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May 22, 2018
福井の黄金の梅を見に行きました!
みなさん、梅干しどうしてますか?
買ってくる? 手作り? 私は「黄金の梅」に出会うまで、名人のものを譲ってもらったり、自然食品店でこれぞという梅干しを購入しておりました。
この梅は、福井に住む、食のフードコーディネータ―の佐々木京美さんに、教えてもらいました。
この完熟した梅「黄金の梅」の存在を教えてもらってから、毎年、手作りするようになったのです。なぜなら、香りが杏か桃のように甘く、作業中から部屋がいい匂いにつつまれて幸せになること。なにしろ、完熟なので、超簡単に漬けられるからです!
◉2015年 http://www.yohkoyama.com/archives/73117
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↓写真は販売元カリョーさんのHPより
まるで杏みたいです!
どんな人がどんなところで育てているのか、佐々木京美さんにお願いして、現地へ見に行ってきました。
生産者の浜野好巳さんです。おばあちゃんが植えた梅の木を守っています。
「黄金の梅」とは、文字通り黄金色になって、桃のような甘~い香りが特徴の「黄金色した梅」なのです。
樹の上で完熟させて、フルーティな香り、まさに杏や桃のフレーバーを持つ梅なのです。まだまだ青いですが、これから完熟するにつれ、黄色く、赤みをさしていきます。
梅の品種といえば、和歌山の南高梅が有名です。それではこの梅は、どんな品種かといいますと、福井県で生まれた品種で「新平太夫」。これを、樹上で完熟させて香りが最高潮に達し、自然落下した良いものだけを「黄金の梅」と呼んでいるそうです。
杏や桃かと間違えるような甘い香りが特徴で、これまでほとんど流通することなく、農家しか知らなかった梅だそうです。
なぜかというと、完熟させるといたみやすく、流通にのせられないからです。
特徴は、収穫時期は梅任せということ。人間は完熟をひたすら待つのみ!ですから、香りも美味しさも青梅とはまるで違うんです。樹上でじっくり完熟するのを待つ。
完熟するのは一斉なので、収穫担当のみなさんは、てんやわんやの大騒ぎだそうです。
「自然落下って汚くないの?」と思われるかもしれませんが、きれいなネットを敷いて、その上にそっといたまないように、ぽとんと落ちるようにしているそうです。梅の木には、青いネットが待機中でした。
浜野さんに「何が一番大変ですか?」とおたずねしたら、鹿だそうです鹿!
「鹿がこの梅の葉を好んで食べてしまい、枝が枯れてしまうこと」。
なんでも「他の梅の葉っぱはまったく食べないのに、この新平太夫は、鹿が枝を体重をかけてぐっと降ろして、むしゃむしゃと食べてしまう」食べられた枝は枯れてしまうそうです。
まだまだ青い梅ですが、これからじょじょに黄色く完熟してきます。
梅は完熟すると、毒の成分といわれる「青酸」がなくなり、果肉があま〜くなって熟すんです。そのままカプリと食べられる梅に。
梅林は海を見下ろす斜面にあります。
佐々木さんに教わったのが超簡単!なビニール袋での漬け方です。
容器はファスナーつきの厚手のビニール袋で、かめやガラスびん、タッパーは使いません。だから容器のアルコール殺菌が必要ナシ。
思い立ってすぐできるのです。ヘタも完熟なのでほとんど取れています。
梅は洗って水気を切って、塩とまぶすだけ(塩はいい塩が肝心です。私は海の精を使用)。
なんといっても、香りが杏か桃かと思うほど、フルーティなのです。
素材がやっぱり一番大事ということですね!
この黄金梅、福井の、カリョーさんで予約で販売しています。検索してくださいね。とはいえ限定数しかないので売り切れていたらごめんなさい。生梅の発送は6月下旬~7月上旬。
ご自宅に梅の木がある方は、ぜひ完熟で漬けてみてください!
美味しさが大違い。完熟の梅は、実そのものがおいしくなっているので、漬けてもおいしいのです! 梅の木がある家がうらやましい〜〜
◉漬け方はこのブログに詳しく↓
http://www.yohkoyama.com/archives/73117
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