ご当地もの
« Previous Entries Next Entries »2012GWをRICOH GXRで4
May 9, 2012やってきました大阪・日本酒の聖地!
山中酒の店、店主の山中基康さんです。ガラス、錫、磁器、陶器とお酒を楽しむ器も勢揃い!
カネコ小兵さんの一献盃もあります。
温度管理された酒貯蔵室には銘酒がズラリ!
JUNGIN GLASS PROJECT(秋田は完売しました!応援感謝)の山形県・鯉川酒造さんが仲間入り!
冷蔵室は寒いので防寒着が用意されていますが、オリジナルが誕生!「純※酒」ジャンパー
山中社長、炭焼笑店 陽の店主 行友さん、そしてスーパー記憶力を持つオトコこと井上店長!
店舗2階がカップ販売と試飲スペースで、3階がジャンパー必須の酒貯蔵室です。
名残惜しい店を後にして、向かったのは
山中酒の店、直営飲食店である本舗 さかふね。この3月に大リニューアル!
直営飲食店はここの他、佳酒真楽 やまなか、まゆのあな、おばんざいやまなか、立ち呑み やまなかがあります。どこも当然、お酒が素晴らしく、良心的価格。↑調理中のおふたりをパチリ!
数多い店舗数ですが、山中さんが一代でここまで立ちあげたのです。その昔、日本酒を広めるために自転車で飲食店を一軒一軒ローラー作戦で回ったり、王祿を育てあげた話もつとに有名。
銘柄は見つける、育てる、そして飲んで納得してもらう…。
生粋の大阪人なのに、「わてがわてが〜っ」がまったくなく、穏やかな人柄の山中さん。この冬は東北の蔵に何回も足を運ばれていました。山中学校卒業生も増えました!
この店の最高の席は、カウンター右端席でしょう。 カウンター内にはお燗がすぐつけられるよう大きな燗器が完備。
爽やかな冷酒をリクエストしたら、やんちゃな呉の土井鉄が!今宵は八反錦でスタート。
バンビグラスで乾杯!
お料理もいろいろ。左は野菜のバーニャカウダ風。右はおつくり。
夜もふけてくると器談義が始まり、カウンターの皆さんと全員で、グラスを変えて味の違いを楽しみました。
王祿を4種類の器で飲み比べ。形状により、甘みや酸味があらわれず辛口に思えたり、逆に香りとふくらみが強調されたり…見ただけではなかなかわからないのが器です。だから楽しい、面白い、勉強しなくちゃなりません。
1つのお酒、1つの温度帯で4つの味が楽しむことができます。器でこれだけ味が変わるので、提供する側は神経使うと思いますし、使ってほしいです。
お店ではガラス以外にも、勿論!燗酒がおいしくなる盃もたくさん用意されています。お燗も上手です。
〆に古酒をいただきました。時間をじっくり凝縮したお米のお酒。昭和58年のお酒はその当時のお米が、水が、造り手の技が、ぎっしり詰まっているのです。平和な夜に、こうしていただけることに感謝。
偶然、お隣の席に座られたのが、中庭を担当された杉景の住谷晃也さん。樹木の名前を教わりました。庭に敷石として使われた瓦は、奈良のお寺さんで使われていた古いものだそうです。雰囲気よく庭に馴染んでいました。
こうして再利用されて新たなステージへ活かされて。日本のいいものは、長持ちです。
とはいえ、たとえいいものでも、活かす視点、実行するセンスと技術がなければ、真の有効活用とはいえません。感動がそこにあるかどうか。
いいものを造るだけでは難しい。米の酒、日本酒の姿を重ね合わせてみてしまいました。
●2010 blog 大阪・山中酒の店へ 3
2012GWをRICOH GXRで3
May 8, 2012ボタンの花で有名な大根島。島内、唯一のカフェがcafe Celeste
前から一度行ってみたかったカフェ。入口、中庭、出口が同じ位置にあり、すべて開放すると入口から外の海が見えるという。
どんよりしたグレーの空、まさに山陰sky。
珈琲はPOTで2杯分出てきます。ゆっくりしてくださいのメッセージかも。
こちらのカフェ、人も車も、まるで通らない道に面しています。よく成り立っていると感心しました。
島内はボタンで溢れています。
この島は、このボタンの花と、雲州人参に特化した2大作物産地。
ある意味ユニーク・アイランド。
●大根島
・
そして
目玉おやじ列車で
東へ向かうのでした!
2012GWをRICOH GXRで2
May 7, 2012GWの境港に、イカしたライダー・Harleyくんが東出雲より登場!
境港で一緒にランチと、お蕎麦やさんへ。兄から聞いた最近のイチオシ「新見」さん。
好きが高じて蕎麦屋になったという新見さん。つなぎ一切ナシの蕎麦。お蕎麦の味が甘くやわらか、その蕎麦の味を引き立てるあっさりしたきれいな味のつゆも美味!好みです。
せっかくなので、Harleyくんポーズを決めて撮影しようと、近くの隠岐汽船乗り場へ。
Harleyくん。その1。顔がなかなか決まらない〜っ
Harleyくん。その2。これは決まった !
Harleyくん。その3。信号待ちで車からパチリ。「未来は俺にまかせろ!」的な顔
Harleyくんは、蔵元杜氏です。なかなかおいしいお酒を醸します。冬の間は外の誰とも会いません。
お蔵の近くにある揖屋神社
新緑が眩しい5月の東出雲です。
特別神社・揖屋神社、歴史がそれは古いのです。
●カメラはRICOH GXR A16 植物の描写がなんとも美しいです。
その揖屋神社にほど近い、松浦珈琲もおすすめ! 松浦珈琲、駐車場も味あります。
珈琲は雑味のない、きれいな味が特徴。最近の”コロンビア サントゥアリオ”は極上のカカオのような風味で久々に感動した珈琲豆でした!
●2008 blog 澄んだ琥珀色 島根 松浦珈琲
2012GWをRICOH GXRで1
May 7, 2012GW前夜の4月27日金曜は、新丸ビル7階・丸の内ハウス5周年イベントで、桂文珍師匠を聴いたあと駆けつけました。7階テラスから見る、雨に煙る東京駅。カメラはすべてRICOH GXR A16。↑暗い中の手持ちですがよく写ってます!
秋田県さんの特設ブース。ひより会の焼きイカを勧めながら秋田を売り込む県庁の☆加藤はなゑさん。
mus musも大賑わい。誕生日イブという今野典さんを獺祭スパークリングでお祝いしました。
翌朝は6時20分のフライト。三遊亭圓生の「花筏」を聴きながら神戸空港へ。空と海が眩しい朝。
先日、携帯カメラ写真をアップしましたが、リコーGXRはやっぱり全然違うな〜っであります。ズームがあると便利だな!おおいに実感しました。
境港の実家、食卓をパチリ。家では魚介類が3種類は出ます。安くておいしい! 境港の魚介類。このきれいな味に慣れていると、県外のお店、旅館等で出される刺身には、ツライことが多いです。
お寿司の出前はいつも「いろは寿司」さんです。ここのガリ大好き。
宝塚中山寺に住む姉が作ったくぎなご煮。(以前、「宝塚の姉が〜」と言ったら「お姉さん、踊ってはるんですかっ!」とびっくりされたことがあり、それからは中山寺もつけることにしました^^)
母の2年もの梅干し。見てるだけで酸っぱい〜
母が作るしめ鯖は昆布しっかり、酢に漬ける時間も長いため、身が白っぽいのが特徴。これに慣れて育ったので、今でもしめ鯖は生っぽいよりも、しっかり漬けてあるのが好き。
境港は、魚介類が安いです。しかもピカピカ!
真だこさんも安い
猛者エビ=ドロエビだって、安い! 焼くと最高の天然エビです。
300円あればいろいろ買えます!
猛者エビ焼きたての図
________________________
米子へ。アーケード内にある居酒屋ひさ。ここはお酒の品揃えがなかなか良いのですって1回しか行ったことありませんが。今回見たら、秋田の一白水成とゆきの美人が!
●2008 blog 日本酒っていいな!米子の「ひさ」
米子のレトロな喫茶店「珈琲屋せつ」初めて入りましたが、意外なほど!おいしくて嬉しかったです。検索したら門上武司さんも褒めてました。そうですか自家焙煎で、ほー。
初めて入る店でアタリがでると嬉しいもんです。
境港の商店街、アーケードがなくなる東側は人通りが少ないため、いろんな企画が。そのひとつが「元気みなと市場」手作り感100%満開!
ひと網全部で1000円という破格の安さ。
むらおのかまぼこ屋さんの新製品「イカ」カツをバーガーで販売も。こういう熱い調理場面の撮影にはズームレンズが大助かり! リコーGRDの時はレンズをよく汚してました…。リコー銀座カメラサービスセンターさんに何度お世話になったことか。いつもお世話になってます!
昔からあるストロー巻きのかまぼこ(左)。その昔は本物のストロー=麦わらだったそうです。むらおさんに理由を聞いたら「わらの香りがいいって好まれた」とか。板より手軽だったからかもしれませんね。
左)むらおさん。右)ボランティアでイカカツを揚げていた小学校の同級生・早川浩くん!
ただいま帰省中3
May 4, 2012ただいま帰省中その3 カメラはiPhone4
大阪到着!居酒屋さんの看板見ているだけでオモシロイ
大阪の日本酒の聖地へ☆
JUNGIN GLASS PROJECT 山形県の鯉川さんが山中酒の店でデビュー
山中社長、炭焼笑店 陽の店主・行友さん、井上店長!
●2010 blog 大阪・山中酒の店へ 3
そして本舗さかふね
最初は広島県「呉の土井鉄」を冷で。造り手と酒の味は似ているを思う。
そして天の戸「伍風十雨」お燗酒で!
やわらかい味がテーマとなり、福岡県・旭菊の「綾花」、庭のうぐいす「ぬるはだ」を。
最後に、飲む器のお勉強を兼ねて、王祿をグラスを変えて頂きました。器を変えるとまるで印象の違う味になるので、気を抜けませんね。
お酒の味はひとつじゃないを実感します。山中さんお世話になりました
そして翌朝
久しぶりの玄米菜食! GENMAI CAFE
心斎橋にて
スタンダードブックストア
もうひとつの大阪を感じる複合書店!このお店は、こんぶ土居さんに教わりました。まわりの喧騒を忘れてしまうお店です。地下にひろ〜いカフェがあります。
●2007 blog からほり通りのこんぶ 土居さん「日本一のだしのとり方教室」開催
なんなんタウンには久保本家のお酒が飲める初かすみ酒場があるという。蔵元直営!?
なんと朝9時15分オープンという
どぶ燗!
おでんもあっさり味でよかったです。大阪には安くて楽しい店が多いですね。
大阪伊勢丹のワイン売り場で見つけた「たこ焼きと合わせてほしい大阪シャンパン」
たこシャン!
カタシモワイナリー
スタンダードブックストアさんが応援しているワイナリーです。デラウエアの辛口の泡でした。
スタンダードブックストアで提供している白。これなかなか良かったです。大阪にワイナリーがあるとはねえ…でした。
ただいま帰省中2
May 4, 2012今回の帰省で大きな変化は、実家でインターネットができるようになったこと。今までは接続しに外出せねばなりませんでした。米子鬼太郎空港にもよくお世話になりました。隣の兄の家の無線LANが使えるかもと家族が気づき、電気屋さんで無線LAN中継器をget!兄の家が見える窓辺に置いたらさくさく入るようになりました。とはいえ夜はお酒を飲むので結局つながなかったりするんですが…。
東出雲町まで。お気に入りのコーヒー豆屋さん松浦珈琲へ。しかし営業が昼の12時までだったとは…。松浦珈琲は王祿の石原丈径&ちあきさんに教わった珈琲焙煎のお店です。雑味がありません。
2008 澄んだ琥珀色 島根 松浦珈琲
東出雲の揖屋神社へ
境港にはおいしいお蕎麦やさんが多いのです。今回は新しくできた「新見」へ行きました。そばの甘み、くどくない蕎麦つゆともに素晴らしかったです。
2008 blog 境港じつは蕎麦どころ
2010 blog 境港の蕎麦・平田屋
ですが、出雲や松江は大観光地だけに当たり外れが多すぎます。今回もとある松江の店にはちょっとがっかり。900円であの味!?でした。何もしなくてもお客さんがくるからですかねえ…。
李白さんに教わった松江ごころ
李白のほぼフルラインナップが味をみることができます!(50円じゃなくてもいいと思いますが)
王祿、千代むすび、秋鹿など…いろいろ飲んでみました!
一反木綿駅から出発しました。やってきたのは目玉親父列車!
JR境線をはしる「イラスト列車」の変遷
そして米子から大阪へ向かうのでありました!
3月24日鳥取民芸の器と純米酒「強力」event報告
April 27, 2012中目黒のSM-gさん
器ギャラリーがイベント会場に
鳥取県のマーク・クッキー。(右)今回の鳥取県イベント、テーマは蔵と窯=クラカマです。写真はお酒の紹介、飲む順番、鳥取県のアクセス情報が入ったSM-gさん特製の首掛け。よく出来てました!
お酒はすべて純米酒で「強力」しばり!
鳥取の民芸に惹かれたサーモメーター宇野昇平さん。好きが高じて民芸の器の店を始めてしまったという。鳥取に足しげく通い、窯元を訪ね、セレクトしています。センスいい器がズラリ!
この日のイベントは、鳥取県とカモス舎さんの合同クラカマ/KURAKAMA企画。
タイトル名は「のんで!たべて!きいて!やまもとようこが語る、純米酒県・鳥取のおはなし」。料金の4000円に強力の純米酒と鳥取県素材の料理、そして民芸の酒器付きというお得な企画!
窯元は因州・中井窯 坂本章さん、福光焼・河本賢治さんの器。
宇野さんと編集者の浅井さん。カモス舎をほぼ趣味!で立ち上げ、企画運営しています。
開場になってお客さんぞくぞく。今回はあっという間に満席になったとか。いいね鳥取県! すると会社時代の後輩、加藤響子さん。なんと浅井さんと高校時代の同級生とか。世間は狭いね。
イベント開始!浅井さんの挨拶。そして「鳥取県とニューカレドニアは似ている!」説。そうかい〜!?「僕は構図が似ているだけだと思うんですけど(笑)」と宇野さん。オイラも同感す。
世田谷区の人口より少ない鳥取県。阪神・淡路大震災と同じ規模だった西部地震で、一人も犠牲者が出なかった鳥取県。日本海、大山、日野川など自然の恵みいっぱい(人は少ない、地下鉄はない、高いビルもほとんどない)素晴らしい土地であります。
そんな鳥取県の酒造好適米が「強力」ロシアの文豪と同じ読み!
ゴーリキ!
いなば鶴さん
鷹勇さん
blog 鳥取酒蔵巡り 鷹勇 大谷酒造
日置桜さん
諏訪泉さん
blog 鳥取酒蔵巡り 諏訪酒造
辨天娘さん
blog 鳥取酒蔵巡り 辨天娘 太田酒造場
辨天娘さんの強力と、お米の話をするのに好適な隠し玉「青ラベル」
千代むすびさん
blog 鳥取酒蔵巡り 千代むすび酒造
千代むすびの強力は「おおにごり」を用意。
左から。鳥取県庁からお二人。仕事もできるし竹籠も編める大江さんと、この3月で東京事務所から鳥取へ戻った浅見さん、そして博樹さん。
強力フル・ラインナップ! お燗体制もバッチリ完備! ドンとこい!
お料理もすべて鳥取県食材! 豆腐ちくわにハタハタの干物、田中農場の茹で大豆…。鳥取の器で登場です!
UPでいこう! 豆腐ちくわとハタハタ。掛け分けの器に映えます。
境港の小倉屋さんのするめいか糀漬け。新橋のアンテナショップで売ってます。
女子が多いイベントでした。日本酒初めてさんもいっぱい。
お料理は長尾明子さんが担当してくれました。料理説明中。
順番を決めてチェックしながら温度違いで飲んでもらいました。これが大当たり! おおにごりを最初は冷たく、そしてお燗酒にしたら、はまる女子続出!
LOVE強力♡燗。上原先生、見てますか〜。
掛け分けの器はにごり酒が似合います。辨天娘さんの珠玉の奈良漬。それまで奈良漬苦手だったやまよですが、今までのものとまるで違い酒のつまみになる奈良漬。詳しくは↓
お宝!日本の「郷土」食 1 [鳥取県若桜町]
野菜、米、酒粕もすべて地元町内産
酒蔵が作る長期熟成なら漬け
30年前からまったく変わらない天方晴子ちゃんも参加してくれました。器好きでこのイベントを見つけたという。柴田書店などで活躍する料理カメラマンです。
そんなこんなで懐かしい人も来てくれて、笑顔満載の楽しい会!最後にJUNGIN GLASS PROJECTの紹介もさせていただきました。
終わった後はスタッフ打ち上げ
わーい、わーい。
ギャラリーの壁の奥はサーモメーター株式会社になってます。覗くとデザイナーさんがバリバリ仕事中。会場で人手が足りなくなると「おーい」と宇野さんが声をかけ、すると中から若者が素早く駆けつけるという。なんと便利な体制!
皆さん、ありがとうございました!
強力で乾杯!
乾杯☆
日置桜さんの強力は、鍛造(たんぞう)の強力をお出ししたかったのですが、蔵在庫ゼロというので伝承強力に。浅井さんに内田百種園の強力の話を熱く語っていたので、是非飲んでもらいたい〜と家から秘蔵品を持参。
農薬化学肥料まったく不使用の田んぼで栽培された強力。まろやかで体にすっとなじむ味わい深い美酒です。
強力も復活栽培した直後の時とは、酒の味が変わってきています。どの蔵も、今、かなり、おいしいです!
●blog 日置桜醸造元・山根酒造場
____________________________
◎この日の強力ラインナップ
千代むすび酒造 純米吟醸 強力 おおにごり
大谷酒造 鷹勇 純米吟醸 強力
中川酒造 いなば鶴 純米 ろく○まる 強力
諏訪酒造 諏訪泉 特別純米 山田錦&玉栄
日置桜 純米吟醸 伝承強力
辨天娘 純米 強力
辨天娘 青ラベル
愛乃澤さんと郷土料理しもつかれ
April 25, 2012栃木県が誇る酒粕をたっぷり使った郷土料理「しもつかれ」を調べたくなり、「しもつかれ」の本場、栃木県佐野市の蔵元・相澤酒造の杜氏、相澤晶子さんに連絡したところ、お母さんが大のしもつかれ好き!で、よく作るという。そこで栃木へGO!(3月4日の話です)
ガラリと開けると、左側がお酒の小売スペース。右は畳で火鉢にやかん。懐かしい酒屋さんの風情が。
全国に酒蔵があり、さまざまなご当地、酒粕料理がありますが、この「しもつかれ」ほど素材の組み合わせ、見た目も含めて、類似した料理は”ない”と断言できます。非常に独自!
節分に使った炒り大豆と、旬の終わりのダイコンやニンジンに新巻鮭の頭、できたての酒粕を材料に作る「しもつかれ」。
北関東に広く伝わる郷土料理で、今も盛んに各家庭で作られ、スーパーにも並ぶほどです。
よく考えられた料理で、野菜に豆、魚、酒粕を組み合せて栄養満点であること。
節分で鬼を払った豆の残りを利用すること。節分に供えるイワシの頭に見たてた鮭の頭が「邪気を払う」御利益もあること。「食べると風邪をひかない」のゆえんです。
不思議な料理名 「しもつかれ」の語源は、栃木県の下野国(しもつけのくに)由来説。酢っぱい感じから「すみつかれ」となった説など、地域によってさまざまのようです。
「大好きでよく作る」という相澤酒造の社長、相澤祥子(よしこ)さん。作る時は大鍋いっぱいといいます。全体が混じり合い、ぱっと見ても何が入っているのか、よく分かりません。
「ダイコンが3本も入っているんですよ 」
そのダイコンはニンジンともに包丁を使わず、鬼おろしで粗くおろすのが特徴。
「節分を過ぎると、ダイコンは土から上の部分がふかふかと頼りなくなります。しもつかれはそんなダイコンがおいしくなるんです」
水は入れず、おろした野菜の水分だけでコトコト。「酒粕をたっぷり使うので日持ちもします」。
「しもつかれ」は、作ったときには近所でのやりとり!?も盛んとか。
「お宅もあるだろうけど、うちのも食べてみて〜と持ってこられますね。3軒分くらいはすぐに集まります。でも食べ比べると、やっぱりウチのが一番!って(笑)」
味の決め手はもちろん酒粕。
その酒粕といいますか、お酒を造っているのが、娘の晶子(しょうこ)さん。
栃木県初の女性杜氏です。越後杜氏と南部杜氏の酒造りを勉強し、全国新酒鑑評会で金賞を3年連続で受賞したこともある腕利き。銘柄「愛乃澤」は酒造好適米の山田錦をぜいたくに使った、きめ細かで華やか、上品な味わいです。
お父さんが亡くなり、覚悟を決め、人生をかけて蔵入りした晶子さん。精魂込めて醸す酒はどれも一本芯の通った味。
銘柄はいろいろあれど、母・祥子さんが 「しもつかれ」に使うのは、晶子さんが最も愛す「愛乃澤」の吟醸酒粕と決めています。これで作るときれいな味に仕上がり、「この粕でなくちゃ」と酒のしぼりを心待ちにするご近所さんも多いとか。
「もともとのしもつかれは鮭の塩味と酒粕の甘味だけで、調味料は入れなかったようですが、ちょっと醤油を加えると、これがいい酒の肴になるんです」
いいお酒が背景にあってこその相澤家のしもつかれ。母娘二代の共作。「一番おいしい」のは当たり前ですね。
地震の影響は蔵にも
壁が剥がれ落ちたところは板でおおって応急処置をしています。
●affで紹介しました
お宝!日本の「郷土」食 21 [栃木県佐野市堀米町(ほりごめちょう)]
邪気を払って、ヘルシー&エコ 酒蔵の母娘共作「しもつかれ」
●相澤酒造株式会社
栃木県佐野市堀米町3954-1 TEL.0283-22-0423
____________________
今号でaffの「郷土食」連載は終了です。
気候風土が生んだ知恵の塊ともいうべき郷土のお宝 ”郷土食”。今後も取材を続けていきます!
これからは「蔵元がつくるお酒のつまみ的・郷土食」を全国各地で聞き取り調査したいと考えています。
発酵の酒にあうのは、発酵食!
こうじの酒に合うのは、こうじからできた調味料の料理!
蔵元の皆さま、これぞという、酒のつまみにもなる郷土の自慢の一品を教えてくださいませ。よろしくお願いしま〜す!
合言葉は「一日一合 純米酒!」
とやまの発酵丸の内リトリート
April 12, 2012“食の宝庫、富山県で古くから培われてきた「発酵文化」。じっくりと時間をかけて育まれた、富山ならではの食の魅力を丸の内ハウスでご紹介します!” と、富山県の食材を楽しむフェアが丸の内ハウスでスタート。初日11日の夜、mus musでレセプションがありました。今回のフェア、題して「とやまの発酵丸の内リトリート」
↑撮影GXR A16
じつは!今回のカメラ、リコーGXRでレンズというかユニット初試し! やまけんさんが感動したあのユニットです。
●RICOH GXRの新ユニット LENS A16 24-85mm F3.5-5.5
なんと!
↑撮影GR
真中がやまけんさん。左)GR、GXRの開発に長年関わってきた藤森幹二さん、右)リコー パーソナルマルチメディアカンパニー企画室の福井良さん(ぶれてすみません〜)。やまようも新ユニットを試させていただくことに!
これです! さっそくGXRに新ユニットをつけ丸の内ハウスへ。
今回のとやまフェアは発酵がテーマ、日本酒ズラリ、甘酒も。
石井知事の挨拶と乾杯!
待機中の、なんと!志の輔師匠!富山県出身。大ファンだけに超嬉しい。ズームがあって良かった〜。
テーブルを
離れたとこからパチリ
近づいてパチパチリ
白エビのフリット!
右は酒粕の素揚げ!
各レストランの料理。すべて富山素材を使用。
mus mus 中嶋さんから料理説明。ホタルイカつまみ。
そして志の輔師匠、気のきいた面白い挨拶。まくら聞いてるみたい!
ズーム! 手ブレなし
Mr.富山の寺井部長。今宵の富山県庁スタッフは「うまさ一番」法被で登場!新選組に似ているとも。
イケメン市長で名高い射水市の夏野元志市長!
師匠と知事が試食!
そして
一緒に撮影してもらいました。レンズ広角側で
望遠側でも撮影してもらいました(笑)。右は編集者のサカキラボ小野有美子さん(彼女も志の輔師匠ファン。気仙沼さんま寄席にも参加)
いきいき富山館の大谷洋子さん、師匠にお酒を注ぐの図。挨拶するフロア統括マネージャーの玉田泉さん。
中締めの挨拶中、師匠。ズームいい〜っ!
*露出 アンダーでしばし撮影。調整してから撮影しなくちゃ。慌て者。
昆布消費県富山のおむすびはおぼろ昆布がお約束。mus musのコンちゃんも富山法被でピース。
富山おすすめは、満寿泉の純米酒。そしてぶりの大根寿司です。
遅い時間に元富山県庁、今は総務省の櫻井さん到着。富山産キリンビールで乾杯しました!
●富山関連ブログ
blog 富山のさかなキトキトフェア2012
blog 富山満寿泉さん2012干支ボトル
blog 富山のすし人さん
blog 富山の米清さんへ
春を告げる畔蛸の岩がき
April 3, 2012この岩牡蠣、生ではありません。一瞬、蒸した岩牡蠣です。透明から、乳白色に。
そこへ、オーガニックのEXVオリーブオイル。ぷるんつるんクリーミィ! 味が濃い、甘みがあります。
「明日おる〜?」と畔蛸の的矢湾あだこ岩がき協同組合・組合長の北川聡さんから電話あり。翌朝、自慢の岩がきが到着!
梅原真さんデザインのパッケージ。岩牡蠣を開ける軍手等がセットされてます。
これをいただくと、海に春がきた〜と感じます。この畔蛸の岩牡蠣は、毎年、伊勢神宮に奉納しています。
昨年の大地震では、三重県伊勢志摩の畔蛸の海にも影響がありました。かなりの牡蠣が流されてしまい、痛手が…。
「笑うしかないでー。こんな時はなあ」と北川さん。
北川さん率いるチーム畔蛸は、メンバーそれぞれが色をもち、その色のゴルフのピンをつけています。何があっても色でわかるようにしています。
↑牡蠣小屋の北川さん
岩牡蠣は、まずはそのままで、海を丸ごと味わいました。柑橘をギュッとしぼって、エクストラバージンオリーブオイルをたら〜りかけてぷるんつるんを堪能。
生の写真は、食べてしまって・・・ありません
それから!!
これ、もう大ヒット(自分比)
贅沢なパスタにしました!
岩牡蠣+ニンニク+EXVオリーブオイル+ケッパー+セリ+自然塩
これを茹でたてアツアツのパスタにからめてみました。岩牡蠣のコクある風味がパスタにそっくりうつってそりゃもう美味! 畔蛸の海を満喫!
VERYうんまかったです! 畔蛸の皆さん、ごちそうさまでした
自然に感謝、春の海に感謝です。
↑HPの写真拝借。おーい皆な〜!顔コワいよ〜。HP更新してくださいよ〜。
実際、会えばニッコリ笑顔の楽しい皆さんです(笑)
的矢湾あだこ岩がき協同組合
三重県鳥羽市畔蛸町164-1
TEL 0599-33-7888
FAX 0599-33-7889
___________________________
◎畔蛸の北川さん紹介記事↓
2010●blog affで畔蛸の北川さんを取材1
2010●blog affで畔蛸の北川さんを取材2
2010●blog affで畔蛸の北川さんを取材3
2010●blog affで畔蛸の北川さんを取材4