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October 24, 2009
校了スンゼンの夜、とことん純米酒!
10月2日金曜日の夜。『純米酒BOOK』の校正が終わり、あとは月曜日の午後14時に出る再校正をチェックしてホントの終了という、終わりが目の前にみえた夜。
しかし、どうしても味を確かめたいお酒、追加で直したい部分など(この後に及んで)いろいろあり、確認しに外へ出かけたのです。
大信州の活性にごり! そして、あれとあれとそれ。五勺ずつ。
出かける前に、グラフ社編集部の横田さんに電話しました。
「あのー。これから私は最後の勉強のために出かけます」
「はいっ」、緊張感をともなった真面目な返事が。
それまでずっとメールでやり取りしていたので、私から電話が直接きたのは、今さらなにをいう早見優(ふるっ)で、コワかったのかもしれない。
「それでですね、お忙しい横田さんはいかがかな〜〜っと思って(笑)」
入稿作業真っ最中で余裕なしの横田さん。いったい何を言われているのか、お口ぽかんだったんでしょう。
一瞬の沈黙があってから
「こうなったら! 私もうかがいます」
こうなったらって、自分にいいきかすように言ってる。いいなー(爆)
原稿の入稿はあきれるほど細かい作業がメジロ押し。ですが、息抜きも必要。
もうひとふんばりのときは、「こうなったら」という!その意気込みだよ。よこちゃん。
は〜〜い! 夜もふけてやってきたグラフ社の横田佳子さんです。同じイニシャルのYYシスターズ。ハードな入稿を終えて、ちょっぴりホッの表情? 嵐の前の静けさとも、やけっぱちともいう!?(笑)
ずっと土日返上で仕事をしてましたからね。どんな時も笑顔たやさずで、Y姉は心から感心しました。
さて、お料理を注文。
(左)しめサンマ。しめさばより、脂が少ないサンマのほうがしめたの好き。
(右)いもがらと油揚げ煮。生のいもがらが手に入る期間は短いので「貴重よ〜」と店のおかあさん。うっかり季節を逃してしまうとこでした。危ない危ない。
(左)茄子の八丁味噌煮。大葉が入ると味噌も風味よく爽やかに変身。
(右)蕪の酢の物。レモン果汁できれいに爽やか。皮ごとおおざっぱ。
同じ爽やかという字でも左と右ではかなり違う爽やかさ。
さ、いくよ、横田さん。飲んでみなくちゃ。で、十四代いろいろ。
「生詰(なまづめ)」って言われても普通の人には全くわかりません。このことも『純米酒BOOK』に書きました。
日本酒でわかりにくい「ナマナマ、ナマチョ、ナマヅメ」のナゾがわかります! 生といっても、ビールの生とは違うのです。
静岡の「国香(こっこう)」さん。
たったひとりでお酒を醸している松尾さんのお酒です。
「感性があるから感激がある」
きたきたきたよ〜。松尾節。でも、ほんとに、感激できるキレイ系の美酒。スーっと清涼感あり。
愛知県の「醸し人 九平次(かもしびと くへいじ)」
パリでも飲まれているという。日本酒初心者さんがスタートを切るならこのお酒おすすめです。
秋田の阿櫻さん。こちらも秋田らしからぬキレイ系の一種。
手前に置いてあるお酒がよく出るというわけです。白隠正宗も、王祿も、開春も飲みました。
日本酒下克上。
そして、岡山の大典白菊「造酒錦(みきにしき)」。そして特大サンマ焼き。皿からはみだしてますよ。
地酒専門Tの名物母子。(右)鳥取の名産、砂丘らっきょう。味噌漬けです。天然の辛み成分はお酒の合間に抜群です。
日本の蔵元数は1600とも。まだまだ知らない蔵もたくさん。蔵が1銘柄なら簡単なんだけど。
帰り道、深夜の小田急線線路。今、この下はトンネル工事中。2年後くらいにはこの線路がなくなります。景色様変わり。開かずの踏切も解消。渋滞もなくなるという。その日が楽しみ。
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