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September 24, 2009
藤田千恵子さんのmini醗酵リンク「田んぼから始まる酒造り」その3
昨日のつづき。mini醗酵リンク「田んぼから始まる酒造り」第二部の開始です。 会場は引き続き、足湯施設併設のガーデンハウス神楽坂さんの板の間。
乾杯の挨拶はdancyuの里見美香さん。
皆酔っぱらう前に、お酒の説明をする蔵元おさんかた。
青島さん、橋場さん、奥さん。
いよいよ〜。
まずは、いづみ橋さんの純米酒。海老名産「亀の尾」のお酒です。
ひと口にお酒といっても、米もいろいろ、味わいさまざま!
神奈川県産「神力」のお酒。ひるちゃんがケニーさんに注ぐ。
その神力の写真を橋場友一さんが送ってくれました。
「9月24日、農家さんたちと田んぼを回りました。今年は、前半は涼しく雨もちょっと多かったのですが、8月は暑く、9月からはぐっと秋らしく、昼夜の温度差があったので良い米になりそうです。「神力」収穫はまだまだで10/15頃。ピンク色のノゲ(モミの先にあるトゲ)が特徴です」
ノゲがピンク!なんですと。
お料理はガイアからケータリング。
おむすびとコロッケ。糠漬け。
お野菜いっぱいのお酒にあう料理がぞくぞくと。
そして皆が味をみに立ち上がりました。
秋鹿さんは20種類近くのラインナップ。
「飲んで感想を」…とアンケートつき。しかし、奥さん、はっきり言って多過ぎますっ。
ラベルの字は奥さんの直筆、達筆です。
とはいえそんなにお酒は強くない奥さんなのでした。
秋鹿の奥さん、私と伊藤宏子さん、正木さん。
そして青島さんブース。
右から松崎先生、青島さん、美香さん、ひるちゃん。
泉橋の橋場さん、米づくりを通しての考え方を聞きました。以下の緑文字は橋場さんの考えです。
酒米はなにかいいのか、どれがいいのか、その答えにかなったのが地元、海老名の山田錦です。試験栽培、試験醸造を繰り返し、その結果5年の歳月を超え、2000年に発売。この背景には、海老名しいては、神奈川県の自然や農業環境を背負っての発信でした。
自分の子供を育てるように蔵の酒を醸したい…と考えるとき、どのような食事(酒米)を取らせようか必ず考えるはずです。健康な良い子にすくすくと育ってほしい。そうなると食材は食品添加物などを含まないもの、そして、何処の誰が作ったのか、わからないものではなく、できれば知っている生産者が作ったもの、そして何よりも信頼のおける、そして、自分で責任をもてるものでなければならないと考えます。
ところが、現在の日本酒醸造においては、とにかく一生懸命酒は造るのに米は与えられたものを黙って使用し、できた酒のみの良し悪しをいっているのが現状です。昨年と同じように造ったのに何故か昨年に比べて劣っているということがよくありますが、もしかしたら米が昨年と違うから味が違うということが大いに考えられます。
酒の技術は国税局で、酒米栽培技術は農林水産省で管轄し、お互い切っても切り離せない大切なもののはずなのに、何故か分離している。こんな国の体制が現在の酒蔵にはそのまま反映されています。
日本の国旗(日章旗)を決めるとき、もとになった日本人の根本思想。”5つの恩と恵み”を大切に暮らしていこうと考えます。1つ目は太陽、2つ目は自然、3つ目は先祖、4つ目は友、5つ目は師。この思想を常に大切にする酒蔵でありたいと思っています。
そして、楽しい時間はあっという間。残念ながらお開きの時間となりました。〆の挨拶をする千恵子さん。素敵な会!ありがとうございました。
そして、外再び。
横須賀の掛田商店の薫さんです。久しぶり〜。
(この現場を見たという某新潟蔵、アベさん。こわがらず声かけてくださいっ)
会終了後、外で再び、ドリンキングtime
千恵子さんのお嬢さん、かわいいこりんちゃんです。
そして二次会は、現場から徒歩10秒の伊藤宏子邸へ。
どうもおつかれさまでした! 再び乾杯。
宏子邸キッチンにて。皆さん、おつかれさま。ありがとうございました。
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