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July 31, 2019
天の戸 森谷康市杜氏
この風景を瓶に詰めたい
そう教えてくれた浅舞酒造・天の戸の杜氏、森谷康市さんが、7月30日に急逝されてしまいました。
ただただ、驚き、まさか・・・まさか
今もまったく信じられません。
「酒蔵は地域を醸す存在」だと
私に教えてくれたのが森谷康市杜氏です。
この写真は↑6月25日に開催された秋田県酒造協同組合主催の「大阪・秋田の酒きき酒会」大阪新阪急ホテルです。左は組合事務局長の東海林剛一さん。
~米の秋田は酒のくに~
演題 「徹底紹介!秋田のお宝酒米」
と題し、森谷杜氏の酒米の話しや、酒屋唄を大阪のみなさまへお伝えいただきました。
「私たちは稲の命=種を醸して飲んでいる」
この言葉が、心に深く、響き渡りました。
●blog 2019年6月25日「大阪・秋田の酒きき酒会」
これは7月17日、秋田市で開催されたノリットジャポンさんの会・秋田のビューホテルです。ノリットジャポンさんの10周年を記念する会で、「地域と食」と題しお話させていただきました。その講演に、蔵人の鈴木圭さんと一緒に参加してくださったのです。杜氏の隣は秋田県総合食品研究センター・醸造試験場の渡邉誠衛場長です。
杜氏は、ノリットさんが編集した新聞内で「天の戸杜氏の恋する秋田弁」という連載を執筆。編集担当の町田香織さんが共通の知り合いで、杜氏にお声がけくださったのです。
そして、夜はみんなで一緒に地酒BARUさん経由で
永楽食堂に行き、
なんともあたたかく楽しい有意義な時間を過ごしたのです。
杜氏と蔵人の鈴木圭さん、永楽食堂のお母さんと
杜氏とノリットジャポンの町田香織さんと。
別れる際、
「次に会うのは8月の稲の穂波ツアーですね!」と
「洋子さん 身体には気をつけて」と。
いつもあたたかで、ダイナミックな包容力で、誰にも優しく力強く、指摘も的を得たものばかりでした。
いろいろな視点から、たくさんの気づきを与えてくれました。
秋田=森谷杜氏でした。
あまりにも急なことで、今もまったく信じられず、誤報であることを祈るような気持ちでしたが、おうちに行かれた方から電話があり、「眠っているような、今にも起きそうないいお顔で」と、お聞きして現実味を帯びてきました。
蔵HPで発表がありました
http://www.amanoto.co.jp/info/oshirase.html
・
悲しくて悲しくて、やりきれません。
最後となった杜氏のfacebook投稿文を読み直しています。
「酒は人を喜ばせるもの。
しあわせにするもの」
https://www.facebook.com/asamaishuzo/?tn-str=k*F
天に向かって 天の戸で献杯を
・
天に旅立ってしまった森谷杜氏
空や田んぼやお酒の瓶を見るたびに泣きそうです。
森谷杜氏 ありがとうございました!
唯一無二の杜氏でした。
今までも、これからも
心にいつも、森谷杜氏
・
こんなとき、森谷杜氏だったら
どう考えるか、どう伝えるか、どう表すか?
意識していきます。
出来の悪い生徒でしたが
森谷杜氏から教わったことを、お伝えしていきたいと思います。
◉秋田県酒造協同組合さんの追悼 facebookページ
・
blogで紹介した森谷杜氏です
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●blog 天の戸、森谷杜氏に教わる一品
●blog 天の戸・森谷康市杜氏の田圃
●blog 天の戸森谷杜氏に本の感想をいただきました
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◉むらかみかつみさんが、森谷杜氏のセミナーをまとめてくれました。
ありがとうございます
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朝大学テレビ 日本酒LOVER 87回目
「緊急追悼 さようなら 天の戸 森谷杜氏」
https://youtu.be/kFk1kKBG-OM
を配信いたしました。
それは突然の連絡でした。
秋田県の天の戸(浅舞酒造)の杜氏の森谷康市さんが、2019年7月30日に亡くなったとの連絡が入りました。(享年62歳)。死因は両側性急性肺血栓塞栓症。またたく間にSNSでは、森谷杜氏の死を悲しむ書き込みでいっぱいになりました。
日本酒LOVERではこれまで、森谷杜氏の話を3回撮影させていただいていました。
・2015.12/22 天の戸 日本酒勉強会(東京)
・2016.12/3 トークイン能代&懇親会
・2017.4/22 天洋酒店100周年パーティー
今回、緊急追悼企画として、それらのビデオを再編集し、放送させていただくことといたします。
日本酒業界にとって、素晴らしい人が亡くなってしまったことが残念でなりません。生前に森谷杜氏が語っていたことを心に刻みながらご冥福をお祈りしたいと思います。
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