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April 11, 2019
週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・鯉川
今週の週刊ダイヤモンド 2019年4月13日号
「新日本酒紀行 地域を醸すもの」Number 108
今号は「統計学 超入門」
↑余目駅前の看板です!
「コシヒカリの祖先『亀ノ尾』発祥の町」とあります。駅の隣に小さなカフェ&売店も。町内には食堂も多し。
↑風格ある蔵は母屋は築150年以上経つそうです。
酒蔵で一番古いところは200年!創業年は1725年です。
亀の尾が見つかった余目で酒を醸す鯉川酒造
(本文より)
1893年9月、山形県余目町(現庄内町)の農家、阿部亀治さんが、冷害で倒伏した田んぼで3本だけ実った稲穂を発見した。亀治さんはこの籾(もみ)から、4年後に新品種の亀の尾を世に出した。
〜この続きは誌面でどうぞ〜
↑鯉川酒造さんの米蔵
亀の尾とは、昔のお米で、交配させていない原生品種です。
愛国、神力と共に三大水稲品種と呼ばれ、1918年頃まで主流品種として全国各地で栽培されていたそうです。
ですが、新品種が次々と開発され、次第に姿を消してしまいました。
復活栽培のスタートは、1979年。
現在の蔵元、佐藤一良さんの父、淳一さんが、阿部亀治さんのひ孫から種籾を譲り受けたのです。
そして、当時の杜氏が栽培を担ったことが復活物語の始まりです!
↑2斗の菰樽(予約のみ)
お父上は残念ながら65歳で急逝してしまいます。
ですが、その思いを一良さんがしっかりと受け継ぎ、稲のタネから関わる酒造りに励んでいます。
仕込み蔵。中身ぽこぽこいってました
もろみくんです!あわあわしています〜
鯉川酒造さんの外観。遠くからでもすぐわかりますね!
ピアノを弾きながら歌う一良さんの写真を本人からお借りしました。
世界広しといえど、酒米の応援ソングを”作詞作曲演奏歌”までこなす蔵元は・・・まず、いないと思います。日大芸術学部出身です。
https://www.youtube.com/watch?v=C0GuBTGaS8A&fmt=18
そして、一良さんは駅前にある庄内町新産業創造館クラッセ の責任者も兼ねています。
売店が充実しています!
加工品が面白くて、ついいっぱい買い物しちゃいました〜。
野菜も充実。近所だったら通いたい!
米どころの余目。お米もいろいろ揃っています。なんと「亀の尾」も販売!
地元のお米を使った日本酒も!もちろん、鯉川酒造さんのお酒も。
鯉川さんは全量純米酒ですが、4合瓶で1000円〜。安すぎますっ!
おすすめはこちら!亀の尾で醸した『亀治好日』熟成させた純米吟醸です。
このお酒、ボトルの斜めに書かれたショルダーコピーに、なにやら蔵元からのメッセージが書いてあります。
お燗すると気持ちよいくらい美味しい1本!
先日、燗酒が苦手という若い女性に試してもらったら「あら?これは飲めます」と笑顔でおかわりしてくれました。
今まで、燗酒はちょっとな〜〜という方にこそ飲んでほしい!心地いい辛口純米酒です。
◉以下↓亀の尾の資料 庄内町新産業創造館クラッセ内の展示より
偶然なる三本の稲が生んだ幻の米、亀の尾
庄内町新産業創造館クラッセには、庄内町情報館のほかアルケッチァーノの奥田政行シェフが監修する食のアンテナレストラン「やくけっちゃーの」、なんでもバザール「あっでば」、カフェ「余目製パン」など入っています。
写真はクリックすると大きくなるのでコンコンたたいてみてください(全部)
◉週刊ダイヤモンド・電子版
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/26262
◉dマガジン
https://magazine.dmkt-sp.jp/magazine/0040/0131/00022828
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