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板わかめと開春「西田」島根県大田産

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9月25日金曜日。日本橋三越前のにほんばし島根館で大田市の産物が集まるという。

山陰でわかめ…というと、シート状になったパリパリのわかめ「板わかめ」が有名です。と、いいますか、山陰でわかめといえば、ほとんどなのです。

その板わかめのメーカーは数あれど、塩味が強過ぎたり、アミノ酸が使われているものも多々あり。大きさもまちまちで、A3版以上のものもあり。大きいと収納場所に困り、しけてしまって最後までおいしく食べられなかったり。ひと口に板わかめといっても問題山積み。

島根県大田市の板わかめメーカー・渡邊水産食品さんの「焙りわかめ」は、塩加減ほどよく、なかなかいいパリパリ加減!

日本酒の蔵元、開春の若林さんがお酒の会で持参するのがここの板わかめ。おめがねにかなっているそう。

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渡邊水産食品さん聞き覚えがある!と思ったら、1年前、dancyu plus 「アンテナショップ」特集で選んだ板わかめが、こちらの板わかめでした。試食して一番!と思ったのでした。

渡邊水産食品さんの商品でいいなあと思うのは、個別包装。

山陰の旅館で、他府県産の味付け海苔が朝食に出ると、がっかりします。島根県・隠岐島、某ホテルの朝食で他産地の味付け海苔が出されたときには「わかめがあるだろーっ」と(不自然な味のする味付け海苔、大の苦手)。加えて言うとこのホテル、干物が冷えて脂が白く固まって登場。自家製干物がウリらしいのに、こんな激マズもの出してどうするの。山陰人の恥。

さて、自然食品と言われる板わかめですが、かわいい短所もひとつだけ。それはな、に、か、といいますと、茎部分が歯茎に刺さること! 板わかめを知らない人は、わかめを垂直に入れ、歯茎に刺さって痛い目にあう人も。

渡邊水産食品この商品は、堅くて塩辛い茎部分がはずされ、安全でおいしい部分のみ。

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そういう意味で、こちらの板わかめは、刺さる心配なし! 板わかめビギナーくん、ビギナーちゃんに、おすすめします。

なんでも、「ふりかけ」という商品が、マガジンハウス『ブルータス』670号「決定!おとり寄せグランプリ」ご飯の友2009ふりかけ部門に選ばれたとか。ほほー。

その渡邊さんの板わかめを推薦してくれた

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開春を醸す若林酒造の若林邦宏さん。私の姉の同級生。当時はMr.大車輪!同級生というのがわかった瞬間の話。

若林さんが手にしているのは開春「西田」。地元山田錦100%を使った生もとづくりによる純米酒。「西田」というのは地域名。西田産山田錦を、地域の独特の「よずくはで」干しにして、仕込んだとか。

「よずくはで」とはふくろうのことで、なんでも米を干す、その形状が”ふくろう”に似ているからだとか。一度、現物を見てみたいもんです。

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この開春「西田」はしっかりとしたふくみのある味。かつ、きりっとした辛みもあるうまくち。お燗にするとすこぶる良し!!

しかも、抜栓して1日おいてもまったくへこたれない強さを併せ持ちます。完全発酵したちゃんとした日本酒ってこういうお酒をいうのだろうなあと思いました。

「温泉津」と書いて「ゆのつ」と読みます。

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虫のつかない唐辛子つきのお米を手に。大田市の助っ人美人さん。

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にほんばし島根館。開春「西田」は残念ながら普段は売っていません。

●杜氏の山口竜馬(本名)さんによると

他の麹と違う所は、麹蓋法。麹を造る時間を長めにとったことです。
酒母造りは「生モト」です。まだ生モトに関しては、試行錯誤中ですが、この度は、酵母添加はせず、自然に蔵付き酵母が湧いてくる事を試みました。
醪の段階では、暖冬の影響を受け、予定していた日数より、短い期間で搾ることになりました。
滓引きしたお酒は、すっきりとして、綺麗な酒質になりましたが、日が過ぎると徐々に味がのってきたと感じています。
最終的に出来上がった量は約484リットル、生原酒と加熱処理の原酒の二種類販売します。製造量も少ないので、720mlのみの販売です。
酒の名前は、米の生産地であり、「石見銀山街道」の宿場町として栄えた「西田」から命名。開春「西田」を通して「石見銀山」「温泉津」「ヨズクハデ」を知っていただければ幸いです、温泉津の地酒「西田」、よろしくお願いします。

「ヨズクハデ」
温泉津町西田(にした)地区は、銀山街道の宿場町として栄えました。この地区独自の「ヨズクハデ」というハデ干しがあり、市指定有形民俗文化財になっています。この地で山田錦を栽培し、ヨズクハデで干して酒を醸しだしました。
「生もと仕込み」
酒母造りの一つ「生もと」、蔵付き酵母で醸しました。
開春 西田・原酒
原料米 温泉津町西田産
「山田錦」
精米歩合 65%
酵母 生もと(蔵付き酵母)
日本酒度 +5.0
アルコール度数 17.5%
酸度 2.1
アミノ酸度 1.7
価格 720ml 1470円
本数 345本

Topics: shop, ご当地もの, 日本酒 | No Comments »

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