ご当地もの
« Previous Entries Next Entries »海上安全、大漁満足!美保神社
April 11, 2015美保関、美保神社。立派な注連縄は蛇がからまった状態という説もあり、しみじみ見入ってしまいます。
御祭神は、美保神社HPより
〜以下、自分備忘録〜
●三穂津姫命(みほつひめのみこと)
五穀豊穣・夫婦和合・安産・子孫繁栄・歌舞音曲(音楽)
高天原の高皇産霊命の御姫神で、大国主神の御后神。高天原から稲穂を持ってお降りになり、人々に食糧として配り広められた神様で「五穀豊穣、夫婦和合、安産、子孫繁栄、歌舞音曲(音楽)」の守護神として篤く信仰されています。また、美保という字はこの神の御名に縁があると伝えられています。
●事代主神(ことしろぬしのかみ)=えびす様
海上安全・大漁満足・商売繁盛・学業・歌舞音曲(音楽)
大国主神の第一の御子神。鯛を手にする福徳円満の神えびす様として世に知られ、「海上安全、大漁満足、商売繁昌、歌舞音曲(音楽)、学業」の守護神として篤く信仰されています。また、出雲神話・国譲りの段において御父神・大国主神より大変重要な判断を委ねられた尊い神様です。
えびす様の総本宮!
というわけで海関係の方が、船でお参りすることが多いのですね。
神事も海が舞台、多し
子供の頃の初詣は美保神社。当たり前の神社でした。改めていつ出来たのかHPで確認すると、733年の『出雲国風土記』に社名がすでにあると。歴史あります。
●ご創建
天平5年(733)編纂の『出雲国風土記』及び延長5年(927)成立の『延喜式』に社名が記されており、遅くともその時期には「社」が存在していたことがわかります。境内地からは4世紀頃の勾玉の破片や、雨乞いなどの宗教儀式で捧げたと考えられる6世紀後半頃の土馬が出土しており、古墳時代以前にも何らかの祭祀がこの地で行われていたことがうかがえます。
●拝殿
昭和3年、建築学者伊東忠太の設計監督により造営。檜造りで、屋根は杉板を敷きつめた柿葺き(こけらぶき)。船庫を模した独特な造りで壁がなく、梁がむき出しの上、天井がないのが特徴です。
この構造に加え周囲が山に囲まれている為、優れた音響効果も。鳴物をお好みになるご祭神への崇敬から年間を通して音楽の奉納も数多く行われます。
※伊東忠太が設計に携わった社寺…橿原神宮・平安神宮・明治神宮・築地本願寺など多数。
昭和3年、建築学者伊東忠太の設計監督により造営。檜造りで、屋根は杉板を敷きつめた柿葺き(こけらぶき)。船庫を模した独特な造りで壁がなく、梁がむき出しの上、天井がないのが特徴。
この構造に加え周囲が山に囲まれている為、優れた音響効果も。鳴物をお好みになるご祭神への崇敬から年間を通して音楽の奉納も数多く行われます。
※伊東忠太が設計に携わった社寺…橿原神宮・平安神宮・明治神宮・築地本願寺など多数
●お札お守り こちらは「昇運鯛守」
船のイカリも
美保神社 http://www.mihojinja.or.jp/
●平成25年で200年の節目「平成の大造営」
地元の歴史をおろそかにしていました。
お土産ものやさん、海産物多し!
タコ干物
イカトンビ
エテガレイの干物
エテガレイの干物、ブラインドのようです!
美保関の美保館
April 10, 201520150403金曜日
境港のお向かい、美保関町へ行った時のこと。ここは境水道大橋を渡ってすぐ(車なら)。
しとしと小雨ふる日で人通りもなく、いつもなら複数出ている名物のイカ一夜干しスタンドも出ていません。
「北前船の時代は西日本一、賑わっていた町で、伊藤博文氏は美保館に2回も訪れています」と美保館社長の定秀哲也さん。この石畳通りが映画館や土産物屋で大賑わいだったとは、にわかに信じられません…。
美保館の本館を案内してもらいました。
まるで映画のセットみたいなクラシックな佇まいです。
昔ながらの板間や建具そのままのため、音取りされて、NHKラジオドラマなどにも使われたそうです。
あちこちに、映画のセットみたいな光景が。
2階へ上がると
明るく見渡せます
障子に墨文字が!
高浜虚子、湯川秀樹というビッグネームの書(なんでも裏側から書いているそうです)
こんな方々が逗留→ http://www.mihokan.co.jp/history.html
湯川秀樹氏の書は「一筆を 書かねば通さぬ 美保関」。なんでも、最初の訪問時は書いてくださらなくて、次の時に、これを書いたという。考えぬいた一句!?
美保館の定秀社長いわく「祖先が廻船問屋から旅館業を始めまして」
こちらの本館は、結婚披露宴の会場で貸し切りOK。ご予定のある、なしの皆さん、いかがでしょう
驚いたことに全館Wi-Fi ですと。
さっと紙を渡された時に、さらさらっとこんな絵を書いてみたいもんです!
本館2階には、70畳近い大広間があります。今でも、朝食会場に使われています。壮観です。
大広間から海を望む。この眼の前の海が、北前船で賑わったという
味のある掛け軸
とっくり!!!
往年の美保館 本館 大山の間
春畝山人=伊藤博文の書「水廣則遊魚」
大山の間の説明
島崎藤村、高浜虚子、徳川夢声など、様々な人が訪れたそうです。それだけ賑の町だったと。西日本一の歓楽街!?
ロビーに飾られた↓乃木大将の書(右)
(右)書?といっても、社長さんいわく「紙にサラサラっと書いたメモ」という。
書いてあるのは
「薄謝 乃木」
有名人はなんでもとっておかれてしまうのですね。
それにしても皆さん達筆。書は嗜みということを知りました。
かわいかったのでパチリした美保館のお座布団
目の前の海の風景を描いた広瀬絣だそうです。
こちらもキュートな広瀬絣!
売店で見つけた小瓶、なにやら気になる1本が
専務の定秀陽介さんが企画した、美保館オリジナルの「鯖塩辛」!
原材料は山陰沖でとれた真鯖と食塩のみで無添加。長期保存が効くよう塩分強めだそうです。しっかり飲める!?塩辛とみました アンチョビみたいに使ってみようと購入。
美保神社は桜が散り始めていました。
神社内に、船のイカリが!海とともにある美保神社ならではでしょう。
おまけ●美保館本館にて
記念撮影パチリの図。天井がガラス窓なので本当に明るいです! 半アウトドア感覚ですね。
食が直結した境港水産物直売センター
April 9, 2015境港水産物直売センター
2015年より県から、山陰旋網漁業協同組合に運営が変わった境港水産直売センター。その場で食べることもOKに! 施設内には食事処「海陽亭」、「境港の漁師小屋」もでき、魚と食がより直結!一層楽しめる形に変わりました
鮮度抜群で安い!とれたて魚介類を、家に送って楽しむも良しですが(どの店舗も直送可)、今、ここで出会った目の前の魚介類を即、味わってみたいです!まさに旬の岩牡蠣なんて特に
浜橋水産さんの売場で「岩牡蠣食べる人、殻をあけます」の文字発見
岩牡蠣といったら伊勢志摩、畔蛸に名産が多い三重県です。三重県庁の福島頼子さん「勉強に食べてみやんと」隠岐島の岩牡蠣「海輝王」です!
せっかくなので、一番大きな岩牡蠣「海輝王」をあけてもらいました!
一に勉強、二に勉強!隠岐の島の岩牡蠣は外洋育ち
日本海育ちの養殖岩牡蠣は、ギュッとしまった身質で海水の味が濃く、ぷるんツルン、ミネラリー。調味料まったく不要。爽やかで美味でした☆
ヨソを知らねば、地元のいいものは客観的に語れません。漁師さん、行政の方も含めてヨソを食べずに地元自慢されることが多々ありますが、やっぱりヨソも食べてみやんと!
浜橋水産さんの名物は一夜干し。とくにこのエテガレイの干物!
私は白身魚が好き!
松葉蟹漁が終わると、ようやくハタハタが市場に姿を現します。
浜橋水産さんで送ってもらった干物たち↓ ビニールにドンとくるのが市場っぽい
なぜ浜橋水産かといいますと
いとこのミッちゃんが浜橋水産に嫁いだからです。嫁いだって30年以上前の話。年々、お会いするたびに、たくましくなっていくミッちゃんです♡ 嫁ぐ前はワンレン、スリム、ストッキングにパンプスな女性でした。
境港水産物直売センターには様々な店があります。それぞれに個性がいっぱい!
今回、おぉっと思ったのが
右の1200円は「ばばちゃん」です!
ひどいところは「ばばあ」と呼ぶそうです。その名は、顔からだそうです…。
いろんな魚種が勢揃い!
名物はハタハタ。境港では「白ハタ」といいます。
サザエも安い!
隠岐島産の赤生子!
ナマコのあの部分がこんなふうに売られていました!や、安い!
「ぼーず殺し」という物騒な名前がつけられた真っ黒の麺のような海藻。独特の濃い風味があって美味です。この時期のみ!
ややっ。こんな妙ちくりんな蟹が!
足のない甲羅のみ!安い!
カニミソ好きにはたまらない袋売り
なんでも、試食用に足をとった残りなんだとか。気前よく試食させてくれました。
店の名前は、土井商店さん、多品種で説明もしっかりあり、面白いです!
土井商店さん、この日の鮮魚おすすめセットなるものがあり、あまりにその組み合わせが面白いので蟹好きのお友達に甲羅とミックスセットで送っちゃいました。
「境港の今日がわかる図鑑セット!」と喜んでもらえました〜〜!
●境港水産物直売センター
facebook
境港の漁師小屋
海陽亭
境港水産物直売センター
鳥取県境港市昭和町9-5 TEL:0859-30-3857 FAX:0859-30-3819 8:00~16:00 火曜休(一部店舗は火曜日も営業)
不在の場合は TEL:0859-42-6381(山陰旋網漁業協同組合)
鳥取県境港市昭和町9-5
TEL:0859-30-3857
営業時間 8:00~16:00 火曜休(一部店舗は火曜日も営業)
境港の蕎麦店・平田屋
April 8, 2015「強風のため、着陸できない場合は羽田に引き返す」宣言があったゲゲゲの米子鬼太郎空港。到着時間はちょうど晴れ、風も止み無事着陸でホッ。
境港は突端にある半島で、市内から見える景色はほとんど島根県。ゆえに皆さん「ここは鳥取?島根?」状態。
何度「鳥取」といっても「島根はいいわね〜」とか言われちゃうと、コマッちゃうリンダよ!
http://www.sakaiminato.net/
境港は鳥取県ですっ!
まず、腹ごしらえはお蕎麦。境港は意外にも蕎麦文化圏なのです。
おすすめは平田屋さん! 味がある佇まい
創業万延元年という老舗
味のある看板に、暖簾にも蕎麦の絵が染め抜かれています。
ガラリと戸を開けると
「蕎麦 有名店」
メニューは3種類のみ!と潔い。
量は少なめなので、最初に「釜あげ」→後で「ざる」の順で頼むのが正解です
畳の間でいただきます
こちらが「釜あげ」蕎麦
蕎麦の甘みを感じる、ほのぼのした懐かし〜い味わい
松田美智子先生と小川節子さん「釜あげ」食べるの図
具は葱とかつお節のみ
薬味は七味!
ゴリゴリしたであろう粗挽きです。
これがまた辛くて、この蕎麦にぴったり
そして冷たい蕎麦「ざる」でございます。
入口前に、昔のお道具類が
営業時間は11時から19時までノンストップ営業。お休みは水曜日
帰りにお店の前でパチリ。映画のセットみたいです
◯ 平田屋
境港市渡町1301 TEL 0859-45-0216
■営業時間 11:00~19:00
■定休日 水曜日
■アクセス JR境港駅より車で10分
鳥取県境港市渡町1301 ☎ 0859-45-0216
■営業時間 11:00~19:00
■定休日 水曜日
■JR境港駅より車で10分
http://www.sakaiminato.net/
境港でベニガニを学ぶ
April 7, 2015蟹博士の
川口 利之さんに手ほどきをうけました
http://kani.ocnk.net/ー 場所: 味処 美佐
境港の美沙さんで紅ズワイガニの勉強会でした。指南役の川口 利之さん大変お
世話になりました!
http://www.sakaiminato-misa.server-shared.com/
初日夜は境港の味処 美沙で紅ズワイガニの勉強会。店主・濱野政和さんは境港ベニガニ有志の会会長。会では、保育園や幼稚園でカニ集会(説明&試食)、小学校で給食提供、高校で実習、大人向け料理教室。水木しげる記念館で予告なしのベニガニ振る舞い!という精力的な活動。これが評価され、県の三ツ星サポーター第1号に認定。
そんな美佐のテーブルでは、カニ甲羅が炭火焼きでスタンバイ!
茹でベニガニもスタンバイ
境港ベニガニ有志の会・蟹博士ベニガニ・カワグチこと川口商店の川口利之さんに、ベニガニ手ほどきをうけました。
炭火焼きの網にはアルミホイル。炭焼き直接だと、甲羅に穴が空いてしまうためだそうで、いろいろさんざん試した結果、このスタイルになったとか。
次から次へとベニガニが運ばれてきます。
ベニガニとひとことで言っても、千差万別。誰がどの船から選び、どの等級を選ぶのか、身質を見極める眼が必要。
以前、取材させてもらいました↓
お宝!日本の「郷土」食 18 [鳥取県境港市]味は極上、値段は格安、知られざるカニ ベニズワイガニの圧巻甲羅酒
境港では夕飯にカニが出ますが、みそ汁には雌ガニをよく入れます。東京ではまずそんなことがないと聞いて驚きました。
カニ好きの人でも、意外に知られていない日本のカニ。日本で食べる大きめのカニは、ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニの3種類が主流。特にズワイガニは越前や松葉、間人など「地域名」がついているため、それぞれ種類が違うカニだと思っている人多し。メスのカニも地方によって違う呼び名がついているため、これまた別のカニだと勘違いしている人も!
こちらは甲羅の味噌を活かした茶碗蒸し!
カニミソの味がこっくり、とろ〜り!
ベニガニの甲羅焼き!そのままを焼くの図。ベニガニの甲羅は、ぱかっとあけて焼くだけでオオゴチソウ☆
ベニガニ・カワグチ先生から質問が
「カニの味噌は、人間で言えばどの臓器にあたるでしょう?」
「脳みそですか?」と、○子さん
ベニ先生「こんなにたくさん脳みそがあったら(笑)海に沈んでいません」
答えを聞いてなるほど〜〜!でした
ぜひ、美佐でカニを食べながら、川口商店でカニを注文して、答えを聞いてほしいもんです
その貴重なカニ味噌、アツアツに焼きあがったら!
カニミソにカニ肉をつけて食べる!
たまりません☆
カニの身はさっと茹でただけでウマシ! 余計な調味料は一切不要と思いました。
そして、食べきった甲羅にHOT純米酒を注いで炭火焼きして甲羅酒!
味処 美佐の日本酒ラインナップ。すべて純米酒。左から太平洋側の酒蔵、高知県の司牡丹・純米酒。お隣、島根県の月山・純米吟醸。境港市内の酒蔵、千代むすび・純米強力など
千代むすび酒造のスパークリング「しゅわっと空」。
とはいえ、皆さんカニに黙々
持ち込みもさせてもらい、カニに合う酒のマッチングを試しました。
しゃぶしゃぶで!
鍋にチャポン。身がふっくら広がったら即、引き上げ!
「カニは火加減が重要」とカワグチ先生
焼きもですが、「火を通しすぎると身がどんどん縮むので要注意」と。
「生で食べられる鮮度なので、火がはいって、身が白くなったら、そのタイミングで」だそうです
素敵状態☆
ベニガニ記念撮影の図。カニの手、「V」ポーズをするのがお約束
「はい、カニ〜〜〜」
あとで写真を見たら、ひとり協調性のない人が。問うと、「えっ!皆さんしていたんですか?」というトボけた発言の三輪さんであった。
池田陽子さんが丁寧に取材しレポートを ↓ ベニガニのことがよくわかります。
激安なのに磨けば光る“赤い宝石” 鳥取・境港発「ベニズワイガニの逆襲」
●味処 美佐
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●川口商店
http://kani.ocnk.net/
鳥取❤蟹ツアー1
April 6, 2015日本海の波音を久々に聞きました!
松田美智子先生に蟹のリクエストを頂戴し、ツアーしました鳥取県
ここは皆生の華水亭さん。日本海に面した温泉です。
*毎日、おいしい楽しいナルホドがいっぱいで書きたいことだらけなのですが、ブログがなかなか更新できません。Instagram、facebook(リアル会いした方のみ)は写真UPが簡単なのですが・・・課題です。
誰もいない瞬間をパチリ☆久しぶりになんとも優雅な時間を過ごしました
夕食ナシのビジネスプランがリーズナブルです! お湯は美肌の湯
いつの間にか鳥取県は「蟹」取県に!?
境港の「味処 美佐」さんで蟹三昧!
川口商店のカワグチ・ベニカニ博士にご指導いただきました!
美智子先生もニッコリ!カニ笑顔
http://www.sakaiminato-misa.server-shared.com/
●味処 美佐
http://www.sakaiminato-misa.server-shared.com/
●蟹専門 川口商店
http://kani.ocnk.net/
強力手ぬぐい
March 27, 2015今回、お酒、料理ともに、力を込めたのが「強力」手ぬぐい!
「強力」
自分で書いてみても、力強く(強力=力強)文字通り!強いパワーを感じます。これをいろいろな書体であったら、それを見て書きたい!
そこで合気道書家である唐沢美智子先生にお願いしたのです。
強力 ゴウリキ ごうりき 純米酒
GO GO GOHRIKI TOTTORI-KEN (笑)
皆さんも喜んでかぶったり巻いたり、楽しんでくれました。
辻さん、白土さん、江澤さん。
皆さんが首からかけているのは
こちら、強力の各酒と蔵ガイドです。濡れてもいいよう防水紙で印刷しました。
蔵とお酒の情報を盛り込んで
今回は6蔵、10種類の強力を紹介しましたが、飲み残しがないよう、チェック欄を設けてみました。
その「強力」手ぬぐい!
書体もいろいろ。書によってガラリと雰囲気変わりますね!
今回の「強力」は楷書あり、隷書あり、草書あり…と、様々。
唐沢美智子さんこと書家名・蕗翠(ろすい)先生の力作です。
えっ、「強」力作!?
人により、巻き方も様々な強力手ぬぐい(左)特攻隊風あり。右は勅使河原さん
(右)田吾作風あり
正統派の農ギャル(ギャルか!?)風あり。浅井さん
姉さんかぶりあり。西村さん、山根さん、木村さん
↓合気道書家●唐沢美智子(蕗翠)先生のプロフィール(プロのアナウンサーでもあります)
暮らしに寄り添う書を提案されています
手ぬぐいのデザインはご主人の唐沢 耕(こう)さん。
私の編集人生の大先輩です!
半農半編の暮らしをされて、奥様のためにお弁当作りも!
蕗翠先生こと、唐沢美智子さんに「強力」ついてうかがいました
「強力は、意味的にも、文字そのものも強いのですが、それだけではなく作り手の皆さんが、真摯に丹精込めて作られたものということです。地酒造りの心意気、美味しいお酒を飲んで欲しい!その思いやりを感じながら書いてみました。」
そしてアドバイス!
「私が書を書く時に、一番大切にしていることは、ワクワク感です。書く時のポイントは、まず、この字がいいなぁ、書いてみたいと思ったら、その時のワクワク感を大切に、お手本となる字を穴があくほどよ~く見て、一枚目から清書するつもりで書いてみて下さい。意外にその作品が一番感動があって、良い作品だったりしますよ!」
筆は上の写真の中から、それぞれの書に合わせて選んだそうです。 「強力」とひとことで言っても、それに込める思いや、気持ち、それをぴったり表現する筆使いなど、書く前にいろいろな奥行きがあるのですね。さっそくお手本として書いてみたいです。
ワクワク強力
「強力は、意味的にも、文字そのものも強いのですが、それだけではなく作り手の皆さんが、真摯に丹精込めて作られたものだということです。地酒造りの心意気、美味しいお酒を飲んで欲しい!その思いやりを感じながら書いてみました。」
「私が書を書く時に、一番大切にしていることは、ワクワク感です。書く時のポイントは、まず、この字がいいなぁ、書いてみたいと思ったら、その時のワクワク感を大切に、お手本となる字を穴があくほどよ~く見て、一枚目から清書するつもりで書いてみて下さい。意外にその作品が一番感動があって、良い作品だったりしますよ!」
「筆は、この中から選んでそれぞれを書きました。
さて、どれを使って書いたのでしょうね
日置桜の「強力」が飲める神田バル・福33の店主アサリさんが強力手ぬぐいを頭に巻くの図。
いや〜美人だと絵になりますね。お似合いです!
ええ、飯島さんと山根さん、メンズもお似合いです。
鳥取ゴーリキ純米酒と薬膳おつまみNIGHT〜民芸編〜江澤香織さん
March 26, 2015というわけでシブイ…いぶし銀のような魅力の強力純米酒&おつまみをいただいたわけですが、そのシブさは、器にも反映されている鳥取県
今も、民芸の窯元がズラリ揃います
窯元紹介!
●福光焼 倉吉市福光
鉄による黒釉(黒化粧)と飴釉とのコントラストを生かし、高台は深く削り出し薄手ながらも重厚な作風。登窯で焼成、プロセスを楽しみ、心安らぐ器作りを目指す。
●黒見焼 倉吉市黒見
鳥取の民芸家、吉田璋也の紹介で因州中井窯にて陶技を習得。昭和47年、倉吉の黒見に登窯を築いた。暮らしに溶け込む焼き物を目指し、作陶に励む。
●福光焼 倉吉市福光
鉄による黒釉(黒化粧)と飴釉とのコントラストを生かし、高台は深く削り出し薄手ながらも重厚な作風。登窯で焼成、プロセスを楽しみ、心安らぐ器作りを目指す。
●黒見焼 倉吉市黒見
鳥取の民芸家、吉田璋也の紹介で因州中井窯にて陶技を習得。昭和47年、倉吉の黒見に登窯を築いた。暮らしに溶け込む焼き物を目指し、作陶に励む。
●因州中井窯 鳥取市河原町中井
昭和20年に登窯を築き、鳥取の民芸家、吉田璋也の指導を受け、用と美をテーマに真の民芸品を制作。粘土は地元のもので釉薬は黒釉、緑釉、白釉を主としている。
●大山(だいせん)久古(くご)窯 伯耆(ほうき)町久古
大正時代に焼かれていた大山焼を再興し、昭和45年開窯。素朴さと現代感覚をそなえた焼き物を製作。鉄釉を主として使用、研究し変化に富んだ魅力ある陶磁器である。
●浦富(うらどめ)焼 岩美町浦富
江戸の末期から明治維新により廃藩になるまで数十年間、染付の日用雑器が焼かれていた。昭和46年桐山城趾の山麓に窯を築き、浦富の磁器として再び生まれている。
●因久山(いんきゅうざん)焼 八頭町久能寺
江戸時代の中期に、鳥取藩主池田侯に招かれた京都の陶工が築窯。藩の御用窯として茶器などを焼かせたのが始まり。古くから伝わる登窯で焼かれ、わら灰釉薬を使い、独特の味わいを出している。
●山根窯 鳥取市青谷町山根
昭和60年春、青谷町山根の地に開窯。蹴りロクロを使い、登窯にて焼成。伝統的な仕事の中に明るく健康な暮らしの器を目指す。
●延興寺(えんごうじ)焼 岩美町延興
昭和54年春に開窯。地元の陶土・釉薬原料を活用し手仕事の伝統継承と展開を目標に日々の生活を潤す器作りに取り組む。籾灰や黒石(泥岩)を使った独自の釉薬は用の美を重視した無駄のない造形に深みを与える。
皆さん、両手に酒器2つ使いで楽しんでくれました。
「辯天に辯天〜♫」と歌いながら、マッチングを楽しんでいたのは
江澤香織さん!山陰が大好きで鳥取に何度も訪れ、生産者を取材する山陰通!
詳しくはこの本をLook ↓
「新版 山陰旅行 クラフト+食めぐり」
All aboutにも寄稿しています↓
●鳥取の手仕事を巡る旅1 民芸美術舘編
http://allabout.co.jp/gm/gc/31610/
http://allabout.co.jp/gm/gc/31610/2/
香織さんは泣く子も笑う「だめにんげん祭り」の会を主宰。その会長です。
●鳥取の手仕事を巡る旅2 陶芸窯元巡り1
http://allabout.co.jp/gm/gc/31609/
http://allabout.co.jp/gm/gc/31609/2/
http://allabout.co.jp/gm/gc/31608/
●鳥取の手仕事を巡る旅4 様々な伝統工芸品
http://allabout.co.jp/gm/gc/31607/
いまでやの白土暁子さんと香織さん。強力手ぬぐいがお似合い〜
香織さんの最新刊!
「酔い子の旅のしおり 酒+つまみ+うつわめぐり」
良い子じゃなくて、酔い子です!
さすが、だめにんげん会長です \(^o^)/
web立ち読み〜
鳥海明子さんの鳥取食材で薬膳おつまみ
March 26, 201520150320鳥取のゴーリキ(強力)純米酒と薬膳おつまみNIGHT続き
「ねばりっこと紅ずわい蟹のしんじょ椀~あごだし~」
「稲田姫の酒粕とアボカド×新玉ねぎのディップ」
「豆腐ちくわのひじきソース」
「豆腐ちくわと砂丘らっきょうのピンチョス」
「いかの麹漬け入り一口ロールキャベツ」
「とろハタと香味野菜の柑橘マリネ」
「板わかめと浸し豆(青大豆)のミニおむすび」
「はま茶」etc.
国際薬膳師・鳥の巣主宰 鳥海明子さんが考えた鳥取食材で薬膳おつまみと効用をご紹介
「ねばりっこと紅ずわい蟹のしんじょ椀~あごだし~」
「ねばりっこ」は鳥取名産・砂丘長芋のオリジナル品種。その名の通り、粘りが強く、甘味とコクもしっかり。「砂丘ながいも」と粘りの強い「いちょういも」を掛け合わせで誕生。緻密で粘りが強く、アクが少ないので、すりおろしてそのまま焼いたり、揚げものにも向きます。境港で水揚げされた紅ずわい蟹のむき身と「しんじょ椀」仕立て。出汁は鳥取が誇る「あご=トビウオ」出汁。
●効用
「長芋」は別名「山薬」といい漢方薬にもよく用いられ、薬膳では一年中大活躍。胃腸の働きを高め、肌のたるみや乾燥、スタミナ不足にも効果的。「菜の花」は体を温め、体内で滞った血液の流れを改善。ニキビや肌荒れなど皮膚の炎症に良いとされています。「蟹」は、血行不良を改善し老廃物の排出に役立ちます」
あご(トビウオ)のだしは、初夏の訪れを告げる味覚として親しまれています。煮干にすると上品でスッキリとした甘味と、独自の旨味ある出汁がとれます。かつおぶしのダシより上品で、味が深いと言われダシの中では高級品。
「豆腐ちくわと砂丘らっきょうのピンチョス」
「豆腐ちくわのひじきソース」
鳥取名物・豆腐ちくわは木綿豆腐と魚のすり身を混ぜて蒸したヘルシーフード。全国でも鳥取県中東部だけにある独特の加工食品。木綿豆腐と白身魚のすり身を約7対3の割合で混ぜて蒸し上げてやわらか。味は淡く繊細でふんわりと豆腐の香りが。
●ひじきのソース
●砂丘らっきょう×大葉ピンチョス
2種類と味のバリエーションを用意
●効能
「豆腐は体を潤し、ほてりやニキビ、皮膚炎の解消に役立つ食材。春に旬を迎えるひじきは、血を補い貧血やめまいの予防によい食材として知られています」
「マッシュルームは、血行不良によく、アンチエイジング食材という一面も。気の巡りを改善し、体内の老廃物を取り除く働きのある香菜をトッピングしています」
「らっきょうは、生薬名を薤白(ガイハク)といい、気の巡りを改善し精神ストレスの解消に役立ち、薬膳では「心臓の薬」とも呼ばれています。「大葉」も、らっきょう同様に気の巡りを改善するほか、胃腸の働きを整えてくれます」
「いかの糀漬け入り一口ロールキャベツ」
いかの糀漬を旬の春キャベツで包んで一口つまみに!
イカの糀漬けは、真冬の山陰地方の山間部で雪に閉ざされた間の保存食として、生活の知恵から生まれたと言われています。生イカではなく、味が凝縮した一夜干しを使用。
お酒がすすむ!いかの糀漬け入り一口ロールキャベツ
境港で1本釣りされた鮮度抜群のするめいかを干し、こだわりの麹調味料で1か月間なじませたのが「いかの麹漬け」。各家、各メーカーごとに調味料の配分、製法が違います(常温販売の土産物店のものは添加物が多くおすすめしません。購入時は原材料をチェック)
↑小倉水産食品のいか糀漬は無添加。要冷蔵。アンテナショップでも販売
●効能
「いかは血を補い、体に栄養と潤いを与えてくれる食材です。目のかすみ、抜け毛、めまいのほか、情緒の安定にも効果的」
「キャベツは、胃腸の働きを高めてくれるほか、アンチエイジングや虚弱体質の改善にも」
「稲田姫の酒粕とアボカド×新玉ねぎのディップ」
↑鳥海明子さん(境港市出身。日本酒大好き!)
●効用
「血行を良くし、体を温める「酒粕」。美容効果が高く潤いのある肌をつくる「アボカド」。気血の巡りを改善し、肩こりや肌のくすみにもいい「玉ねぎ」で作ったお手軽ディップ。クラッカーにのせて」
器は鳥取の窯元
そして!「とろハタ」登場
「とろハタと香味野菜の柑橘マリネ」
鳥取のハタハタは大きくなるほど脂のりが良いのが特徴。中でも、10%以上の脂肪をもつ全長 20cm以上のものを「とろはた」と認定。とろける旨さが自慢の鳥取県のオリジナルブランド。
「板わかめとひたし豆(青大豆)のミニおむすび」
板わかめは山陰地方独特のシート状に乾燥させたわかめです。そのまま酒のつまみに良し、ご飯に混ぜても美味。お米は、日本穀物検定協会「米の食味ランキング(平成25年産)」で5段階評価、最高の「特A」を取得した鳥取県産「きぬむすめ」。冷めてもおいしくておむすびにもピッタリ!
↑青大豆をひたし豆に
●効能
「むくみや皮膚の腫れ、吹き出物に有効な「わかめ」と、気血を補いスタミナをつけてくれる「大豆」を混ぜこんだミニおむすび。日本酒にも使われ、日本人のソウルフード「米」は、元気の気を補い、胃腸の働きを整え、慢性的な疲れやイライラ防止にも役立ちます」
板わかめは、生わかめを水洗いし、手作業で1本1本板状に並べ、端同士を重ねて乾燥させた100%手作りの品。そのままでも細かくしてご飯にかけても美味。
辯天娘さんの奈良漬けを添えて
「はま茶」
●効能
「マメ科の植物・河原決明(カワラケツメイ)のお茶です。生薬名は三扁豆(さんべんず)。利尿作用、便秘改善、滋養強壮、目の疲れに良いとされています。香ばしく自然な甘さがあり、ほっとする味わい。ノンカフェイン」
◯「はま茶」はながた茶店の製品。有機栽培のお茶を扱う良心的な茶店ですwww.nagatachamise.jp/
◯とっとりおかやま新橋館 http://www.torioka.com/
◯鳥海明子さん http://torino-su.com/
◯日置桜醸造元 山根酒造場 http://www.hiokizakura.jp/
今回のお箸!県産の杉端材
香り爽やかな口当たり良しの割り箸でした!
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酒米強力と上原先生、辯天娘
March 25, 2015「鳥取のゴーリキ(強力)純米酒と薬膳おつまみNIGHT」続き
酒米・強力の復活に上原 浩先生あり!
尾瀬あきら先生の漫画「夏子の酒」では上田久先生として登場した名物先生
●上原先生語録「酒は純米、燗ならなお良し」
純米酒生産の立て役者!
●上原先生語録
「良い酒ばかりを150石(一升瓶15000本)ばかり飲んできた。悪い酒はよう飲まん」
広島県財務局より鳥取県工業試験場に移り、鳥取県、中国地方、全国で醸造指導を行う。“蔵元は安さを追求するのではなく、価値ある酒を造るのが必要” と純米酒造りを説いてまわった先生
●上原先生語録
「一に蒸し、二に蒸し、三に蒸し」
理に適った醸造指導方法で、今なお全国に信奉者多数。辨天娘さんの教科書は上原先生の著書という
「辯天娘 純米強力生もと 24BY」
蔵元の自家栽培による「強力」。温度も推奨あり
こちらは速醸もと「辯天娘 純米強力 25BY」
辯天娘さんのお酒は、すこぶるキレよし!しっかり切らした辛口です。
辯天娘さんの奈良漬け(ウリではなく、地元産大根ときゅうりを使用)
その昔、今は熊本県庁に出向中の木村敬さんが鳥取県庁時代に送ってくれたのが目覚めるきっかけ。それまでは「奈良漬けの甘いの苦手」でしたが「まあ、だまされたと思って(笑)」と。その見事なまでの豊かでキレのいい美味しさにびっくり仰天!つまみになるんです。
お宝!日本の「郷土」食 1 [鳥取県若桜町]
野菜、米、酒粕もすべて地元町内産
酒蔵が作る長期熟成なら漬け
affの連載を引き受けた時に、この奈良漬けのことを真っ先に書きました↓
●お宝!日本の「郷土」食 1 [鳥取県若桜町]
野菜、米、酒粕もすべて地元町内産 酒蔵が作る長期熟成なら漬け
以下、原文紹介します
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漬物好きでも「なら漬けだけは苦手」が多い。ツンとする酒の辛さに、ベッタリした甘さ。漬け物なのにご飯に合わず。ましてや酒の肴になることも、ない。ところがこのなら漬けは違う。瓜ではなく、大根ときゅうり。色も黄金色ではなく、濃い琥珀色で熟成したコク味がある。甘みもほど良い。町の95%が森林という鳥取県若桜町の太田酒造場の一品。漬け床の酒粕は純米酒の粕で、地元産の米を使用。これに地元の秋大根ときゅうり。素材から加工まですべて作り手がわかる100%地元産仕込みだ。
決心の純米酒づくり
太田酒造場は100年前に酒づくりを開始したが、昭和の終わり、酒の需要が大幅に減少し、泣く泣く酒づくりを休造。現当主の太田義人さんは無念極まりなく、策を練ること10年。「自分たちが飲む分を仕込む」気持ちで復活を計ったという。外から杜氏を雇う余裕はなく、弟の清人さん、従兄弟の中島敬之さんの身内トリオで再スタートを切る。「米だけの酒、純米酒がつくりたい」。醸造用アルコール、糖類、酸味料を添加した酒はつくらない。お酒はひと夏越して味がのってから売る。これが信条。米の豊かなうまみをもつ酒は燗酒にすると真価を発揮。みそや醤油、漬け物など、日本古来の発酵食、発酵調味料を使った料理にぴたりと合う。そして漬け物にも。
米生産者はすべて知り合い
お酒のタンク、そして酒ラベルには米農家の名が記載。赤松地区の山本敬二、糸白見地区の前田寿則という具合。酒は麹に使う米と掛け米に使う米は変えることが多いが、太田酒造場では絶対にしない。「一生産者、一種類の米で仕込みます。混ぜると酒を買いにきた米農家さんがガッカリするので」と太田さん。だからこそ、米の個性がよくわかる酒に仕上がる。酒米は鳥取県のオリジナル品種、強力(ごうりき)と鳥姫(とりひめ)に、玉栄(たまさかえ)、五百万石(ごひゃくまんごく)、山田錦(やまだにしき)の5種類。地元の契約農家に加えて、杜氏(中島敬之さん)と社長(太田義人さん)も酒米を栽培している。米の作り手の気持ちがわかるので「一粒足りとも無駄にできない!」そんな純米酒は評判も上々。わずか2タンクから始めた酒造りが、今や15タンクを仕込む。
塩で3回、酒粕に7回以上漬け直す
うまい酒だから、しぼった酒粕もうまい。この粕を有効に利用しないと勿体ない。考えたのがなら漬けだった。保存食が得意の義人さんの母、百合子さんが出雲杜氏に教わった漬け方をもとに試行錯誤。その結果、塩で3回、酒粕に7回漬け直すことにいきついた。熟成期間2〜3年という。なんとも手間ではないか。どうしてこの回数に? と百合子さんに聞くと「それがおいしかったから」と笑う。塩で漬ける毎に塩辛さは増す。3回漬かり、塩辛さがピークを迎えると酒粕へ移す。そして7回粕を移動。新たな酒粕に漬け直すたびに塩気が抜けていく。まるでジェットコースターのよう。いったん高く上がって、降りてくるかのごとく。そして、ほどよい塩気になった時、粕漬けの風味と味わいも最上になる。完成間近になると百合子さんを筆頭に家族全員で味をチェック「まだ早い」の判断がくだると再び粕へ。最高9回漬け直したこともあるという。 蔵仕込みだから酒に合うのは当然。このままでいい佳肴になるが、お茶漬けも良し、海苔巻きの芯にも良し、刻んで豆腐とあえるも良い。漬け物のおおもと米の酒と一杯やれば、なんともおつな晩酌になる。田植えから数えれば、どれほどの人の手がかかっているだろう。いい米はうまい酒をつくり、うまい酒から至高の酒粕漬けが生まれる。持続可能で、受け継がれていく楽しみの連鎖がここ若桜にあった。漬け物床の酒粕は漬ける度にどんどん塩分が上がり、その役目を終えると塩を欲する牛の餌になるという。牛までもが楽しんでいるとは恐れ入るではないか。
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*じつはこの10倍くらい書きたいことがあったのですが、泣く泣く減らした記憶がよみがえりました。
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●辯天娘さん2009年の蔵訪問
http://www.yohkoyama.com/archives/3413
この時、登場の辨天娘リアル娘の陽子さんは
竹鶴にお嫁にいきましたとさ。鳥取の宝、広島へ。さらなる宝になるでしょう。
酒米・強力にはいろんな思い出があります!
上原先生と一緒に飲んだことも忘れられない強烈で楽しい思い出です。上原先生の素晴らしいご指導、そのひとつひとつを噛みしめて思うのは、人は何が残せるか。
やっぱりこの強力という米は特別な力があるように感じます。
再掲・山根正紀さんブログより
「しかもこの2品種は互いに超長稈品種であり、ジャポニカ米でも希少とされる「線状心白」を持つ品種です。実際に純系分離された品種で線状心白を持つ米は、雄町と強力しか存在しません(山田錦等は交配によって人工的に品種改良されたもの)。
世界に2品種しかないものが、大山山麓で生まれている事実を鑑みた時、全くの偶然とは考え難く、伯耆大山には種の起源に何らかの作用が働いていると考えるのは自然ではないでしょうか。何とも神秘的な話ではありますが、それらに関しての研究報告はなく、あくまでも個人的な推測でしかありません」
山根語録で好きなのは「厳選日本酒手帖」にも書きましたが
「米には、私達が知らない”未知の領域”が隠されているように思います」
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そこなのです!