生!
なぜなら、食料自給率94%(カロリーベース)
その理由は、日本の火山灰土壌でも、肥料を多く必要とせず、ムリなく栽培できる環境保全型野菜。農薬や化学肥料を使わず育てられるので、環境汚染の原因になりません。草取りも不要。しかも、茎まで食べられます!
玄米に多く含まれるビタミンB1も含まれてヘルシー! 脚気予防にも。
脚気は、江戸時代に流行った病気で、白米を食べだしてから急に発生。江戸で多発し「江戸わずらい」と呼ばれていました。
その時、江戸の町で、人気が急上昇したおやつが、焼き芋!
甘くて手軽なおやつで大人気に。各町内単位で焼き芋屋さんが出来たそうです。
おいしくて食べごたえがあるので、人気も納得ですが、白米で、不足気味になったビタミンB1が摂れ、ビタミンC、カロテン、カリウム、食物繊維も補え、脚気予防&不調が改善されたからでは…という説も。
栄養学が発達していない時代、何を食べたら体にいいのか。足りないものを感じとって食べていたのかもしれませんね。
サツマイモのビタミンCはりんごの10倍。加熱しても減りにくいのは、豊富なデンプン質のおかげ。
食物繊維も豊富で美容にも良い!
畑で無理なくできて、栄養もとれる。甘くておいしい!と、魅力いっぱいのサツマイモ。
デンプンがとれるので、はるさめや甘味料、焼酎原料にも重宝。
いくたびかの飢饉も、サツマイモを栽培するようになって、生きながらえたのです。
今、我々がこうしているのもサツマイモのおかげ!
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最初に出したおつまみプレート。
サツマイモのフムス風、パクチーを入れたサラダなど、サツマイモを使って甘くないおつまみ!砂糖は一切不使用。塩小豆も添えて
お芋県!茨城から、月の井酒造店の坂本敬子さんが顔を出してくれました。
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敬子さんのおすすめは、「月の井 特別純米 オレンジラベル」徳島県産の阿波山田錦使用。そしてオーガニックの「和の月 80%」、ALL茨城にこだわった「彦市」は、敬子さんの長男、八代目蔵元の坂本直彦さんが手がけた「地元一貫造り純米酒・彦市」(坂本家は、代々「彦」を継ぐそうです)
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敬子さんに教わったのは、干し芋は出始めるのはこれから。今出ているものは大手さんの冷凍品が多いそうです。おいしい農家さんの干し芋は要予約で争奪戦だそうです。
「今、干し芋で人気の品種は「紅はるか」や「安納芋」だけれど、茨城では昔から「タマユタカ」が定番。表面に粉がふいたものが絶対おいしい」そうです。
なのですが、色味が悪いので、人気が減っているとか。
確かに、知らない人は粉がふいた白いものをカビ!?と勘違いする人も。
だからか、最近は粉をふかせなかったり、オレンジや赤い色の芋を使う傾向が強いようです。買い求めたお店でもそうでした。ひとくちに干し芋といっても様々です。敬子さん、勉強になりました。
いいお芋とお酒を選んでとっている敬子さん、とても美人さんです!説得力ありました。
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敬子さんと、刀禰さんと私。じつは同い年の3人☆
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手にしたお芋はベニアズマ、理恵さんこれを見事に当てました
そして
お酒でサツマイモ会に参加してくれた三重県伊賀の森喜酒造の森喜るみ子さん!
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「るみ子の酒」こちらのお蔵は、全量純米蔵です。
「サツマイモにあう酒はこの2種類!」と森喜るみ子さんがセレクトしてくれたのは
●るみ子の酒「伊勢錦」
●山廃雄町 るみ子の酒
「伊勢錦は伊賀の契約農家さんに減農薬でつくってもらったもので、しっかりした味と酸味があります。山廃雄町は味の膨らみもありながら、すんなりと飲めます。どちらも48~50℃がよいかと思います」と、森喜るみ子さん
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お酒の裏ラベルです↑どちらも、蒸し燗酒で温かくじっくりと楽しみました!
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森喜るみ子さんと昔、こんな会も (懐かし〜)↓
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ティスティングしたサツマイモは5種類!
紅東=ベニアズマ(千葉)、鳴門金時(徳島)、五郎島金時(石川)、安納いも(鹿児島)、シルクスイート(千葉)、アヤコマチ(千葉)です!
西日本で名高い、鳴門金時はJA里浦の「里むすめ」を。また、 五郎島金時は加賀野菜に認定の石川産を。鹿児島種子島産の安納いもは”おやつサイズ”でまるごとを。シルクスイートは品のいい甘みが特徴で、アヤコマチはカロテンが多い黄色い肉質品種!個性いろいろ☆
それぞれ、蒸したてを食べてもらいました!
画面いっぱいに並んでいるのは、すべてサツマイモの品種!
昭和60年以後の品種名を紹介。品種名がそれはいっぱい、それは楽しいものばかり。
↑これは、カロテンが豊富な、高カロテンサツマイモ「アヤコマチ」。別名オレンジ芋。透き通るような肉質で、甘みも強くしっとりジューシィ。ポリフェノールたっぷりなのも嬉しい。
町田の酒舗まさるやさん一押しの鹿児島県「芋かりんとう」白砂糖と↑黒砂糖、高知県の芋けんぴ(写真左)と食べ比べも。
紫芋チップス!写真右は金丸裕子さんの楽しい組み合わせから、サツマイモと小豆!
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お酒は天洋酒店さんから取り寄せた秋田県の白瀑「山酛 山廃仕込み・純米酒」も。すいすいっと飲める、かろやかで米の甘みもある飲み飽きしないおいしさ。山本友文さんらし〜い可愛い味のひやおろし!
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きなこのような香ばしい風味、無添加で、ほの甘さは糖化によるもの。海外産のライスミルクよりずっと美味。原材料は山田錦と水。以上! 遺伝子組換えの心配もなし。使っている米は、山田錦だけですから。もちろん、ノンアルコールです。
↑オンジャパンカフェ主宰の原田有紀子さんが超気に入ったライスミルク+塩小豆入り!カフェのメニューにオンリストなるか!?
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「こんなにいっぺんにサツマイモを食べたことはありません…」と口々に皆さん(笑)
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追記・サツマイモはデンプンもとれる話し
鹿児島の「だご汁」のだごは、小麦じゃなくて、サツマイモデンプンなのです。
お芋は、焼き芋、蒸し芋、芋かりんとうだけでなく、焼酎の原料になり、デンプンとしても重宝。
鹿児島県・大海酒造の山下正博さんに教わったのは、サツマイモデンプンで出来た「だご汁」でした!
当地では飲んだ〆は、ラーメンではなく「だご汁!」これは、もう、衝撃の事実でした。
日本は広いな大きいな。 団子は小麦や蕎麦だけじゃないのです。
日本の大地で、無理なくたくさん作れる野菜、サツマイモ!
ビタミンB1、ビタミンC、カロテンも多く、食物繊維も豊富。
茎もおいしく食べられる!
飢饉に超強いサツマイモ!
サツマイモの食料自給率(カロリーベース)は94%!エライ!
サツマイモが甘いので、漬物も用意。これは、スダチ果汁を使った白菜漬け
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サツマイモの食料自給率は94%
米・純米酒は100%!
いいことだらけの!日本が誇る素晴らしい食材
お米とサツマイモ\(^o^)/