ご当地もの
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March 25, 2019東光醸造元の小嶋総本店の会長、小嶋彌左衛門さん!小嶋総本店さんは安土桃山時代、1597年に創業。上杉家御用酒屋として成長し、会長で23代目です!
●東光の歴史
講演終了後
1984年に開館した酒造りのイロハがわかる博物館&資料館「東光の酒蔵」へ
昔の大きな木桶が18個、新しく入ったとのことで、あらためて訪問させていただきました。
この甕が凄い歴史なのです。以前甕だけ撮影したら大きさがわからなかったので、小嶋彌左衛門会長に立ってもらいました(前後になって、ちょっとわかりにくいですね。今度は横に並んでもらいます)
大きな甕は、創業時に使われていたもので
なんと400年前の備前焼だそうです!
この他にも、とんでもないお宝満載の酒蔵です。
六尺桶
ウッドワークさんの協力を得て設置したという木桶たち。桶の高さが揃って見えるのは、精密機械の設置を得意とする会社が、上手に微調整をしているからだそうです(木桶の高さはじつはバラバラ)
化粧品のSK IIのCMにも使われたという蔵。映像はこちらの現場で観ることができます。
「泡尺」初めて見ました!
こちらの蔵も酒造免許を持っており、毎冬、お酒を仕込んでいるそうです。
秘密の扉を開けると
タンクが鎮座!お酒が発酵していました。
「東光の酒蔵」が楽しいのは、売店と充実したティスティングコーナー
無料試飲と有料試飲があります。
(酒蔵関係の皆様、ぜひ試飲は有料でお願いします。無料だと気が引けますし、飲みたいのは普段飲めない高級品なので、有料で試させていただきたいのです)
最高級の純米大吟醸と大吟醸です。
東光さんの「雪女神」を使った純米大吟醸が、なんとも優しく、まろやかで美味! 右の山田錦の大吟醸袋吊りも、もちろんおいしいのですが、なんといいましょうか大吟醸界の優等生です。どちらも35%精米
左が雪女神の裏面です。GI YAMAGATA の表記が!これと「出羽きらり」を使った「東光 辛口純米大吟醸」を購入しました。
出羽燦々、雪女神、亀ノ尾と、山形を代表する酒造好適米3品種!
そして、この後、酒蔵も見学させていただきました。
最先端の洗米機が!!!
これを使い出して、いっそうきれいな酒質になったそうです。
ぷくぷく酵母さんたちが活動中!
そして、会長から「仕込み水のタンクをのぞいてみてください」と
きれいな水色〜〜〜!
水色という名は水の色からつけられた!を実感する東光さんの地下から汲み上げた仕込み水です。
蔵人さんと杜氏さん(左から2人目)と会長をパチリ✨
週刊ダイヤモンドの連載「新日本酒紀行 地域を醸すもの」でも紹介した「小嶋屋」
小嶋屋に「無題 弐ノ樽」が登場!
「伝統は自由で多様だ」であります
これがアルコール度数、13度!?と驚いてしまう味の密度があります。貴醸酒の進化系!ぜひ一度飲んでもらいたい1本です。小嶋屋 無題 弐ノ樽 で検索すると販売店情報がヒットします。
そして、3月27日に発売するお酒が「東光 平成元年」
webより
小嶋総本店 「東光 平成元年」を数量限定発売
平成元年醸造の鑑評会金賞受賞酒 30年間の熟成を経て
株式会社小嶋総本店は、雪国米沢らしい、柔らかくも骨格のある味わいを表現する酒造りに長年取り組んできました。
その中で、熟成酒の可能性について長年研究し、昭和46年より自社で醸した東光ブランドの日本酒の中で、官能検査を経て熟成に耐えうると判断した高級酒のみを8度の低温にて熟成させてきました。最も古い昭和46年産を筆頭に、現在も40数年分の高級酒を専用冷蔵庫で長期熟成し続けております。
本年、天皇陛下の譲位によって新たな元号を迎えるにあたり、長期熟成庫にて30年間熟成させてきた平成元年醸造の大吟醸原酒を「東光 平成元年」と銘打ち、数量限定で発売いたします。
「東光 平成元年」は、酒造業界で最も権威のある全国新酒鑑評会にて金賞を受賞した最高峰の大吟醸原酒です。
通年で8度以下に保たれた専用熟成庫で、斗瓶にて30年間熟成してきたものを、時代の節目となる本年に数量限定でリリースいたします。
利き酒をすると、低温貯蔵された大吟醸ならではの繊細さとともに、ほのかで上品な熟成香が感じられます。長期熟成酒でなければ辿り着けない柔らかくなめらかな質感は、原酒であることを忘れさせるほどです。
平成の時を重ね続けた味わいを、時代の節目にお楽しみいただければ幸いです。
■東光 平成元年 商品情報
商品名: 東光 平成元年
特定名称:大吟醸
原料米: 山田錦
精米歩合:40%
アルコール分:18度(原酒)
醸造年度(7月~6月):平成1酒造年度
受賞歴: 全国新酒鑑評会 金賞
貯蔵温度(専用熟成庫):摂氏8度以下
内容量: 720ml(桐箱入)
希望小売価格(税抜):50,000円
限定数量 :200本
発売日: 3月27日(水)
「東光 平成元年」商品のご購入はこちら
https://shop-toko.com/items/5c91fd6b2c96c157bd0a42c4
↑平成元年の酒、どんな熟成をしているのでしょう。平成元年生まれの方にプレゼントしたいです!
山形・米沢へ
March 25, 20193月22日、大宮駅のホーム 今回はこちらの新幹線ではなく
こちらでございます! 濃紺ボディに眼力が強い
山形新幹線「つばさ号」E3系でございます!
JR東日本HPより↓
E3系新幹線電車は、山形新幹線400系と同様に、新幹線と在来線を乗り換えなしで結ぶ「新在直通運転」の第2号として1997年に登場。在来線区間を走行するため、一般の新幹線車両よりも一回り小形に作られており、収納式のステップが設けられている。新幹線区間ではE2系「やまびこ」と併結して走行し、最高速度は275km/hの高速運転が可能。
列車は、どうしてこんなにもワクワクするのでしょうね!
ついつい📸 連写パチパチリ
停車位置確認のポーズもパチリ。「良し!」って感じ
車体には紅花とさくらんぼ🍒
というわけで、山形新幹線🚄 つばさ号で、米沢へGO!
今回は、山形新聞さん主催の「山形県勢懇話会置賜支部」3月の例会で講演です。
山形県勢懇話会は昭和39年に設立されたトップ企業経営者が集まる会で、普段は政治経済関連の講演が多いそうです。
福島駅から、在来線の奥羽本線に直通運転する新幹線故に景色が楽しい!
山形に近づくと雪がまだまだ残っていました!
(じつは、この翌日、こんな↑大雪をた〜くさん見ることになるのです。除雪車出動の図↑いや、驚きました。さすが夏スキーも出来る雪国山形です)
この時は、翌日、大雪が降るなど、想像もできないほどポカポカ陽気の米沢でありました。
左がお世話になった山形新聞 置賜総支社長・米沢支社長の松本昭弘さん。右が米沢商工会議所の会頭・吉野徹さんです。一緒においしいお昼をいただきました。
今年は暖冬で驚くほど雪が少ないのだそうです。
吉野会頭いわく、「こんなに雪がない冬は、人生で初めてです!」。去年は雪が道路を塞いで、除雪が大変だったそうです。
応接室に飾られていた米沢に残る笹野一刀彫の作品。
一刀彫はなんといってもお鷹ぽっぽと呼ばれる鷹が有名ですが、十二支も人気だそうです。
こちらの↑鶏バージョンは、初めて見ました!
使われる木は「こしあぶら」
すべて1本の木から削り出して作るという、凄い技術です。
いろんな一刀彫に会いました!見学するなら笹野民芸館へ
さて、会場は山形新聞置賜総支社ビルの特設フロア。春らしいお花でおもてなしくださいました♡
会頭の挨拶で懇話会がスタート!
講演は90分間。
素敵な機会を設けていただきありがとうございました
翌日、鯉川酒造の佐藤一良さんに「山形新聞に出ていましたね!」と言われ、見てみると
1面は地元のニュースとイチロー引退会見の記事が大きく
「きょうの紙面欄に名前が出ていましたよ」とも聞いて、見たら本当(驚)
毎回、顔写真は変な猿顔が多いワタクシですが、今回は笑顔!丁寧に記事にまとめていただき山形新聞様ありがとうございます。記者の方に感謝です。
講演では、山形県は「吟醸王国やまがた」を名乗る理由、全国的にみても特定名称酒が多いことや、GI山形のこと。県独自の酒造好適米の品種がいくつもあり、「出羽燦々」や「出羽の里」。そして「雪女神」!雪女神の大吟醸は金賞受賞した蔵もあり、すでに高評価を得ていることなどもお伝えしました(このあたりは記事にはならず)
GI山形に関しては山同敦子さんの記事に詳細が→●初のGI取得県「山形」は、美酒の宝庫
つや姫やさくらんぼもGI取得→●山形県で複数のGIを取得
・
講演会には、東光醸造元の小嶋総本店の会長、小嶋彌左衛門さんもご参加くださいました。
小嶋総本店さんは、安土桃山時代、1597年の創業で、小嶋会長でなんと23代目です!
講演終了後
1984年に開館した酒造りのイロハがわかる博物館&資料館「東光の酒蔵」へ
つづく
自然酒の仁井田本家さんも仲間募集中!
March 20, 2019使うお米がすべて自然栽培の、福島県の老舗酒蔵
仁井田本家さんもお仲間を募集中です!
以下、引用します〜〜 私も加わりたいくらいっ
\\\一緒に働いてくれる仲間を募集中///
仁井田本家では*仁井田本家を愛してやまないひと
*お酒が好きなひと
*ものづくりが好きなひと
*田舎が好きなひと
*自然が好きなひと
*スイーツが好きなひと
*人と話すのが好きひと
*菌と戯れたいひと
を募集しています。
まずはホームページをご覧になって、蔵の雰囲気を
のぞいてみてください
http://1711.jp/
興味がある方は↓↓↓
info@1711.jp
までまずはお気軽にお問い合わせください。
募集要項【アルバイト・パート】
・発酵食品の包装
・売店お客様対応
・土日も勤務できる方
・10:00-17:00
・制服貸与
・未経験OK
↑↑↑
とのことです!
仁井田本家さんの「こうじチョコ」!たまらない美味しさ
・
週刊ダイヤモンド新日本酒紀行 地域を醸すもの
でも紹介しました!
【Number 035】
自然酒(SHIZENSHU)/福島県郡山市
60町歩で自然栽培! 18代続く自然米酒造り
日本仕事百貨より佐賀の酒蔵「鍋島」さんが新チャレンジで求人
March 20, 2019Sake tourism is酒をつくり、味わい、滞在する
日本仕事百貨のwebより以下、引用します
↓ ↓ ↓
佐賀県に『鍋島』という銘柄の日本酒があるのを知っていますか?
2011年に、インターナショナル・ワイン・チャレンジという世界的なコンテストの日本酒部門で「チャンピオン・サケ」に選ばれたこともあるお酒で、国内外から人気を集めています。
鍋島をつくっているのが、佐賀県鹿島市に酒蔵を構える富久千代酒造。
鹿島市は、有明海や多良岳山系など自然環境に恵まれたところです。
代表の飯盛さん夫妻は、「日本酒を通じて、この土地でしか味わえない体験を届けたい」と5年前から宿泊・飲食事業の構想を描いてきました。
舞台となるのは、築200年を超えるよし葺き屋根の古民家。3年間の外観修理工事を終え、この場所をどう活用するか、形づくっていく段階を迎えています。
さまざまな選択肢があるなかで、まだ方向性は固まりきっていません。
そこで今回、新しい事業の中身を考え、場をつくっていくメンバーを募集します。
本格的に運営をはじめるまでは、出荷業務や国内外から見学に訪れる人の案内役も担い、徐々に移行していくということです。
日本酒やものづくりの背景、地域の魅力を伝えたい。田舎に暮らしながら国際的な仕事をしたい。そんな人にとっては、挑戦しがいのある環境だと思います。
福岡空港から電車を乗り継ぎ、1時間半ほど。
肥前浜駅からまっすぐ続く道を進むと、格子の外観が特徴的な建物が見えてくる。
ここは富久千代酒造の事務所で、酒蔵の母屋を改修してつくられた。
戸を開けて中に入ると、内装も格子のインテリアで統一されている。
ここで最初に話を伺ったのは、共同代表の飯盛直喜さん。
「30年ほど前に、東京から鹿島に戻ってきました。いろんな方との出会いを通じて、地元に愛されるお酒と地元のファンをつくるということが、私のいちばんの目標になっていったんです」
当時はコンビニやディスカウントストアにもお酒が並ぶようになり、小さな蔵元やまちの酒屋さんにとって厳しい風が吹いていた。
こだわってつくるお酒を地元で楽しんでもらう。そんな土壌を育むことで、蔵元や酒屋の未来をつないでいきたい。
飯盛さんは小売店と協力し、佐賀県を代表する銘柄をつくろうと決意する。
そうして3年にわたって試行錯誤を重ね、『鍋島』が誕生した。
その後もブランドを育てていくために、酒屋さんや飲食店さんたちとおいしい飲み方を提案したり、銘柄に合ったメニューをつくったり。一つひとつ積み重ね、ファンをつくってきた。
鍋島は少しずつ人々のあいだで広まり、さまざまな賞にも輝いている。
「これまでは、自分たちで鍋島について発信してきませんでした。僕らがするよりも、一本一本背景を伝えながら手売りしてくれる、まちの酒屋さんたちに任せたいと考えてきたからです」
「最近は欧米やアジア圏でも鍋島の人気が高まっていて、わざわざここを訪ねてくれる人も増えてきました。そういう方たちと接するなかで、自分たちから発信していく重要性を感じるようになったんですよ」
お酒を飲むだけでなく、酒づくりの現場を見てもらう。近隣農家の野菜や有明海の新鮮な魚など、地場の食材を使った料理とのマリアージュを楽しんでもらう。
そうやって味以上の価値を届けることで、もっとファンになってもらいたい。
「近くに嬉野温泉や武雄温泉もあるなかで、目利きの観光客や海外のソムリエの方にこの場所を選んでもらい、満足して帰っていただく。そのためには、料理や空間、オペレーションはもちろん、参加型の体験など、さまざまな要素を調和させて演出することが大切だと思います」
「いろんな人の総合力で臨んでいけば、成功する可能性はあると思うんです」
ここで、新しい事業の拠点となる古民家を見せてもらうことに。
案内してくれたのは、もう一人の共同代表・飯盛理絵さん。実は、自身が創業した薬局の経営もしている。
「いま富久千代酒造は、日本酒の若いつくり手たちの育成や、以前から準備を進めてきた農業事業にも力を入れようとしているんです。今後は夫と役割分担して、私が宿泊・飲食事業を担当していきます」
「この事業を成功させるために、これから加わる人と話し合いながら進めていきたいです」
3分ほど歩いていくと、日本酒の甘い香りが漂ってくる。
この辺りは「酒蔵通り」と呼ばれていて、江戸時代から酒づくりが行われてきたところ。通りを進んでいくと、左手に立派な町屋が現れた。
この建物は、1780年代に建てられたそう。
「くど造り」という佐賀県の平野部でよく見られる伝統的な民家の形式で、広さは300平米と地域最大級なんだとか。
「3年がかりで外観工事をして今はきれいになっていますけど、以前はいつ瓦が落ちてきてもおかしくない状態だったんです」
「私たちがまず考えたのは、とにかく安全性。そして美しい景観を守ろうということ。それだけでもまちの雰囲気は変わりますよね。次世代のためにできることをして、地域に還元したい。それが私たちの思いです」
正面から裏側に回ると、煙突が。醸造の仕事をしていた名残だそう。
屋内も見せてもらう。
建物の一部はガラス張りになっていて、光がよく入る気持ちのいい空間。足元には大きな釜が残されている。
奥には土間が広がる。と言っても、まだ古材などを整理した状態。
「現状では、どんな場ができあがるか想像できないかもしれません。鍋島の品格をつくりあげてきたように、時間がかかっても、ここにしかないものをつくりたいと思っています」
ここにしかないものとは、一体どんなものだろう。
建築デザインの面からそれを考えているのが、建築家の平瀬有人(ひらせ・ゆうじん)先生。富久千代酒造の事務所と、酒蔵ギャラリーを改修した方。
事務所に戻って話を伺う。
「酒蔵ギャラリーは、登録有形文化財である旧精米所を改修してつくりました。重要視していたのは、古いものは残しつつ、新しいものをあえて取り入れるということです」
98年前に竣工された建物の内壁は、土壁だった。
時間が堆積していく美しさを持つ土の魅力を、どう残していくか。
一般的には、古色の板を張ってカモフラージュする方法が多いという。平瀬先生は、梁の下に黒い鉄板を入れて補強するようにデザインした。
「土に呼応する素材として、同じように経年変化が味わえる鉄を選びました。さらに、土壁と鉄との間をとりもつように、左官仕上げの白壁を取り入れて。古いものがより引き立つようなデザインを大切にしています」
新しい事業の拠点となる古民家も、そんな考え方にそって改修している。
よし葺き屋根は、全国でも数少ない草葺職人さんが修理したもの。
本来、防災面から内部の天井は防火材で覆う必要があるところを、四角形のスチールサッシを取り付け、そこに防火材でもあるガラスをはめ込む。そうすることで、防火機能を備えつつ、フレーミングの工夫によって、よし葺きの雰囲気をより味わえるようにした。
「この建物には200年以上前の名残がたくさん残っていて。それらを上手に見せたいと思っています。積み重ねてきた時間との関係性を考えながら、新しく家具や調度品もつくっていきたい。さじ加減が難しくもあり、面白いところです」
内装のほか、事業の中身を具体的に考えていくのは、2019年度から。
これまでも飯盛さんたちと平瀬先生で話し合ってきたものの、まだ探っている段階。
「どんなニーズがあるかですよね。私は以前、欧米の建築家の知り合いと、長崎県の小値賀島にある古民家に宿泊したことがあります。そこは、東洋文化研究者アレックス・カーが監修した宿泊滞在施設で。一棟まるごと1組で貸し切るんです」
漁港も近く、朝は港で魚を買い、自分たちで調理して朝食を楽しむ。島での暮らしを満喫するような過ごし方ができる。
「そこでの体験がすごく良くて。一緒に行った彼らから『ほかの場所にもないのか?』と尋ねられるほど。世界からしたら、昔ながらの日本の文化を感じられる場が求められているのかなと思います」
今のところ、一棟貸しの宿泊施設を運営する案が有力候補。宿泊施設にするとしても、ただ泊まるだけでなく、日本酒の仕込みの一部や、田植え・稲刈り体験などにも参加できる仕組みをつくりたい。
また、日本酒とのマリアージュを語り合う場として、レストランを併設する可能性も考えたい。
この場所を活かしてどんなことができるか。今回加わる人は、平瀬先生や、飯盛さん夫妻と一緒に意見を交わしながら形にしていく。
実際に場所を運営していくまでは、鍋島の出荷業務や、海外からの来訪者の案内役を務めることになる。
どちらの仕事も、日本酒について知識をつけたり、訪れる人たちがどんなことを求めているかを掴んだり、新しい事業を考えていくうえで役立つと思う。
出荷業務は、瓶に詰められたお酒にラベルを貼って梱包し、発送するのが主な仕事。
現在、鍋島は全部で20種類ほどある。ラベルのほかに、掛け紙や紐、化粧箱を取り付けることもあり、まずは資材の種類を覚えることが大事になる。
そのほかにも、保管場所からお酒を出してきたり、集荷のときの積み込み作業をしたり、体力仕事も。
出荷業務を担いつつ、国内外から訪れるお客さんへの案内や、輸出に関する仕事を担当しているのが、島ノ江さん。
「平日休日関係なく、ふらっと立ち寄られるお客さまは多いですね。もともと鍋島をご存知の方もいれば、雑誌を見たり、お友だちに勧められたりしたのをきっかけに来てくれる方もいらっしゃいます」
「昨日はシンガポールからの旅行客の方が、たまたま入った居酒屋で鍋島を飲んで美味しかったからと、わざわざここに足を運んでくれて。そんなふうにお客さまといろんな話をしていると、わくわくしますね」
少人数で仕事をしていることもあり、今は海外からのお客さんに限って、酒蔵ギャラリーを案内している。
「時間のあるときには、試飲していただくこともあります。口にしたときの表情豊かな反応を間近に見られるのは、うれしいですね」
つくり方について聞かれることもある。そういうときは、専門用語をわかりやすく言い換えながら紹介している。
「私もまだわからないところはあるので。その場で答えきれなかったことは自分で調べたり、つくり手の人に教えてもらったりしながら、後日メールでお伝えすることもあります」
「とにかく人と接することや、伝えることが好きな人が向いていると思います。日本酒づくりはもちろん、このまちに来ることで得られる出会いも届ける。そういう姿勢が大事なんじゃないかな」
新しくはじめる事業だから、答えはありません。
だからこそ、自分たちで答えを導きだしていく大変さや面白さを感じられる。
手応えのある仕事だと思います。
(2019/01/18 取材 後藤響子)
富久千代酒造有限会社
募集職種
宿泊・飲食の新規事業立ち上げ・運営(本格始動するまでは、日本酒の出荷業務やお客さまへの対応・案内も行っています)
雇用形態
正社員
給与
月給200,000円
待遇・福利厚生
・昇給実績あり ※業績に応じて・賞与年2回 ※業績に応じて・保険(健康・厚生・雇用・労災)・住宅手当(家賃半額補助 上限 月25,000円)・通勤手当(上限 月10,000円)※住宅手当または通勤手当のどちらかの支給となります。
仕事内容
・宿泊・飲食事業の企画・運営・日本酒の出荷業務・国内外から訪れる観光客の方への対応
勤務地
佐賀県鹿島市浜町1244-1
勤務時間
9:00〜18:00(休憩時間 12:00〜13:00)
休日休暇
変形労働時間・会社カレンダーによる【昨年度例】 週休2日制、祝日、有給休暇 夏場:完全週休二日、盆休みあり 冬場:隔週土曜休み
応募資格
普通自動車免許
求める人物像
語学力のある方
募集期間
2019/03/18~2019/04/01
採用予定人数
1名
選考プロセス
まずは下記「問い合わせ・応募する」ボタンよりご連絡ください。採用担当より次の選考についてご案内いたします。 ↓書類選考 ↓面接 ↓採用(試用期間3ヶ月あり)
・取得した個人情報は、採用選考にのみ使用します。・選考プロセスは変更になる可能性があります。・不採用理由についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
その他
よろしければ、こちらもご覧ください。富久千代酒造ホームページ
富久千代酒造での過去求人記事はこちら。・「残したい風景がある 蔵元と農家が挑戦する 棚田でお米づくり」・「つくり手だけの実感」・「まちの文化を育む食」・「ひたむきな酒づくり」・「蔵人になる」・「アートときどき酒づくり」
https://shigoto100.com/2019/03/nabeshima-saga-6.html?fbclid=IwAR0HLoL__unbxkbrYoPaK6azEA0VtkjtL8rs300vhRd0SdH9bim4dJzl3CU
信毎セミナーで長野へ。野麦さんで絶品お昼
March 16, 2019噂に聞いて一度行ってみたい!と思っていた松本市の蕎麦店「野麦」さん。信毎セミナーご担当の山崎竹宣さんのお嬢さんが、なんとご店主と結婚され勤めていると。お昼をご用意してくれました!
八朔とタコと菜の花と(一緒に食べてくださいと)
とっても好みの味!何かの野菜の茎を細かくしたものとジャコ
憧れの野菜!長野で食べてみたい〜と思っていた「 稲核菜(いねこきな)」 のカブ部分の味噌漬けを出してもらいました。葉はすでにシーズン終了だそうです。酸味がかっておいしい。これでお燗酒があったなら・・・(笑)
また、来年のお楽しみ〜。
卵焼きとセロリ、わさび漬け。一緒に食べてみてくださいと!
わさび漬けは名店「八百源」さんの逸品。わさびが細い千切りでギッシリ入って爽やかに辛い!
これで、お酒があったなら(しつこい)
野麦さんの蕎麦登場! 細いのが特徴。長野県辰野町小野地区の地粉のみを原料に、石臼挽きで使用。つなぎは1割だそうです。独特の食感!絶品
こちらが野麦さんの「かけそば」です(驚)半人前の量です。
油揚げにゆで卵、青菜にネギ、あの茸も入れてくれました。
店主の藤岡さんが作るプリン✨
甘いものがそう得意じゃない私でも、するっとペロリと食べてしまいました。
こちらのプリンは熱烈ファンが多く、「藤岡プリン」と呼ばれ、予約される方が多いそうです。隠れメニューです。
蕎麦湯が入っていたポット。味があります。器は三重県の松宮さんに頼んでいるそうです。
今回の長野県は、信毎セミナーで呼ばれましたが、長野のおいしいをたっぷり味わわせていただき、もう大感謝!
信濃毎日新聞の記事でもご紹介していただきました。うまくまとめてもらえて感謝です。
山崎さん、共同通信の須藤さん、長野の皆様、大変お世話になりました!
左が山崎さんです!
それにしても↑このマヌケ顔・・・なんとかしたい😩
・
さて、その地域を知るのに、総務省の家計調査をよく調べます。思わぬ数字が隠れていることがあるからです。
都道府県別「飲酒」費用ランキングを見ていたら
一世帯あたり飲酒費用の全国平均は17,990円。
飲酒費用が最も多いのは、やっぱり高知県で38,910円。全国平均の2.2倍!(そうでしょう、そうでしょう。ベロベロの神様がいるくらいですからね)
2位 東京都29,080円
3位山形県24,824円
4位長野県24,182円
5位熊本県23,616円
長野県の1位は!
・平均寿命全国1位(女性)、2位(男性)
・野菜の摂取量
・
そして、JAFの調査から知ったの数字
信号機のない交差点の一時停止率
が全国1位ということ!
素晴らしい!
長野県はボランティア率も高いそうです。他人を思いやる気持ちが、こういうところにも出るということ。
ワースト県は・・・事故率が高いそうです。
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/crosswalk/index.htm
・
・
またお蕎麦を食べに松本へ伺いたいです!
今度は夜にゆっくりと〜〜。ありがとうございました。
栃木県・たわら寿さんの「しもつかれ」
March 2, 2019栃木県の郷土料理 「しもつかれ」
節分で使った大豆や、旬を過ぎた大根や人参、お正月の新巻鮭の残りなどを上手に活かして作る傑作料理。味の決めては酒粕です! 家庭によって、加える具材や作り方が変わるそうです。
「しもつかれは、好き嫌いがわかれます。ですが、本当においしいものを食べたら、きっと印象が変わるはず!」と、栃木県大田原市の和食料理店「たわら寿」店主の遅沢利尚さん。
お店の日本酒と焼酎の品数の多さも素晴らしいです。日本酒通の遅沢さんが「しもつかれ」に選ぶ酒粕は、地元菊の里酒造・阿久津 信さんが手がける「大那」の新酒の粕です。
季節限定の「しもつかれ」をクール便で送ってもらいました。私は、この「しもつかれ」に黒胡椒をガリガリとかけて食べるのが好き!
たわら寿さんでは、今だけ期間限定で販売中です。
↑栃木のKing of 郷土料理「しもつかれ」
「しもつかれってどんな味?」というビギナーさんには、美味しい「しもつかれ」でスタートしてもらいたいもの。酒粕がどこの蔵のものかが超重要★
「勝手にモーレツに応援しています」
お見事!!たわら寿さんの日本酒冷蔵庫です。県内外の美酒がいっぱい〜。焼酎の品揃えも凄いんです。
遅沢さんです!書も上手。あちこちに御言葉が貼ってあります。ぜひお店へ
パパです。お寿司担当です!
・
●たわら寿 http://www5d.biglobe.ne.jp/~tawara/
●菊の里酒造 大那 https://www.daina-sake.net/
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/25059
○以前、affに書いた「しもつかれ」の記事
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1204/otakara.html
この時は↑相澤晶子さんにお世話になりました。元気にしているかしら。
・
「しもつかれ」以前、affに書かせてもらいました。
記事より↓
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1204/otakara.html
節分に使った炒り大豆と、旬の終わりのダイコンやニンジンに新巻鮭の頭、できたての酒粕を材料に作る「しもつかれ」。北関東に広く伝わる郷土料理で、今も盛んに各家庭で作られ、スーパーにも並ぶほどです。
よく考えられた料理で、野菜に豆、魚、酒粕を組み合せて栄養満点であること。節分で鬼を払った豆の残りを利用すること。
節分に供えるイワシの頭に見たてた鮭の頭が「邪気を払う」御利益もあること。「食べると風邪をひかない」のゆえんです。
不思議な料理名「しもつかれ」の語源は、栃木県の下野国(しもつけのくに)由来説。酢っぱい感じから「すみつかれ」となった説など、地域によってさまざまあります。
affの取材は↑相澤晶子さんにお世話になりました。元気にしているかしら。
仁井田本家さんのこうじチョコ
February 25, 2019お米の糖化力ってスゴイ!
#仁井田本家 さんの #こうじチョコのnew face 山椒
さわやかなグリーンの香りと味が、麹の甘さを ぐっと引き締めています。
「こうじチョコ」といってもカカオと砂糖、乳製品、油脂は一切 、使っていません。
原材料は「米」only 🌾
お米の糖化力ってスゴイんです。
しかも仁井田本家さんが使うお米は全量、自然栽培なのです。しかも✨
#vegan #macrobiotic の食生活の方のギフトにもぴったり💛
爽やかな「おだやかスパークリング」とよく合いました。
仁井田本家● https://1711.jp/
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週刊ダイヤモンド「新日本酒紀行 地域を醸すもの」でも紹介!
自然酒(SHIZENSHU)/福島県郡山市
60町歩で自然栽培! 18代続く自然米酒造り
仁井田本家は、江戸中期の1711(正徳元)年に郡山で創業した。2011年の4月に創業300年を迎えた老舗酒蔵で、現当主で杜氏の仁井田穏彦さんで18代目になる。先祖代々の信条「酒は健康に良い飲み物でなければならない」を受け継ぎ、自然米だけ、天然水だけを使い、純米酒だけを醸す
214は煮干しの日
February 24, 2019今年のバレンタインday 誰にも何も・・・送りそびれてしまいましたーっ。
が、富山県氷見の柿太水産・柿谷 政希子 (Sekiko Kakitani)さんが手がける「214」セットは、タイミングよくお知らせをget!
って・・・チョコじゃないんじゃんというツッコミは無しで。
214は煮干しの日ですよ「骨太愛」の日ですよ!by 政希子
ちょうど今!政希子さんのお父さん=マサナリさん渾身の作の黒作りの塩辛=別名「マサナリブラック」が出来上がったばかり。これが美味で、日本酒とともに、あっというまに食べてしまいました~っ、はっ写真がない・・・
そのほかにも、マイワシを米糠で漬けた「こんかいわし」もあり。私も「黒塩辛」試したい、「骨太愛」したいわ~という方、柿太水産までどうぞ!ホワイトデーにもいいかも? いろいろ詰め合わせてもらうと楽しいですよ!甘いものより塩けのものを。カルシウムも豊富です。
http://kakita-himi.net
福島の大内宿でねぎそばを
February 7, 20192月4〜6日まで福島に行ってきました。
平成30年度第2回ふくしま未来創生アカデミー
「福島の良さの伝え方 『+日本酒』で発信力強化!」
↑のためでしたが、せっかくなので酒蔵さんと地域を周ってきました
20年前に一度訪れた大内宿にも!その当時は「ねぎそば」出す店は一軒でしたが、今や大内宿中の名物になっていました。元祖は大内宿三澤屋茶屋さんです。お箸のご用意もあります!
こちらの「ねぎそば」のそば汁は、水を一切使わず、大根の搾り汁に出汁少々加えたもの。ねぎはやや曲がった甘みのあるタイプ。
切りたて(かじりたて!?)はフレッシュでみずみずしいことを知りました~。そばがきもやわらかでフワンと蕎麦の香りもよく、とっても美味!
目の前の炭で、里芋串を焼いて味噌つけて食べました。
三澤屋さんは、カフェみたいな小さなお店。お蕎麦の販売もしています。お隣が酒屋の系列の大内宿三澤屋久右衛門さんです。
大内宿の地酒「三澤屋」さん 素晴らしい地酒が揃う酒屋さんです。試飲もあり🍶 4号瓶1本30000円の立葵(山田錦19%の熟成酒)が小さなお猪口500円で試飲できます。
この冬、初!「かまくら」体験も。中に入り座ると意外に暖かで快適☃️
(お燗酒があれば最高♨️)
さて、大内宿 次の週末が有名な「雪まつり」です!
美酒王国秋田Sake-Navi
January 28, 2019秋田市川反にある美酒王国 秋田 Sake-Navi さんへ
秋田県内のお酒がズラリと全蔵勢ぞろい!もう困っちゃうリンダ♪状態で(ふるっ)、目移りしまくります。
旬のおすすめを提案いただきました!
ようやく絞り込んでチョイス!
あきた食彩プロデュースの佐々木章さんと。1人だとあまり種類が楽しめませんが、2人だと2倍楽しめて嬉しいです。お燗酒もセルフで出来ます。
観光で秋田へ行く人、秋田のお酒が知りたい人、お値段もリーズナブルでオススメ!
飲めるだけじゃありません
店内には諸井醸造さんの魚醤や、秋田県酒造協同組合さんの前掛け、知る人ぞ知る「あつみのかりん糖」も販売しています。
そして!日本酒関係の本も充実しているんです〜
こちら↑
山同敦子さんの本や葉石かおりさんの本、尾瀬あきら先生の本、そこに私の本「ゼロから分かる!図解日本酒入門 」も並んでいます〜。わーい!(購入もできるんです:-o )
さて、こちらのお店、おすすめセットがあります。
この日のおすすめセット3銘柄のひとつがこちら↑
そして、もうひとつのおすすめ3銘柄セットはこちら↑
セットで楽しむ秋田の地酒✨
おつまみもあります。秋田の冬の旬、魚に神と書く「鰰」=ハタハタの炙り!
ひとりでも、みんなでも、気軽に楽しめてオススメのお店です。
◉美酒王国秋田Sake-Navi