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October 24, 2009
御前酒 9 辻 総一郎さん
9月29日 火曜日。
御前酒蔵元㈱辻本店、七代目の辻 総一郎さんがcafe8へ。総一郎さんとは何年ぶりだろう〜というくらい、久々の再会です。
新商品は話題もちきりの「9」こと菩提もと純米9NINE!
今年春のFOODEXでも目立ってました。
キャッチフレーズは 「自分達の証となるような酒を造りたい。革新する清酒 GOZENSHU 9」
このお酒の紹介ページが、御前酒らしい! 9人の蔵人が語るというのも革新的。
映像を担当した山崎誠二さん、プランナーの西田友和さん。
山崎さんはNYで長く仕事をしていたそうです。
予算がないと女優は使えない、そんな時はその会社内で人を調達。素人ならではのリアルな緊張感が良い効果を出す場合が多々あるとか。
今回の「9」も同様!
ベジつまみ各種+9=!
キリッと涼しい顔立ちの総一郎さん。以前は、どこから見てもミュージシャン(笑)でしたが、今はスーツを爽やかに着こなす社会人に〜。
この涼しいfaceは 「よっ! 七代目」という感じ。
本年、コトモコさんとゴールイン。おめでとうございます!
日本酒をいかに価値を高めて売って行くかという話になったとき、山崎さんが本で読んだという”新酒の輸送レース「一番船」”の話を。
なんでも、昔、ヨーイドンで関西から江戸へ、新酒の樽酒を積んだ船が、猛スピードで早さを競う新酒レースがあり、
1番になれば価格にも有利で、ご祝儀相場もあり、港でのスムーズな荷下ろしなど特典etc.がついたとか
この新酒競争は、下り酒全体のブランド価値を高める作用を果たしたそうです。
*本の題名は「江戸商人の経営」著者 鈴木浩三(日本経済新聞出版社)
新ものの酒といえば、秋に「ひやおろし」が販売されますが、近年の「ひやおろし」は昔のひやおろしとは内容が異なるものもあり、これまたわかりづらい。
日本酒は種類がありすぎ、複雑なのが難。
一番に届いた新酒。わかりやすい!
商品の価値がわかれば値段も納得できるということ。
違いが目に見えてわかればOKですが、ことお酒はそのあたりが勝負できてないものが多い。
世界には1本100万円のワインがあるのに、日本酒にはないのはどうして?ということですね。日本酒はまだまだやれることがいっぱいあると思います。
大吟醸と本醸造の差がわからないお客さんにはアプローチを変えなくちゃなりません。
古きのなかに新しきをみつけた御前酒9の未来に乾杯!
〆は玄米ごはんとお茶。
↓ cafe8の料理長、ナオティ氏とともに。
顔というか雰囲気が180度違う2人ですね。
総一郎さん、スレンダー。今、六代目の父、均一郎氏と体重差30kgくらい!?
おめでたいと言えば、お姉さんで杜氏をつとめる麻衣子さんは今年、お母さんとなり、ますます絶好調! 先月末から仕込みが始まり、バリバリ仕込みモードに突入。
「一日中米に触っていられる幸せな毎日です」ですって。
いいな〜。
今季のつくりも楽しみにしています! ヽ(^。^)丿
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