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February 28, 2017
2月21日は湯沢で秋田の伝統野菜「三関せり」の講演
三関せり
一番の特徴は、この白くて長〜い根にあります。
これこそがご馳走!
こんな長い根を持つせりは、三関だけでしょう。
と、いうことは世界でイチバン長い?
今回は、湯沢市さんからのご依頼でしたが、「あきた郷土作物研究会」さんともジョイントで、秋田市から参加の方もいらっしゃいました。
写真↑↓は会のfacebookからお借りしました。
https://www.facebook.com/akikyo/posts/1891136554434972
https://www.akikyo.net/2017/02/07/2月21日-火-秋田の伝統野菜-三関セリ-産地をたずねる会/
2月21日(火曜日)三関地区の圃場は、まだまだ雪で真っ白です。元は田んぼで、減反対策で「せり」栽培のハウスに。
雪中ハウスの中は、三関せりの最盛期
膝近くまで水に浸かっての作業。その水が、冷たいのなんの(だから、根がゆっくり深く、長く育つ)長靴では事足らず、作業には、ウエーダーを着用。
ハウスを出ると白い世界!
雪が横殴りに降って顔に当たると痛くて、さぶっ、さぶっの図
(どんだけ自撮り下手)
三関せりは、豊富な山からの冷水で、丁寧に洗われて出荷されます。
長さが揃わないものは、ブランドではなく、ただの「三関のせり」に。
三関せり出荷組合の箱。
JAこまち・・・新幹線でも、なんでも秋田は「こまち」が付くようですが、ここ湯沢は、本当に「こまちの出身地」なのだそうです。
箱の左側に「露地」と「ハウス」の表記がありますが、雪が降り積もるまでは、露地栽培で、雪が降り積もったら、ハウス栽培とリレー、圃場も変わるのでありました。
今回、視察させていただいた副組合長の奥山農園、奥山やすこさんとパチリ⭐️
奥山農園ファミリーとチーム「せりこまち」
そして会場の湯沢グランドホテルへ
講演会のタイトルは
「寒冷地の気候風土と情熱が生んだ
伝統野菜三関セリの魅力とは
〜ブランドの価値と、これから〜」
であります。
三関せりの一番の価値はどこにあるのか?
飲食の現場では、どのように提案されているのか
写真は大好きな「おもろ」さんの「三関せりおひたし」
http://www.yohkoyama.com/archives/83184
その言葉で魅力を表しているのか?
県内一の酒米生産地であり、お酒どころである湯沢、
良い酒と、どう合わせるべきなのか?
などなどお伝えしました。
そして
講演会の後は、お待ちかね!
秋田の伝統野菜「三関せり」を食す会!
三関せり出荷組合・石成組合長の挨拶でスタート
JAこまち代表理事組合長の井上善蔵さん。歌舞伎役者さんみたいです。
郷土料理は「せり焼き」です↓焼きといっても蒸し煮のような感じ?
http://ja-komachi.jp/publics/index/293
会場内で、ホテルの料理人ではなく、生産者さん自らが腕をふるってくれました!
茎と根の天ぷら、噛みしめるほどに美味!
1本漬け(迫力満点ですが、やや食べにくい)
独創的なメニューも色々
名人が育てた三関せり!根の長さに注目
お酒は地元の「両関」
ニラの代わりにせりを入れた餃子
あきた郷土作物研究会の秋田県立大学生物資源科学部の櫻井健二准教授
湯沢市長の齊藤光喜さん
私のお隣、市長さんと井上さん。
湯沢はイケメンズが多いですね。
それを地元の人に言ったら「美人のふるさとは、お母さんだけじゃなくて、お父さんも美男子だから」そりゃそうですね。=こまちのふるさとは美形が多いということ
私の左隣、秋田県雄勝地域振興局の三浦泰茂局長。
知り合いの家の近くに住んでいてびっくり!
嬉しい!本を持参してくれました ご主人と永楽食堂で会ってお話ししているという。世間は狭い。
謎のOKポーズ!(笑)
左はあきた郷土作物研究会の吉尾聖子さん。私の秋田伝統野菜の先生で、色々教えてもらっております。右は高岩商店・地酒屋&カフェTAKAIWAの高橋まゆみさん。2人が偶然、オレンジ色!
◉TAKAIWA訪問ブログ→ http://www.yohkoyama.com/archives/73677
皆さんでパチリ!
皆さま、楽しい時間ありがとうございました
⦿「三関せり」地域団体商標登録へ
http://www.tohoku.meti.go.jp/2004_tokkyo/topics/pdf/140408.pdf
「三関せり」 について (みつせきせり)
〜以下、引用〜
出願番号:2013-017327
出 願 日:平成25年2月26日
出 願 人:こまち農業協同組合 (秋田県湯沢市北荒町5番8号)
指定商品:31類 秋田県湯沢市三関地区および三関周辺地域で栽培されたせり
産地概要: 湯沢市三関地区は秋田県のほぼ南端に位置し南方に東鳥海山(標高777 m)を望み、それに連なる500m級の山を直ぐ背に受け、一級河川雄物川に 沿って形成されている土地で山の麓から湧きでる豊富な水に恵まれセリの栽培には最高に適した土地です。
三関地区はサクランボの産地としても有名ですがセリの栽培もかなり昔から行われ、江戸時代から始まったとも言われております。
約50軒の農家が「三関セリ出荷組合」を結成しJAこまちを通して主に秋 田県内に出荷しています
特長: 葉が大きく、深みのある緑色で茎もしゃきしゃきした歯触り感が良く、セリ 独特の匂いもほどよくあり、全体的にサクサクした食感は「三関セリ」ならで はのものです。
また何といっても、真白で長く伸びた根が「三関セリ」の特徴で、葉から根 まで大変おいしく食べることができます。
本格的な収穫は10月頃から始まり厳寒期を通して3月頃までです。
露地栽 培、ハウス栽培とリレー的に出荷しており新鮮な良いセリを出荷し出荷先からは多大な好評価をいただいております。(年により収穫時期が1~2ヶ月長くなる年もあります。) (出典:こまち農業協同組合HPより)
【参考】 「せり」が地域団体商標として登録なるのは初
・東北経済産業局管内において登録となっている地域団体商標(野菜)
青森県:たっこにんにく(田子町農業協同組合)
嶽きみ(つがる弘前農業協同組合)
野辺地葉つきこかぶ(ゆうき青森農業協同組合)
大鰐温泉もやし(プロジェクトおおわに事業協同組合)
秋田県:白神山うど(あきた白神農業協同組合)
山形県:平田赤ねぎ(庄内みどり農業協同組合)
福島県:南郷トマト(会津みなみ農業協同組合)
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