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April 17, 2018
いすみ市・土着菌完熟堆肥の酒米プロジェクト
20180417 千葉県いすみ市では、環境保全型農業「有機の里いすみ」を目指し、自然栽培の取り組みを続けています。学校給食のお米を無農薬栽培の天日干し米に変えてから、ご飯を残す児童が0になったそうです(それまでは6~7割が残していたという)。
そのプロジェクトの一貫で、次にいすみ市が考えたのが「土着菌完熟堆肥」の製造です。
落ち葉や孟宗竹を市民から買い取り、稲わら、米ぬか、海藻を加えて、堆肥を作りはじめました。
「いすみ市土着菌完熟堆肥センター」を見学させてもらいました。
堆肥はH32年3月までは無料。その後は1kg50円で販売予定(ただし買えるのは市内の生産者のみ)
その「土着菌完熟堆肥」を活用し、今度は酒米を栽培することに!
堆肥も市内産とは、資源循環!
土着菌完熟堆肥の指導は、豊重哲郎先生。
先生が監修した鹿児島県の「やねだん」集落の取り組みが成功。
サツマイモや唐辛子生産に加え、サツマイモ焼酎の加工品販売の売り上げで、自主財源を確保しているそうです。
醸造先は、市内の酒蔵、木戸泉酒造さんです。
蔵元杜氏の荘司 勇人 (Hayato Shoji)さんも!
田んぼに入って、感じたのは、土(泥)がとろとろのふかふかであること! なんとも気持ちのよい、なめらかな土でした。
この田んぼは、昨年も有機堆肥だけでコシヒカリを作っていたそうです。栽培を担当するのは、峰谷営農組合の皆さんです。こちらの営農組合は、分配方式をとっています。
今から、お酒になるのが楽しみな田んぼです! 来年2月~3月を予定。
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●峰谷営農組合
http://www.maff.go.jp/j/kobetu_ninai…/n_kouhyou/zirei/l.html
https://www.pref.chiba.lg.jp/…/docu…/einou10kitanakamura.pdf
http://hoshizora-space.koto.blue/?p=985
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●木戸泉酒造
http://www.kidoizumi.jp
いすみ市役所の取り組みメンバーの皆さん。私は「いすみブランド認定委員」を務めています。私の左が太田洋市長です。
●いすみ市
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