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August 1, 2019
天の戸・森谷康市杜氏 語録
aff 2011年3月号の取材より
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1103/otakara.html
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「疲れて家戻って、料理がまずかったら悲しくなるべ。
昔の人は知恵者だったな。
甘酒や麹、酒を使うと複雑な味がからむんだす。
焼いても、蒸しても、柔らかくなる、味にふくらみがでる」
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農業と酒造りで一番感じるのは、人の微力さだと。
「天候の恩恵を受けたと思えば、その逆もある。
ある年うまくいっても次の年は保証がない。
神頼みしたくなることばかり。
人のできることなんてほんのわずか、だから精一杯やるんだす」
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「酒粕はうまいし、栄養もたっぷり。
もっと料理に使ってほしいな。
カスじゃもったいないから
蔵じゃ酒香寿という字を当ててます」
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「熟成した酒粕はわさびをちょっとつけると、
それだけで気の利いたつまみになるんし」
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「うまい酒からできた酒粕だからうまい!(笑)」
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人智を尽くして米を育て、酒を醸し、副産物の酒香寿からうまいおかずと肴を作る。
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「つかれも吹っ飛ぶおいしい食卓」の源は田んぼにあり。
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時間を重ねてうまさの幅を広げ、深みを増して食卓に。
たった5km四方の土地で出来るものだけなのに、
その味わいは無限に広い宇宙のごとく。
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天の戸 浅舞酒造株式会社 森谷康市杜氏 語録
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