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January 12, 2018
お酒は器で味が変わります〜
久保本家酒造の「生酛のどぶ」を、アチチ燗酒に。
徳利は(笑)
酒器によって、辛く感じたり、ふくよかに感じたり。
作家さんの普段飲んでいる、お酒の趣味が反映される!?のかもしれないなあと思ったり
手前は 秋田の田村一さん
奥の黒は 唐津の三藤るいさん
片口は 唐津の熊本象さんです
3人それぞれと一緒にお酒を飲んだことがあります。皆さん、人柄もまじめさもセンスも抜群。
上質なお米のお酒は、いい酒器で飲みたくなります!
こぼし酒は大嫌い!
撲滅運動しています。あれほど、いい酒を台無しにする飲みかたはありません。こぼし酒されそうになったら、断る!別の器にしてもらうのであります。
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さて最近、blogのUPが滞っておりますが、毎日、楽しく元気に過ごしております。旅に出たり、蔵に行ったり、魚や蕎麦、野菜を食べたり、いいお酒を飲んだり!
最近は、Instagramに、ちょこちょこUPしています。この写真も! よかったらみてくださいね
インスタは昔からフィルターが好きで(コメなしUPで)よく使っていました。
https://www.instagram.com/yohkoyama/
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じつは、「こぼし酒」のことは以前からずっと思っているのです。
http://www.yohkoyama.com/archives/7580
獺祭の桜井博志さんがグラスを作られたとき、この話をして意見が一致。
こぼし酒というのは、お皿に一合の枡を載せ、枡からあふれるまで注ぐというスタイル。「うちの店ではちゃんと一合(180ml)入れてますよ」という宣言がこのスタイルの始まりだと思うのですが。
今はそれが形を変え、一合ではない枡に注いであったり(計量の意味なし)、枡のなかに小さなグラスを入れてそこに注いでこぼしたり(意味不明)、枡は登場せず、小皿の上にミニグラスを置き、あふれるまで注いだり…。
地酒専門の居酒屋でこのスタイルを見る事が多いです。某県のアンテナショップ内レストランもそうでした。
なにがイヤかといいますと、枡が不潔! 使い捨てならわかりますが、四隅がきれいに洗われていません。
しかもその枡が安い漆塗り風の枡だったりすると、すでに周囲がべたついていることもあります。
そして皿が汚い。いろんな匂いがついています。専用に洗うわけがありません。そんな皿にこぼされた酒がどうして飲めましょう。
皿や枡に入ったグラスの底が信頼ならない。そのグラス、机や棚に今まで置いてなかった? 汚い底にくっついた酒を飲ませるの?
そしてもひとつ、イヤなのが、枡や皿に載ったグラスに注がれてこぼされた場合、グラスの周りに酒がついているため、持つと手がべたべたになること。おしぼりでもふききれない…。
日本酒を頼んだことを後悔します。
これじゃあ、丁寧につくられた繊細なお酒は浮かばれません。
だいたいがケチくさい発想から始まった妙なスタイル。その発想、味を大切にするワインの世界じゃありえません。
こぼし酒(怒)撲滅運動!推進中!
皆さんもぜひご一緒に。「こぼさないで」「同じ量をグラスで持ってきて」というだけです。
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と、ある人にいったら
「こぼし酒は男のロマンだ」というオジサンがいました。
テーマパーク的な楽しみかたで、どうでもいいようなお酒なら、それでもいいかもしれませんが。
私が好きなお酒では、そうやって飲みたくない!
ただそれだけです。
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