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リーデルの純米グラス

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リーデルの日本酒専用グラスといえば、「ヴィノム 大吟醸グラス」が有名です。2000年に発売されました。
それから、歳月が流れ、2018年、とうとう(やっと!?)「純米酒」を味わうための専用グラスが発売に。リーデル青山本店で開催された発表会へ行ってきました。
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純米酒専用グラスの開発は、2010年に開始されたそうですが、答えが出るまで、8年間もかかったそうです。

日本酒はワインと違い、香りよりも、味わい重視だと思っています。

お酒によりますが、口がすぼまって、香りを溜め込む形状よりも、広く開いている方が、好みです(私は香りが強い日本酒が苦手なので特にです)

今回開発されたグラスは、口径がなんともワイド! そしてボウル状、ステムつき。

純米酒が愛おしく見え、最後の一滴までも大切に飲めるような雰囲気です。


研ぎ澄まされた大吟醸とは別世界にある、純米酒。そのまろやかでふくよかなボディあるうま味や質感を、口の中に留めるよう考えられているとのこと。

いただいてみると、菊姫や大七といった飲みごたえある純米酒が、クリアー感さえともなう、気品を感じる味わいになりました。

熟成したときに現れるひねた香りを感じさせず、うまみの世界へいざない、切れよくフィニッシュへ向かう感じです。

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↑君嶋哲至さん

「山廃&生酛グラスとと呼びたい!」

この純米グラスの開発に最初から関わった君嶋さんいわく、「純米酒といっても、山廃や生酛の酒に合うグラスと呼びたいのです」と。まさに!

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↑リーデル家11代目当主、マキシミリアン・リーデルさん


HPの解説より

「研ぎ澄まされた味わいが魅力の大吟醸酒とは対照的に、複雑で奥深い旨味が魅力の純米酒のためのグラスは、その香り、味わいを最大限に引き出すために大ぶりで横長、飲み口の口径が大きい形状となりました」

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へびの形をしたデキャンタも登場!

この日、同時に、純米酒をよりいっそう、まろやかにするというデキャンタも紹介がありました。不思議なカーブと直線からなる、まるで「へび」!と思ったら、そのへびの形とのこと。そそられる音も。こちらのデキャンタも、菊姫、大七のような深い味わいの酒に良いと思います。ライトな純米酒では気が抜けてしまうかも・・・。

とはいえ、発想の面白さに乾杯です!

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リーデルHPの紹介記事より

https://www.riedel.co.jp/whatsnew/180419_junmai/

↓ ↓ ↓

(以下、HPより)

純米酒に特化したグラス形状を約8年かけて開発 <エクストリーム シリーズ> 純米(1個入)発売

同じワインでも異なる形状のグラスで飲むと香りや味わいが変わるという事実に着目し、ブドウ品種ごとに理想的なグラス形状を開発してきたリーデル。

2000年には日本酒の中でも大吟醸酒に注目し、その魅力を最大限に引き出す専用グラスを生み出しました。

それまで小さな盃で飲まれていた大吟醸酒は、ワイングラスのようにすぼまりのある卵形の器に入れることでよりフルーティな香りが際立ち、新たな楽しみ方として定着しました。しかしそのグラスはオールマイティではなく、大吟醸酒以外の日本酒を注ぐとその魅力が伝わらないという残念な結果を引き起こしてしまいます。

そこでリーデルは2つ目の日本酒グラス開発に向けたプロジェクトを2010年に立ち上げました。

かつて大吟醸グラスの開発にご協力いただいた蔵元の方をはじめ、日本酒の専門家の方々と共に様々な形状のグラスで純米酒を飲み比べ、約8年の開発期間を経て専用グラスが完成しました。

研ぎ澄まされた味わいが魅力の大吟醸酒とは対照的に、複雑で奥深い旨味が魅力の純米酒のためのグラスは、その香り、味わいを最大限に引き出すために大ぶりで横長、飲み口の口径が大きい形状となりました。

2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界でも和食文化への関心が高まる中、日本酒の需要も高まりつつあります。

単に“SAKE”としてひとくくりにされていた時代からさらに一歩進み、大吟醸酒とは違った個性を持つ純米酒は食中酒としても注目されています。

『純米』グラスは純米酒の魅力を最大化し、日本酒愛好家の方へ、そして世界に向けて新たな楽しみ方をご提案いたします。

それまで小さな盃で飲まれていた大吟醸酒は、ワイングラスのようにすぼまりのある卵形の器に入れることでよりフルーティな香りが際立ち、新たな楽しみ方として定着しました。しかしそのグラスはオールマイティではなく、大吟醸酒以外の日本酒を注ぐとその魅力が伝わらないという残念な結果を引き起こしてしまいます。

そこでリーデルは2つ目の日本酒グラス開発に向けたプロジェクトを2010年に立ち上げました。

かつて大吟醸グラスの開発にご協力いただいた蔵元の方をはじめ、日本酒の専門家の方々と共に様々な形状のグラスで純米酒を飲み比べ、約8年の開発期間を経て専用グラスが完成しました。

研ぎ澄まされた味わいが魅力の大吟醸酒とは対照的に、複雑で奥深い旨味が魅力の純米酒のためのグラスは、その香り、味わいを最大限に引き出すために大ぶりで横長、飲み口の口径が大きい形状となりました。

2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界でも和食文化への関心が高まる中、日本酒の需要も高まりつつあります。

単に“SAKE”としてひとくくりにされていた時代からさらに一歩進み、大吟醸酒とは違った個性を持つ純米酒は食中酒としても注目されています。

『純米』グラスは純米酒の魅力を最大化し、日本酒愛好家の方へ、そして世界に向けて新たな楽しみ方をご提案いたします。

以上、引用終わり


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リーデルは開発に際し、生産者や専門家とのワークショップを大事にしているそうです。
この↑ずらり並んだボトルの蔵元さんたちはアドバイザーの一員。このほかに、酒販店の方など、それは多くの方が関わったようです(ファイナルのワークショップのビデオを見せてもらいましたが、相当数の意見を聞いていることがわかりました)
このデザインに決まるまで、8年間! 息の長い開発です。


Topics: 日本酒 | コメントは受け付けていません。

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