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November 20, 2018
朝カル「2018年自然派紅茶総決算」開催しました
2018年11月18日(日曜)新宿の街路樹も少しずつ紅葉してきました。朝日カルチャー新宿教室で「自然派紅茶教室」を開催しました。今回もマカイバリ・ジャパンの石井道子先生にいろいろ教わりました。
道子先生は子供の頃、インドで暮らし、今年は3回、インドの茶園訪問。10月に摘んだばかりの秋摘みの紅茶は道子先生自ら選んだ逸品です。
今年のマカイバリ茶園の秋摘みは素晴らしい仕上がり、今回の8種類の飲み比べを一番楽しみにしていたのは私だったかも
教室は、住友三角ビルの10階です!
朝10時半〜
シングル茶園巡り
担当の馬場恭子さんです。カップ柄のワンピースで登場
いよいよ開始です。お湯もたっぷり沸かし、ポットもカップも温め、すべての茶葉も計量が終わりスタンバイOK!
お伝えしたいのは、
紅茶は農作物!であること
現地の栽培地で仕上げまで行うのでワインと同じということ。
そして一度も洗わないこと。
産地、作り手、茶樹、製造方法などによって味・香りが大きく異なります。
そもそも紅茶とは?
ISO(国際標準化機構)による定義
「カメリア・シネンシスのやわらかな芽を使用し、萎れさせ、茶葉を揉み込み、酸化させて乾燥させたもので、抽出して茶としての飲用に適するもの」
とひとくちに言っても、色も香りも味も産地と茶園の考えでまるで違います!
マカイバリ茶園(秋摘みと夏摘み)、テミ茶園、ハティクリ茶園、コークランダ茶園、バイオフーズ社、日本の月ヶ瀬茶園、最後にマカイバリ茶園のムーンチップスまで。全部、オーガニック栽培の新鮮な茶葉ばかり!
全部で8種類のティスティング!
茶葉のグレードの違いも学んでいただきました。
写真はテミ茶園が入っていません・・・
最上級のダージリン紅茶の淹れ方もレクチャー
今の紅茶を識るKey word
●シングル・ティ・エステート
●オーガニック栽培
●季節ごとの新茶の紅茶
●飛行機便
●畑違い、製法違い
ダージリンには80以上の茶園があります!
約半数がオークションに出品。日本に輸入されている有名な茶園は
オカイティ茶園 キャッスルトン茶園 グームティー茶園
ゴパルダーラ茶園 サングマ茶園 サマビョン茶園
ジュンパナ茶園 シーヨック茶園 シンゲル茶園
シンブリ茶園 スーム茶園 スタインタール茶園
セリンボン茶園 タルボ茶園 チャモン茶園
ナグリ茶園 ナムリング茶園 ノースタクバル茶園
バラスン茶園 フグリ茶園 プッシンビン茶園
プッタボン茶園 マーガレッツホープ茶園
マカイバリ茶園 リシーハット茶園 リンギア茶園 ロヒニ茶園
標高が高いところにこんなにあるんです
季節の特徴は!
●春摘み:ファーストフラッシュ
【3月中旬~5月中旬】
茶園が開園し春一番その年最初に茶摘み
されたファーストフラッシュは、薄緑色で春らしい爽やかな味と香り
●夏摘み:セカンドフラッシュ
【5月中旬~6月】
グリーンフライが飛来し、茶葉をかじることによって生まれるマスカットの味と香り
●秋摘み:オータムナル
【9月~11月中旬】
一年を通して最も味が熟成し、まろやかで円熟した味と香り。茶葉は濃い栗色、水色は深い銅色。
今回の8種類の紅茶について、石井道子先生に茶園の成り立ち、周囲の環境、経営者の考え、訪問したときのエピソードをまじえて写真で紹介してもらいました。
今回は、道子先生が南インドで見た12年に一度しか咲かない青い花(=ニルギリの言葉の元となった)話も!
自然派紅茶教室は、来年度も開催します!
●チャイ教室
●ダージリンの春摘みを真っ先に味わう新茶飲み比べ
●まったく初めてさん向けの紅茶教室
●上級者といいますか、マニアな方向け(もちろん初めてさんもOK)
●今のインド3大紅茶を徹底ティスティング
などを予定しています。
Kindle読み放題にも入っています!
Topics: 紅茶手帖, 茶 | コメントは受け付けていません。