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September 6, 2018
日本酒の賞味期限と消費期限その2
日本酒の賞味期限と消費期限 のことを紹介しましたが、日本酒の製造年月日は、本当にわかりにくいのです。
製造年月日が同じ年で、1月、7月、10月と記載されていたら、普通に
「10月が一番新しい酒だ!」と思うはず。
何しろ「製造年月日」ですからね。
その月に造られたと思っている人が多いのです・・・が
それがどっこい違う・・・のであります。
製造年月日は2018年6月
こちらも2018年の6月
でも製造日そのものは???なのです。
そのため、酒蔵さんによっては
製造日(ボトルに詰めた日)と、蔵を出た日(出荷日)の両方を、記載している蔵もあります。
↑写真をクリックすると拡大します
湯川酒造店さんは詰め日と出荷日、両方記載派! 一番下にあるのがそうです。
詰め日は印刷。出荷日はハンコで対応しています
とはいえ、前回も書きましたが
「ゼロから分かる!図解日本酒入門」本で紹介した通り
ワイン同様、
日本酒にも古いものにも価値があるということ!
その代表格!
神亀酒造さんのように(ラベル左端に製造年月日について説明あり)
あえて2〜3年、マイナス温度の冷蔵庫で、ゆっくりと熟成させてから(満を持して)出荷するケースもあるのです。
こちらは2012年3月に瓶詰めされた純米大吟醸。
この写真のお店は、大好きな神楽坂の「蒼穹」さん
店主の多田正樹さんです↑ この神亀・ひこ孫の純米大吟醸、高貴な味わい。丸くやわらかでおだやかに美味しい!
蒼穹さんの出汁がしみた蕪の煮物と、この純米大吟醸の長期熟成!滋味深い最高の組み合わせです。
日本酒は奥が深い飲み物です!
日本酒のなぜなに!?疑問が一気に解決します
世界文化社
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