おやつ&パン
« Previous Entries Next Entries »笹の香りをだんごとちまきで
June 19, 2011もち米を笹に包んで蒸し上げる新潟県新発田名物の「ちまき」。
清々しい香りと味。これが醍醐味なのだと編み出した日本人の感性と手先の器用さ。すごいと思います。季節を愛でる楽しみ、かつ実用の食である笹づかいの伝統食。
この時季だけの限定・笹だんご。
「笹だんごって1年中あるでしょ?」と思われるかもしれません。これは新発田の和菓子店・高田屋さんに、菊水酒造の高澤大介さんが特注してくれた超限定品なのです。
どこが限定品なのかといいますと!
使っている笹は、新発田近辺で手つみされた「生」葉を使用しているのです。
香りがまるで違います!
もちろん色も違います。この青々しい色。
毎年、この見事な包み方にほれぼれ。すべて天然素材のラッピング。
素晴らしい笹の保存食です。
詳しくはコチラを→ 2010年の笹だんご
Have a nice day
June 16, 2011
近所にパン屋さんができました。TOLO PAN TOKYO.
パッケージにHave a nice dayと朝に嬉しいひとこと。ですが、このお店、パン屋なのに昼の12時からオープン(池尻大橋店は早朝7時から。ここ世田谷代田の店は午後〜夜)
全粒粉を使った香ばしくモチモチしたベーグル
黒オリーブを混ぜ込んだパン
赤ワインにあうという、栗とココアを使ったパン。
食べてみたら!ホントに赤ワインを思ってしまう味。ここの店のパンは、ターゲットが明快! さっそく料理通信のパン特集号で取材されていました。
スタンダードのバケットはガチョウの油を使って細かい層になってましたし、レストランの人が喜びそうな組み合わせがいっぱいです。工夫ですね。工夫。
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*さて、これから山形県酒田へ。ネット環境?なので、右側の『携帯百景』→でアップしていきます。
和栗の渋皮煮のタルトに思う
February 18, 2011甘いものは昔、一生分食べたので、今はめったに欲しいと思いません。甘いものを食べると胸焼けするんです。牛乳使ったカフェラテでも胸焼けします。ひと口目はおいしいと思うのですが…。牛乳もあんなに飲んでいたのになあ(と、遠い目)
ええ、すっかりオジさんですわ。見かけも中身も。いや、オジさんでも、もうちょっと食べるかも!?というくらい甘いもの、乳製品とは無縁な生活。本気で「まんじゅうこわい」!なんです。お願いですから、やまもとようこには、甘いものを出さないでください。猫に小判です。
蟻のように甘いものを食べていた時代は、お酒がまったく飲めませんでした。
…と話すと、今や誰も信じてくれませんがっ!!
マクロビオティックの食生活を取り入れ、白いパン・米から玄米ごはん、それに濃い味噌汁、海藻、古漬けのたくあん、梅干しなどをしかととる食生活にしたら(もともとの日本食ですね)、陰性から中庸に体質改善。日本人には日本食だと痛感したのでした(でも、パスタもワインも好き)
その頃から、日本のお酒、まともな純米づくりをしたお酒が少しずつ飲めるようになったのです。今日は2ミリ、明日は4ミリという具合。今は、人並み!?におつきあいできます。
日本の食材を、日本の発酵調味料で調理したものが体に気持ちいい。それは翌日まで持続。なにを食べたらどうなるか、体でわかるようになりました。添加物の多いものも食べるとテキメンです。体は正直。
そんな私に、田中あづささんが焼いてくれたのがこの「和栗の渋皮煮のタルト」。動物性原料は一切不要。栗はお父上作の栗。植物性だけのとことんやさしい味。見かけもかわいい! あづささんありがとう。ちょっぴり女の子気分になりました。わはは。
2011は卯 ♪
January 3, 2011今年の干支は「卯」
♪〜 ウッ♪
蕗翠先生のお習字教室、年末は干支の字の練習。
「卯」といっても、いろいろあるんですね。左2行すべて「卯」という字。
これも「卯」
卯まいでしょう〜!卯まいはずです。先生が書いてくれた見本の卯です(笑)
ちょっと書いてみたものの、まともに書いても下手が強調…。
先生が「こういう字の時は筆を変えて楽しむのもいいですよ〜」とすすめてくれた変わり筆のひとつが葦筆!
筆というよりペンですね。かわい〜っ。昆虫の顔みたいにも見える。ショッカー、シェー。とはいえ、あんまりおめでたい気分は出ません。
こちらは竹の筆。竹の端に細く切り込みが入り、穂先が効かない!?という珍しい堅い筆。書いてみるユニークな文字が。こりゃイケル? 楽しいのですが、書くたびに指で先を揃えなくてはならず、手が墨で真っ黒になるのが難。
ハガキに量産してみました。この時はおぉっ面白い!(自我じーさんばーさん)と思いましたが、冷静に家で見たら、こりゃ〜出す人をかなり選ぶ!ことがわかりました。お蔵入りか(希望の方はぜひ!?)
●余談
先生のところで見つけたわら半紙の包み。紐の位置もバチッと決まった素敵なパッケージ。日本のなんでもない、昔からのデザインは素晴らしい!
お習字後のティータイム。この日のおやつはやまよ人生史上、出会ったことがないほどスーパーハードな堅いせんべい。
なんじゃこりゃ〜と聞いたら、唐沢耕さんが三重県で購入した伊賀のせんべいという。歯がたたない…という言葉がありますが、まさにそれ。驚きました〜。歯こけますで。
津駅構内にある銘菓を揃えたショップで購入とか。あー驚いた。伊賀忍者の歯、恐るべし。
子供の頃、おばあちゃんが、「堅い”そばぼうろ”を食べるときはお茶に入れてふやかすといい」と言っていたのを思い出し、どうしても試したくなって、ちゃぽんと漬けてみました。ですが、ち〜っとも吸水しません。オソルベシ伊賀忍者。今もこれをおやつで食べる伊賀の人がいるのに驚くの巻。森喜るみこさんも食べているのかな。今度聞いてみよう。
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月に1回、芳名帳のために!?習っているのに、いざっというときまるで力が発揮できないのはいかがなものか。有紀ちゃんの結婚式で、よっしゃと筆を選んだら、筆を使う人がいないせいか筆先がコチコチにかたまっており、しかも芳名帳は「横書き」だった。白紙を前にして気がついたものの、後ろに行列も出来ている(汗)ええいままよと書いたら、この世のものとは思えないオソロシクヘタな字になったとさ。「弘法筆を選ばず」はうまい人の話でよくできたコトワザですわ。素人は手だしちゃいかんですわ、習字の筆にーっ・・・という話を堅いせんべいに挑みながら、ティータイムで先生&習字仲間にかたる。蕗翠先生、笑う笑う腹筋使って笑うの巻。
お習字のblog 2009feb
お習字のblog 2010june
*今回の写真はすべてiphone.中心が黄緑色になるのはなぜだろう。
今だけの笹団子
June 24, 2010フレッシュな取りたての笹を使った笹団子。箱を開けたとたんに青笹のグリーンな香りが部屋中に!広がります。
生の笹を使った笹団子。
これがあるようでない!?のです。ほとんどの製品は、冷凍した笹の葉を使っているようです。風情はあるけど青笹の香りはありません。
美しいグリーン色!見事な日本のラッピングです。ほれぼれ、みとれてしまいます。
はい、それでは笹団子ちゃんが脱ぎますよ〜。
ひもをするする。
はらり。まだキャンデー包み状態。
なかなか地肌をみせません。
もう1枚笹をはらり。
みえてきました! よもぎ餅が!
はらりチラ見せ。「どうお〜っ」と言ってるみたいな笹団子嬢。
きゃ〜っ。餅に笹の筋がうつりこんで、きれい! 艶あり。色っぽいじゃありませんか。
どぅおぅ? ヌードよんの笹団子。すぼまり方シビレるぅ〜(ってヘンタイか)
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毎年この時季に、新潟の高澤さんから届く贈り物。初夏を感じる一品です。
この笹団子があまりに素敵で お店の人に注文したことがあります。すると「これは高澤さんからのたっての願いの特別オーダー」とのこと。笹を刈る人手が足らず「勘弁してください〜」と、申し訳なさそうに言われました。
驚かせようと頼みこんでくれた特別の笹団子。ありがたいことです。
笹団子はこんな感じで届きます。たっぷりきなこつき。
2種類入っています。もうひとつは
「ちまき」くん。
帯紐をゆるめますと
エッヘンな折り紙状態。
くるくるはずしていくと、中身は白米餅。笹の香りがうつったシンプルで潔い「ちまき」くんです。常温保存で消費期限から1週間たってもモチモチOK!昔の人は偉かったと感心します。砂糖不要。笹だけの味が素敵なのです。
(ただし、時間がたつと笹から餅米がだんだん離れにくくなります。その状態も愛おしいって、ほら、ヘンタイだから(笑)。消費期限については自己責任で)
玄米や黍、粟も包んでほしい〜っと、いただくたびに思う贅沢な妄想。
99%カカオ+フラウラさん
April 23, 2010甘いものを食べるとてきめんに具合が悪くなる体質なので滅多に口にしません。興味もうすく、今年のバレンタインも自分で買ったのは1個もなし。そんな甘いものコワいのおじさんやまよですが、時々気になる素材に出会うと好奇心ムクムク。
エクセレンス99%カカオというチョコ。お店のポップに「初めて買うかたは70%からお試しください」と注意書きが。
裏面に同様の断り書きあり。原材料は、カカオマス、ココアパウダー、ココアバター、最後に砂糖とこれまた珍しいほど潔い。安いチョコレートは原材料の最初に砂糖だったり、乳化剤など添加物が多いですから。
買って開けてみると真っ黒! そして堅め。確かに苦みがグ〜ッときて、甘くありません。これならたくさん食べようという気にならず!? かつチョコを食べた満足感はグンとありなので、ダイエットしたいけどチョコヤメられないって人にはいいかもです。色が濃く、溶けにくいのでホットドリンクやsweetsの飾りにもよさそうです。
あまりにも想像できない組み合わせに出会うと試さなくちゃ(って職業病?)
フラウラさんで出会いました。
甘いもの苦手ですが、見るのは大好き。散歩で立ち寄ることがあるフラウラさん。飲物はほうじ茶もあります。
店名(フラウラはギリシャ語でイチゴ)でもあるベリー類は数種類組み合わされて見応えあり。パティシエが選ぶフルーツというのはこういうことか!と勉強になります。特にイチゴはスーパーでは見ない小粒です。
このあたりにはcafeがないので重宝してます。普段はパンとお茶ですが…。
黄緑と黒、そして太陽のようなレモン! ピスタチオの組み合わせっていったいどんな味やねん(なぜか関西弁)。想像つかないので注文してみることに。
フラウラさんが選ぶタルト用のレモンって、どんなクオリティなんだろうと興味もあり。
ケーキの名前はイル ドゥ ブロンテ。説明によると「レモンの酸味にピスタチオを合わせて、まぶしい太陽を感じる爽やかなタルト」とあり。460円。岡本太郎の”太陽の塔”みたいなかわいさでぷっと笑っちゃいました。
隣の隣のテーブルの人も注文してました(この寒いのにドリンクがアイスとな。ぶるぶる)。
ボリュームあると思ったらマカロンが3個分!その合間にクリームがたっぷりとすごいボリューム。
気になったレモンの酸味はぎゅっとしつつマイルド。スライスが超きれい。いい包丁ですね(って当たり前だろ)。
おじさんやまよはマカロン1個食べてギブアップでしたが、組み合わせはユニーク。
グリーンはピスタチオ。黒のマカロンは何味がよくわからず聞いてみたら、スペシャルなブラックカカオなのだそうです。
太陽の塔みたいと思いましたが、ショーケース内の他のイル ドゥ ブロンテを見るとそうでもありませんでした。たまたまいただいたのが太陽の塔(笑)。
しかしひとりでこれを完食する人がいるとは……。すごすぎます。
チョコもとってもきれいです。左端の板チョコのミニチュアや、ドライイチゴがのったメダイユ フレーズなんてたまらないかわいさ。
fraoula
東京都世田谷区世田谷1-14-17 電話03-5451-0015
10:00~20:00 水曜休み
(訪問日は3月21日。ピンクのメレンゲのお菓子など、桜がテーマのディスプレーでした)
SAで見つける各地の名品・土山SA「かにが坂飴」
January 6, 2010お正月は鳥取県境港市までロングドライブ。途中、SAやPAに立ち寄るのが楽しみ。
最近はスターバックスが出来たり(新製品の「ほうじ茶ラテ」を豆乳で試す)、ハイウエイオアシスと一緒になったり、見所も増えつつあり。
昨年も感動した2009年お正月・土山SA。ここは鮒寿司など、ご当地モノが多いのです。
アンテナショップのような品がチラホラあってエラい! でも大晦日の夜に丁字麩なんて誰が買うんだろう。わたしか(笑)
昔ながらの飴「かにが坂飴」昨年同様、同じ棚に(笑)まだありました!
原材料は澱粉と大麦麦芽のみ! 白砂糖をまったく使っていません。
べっ甲色した麦芽飴。味は焼き芋に近いようなひなびた甘さ(笑)。これでいいんですよ〜。
とはいえこの商品、初めて購入。
袋を開けるとパッケージの裏紙に、由来が書いてありました。
なになにそうなの、そう。ふむふむ。蟹がねえ。へーほーはー。
高岡さんの飴作り。こんな記事発見。記事の写真を見るとゴザにのせて成形を。ははーん。この片側だけについた細い線はゴザの線と判明。田村神社の「厄よけ大祭」行ってみたくなりました。境内で売るなら、こんな飴でしょう!
パッケージには蟹に麦、稲穂のイラスト入り。リボンもついて、ご愛嬌。
この「かにが坂飴」、類似品もあるようです。買う時は高岡さんの飴指名で。500円。
●土山SAでのお買い物
穴子寿司1575円。鯖棒寿司1575円。丁字麩525円。乾燥納豆250円。
千代子さん&カエル&ドーナツ
December 30, 2009白洲千代子さんから「いいカエルを見つけたから」と連絡が。ジュエリーデザイナーの千代子さんが選ぶカエルってどんなカエル!? そしたら超カラフル☆◇☆ こんなカエル初めて! すごい発想力。
受け渡し、待ち合わせ場所はベアポンド。
千代子さんはベアポンドの新作、GIBRALTARをオーダー。私はアメリカーノ。
「うまいね。いいなあ〜、下北沢は。三宿は粉もの屋ばっかり」
近所はパン、ドーナツ屋ばかりが増えるという。確かにパン屋は多い。
このカエルはスペイン在住日本人女性作家のもの。個展で見つけたそうです。名前がついてます「カルネティフ」
なんでも、お花が大好きで体についているとか。色はスペイン!感じます。
千代子さんのご近所の粉もの屋で、そこそこイケル!というドーナツもお土産に買ってきてくれました。
florestaという。初めて!
私も千代子さんもオジさん度が高く、じつは甘いものがそう得意ではありません。
その千代子さんがうまいというので、ほーっと。ただし選ぶのは、甘いのがかかっていないプレーンタイプ。
プレーンその名もネイチャー。(右)胡麻。
レーズン入り。(右)胡麻の断面。
ドーナツもいろいろです!
素材にこだわっているとHPにあり。国産小麦、豆乳、アルミニウム不使用のベーキングパウダーを使用という。甘いグレーズたっぷりのドーナツも人気のようですが、一方でこういうタイプもおおいにありなのでしょう。
日本の素晴らしいラッピング
June 12, 2009今年もこの時季! 新発田の高澤さんから高田屋名物が到着。
笹の青い爽やかな香り! 日本人の美意識を感じます。
笹団子は甘いのですが(って当たり前!?)
もち米を包んだちまきはお米だけの甘さ。きな粉に塩で食べるのが好き!
詳しい情報は2008年を見てください! ラッピング技にはホレボレします。
境港妖怪食
August 19, 2008ぬぉ〜っ と、海坊主
境港の商店街を歩くと、妖怪のブロンズ像があちらこちらに。メジャーではない妖怪も多々ありで、腰がくだけたり、笑えたりと結構、楽しめます。
妖怪はブロンズ像だけではありません。
パン屋さんにも! 神戸ベーカリー謹製妖怪パン。左は塗り壁、右はねずみオトコですね。
これは鬼太郎。ちょっと苦しくなってきた!? 横分けと目が難しい様子。味も変えなくちゃいけないし。
で、右はいったい…。えっ!? こなきじじぃ? 違う? どひゃ、砂かけばばあ? そうなのぉ? てな感じで何でも笑えます。はははー。
「驚いたよな〜」「この暑さか?」「鬼太郎ロード1000万人突破だとよ」「俺たちも入ってんのか」「そりゃそうだよ。みんな妖怪だもんな」(やまよ架空本「妖怪談義より」)
鬼太郎ビールもあります。キャラクター系のイロモノではなく、麦芽とホップのみで仕込んだ本格派。ヴァイツェンにペールエールもあり。じつは大山Gビールと中身は一緒とか。随分、ラベルで印象が変るもんですね。駅前の蔵元、千代むすびさんカフェで飲めます。日本酒「こなき純米」も飲めます。
妖怪、食べて飲んで。
陰陽逆じゃないかと。