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およばれ

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境港で紅蟹三昧!蒸し&坊主殺し

May 10, 2013

紅ガニつづき。そして!「蒸し」
新鮮な生蟹を蒸す。これが繊細なカニの甘さがよくわかります。きれいな味わい。

身の色が白くふっくら仕上がって、これまた美味。これだけで味が完成されているので、調味料はまったく不要!

泡が進みます〜。(右)川口さんセレクトの「地ウニ」! 島根半島産でふるふるっとした舌ざわり、品のいい甘さとうまみ。これにあうお酒ってなんだろう。
こちらの出番かな!
蟹の甲羅はひとり2つずつ

ひとつは味噌、蟹味噌〜!

そしてもうひとつは出汁を味わう具なしの茶碗蒸しプルプル。茶碗じゃないから「甲羅蒸し」ですね

そして隠岐島産、春が旬の岩牡蠣です。海そのものを味わうようなクリーミィでミネラリー、ぷるぷるんとした弾力

こちらはお造り。サヨリ、猛者(もさ)エビ、鯛、マルゴ(ブリとハマチの中間) 、アジ。
そして、初めて食べた海藻! 真っ黒クロスケでツヤぴか
「バーズゴロシです」と川口さん。バーズ!?

随分、ブッソウな名前がついた海藻「坊主殺し」とは↓さてはて
http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/646640/sakana100sen-80.pdf
なるほど!葬式が減って…坊主いらず。医者いらずじゃなくて、坊主いらずと。なになに食べ過ぎ坊主説も!?
今が旬の海藻「坊主殺し」(ネイティブは「ボーズ」ではなく「バーズ」と発音)風味も食感も抜群の季節のごちそう。まだまだ知らない日本海の幸がいっぱいです!
緑は山葵、オレンジ色の薬味は地元ウニ、針ネギ、そば出汁だそうです。凝ってます。

蟹とお酒が進んで、ベニガニ川口さん脱皮。すると新たな蟹仲間が増え、お酒を注ぐの図。

サインはVでも、ピースでもなく、蟹の手足を表現(らしい)

そして、川口さんが立ち上がった! 甲羅を持って!

王祿の「丈径」をトクトクと注ぐ

甲羅違いで注ぎ分けです。「焼き」と「蒸し」だと甲羅の風味、みそ味がまるで違い別の甲羅酒になります。

おいし〜っ!!
感激して隣の石原丈径(蔵元杜氏)さんに伝えると、目を細めてポツリ「そんないい酒を…あたりまえだがね」
「丈径(たけみち)」という酒は本人の名前をつけたほどのコダワリ酒。地元契約農家に委託した無農薬無肥料栽培の山田錦を使った純米吟醸酒。しかも、ひとタンクで数本しかとれない貴重な「直汲み」。おいしいのはアタリマエ。つくり手から言えば、甲羅酒にするには「もったいない…… 」
そのおかげでありえないほどうまい!蟹のブイヤベースかコンソメか。いや、もうおいしかったですわ。酒はいいものに限る。

宴たけなわ、料理も出し終えた美佐のオーナー料理長・濱野さん登場! 蟹ポーズでパチリ。もうお約束です。濱野さんは境港の魚食文化振興のため子供向けの料理教室をしたり、境港ベニガニ有志の会の会長をつとめ、境港ベニズワイガニ推進協議会の活動もがんばっておられます。濱野さんの想い(一部)

まずは「丈径」を一盃!

そして「王祿」も一盃!ありがとうございました

赤ワインも登場。最後は蟹雑炊!

いつのまにか蟹さんが増えて2人+脱皮中の人。そうこうするうち脱皮蟹さんからbodyの蟹Tシャツが奪われ

嬉しそうに着てる人がいて全員で記念撮影。最後にシャンシャンと〆!ごちそうさまでした

お茶をいただいたら! 甘く香ばしい茶色のお茶。蓋を開けてみるとやっぱり!「浜茶」でした   カワラケツメイをブレンドしたお茶でこの地域ならではのもの。濱野さんのセンス、最後まで素敵だな〜と思いました。地の料理には地のお茶がピッタリです。

最終の境線で帰る田村さんと順子さん。電化されておらず電車ではなく列車です。目玉おやじに鬼太郎ねずみ男もありますが「ねこ娘」列車でした。さよ〜なら〜。二晩ありがとう!
おいしいは幸せだなあとあらためて。
いい人が原料から選んでつくるおいしいは幸せもイッパイつくります。おいしいイッパイ、蟹イッパイ、それに合わせたお酒もイッパイの紅蟹三昧ナイト★ 皆さまありがとうございました

●SAKE 王祿
丈径直汲 23BY
王祿純吟限定生原酒 23BY
●WINE マヴィ
Eugen Meyer クレマンダルザス Brut
Diwald ツヴァイゲルト&ポルトギーザー ロゼ (1L)
Eugen Meyer クレマンダルザス Brut (2本目)
Diwald グリューナーフェルトリーナー白
Chovin アンジュ白
Eugen Meyer アルザスピノノワール 赤
______________________________
●境港のベニズワイガニ

●川口さんの直営店 http://kani.ocnk.net/
●味処 美佐さん http://www17.ocn.ne.jp/~kuimono/
●美佐・濱野さんブログ http://ajidokoromisa.blog.ocn.ne.jp/blog/

やまよ蟹
蟹カブリの生地が意外にソフトで温か。顔にしっくりなじんでいい感じでした(笑)つけてる顔、その時は自分じゃ見ませんが〜っ

境港で紅蟹三昧!まずは焼き

May 9, 2013

5月2日の夜、境港へ。
じつはワタクシ「蟹にあう酒」がここ数年来のテーマなのです。先日、マヴィの田村さんと順子さんと”蟹にあうワインとは”の話になり、連休お互い近くにいることもわかり「それじゃ境港で試そう」と。ご指南いただくのは蟹の卸しの専門家、蟹博士こと川口利之さん。

すでに”ベニガニ川口”になって待っていてくれました!
場所は境港市内にある味処・美佐さんです。
川口さんにご指導いただきながら、生の新鮮!特級A・プレミアムクラスの紅ズワイガニを「焼き・蒸し・茹で」で味わいました! 調理法で風味が変わってきます。
●料理通信の取材でもお世話になりました。
●ベラビスタでも!ベニズワイガニと強力の会 at ベラビスタ

まずはマビィのオーガニック泡ワイン、Eugen Meyer家のクレマンダルザス Brutで乾杯☆

鳥取県境港で生まれ育った私にはカニはとっても身近なもの…なのですが、カニをよく知らない人の方が多いことを東京にきて知りました。東京出身の人が「家の食卓でカニが出たことはない」というのに驚き。カニの種類と地域名がごっちゃになっている人が多いのに驚き。冷凍のカニを鍋に入れる人がいてたいそう驚き(そんなのおいしいわけがないっ。冷凍カニなんて身がスカスカでっせ)

そこで、農林水産省affでも書かせてもらいました。
鳥取の松葉ガニ、京都の間人(たいざ)ガニ、福井の越前ガニと冬の日本海は百”蟹”繚乱。ところが、所変われば名も変わるで、実はこれらのカニはみんな同じズワイガニ。カニの種類は多そうで案外と少なく、日本で食べる大きめのカニは、ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニの3種類が主流。

多くの生ガニが地味な褐色の中、唯一鮮やかな紅色なのが、その名のとおり、ベニズワイガニ。ズワイガニの近縁で、表も裏も紅色をしています。

ベニガニの多くは800m以上の深海に棲みます。そのため漁が始まったのは戦後、それ以前は獲る方法がなく、知られていなかったのです。ゆえに近年、発見されたお宝! あまり知られていないのでリーズナブル。ミッドサマーの2ヶ月間が禁漁の紅ズワイガニは生で10ヶ月間食べられます。とはいえ紅ガニもピンからキリまであり。誰が選ぶかが重要なのです。
というわけで、まずは「焼き」で!

炭火焼の網の上にアルミホイルを敷き、その上にのせて焼きます。
川口蟹博士いわく、おいしい焼き蟹とは
「透明だった身がやや白っぽくなり、ちょっとだけ、ぷっくり膨らんだ状態」
何度も「焼き過ぎ、焼き過ぎ」と注意をうけました

今の今まで、ずっと焼きすぎてましたーっ。懺悔。

それにしても、そうだったのか〜〜っと、完全焼きすぎてましたよ。
指導通りにいただくと、トロッとしたレアな部分、火が通ってプルッと弾力が出て、甘さが増した部分の両方が楽しめます。そして焼かれた殻が温まるとグンと香ばしさUP!そそられる香りとはこのこと。う〜ん、これはおいしいじゃあ〜りませんか! このままで、これだけで充分おいしい。
以前、順子さんが試して感動した”焼き蟹とアルザスのピノ・ノワールはあう”というのはおおいなる間違いで
「焼きすぎた、焼き蟹にはあう」・・・でした
____________________
味処・美佐さん、紅カニのコースならいっぱいのいっぱい食べて5000円! ホント良心的です(美佐さんには川口さんがカニを納品しています)

素材がよければ調理はほんのちょっとで良いのですね。まったく調味料不要。便利な魚介です。
つづく
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●川口さんの直営店 http://kani.ocnk.net/
●味処 美佐さん http://www17.ocn.ne.jp/~kuimono/
●美佐・濱野さんブログ http://ajidokoromisa.blog.ocn.ne.jp/blog/

最高の2013GW★まずは京都で旬和食

May 7, 2013

長期の休みはいつも車で”行き当たりばっ旅”ですが、今回は違います。目的がいっぱい! photoは京都御苑のモミジ・シャワー
まずは5月1日、京都へ

はんなりときれいな和食をいただきました。こごみ、稚鮎、ホタルイカ。お酒はマビィのワインと純米酒!

ご店主ひとりで美しい料理を提供するお店(店舗名はUPしない約束で撮影)。整理整頓美しく、店主のきれいな所作にいちいち惚れ惚れ。そしてワインもお酒も素敵なラインナップ!

酒器もお見事。勉強になりました。(右)うぐいす豆のすり流しは筍しんじょうと蕨。

鰹のたたきと金目鯛。どちらも目の前で火を通して。
瞬時の素晴らしい技を丸ごと見ることができました!カウンター席の醍醐味たっぷり。

炊合せは鯛の子と筍、わかめ。山椒がいい香り! 出汁の味だけの時と、山椒が口に入ったときと合わせるワイン、お酒が変わってくると隣の隣席に座る田村安さんのレクチャーつき(笑)

桜えびが入った白身の揚げ物と干しぜんまいの滋味。この組み合わせも初めて!

焼物は鱒です。ひとつのお皿で魅惑的な組み合わせでした。自分では思いつかない美味セットは勉強になります。

ワインはマビィの様々なタイプをいただきましたが、中でもスーパードライタイプのセガン家の白ワイン、シャランテとロゼがよく合いました。シャランテはブランデーになるワインで独特の強い辛口酸味派。そのキリッとした酸味は「フランス人は好まない」と田村さん。ですがその酸とドライさが和食には良しと。上のワインではありません。今のラベルはちょっとなあ〜と個人的に思って撮る気が起こりません〜(失礼ながら)。↑上のワインはボルドー・アントル ドゥー メール ピヴァ家です。

(右)ビックリ珍味・カラスミが入ったちまき!

和え物。最後は金目鯛ごはん!これも初めて

最後の甘味です。爽やかな香りで〆

というわけで、楽しく学んで贅沢な時間から、2013のGWがスタートしたのです。
撮影 RICOH GXR A16 24mm-85mm

蕎麦 ふく田

April 23, 2013

お蕎麦屋さんの一品というと、卵焼きに海苔、蒲鉾、とろろ芋が定番ですが、静岡県沼津の蕎麦 ふく田さんは「季節のおかず盛り合わせ」という一品があります。味付けはちょっと甘めで「おかず」という言葉がピッタリ! 手作りのさしみこんにゃくはモチモチ。

入口すぐに蕎麦打ち場があり、手元が見学できます。

十割蕎麦だそうです。

もりそば〜

かけそば〜

素朴系です!

地酒は沼津の酒蔵・白隠正宗。蕎麦の水もこの蔵の水とか。

漬物は白菜、胡瓜、蕪。最近、漬物は市販品を平気で出す店が増えましたが、塩でもむだけでもいいのになあとよく思います。こちらは何でも手作りしているのが好感もてます。和み系のお蕎麦屋さん。野菜好きには嬉しいお店です。
●蕎麦 ふく田 (ふくでん)
〒410-0011 静岡県沼津市岡宮1433−7‎ 電話 055-926-7284
______________________

●blog 2010 白隠正宗醸造元・高嶋酒造さん
白隠正宗さん、この度、全量純米酒宣言です!
↓↓↓
「醸造用アルコールを添加する酒造りを全廃し、できるだけ多くの米を使う純米酒造りのみの酒蔵となる事を決定致しました」

しち十二候で秋田 新政の会 後編

April 22, 2013

20130419(金曜日) 末候 第十五候 虹始見
六本木三丁目・しち十二候・ソムリエの小栗さんです。

テーブル・セッティング

会宴前、お酒のセラー前にて。提供する順番を確認中

新政酒造の佐藤祐輔社長と酒屋・水橋の水橋信也さん。お酒のセラー

No.6 S-type 生酒、No.6 R-type 生酒。出番待ちの手吹きグラス。影がかわいい!

斎藤章雄料理長です。 しち十二候オリジナルの手吹きグラスを手に。

今宵のラインナップ!

挨拶する斎藤料理長。まず乾杯はフロスティグラスのような白いお酒が注がれました。

「霞発泡生酒」です。右)「筍 木の芽和え」爽やかな一品

左)前菜はひとつ前のブログを。右)御椀は「しょっつる仕立て」はたはたがそれは上品な一椀に。しょっつるは諸井醸造製。

造里「ボタン海老、鰹たたき、鯛、あしらえ色々」

熱く語る祐輔氏。新政酒造は秋田県の米しか使わず、全量純米酒。そして酵母は協会最古の現役酵母である6号のみ。新政酒造で発見された6号酵母、発祥蔵なのです。

凌ぎ「鱚昆布〆 手巻き寿司」

斎藤料理長のスペシャリテ「焼き胡麻豆富  天、生姜」! カカオのような香ばしさと品のいいコクと甘さが絶品。

こちらは「頒布会限定  白麹菌の純米酒」

焼物は「味噌かやき」。強肴は「松葉独活(アスパラガス)の豆乳酢かけ」

そして「きりたんぽ鍋」登場! 具はたんぽ、比内地鶏、舞茸、葱、牛蒡、芹、薄揚

斎藤料理長のきりたんぽ初めてです!

最後には「稲庭うどん」。デザートは蕨餅です。
斎藤料理長の手にかかると「秋田」がそうなる!をたっぷり堪能。

●新政酒造ラインナップ
左から、霞発泡生酒
No.6 S-type 生酒   No.6 R-type 生酒
頒布会 白麹菌の純米酒/青やまユ 生酒/鑑評会出品酒(ノーラベル)
祐輔さんのLove Letterとも言われる裏ラベル

↑日本酒度、酸度に注目

微炭酸!気持ちよいシュワ感。米粒はありません。スムーズ!

No.6 S-type 50%

No.6 R-type 60%

斎藤章雄料理長と佐藤祐輔社長

最後に記念撮影パチリ★
◯新政酒造・佐藤祐輔社長のblog
◯六本木三丁目・しち十二候=斎藤章雄料理長のblog
しち十二候の料理コース →スゴワザ満載のマクロビオティック料理もおすすめです!

しち十二候で秋田 新政の会 前菜

April 21, 2013

末候 第十五候 虹始見(にじ、はじめてあらわれる)雨のとき虹を見る時季。
斎藤章雄料理長の店六本木・しち十二候で「秋田 新政の会」が開催されました。

料理には秋田食材が散りばめられて登場。
前菜には「いぶりがっこ蒸し湯葉 、なた漬け、はたはた骨煎餅、はたはたいずし、桜エビ、焼き蚕豆、新じゃが、蒸し比内地鶏」が。
秋田素材が斎藤料理長の手にかかるとそうなる!を満喫しました。
お酒も勿論オモシロし★
●新政ラインナップ
霞発泡生酒
No.6 S-type 生酒
No.6 R-type 生酒
頒布会 白麹菌の純米酒
青やまユ 生酒
鑑評会出品酒
◯新政酒造・佐藤祐輔社長のblog
◯六本木三丁目・しち十二候=斎藤章雄料理長のblog
つづく
_______________________
斎藤料理長関連ブログ

●blog 丸の内一丁目 しち十二候で野菜ランチ
201003blog齋藤料理長さよならコンラッド
201003blog料理長さよならコンラッドno.2
201003blog料理長さよならコンラッドno.3

日本の春を蒸し物で

March 22, 2013

金目鯛、たけのこ、ぜんまいが仲良く蒸し物になった一品。丁寧にとった出汁にとろ〜り餡がけ。白身魚の骨からとった上品な出汁がミックスされたという柔らかな味。
ふっくら、しゃっきり、ぬるぬる。甘み、苦味、うま味。待ってました!の春素材の組み合わせ。思わず手を合わせたくなります。
日本の四季。毎年の芽吹きに感謝!

フランス人が考えるとこうなる!?「桜ロゼ」のラベルデザイン。
醸造家が桜の季節に来日し、旬の食材に合うよう考えたという。漢字のイメージがそこに!発想が新鮮。

桜 オーガニック コスティエール ド ニーム 2012 ロゼ – ドメーヌ カバニス

八寸はワイン対応可のバラエティ三昧、かぶら寿し、煮こごり、ブロッコリーアンチョビソースetc. 「でも、ワインじゃないね」ということで日本酒へ。

お刺身。白身は日高見に、赤貝はその甘さが新政によく合うとマビィの田村安さん。

「ワインはじゃじゃうま娘、日本酒は大和撫子」とパリのISSé黒田利朗さんに教わったことがあります。
例外もあるでしょうけど、まさにであります。よりそうお酒が日本酒。

パリのISSé黒田利朗さん↓
●blog ISSéで調味料を試飲
●blog ISSé黒田さんが選ぶ日本酒&逸品
ついでに。いや、驚いたねのパリ、日本食事情
↓↓↓
●blog こんにちは寿司!?

日本酒を楽しむ和の店「楽 はせ川」

January 7, 2013

家で食べて飲むのが大好きゆえ、外食は仕事と肝試し!? 以外殆どありません。中でもチャレンジしにくいのは和食です。何がどれくらい出てくるか想像しにくいからです。寿司、鉄板焼き、フレンチ、イタリアン、中華はだいたいの品数やボリュームが想像つきます。ですが、和食になりますと非常にわかりにくいのが難。日本酒の品ぞろえもいいとなるとさらに難。またコストパフォーマンスを考えると難難続き。

そんなやまよの行きつけ(といっても年に何回いくの?な)2軒です。
ベジタリアン・マクロビオティック系の人となら斎藤章雄料理長の「しち十二候」。斎藤料理長とは三重県や宮崎県の事業でご一緒させてもらいました。地域活性に力を入れる熱血料理人!

もう一軒は、15年ほど前からお世話になっている湯島の「楽(らく)はせ川」さんです。

(左)先付けは濃厚クリーミィな胡麻豆腐。「楽 はせ川」は季節の素材をたっぷり使用。訪問は10月31日(ふるっ)で長野県のキノコ名人がとった名残キノコの季節。長谷川晋一さんは=”自称”ヨン・キムタク(^^) ぷっ。長谷川さんも南さつま市の地域活性に尽力を。本当に良い人なのです。食で皆が元気になれば!と

八寸が毎回、楽しみ!
自家製からすみ、ふぐ煮こごり、サーモンマリネ、銀杏、南瓜、ブロッコリー(2分蒸し+アンチョビソース)、磯つぶ柔らか煮、蛸(8時間炊き)、生ずいきのおひたし、人参4種味噌漬け、海苔佃煮、トマト(玉ねぎをなにかした詰め物入り)、サワラの桂むき巻、ピーマンのピクルスなど

ひとつひとつの味わいが楽しくて、合わせるお酒もあれこれ試したくなります。お酒のセンスも抜群。蔵元と仲の良い東北泉、王祿は必ずあり、今回は新政の六號と究も。

カウンターが特等席! 素材や調理の手元が見えて、料理のことがすぐに質問できるのが楽しい!その分、賑やかすぎて他のお客様に迷惑がかかるため(笑)貸切状態になるよう集まりましたヽ(^。^)ノ

お造りはひと切れずついろんな種類が登場するのも楽はせ川流。以前、長谷川さんになぜ?とたずねたら「その方が楽しいじゃないですか!」と。確かに!

手前のゴマがふってある鯛とマコガレイは「塩で」。あとはヒラメの昆布締め、キンメダイ、メジマグロ、赤貝、サワラの生寿司、アオリイカ。アオリイカは佐島でとれたもので「日本で一番うまいですよ。小エビ食べてますから」と長谷川さん。浜名湖の海苔を固めたものは最後に食べると脂が落ちて、あと口がいいそうです。細かい隠し包丁が入り、香りよく食べやすい工夫がしてあります。

その昔、ここでフグの部位別刺身を出してもらったことがあります。背と腹側では味が違いました。ですが、なかなかそういう出し方をする店はないように思います。なぜ高級店でもしない(できない)のか?を長谷川さんに教わりました。

長谷川さんは氷の彫刻もお得意。氷の彫像コンクールでは2トンの氷をチェーンソー、電気カンナ、アイロンを使って彫り込んでいくそうです。そして見せてくれたのは、イカの骨の飾り彫り! 野菜の彫刻!?もお得意という。

菊の形に飾り切りした蕪です!

名物の茶碗蒸し。36種類の素材から出汁をひいて作る長谷川さんのスペシャル!

焼き物。ホンマスの自家製干物とイサキの酒盗焼き。

この日は日本酒女子研究会+比留間深雪嬢の誕生日+秋田の木川さんのジョイント!

お燗も丁寧につけてくれます。最近、とっくりにはかまをはかせて出すお店は皆無に近い…です。

クライマックスは!

滋味あふれるキノコ汁! お出汁は白身の骨と身。きれいなうまみに香ばしい、ほろ苦味のキノコが。野生の天然キノコの力強さを堪能しました。これは絶対カツオ節ではこうならない。生麸入り。

ヒラタケ、クリタケ、シモフリシメジ、チカナメツムダケ、マイタケだそうです。

〆のご飯「きょうはうどんにしました!」と長谷川さん。「うちにしかないおうどんです。これがメインディッシュですかね(笑)」

ややっ! この匂い、この濃厚さは!
「あん肝のうどんです」
加えて、炒り大豆、昆布、鰹節、干しエビでとった出汁だそうです。

ちょこっと出してもらった白菜漬け。これがうまいのなんの。神田明神下の麹屋さんの米麹で漬けた白菜漬け。甘酸っぱいナントモいい発酵加減。ゴマは極弱火で30分炒るそうです。プチパチ。

手前は3年寝かせた自家製柚子ごしょう。辛味と柑橘の爽やかさ、滑らかさといい絶品。
長谷川さん、雑誌「やさい畑 2013春準備号」でも白菜料理を披露。

包丁は60本を使いこなすという長谷川さん。蕪を飾り切りした刃ものセットも見せてもらいました。どれもピカピカ。

きれいなのはお鍋の底も鏡のようにピカピカ。
おいしいを作るのにひとつひとつ真剣な長谷川さんです。

甘味も自慢の長谷川さんですが、やまよは甘いものが苦手なので果物を。大秋柿でした。
そして長谷川さん、ユーモアも忘れず、涼しい顔でさくさくとお料理を提供。それをサポートする奥さんのちづこさんも笑顔が優しい女性です。和食のスタンダードがこの店なので、ここより劣る店(値段と味。日本酒とワインの品揃え)だと、もうガッカリ。
プロの仕事かくあるべしを毎回、学ばせてもらうお店です。

●「楽  はせ川」

東京都台東区池之端1-1-1 MK池之端ビル B1F
電話 03-3836-0417
・この日いただいた料理は7000円のコースです。
撮影 RICOH GXR A16 24mm-85mm
過去の「楽 はせ川」料理

◯blog 20111001

◯blog 20101228

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コウタくん1才

October 2, 2012

コウタくんとやまよの誕生日を遅れて祝おうと遊びにきてくれたCafe8の清野玲子さんと息子の孔太くん、川村明子さん。一緒に会うのはホント久しぶり。

コウタくん8月26日で1才に。そして玲子さんはママの貫禄がつきました(^^)

我が家の猫の額テラスにステンレスのカウンターをつけたので、そこで乾杯!
アルコールランプいただきました!

↑左の明子さんことアッキーは現在、独身。BF募集中です。我こそはという方、お知らせください❤ 趣味はインテリアです。豆柴のアポロを飼ってます。

コウタくんは生長著しく、最近のお気に入りは酒のビンという。頼もしいぞ。今から慣れてください。ボルドーがお気に入り

高い高い〜っも大好き

動きも活発になってきた。ママにゴチンっ。要注意だっ。

あっという間の1年と思う。去年の大震災の時はまだお腹だったもの。1歳の誕生日祝いをもらいました。なんと玄米餅! 猛暑の誕生日について、一升餅を背をわせたという。

詳しくはレイコさんブログ→「真夏の餅つき」
それじゃあ珍しいお酒でお祝いと

新政・佐藤祐輔さんが造る、醸造用乳酸無添加の白麹もとの特別純米「亜麻猫」です。爽やかほんのりスイート、キラリーンな酸味のある祐輔ティスト
今季の造りの意気込み!→ blogを

↑玲子さんご持参の手作り一品。赤い果肉はなんとゴーヤの種の周りという。&茹でイカ

焼き枝豆。茶豆系と緑系の2種を食べ比べ

甘長唐辛子とジャコ。plain peopleのJANさんにもらった桃のピクルス

博樹さん特製のラグーと小玉スイカなど

コウタくんの成長が著しく、階段を一人で上がっていきました。

へ〜っ。会うたびに芸が増えるね。次回は壁をはったりして!楽しみ
2012年10月6日はカフェエイト創業12周年! 表参道のPURE CAFEでランチからティータイム、ディナータイムまで、1200円のアニバーサリーメニューが登場とのこと。採算度外視だそうですよ〜。
アッキー川村も店にいると思うので我こそはというメンズ、いらしてくださいヽ(^。^)ノ

撮影 RICOH GXR A16 24mm-85mm

斎藤料理長のスペシャル!

November 5, 2011

前回からのつづき。「大吟醸に通じるものがある」という田村安さんが選んだオーストリアのワイン。キリッとした爽やかさ、透き通るような味わい。それに合わせて、斎藤料理長が考えた料理
お凌ぎに、平貝登場!

海苔のパリパリさを生かして味わう

野々山さんが実演。元エル・ア・ターブル編集長。撮影用に実演してくれました(笑)

撮影用の手の止め方がさすが上手!
自分手巻き寿司です!

今宵のお品書き
先付 胡麻豆富
ごまだれ 艾生姜
冷やしトマト共煮

お椀 鱧葛叩き

お造り 白烏賊と焼茄子
土佐醤油
羽太昆布〆と若布菜
煎り酒

凌ぎ 平貝と伊勢三年沢庵の手巻き寿司

焼物 鱸蓼酢焼き
枝豆燻し 谷中田楽
太刀魚塩焼き
鬼おろし 丸十蜜煮 酢橘

炊合せ 韓国南瓜含ませ 小玉キャベツ丸煮
ピーマン炒り煮

強肴 ドライエイジングビーフ 又は 焼き岩牡蠣

止め肴 鮪の燻製サラダ
平兵衛酢

食事 じゃが芋御飯
合せ赤味噌仕立て 香物

水物 四種類から一品
黒糖プリン 葛きり あんみつ 果物盛合せ
以下、お料理それぞれ

お野菜、しかと斎藤料理長ならではの和味。

野々山さんご夫妻&堀さんご夫妻

お刺身は、醤油じゃなくて煎り酒。

ハスイモを透かして見る堀さんであった。

蓼(たで)食う虫も好きずき…の蓼を食べたらホントに苦かった……。昔の人はうまいこと言ったもんですわ。

味を含ませてから焼いてあった枝豆に感動。不思議とバニラのような樽香が。

いやはやおいしかった…と写真を見るだけで思い出す幸せな味。

そして岩がき。かきはワインに合いにくいですが、ミルキーで香ばしい焼き方にオーストリアが同調。

日本酒もいろいろ!

次はあれ、それ、これ。

岩がき別カット。

ご飯は三重の近藤けいこさんが栽培した無農薬ジャガ芋入りの炊き込み

ご飯がくると嬉しい! あらら、ほっぺた真っ赤(恥)

マントラーホフさんありがとう!

と、ワタクシの真向かいの幸せの皆さん。右写真は全体図。斎藤料理長ごちそうさまでした。お見事でした。

いいお酒は料理をさらにおいしくするし、その逆もしかり。
お酒はあまり!?強くないので、審美眼をつけ、しかるべきお酒を、適量だけ飲んで過ごしたいと思う2011です。

●しち十二候

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