ご当地もの
« Previous Entries Next Entries »醸造半島・南蔵商店さん
December 29, 2010澤田酒造の澤田郁子さんが一押し!の豆味噌が南蔵商店さんの3年もの。この蔵へ連れて行っていただきました。
豆味噌とは麦や米を使わず、大豆と塩だけで仕込む中京圏独特の味噌です。カカオのような香ばしい風味があり、うまみが濃いのが特徴。南蔵商店では木桶で3年間熟成。郁子さんいわく「そのままでお酒にあうんです。煮込む料理に向くので、味噌おでんや大根の抜き菜の味噌炊きなど、なんでもこの味噌なんですよ(笑)」
↑写真説明=豆味噌は、麹と塩水、まき塩を入れて踏み固める作業を繰り返した後、重石をのせる。蒸し暑い夏と乾いた冬の寒さを2回越すことで、うまみと風味が増すという。
豆味噌が熟成中の木桶。
海外の自然食品店へ輸出もしている南蔵商店さん。有機JAS認定の商品もあり。
こちらは、たまりの桶。にじんだ部分がなんともおいしそう〜!
「たまりませんから、たまりかも…」とオジさんギャグを心の中で叫ぶ。
南蔵商店当主、青木弥右ェ門さんです!
以下はaff原稿+αより
●古き道具に味わいが宿る
南蔵の名は本家の南に蔵を建てたから」と笑うのは南蔵商店当主、青木弥右ェ門さん。最盛期は蔵の数が多く、差別化のために屋号が必要で、それがそのまま店名になったという。
蔵には100年前の木桶が並ぶ。その桶でみそとたまり醤油を仕込むが、どちらも原料は大豆と塩。最近は味の評判に加え、小麦アレルギーの人にもいいと、国内外から注文が増えた。
アメリカから毎年、ユダヤ教のラビが視察にくるという。「この場は生きている!」と喜んで帰るのだとか。おだやか〜な空気。いろんな菌さまたちがウヨウヨ楽しく生きているまさに心地いい空間です。
こちらは新しい桶。最近はいい竹が手に入らず、タガは鉄で締めているそうです。
重石になる石たちがゴロゴロ待機中。安定よく、運びやすく、重ねやすそうです。
買って帰った豆たまり2種。「つれそい」と「なじみ」。その差とは!?
↑なんだそうです。
原材料だけ見ても違いはわかりません〜。
商品説明です。しかとお読みくださいませ。
たまりを使ったおせんべいがとってもおいしかった!ですが、あっというまに食べてしまって写真がありませんべい(←よせっ)
まさに日本の宝!というべき南蔵商店さん。たまりも豆味噌もとってもおいしい。豆味噌は完璧に熟成されているせいかそのままで美味。煮込む料理に向くのも嬉しい。とはいえ、アメリカ人はどうやって食べるのか? 青木さんにたずねると、味噌汁の他、パンに塗って食べるという(見たわけではないという)。ふうむ、今度やってみよう! 練りゴマと混ぜたらいいのかも。
澤田郁子さんが酒の肴にこの豆味噌をあわせてくれたことから、この素晴らしい味噌とたまりに出会うことができました! 発酵から発酵へ素晴らしいつながりに感謝でいっぱい★
南蔵商店(株)
愛知県知多郡武豊町里中58
TEL.0569-73-0046
http://www.minamigura.com/
醸造半島・澤田酒造さん
December 29, 2010
蔵元さんとの出会い方はさまざま。白老醸造元・澤田酒造の澤田郁子さんとは『女性蔵人の会』この会は酒に合う一品を蔵元が用意する趣向で、郁子さんは長期熟成した南蔵商店の豆みそを持参。大豆も塩もまともな原料を使った木桶2年熟成もので味わい満点!これにきゃらぶきの佃煮と焼き海苔というシブい組み合わせ!なぜこれを選んだか、聞けば聞くほど頷くことばかり。すっかり郁子さんに惚れて♥しまったというわけです(笑)
発酵を追求する酒蔵は同じ発酵である調味料にこだわる人も多いです。酒だけがよくて醤油や味噌や酢は何でもいいなんてありえないですからね。ですが、そうでもない〜!?蔵関係者がいるのも事実。
酒は酒のみにあらずで、同じ口に入るものは皆な同じと思います。酒がよく、調味料がよく、野菜がよく…。それが揃えば、塩茹でした青菜に醤油たらりで、幸せな晩酌に!
その後日、郁子さんにお話を聞く機会があり、ビックリしたのは「こしきを新調」したこと!
そして梅酒へのこだわりです(この話も大感動★これは後日また!ダイジェストに言うと江戸時代の文献を手がかりにした古式製法で灰が秘密。灰は濾過に使うのではありませんよ。だから低糖にでき、しかも使う糖は北海道産原料という)
さて、その「こしき」、漢字で書くと「甑」
affで取材させてもらいました。以下aff記事より
高温の蒸気にさらされる甑は耐久性が求められ、技術的にも難しく、桶作りとは材料の木から組立方まで異なり値段も高い。甑の注文は減り、跡継ぎは不在。甑職人は絶滅寸前という。
澤田酒造(=通称・北蔵)が甑を8年前に新調した時の職人・石川喜一さんは当時95才。体力仕事は難しい年齢だが、喜一さんは車で40分の道のりを自転車で颯爽と現れ、陣頭指揮を取りテキパキとやりのけたという(残念ながら4年前に他界)。
これがその甑です。蔵主・澤田研一さん。身長が高いです。157cmが入ると大きさがより分かる!?
年に1度、蔵開放をしている澤田酒造。来場者に分かりやすいようにと澤田さんが書いた説明文。蔵内の各所にあり。わかりやすい!
研一さん、農大出身。
お邪魔したのは10月30日。蔵人せっせとお掃除中。
蔵のあちこちに木製道具が。待機中の麹蓋。
木の道具を大事にしていますが、木製の手作り道具は、当然お高い。「道具のために働いているみたいで」と苦笑する郁子さん。
とはいえ、使う事、作る事でしかこの技術を残すことはできません。
甑を新調したさいは、たくさんの技術者が勉強にこられたそうです。甑専用のカーブ定規など「甑」製作のためだけに使われる道具もあり「この技術がなくなってしまうのは本当に残念」と澤田夫妻。
「喜一さんの甑は高温で米を蒸しても、ほんのり温かい。断熱性が高く、余分な水分を吸うため外硬内軟の理想の蒸し米ができるのです」と研一さん。
ひんやりした蔵内。
もろみの経過がわかる写真つき説明文も。単独のタンクを見ても素人にはわからないので助かります。
木製の床にビニールを貼った部屋もあり。
ちょっとビビる急階段(汗)
熟成酒が多い澤田酒造。アップリケされたキュートなのぼり!
研一さんいわく「知多半島は醸造半島なんです!」
「中部国際空港セントレアに近い知多半島は、海運の便が良く、江戸時代から醸造業が盛んでした。最盛期には200以上の酒蔵に、酢、たまり醤油、みそ蔵と醸造蔵が勢揃いしたのです。数こそ激減したものの、伝統製法にこだわる蔵が今も残ります」
お庭には常滑焼きを象徴する大きな水かめが。
じつは澤田酒造さん、週に1度だけ食と酒が楽しめる場も設けています。
その名も「常滑屋」。研一さんと郁子さん、六代目の薫さん。
蔵で使っていた木材も多用。常滑焼きに地の魚など。
お刺身醤油はたまり、豆味噌を生かした料理。たまり、豆味噌は南蔵商店製。販売も。
噂の梅酒です。土管の椅子!
セントレア開港記念につくられた「夜間飛行」ぷぷぷなネーミングの純米大吟醸3年古酒。
お酒のメニューと常滑屋のマダム!
「知多半島は伊勢湾から魚介類が上がり、料理を盛る常滑焼きがあり、発酵食品すべてが揃う。まさにおいしい半島なんです!」
__________________
aff お宝!日本の「郷土」食 6 [愛知県知多半島]
昔ながらの道具で醸す 醸造半島・知多の熟成豆みそと純米酒
●おまけ。
皮のおいしさに感動!ご当地饅頭
澤田酒造さんで出していただいた酒饅頭です。
ご近所、稲垣屋製菓舗謹製の「酒素(さけもと)饅頭」。ふわ〜んとお酒のいい香り。やわらかもっちりの皮が美味! なんでもどぶろく免許を持った饅頭屋さんなのだそう。だから、生地が違う!
じつは甘いあんこが苦手なので、失礼と思いつつ郁子さんに「皮だけ(もっと)食べたいです(笑)」と言ったら「あら、うちの娘と同じこという(爆)」薫さんも甘いの苦手なんだそう。
それくらい皮がおいしい! さすが醸造半島のお饅頭★
常滑焼きの狸さん。
石川喜一さん95歳。遺作の甑
民宿北川ふたたび
December 28, 2010海の博物館のあと、この日の宿「民宿北川」へ。すると北川さん「近所の知合いが、今日は炭焼きしとるでな。見に行こで」ということに。ゴーッと燃え盛る炎!真っ赤っかに焼かれたウバメガシ!吸い込まれるようです。
大変な熱気。顔が焼けそうなほど熱い!
北川さんが「その棒さわってみ」とニヤニヤ。……。その手にはのりまへんで。
アツアツを灰に埋めて冷まします。
これが焼く前のウバメガシ。炭になると4分の1に縮むそうです。
そしてその炭を使って、民宿北川で炭火焼をしてくれました。
もちろん漁師・北川聡!自慢の魚介類もどどどーんと。
伊勢エビだって
サザエだって、手まり寿司だって。
自作の疑似餌。元は動物の歯だったり!? オトコキタガワ、工夫するのが腕の見せ所!だそうですわ。
牡蠣は焼いたり、フライに!
仲良しの上野さんご夫妻。そして北川さんご夫妻。来年、東京で会えます!
●2011年1月17日から28日まで丸の内ハウスで『まるごと まるみえ まるのうち 美し国、三重』フェアが開催。期間中の25日(火曜日)の19時から『しょっからセミナー』あり! 私が司会で北川さんに郷土の発酵保存食、しょっからの謎を聴くという趣向。奥さんは現役の海女さんですので、そのコスチュームで登場を願う!というのも交渉(笑)企画中。
●『aff 』で紹介した民宿北川
これに、会える!
三重・海の博物館
December 27, 2010斎宮歴史博物館のあと、海の博物館へ
海女さんの手ぬぐいに描かれたこの2つのマークは「セーマンドーマン」という魔除け!
海の博物館、野村氏が受けた取材記事です。
へ〜〜〜〜〜っ! 知りませんでした!
現代、海女さんの中で生きる、魔除けの字。
その他にも現代アートのような展示がいっぱいの広大な博物館。
シュール!
なるほどよくわかります。
鮑を取る↓ライブビデオを見て感動しました。
息ぎりぎりまでがんばって、冷たい海から運ぶ鮑。高くて当たり前です。これからはもっとありがたい気持ちでいただくことを決意。
蛸壺いろいろ。イイダコ用のミニ蛸壺が超かわいい!
ウナギバサミ。ぬるぬるすべりますもんね。
なるほどなコトワザ。ビクを覗けと。ほぉ。
鰹節やさんの模型
煮干しの天日風景
ノシアワビの切り方は3種類。
小学生の見学が多いようですが、大人もモチロン楽しめます。
海の博物館
三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68
0599-32-6006
三重・斎宮歴史博物館
December 27, 2010斎宮(さいくう)歴史博物館へ
10月27日まだ空が明けきってない早朝、東京を出発。
ビューン。新幹線で名古屋。近鉄に乗り換え
三重に入る頃には太陽がのぼってました。松阪駅から車で30分。
到着しました!ここが斎宮歴史博物館です。こちらの建物じつは!
1本も杭を打ち込まず建築しているという。↑建物下にこんなに遺跡があるという。
HPより
斎宮は、天皇の代わりに伊勢神宮に仕えた未婚の皇女「斎王(さいおう)」の宮殿が置かれたところです。三重県多気郡明和町にある斎宮跡がその遺跡で、昭和54年(1979)に約137ヘクタールの範囲が国の史跡に指定されました。
斎宮歴史博物館は、昭和45年(1970)以来継続的に進められている発掘調査や研究の成果に基づき、斎宮の歴史を紹介するため、平成元年 (1989)10月に史跡の一角に開館した県立のテーマ博物館です。建物は、地下の遺跡を傷めないように特別な工法で建てられています。
ご案内は斎宮歴史博物館学芸員の榎村寛之さんです。はるか昔の歴史ですが、現代の事柄に置き換えてわかりやすく説明してくださいました。 榎村さんは『伊勢斎宮の歴史と文化』『伊勢斎宮と斎王―祈りをささげた皇女たち (塙選書)』など著書も多数。歴史以外、妖怪から何から何まで詳しい!
天皇に代わり、伊勢神宮に仕えた未婚の皇女「斎王」。その宮殿を再現した展示。
さいくうとは?
各地から貢ぎ物が届いたそうです。
「結構おいしい暮らしをしていたのではと思います(笑)」と榎村さん。
斎宮内では独特の言葉が多かったようです。伊勢神宮へのおつとめの合間、斎王はひらがなを楽しんだりも。
興味深かったのは「食」に関して。韓国の影響が随所にみられます。
銀器に山高く盛りつけるスタイルはまさに。
ここに書かれているように、この頃の食事は味をつけることはせず、酒、酢、ひしお、塩を適度にブレンドして食べていたとか。
鮑です! 展示物いろいろあり。
意味深い記号が入った器!
お宝ザクザク。ぜひ現物を見に斎宮歴史博物館まで! 歴史の結びつきから意外な事実がわかります。
こんなに出土したという器!
↑この時代に青磁のお椀が?
↓こんなに広かったの? という斎宮、再現模型。大きなひとつの町です。
しかもその足下は
現代の空撮がはめ込まれています。ここがこうなって…がよくわかります。
こんにちは。等身大、斎王のお人形さん。
館内には喫茶ルインズあり。
懐かしのナポリタンあり。
またお隣には地元多気郡明和町の名産品を扱う売店も。
手書きPOP、コピーに工夫が。
海藻やらうどんやらを販売。
購入した「きせいちゃん米せんべい」原材料はシンプルに米、塩、黒砂糖のみ。椎茸は入っていないものの、なぜか椎茸くんが作っている風のイラストが。はて
_________________
斎宮歴史博物館
三重県多気郡明和町竹川503
TEL0596-52-3800(代)
10月に飲んだもの記録その1
December 19, 2010ある晩のおつまみ。いかごろ丸干し、自家製のちりめん山椒と、山葵の茎の醤油漬け。こんな何でもないつまみがおいしい。
柿太水産の逸品です!
グリルも大活躍した季節。
ブルゴーニュに行く前に予習。AMIOT SERVELLE!
これは9月末だった。広島からオコノミタロウさんが上京。ウナギさんも勉強兼ねて日本酒三昧。
トップバッターは王祿と喜久醉。↑RICE BURNERウナギさんです。
らっきょうの塩漬けと味噌漬け。
オコノミタロウさんが愛する賀茂金秀。そして七田!
十四代の本丸。そして而今。キレイ系いきます。
引き続き而今。
きたよ〜濃い系。と、お勉強はまだまだつづく。
オコノミタロウさんとウナギさん2ショット。
もくもくと仕事するとおるさん。お酒はお店が終わったあとの作業が重要。酸化しないよう詰め替えしたり、味をみて温度帯を変えた冷蔵庫へ収納するのです。「酒は育てるもの」 byとおるさん
ありがとうございました!
おうち飲み! 敦巳さんが作ってくれたサンマ寿司。そして新政の85%
開運の木桶貯蔵! OKE’ 09 濃醇な味わい。
お鍋にしました。杜氏、山口竜馬さんの渾身の作.プロデュースby山中酒の店で販売!
桶貯蔵に85%など、
特徴的なお酒がいろいろ出てきました!
ちょっと三重県へ。
スタバでお茶を買って乗車。
近鉄乗り換え〜。
とある庁舎のセルフカフェ。おしぼり入れの意外な使い方。カップウォーマーとして。ただ、扉が閉まっているとカップのありかがわかりにくいす。
おかげ横丁付近。塩バニラに、味噌ソフトと、ほ〜。
移動してgo go静岡へ!
大にぎわい!日本酒の日
誰も知合いはいないとおもいきや、RLの某氏。
新婚さん♥ 開運の美人!お嫁さんです〜。
せっかくなので一緒に撮影してもらいました。パパとも。
新婚♥若旦那。
スペシャル磯自慢登場!
すくっていれてくれるという。
いいな〜「海藻ラベル」白隠正宗の高嶋くん。
せりざわファミリー。静岡県地酒祭でも会いました!かわいい日本酒キッズ。
しょうせつ〜♪ ぽんしゅが最高!
正雪の弟さんは Mystic Waters「日本酒(ぽん)酒が最高!」のドラマー!ここで→聴けます♪姿も
ホテル特製おもしろ料理もいろいろ。
臥龍梅さん、法被裏面に注目。
杉錦さん
杉井酒造の杉井均乃介さんです。
●2010 June 5 杉井酒造蔵訪問 blog
そしてホテル特製料理。珍味もいろいろ。チケット1枚は500円。
などなど。
そして、カワリダネ、森本酒造さん!
おもしろすぎる!
じっくり読んでみてください。
喜久醉の青島孝さん。東京都押上の日本酒バー・酒庵 酔香さん。
珍味をあらためて紹介。カツオの酒盗、イカの塩辛。
閉会の挨拶をする初亀・橋本謹嗣さん。穏やかなお人柄。お話がとっても上手です。
酒造組合事務局の小澤康弘さんたちとパチリ
静岡県育成酒米新品種「誉富士」を開発した静岡県農林技術研究所栽培技術部・宮田祐二さんも。高嶋くんが入ると小さくみえます。みんな。
静岡県は酒力が確か。美酒揃い!を実感。
久しぶりにこだまに乗車。終電まで時間があったので
駅構内の居酒屋さんに。富士山静岡鍋!? 鍋がタジン鍋風。
背中にメッセージが! 店名物の「静岡割」は静岡の緑茶で割った焼酎とか。富士山におでんに緑茶に黒はんぺんに、静岡名物はいろいろあるを実感した夜。
氷見の宝もの
December 16, 2010氷見の話地元の宝もの紹介もれで続きです。この風景は鎧高さんに案内してもらったhimming の2階から。
加藤チャコさんのスローアートを開催中。himmingだからか、作品は〜ing!? まだ未完成。
himmingの建物は、醤油屋さんの蔵だったとか。
未完成ってどういうこと? アーティストの加藤チャコさんHPより「私が下書をして氷見のみなさんに託してきた、草のドローイングによる壁絵作品の制作過程がブログで閲覧できます。アート系の学生さんから漁師のおじさん達まで、地元の方々の底力で着々と制作が続けられています。息の長い、細かい仕事です。いやはや本当に感激です」
チャコさんが下書きをし、完成させるのは地元の皆さんというわけです。
下書きされた絵にそってピンを立て、草をまきつけていきます。絵は氷見の風景。
絵の具ならぬ、画材はこの草! 壁面いっぱいのアートになる予定。
お題は『草と花の氷見』なるほど。
himmingにはカフェスペースも。地元の麩屋さんとコラボしたスイーツ。
醤油蔵の面影が残ります。そして町へ。
藤子不二雄A先生の出身地とあって
にんにんにも会える〜。
民家を改造したというかわいいアクセサリーやさんeMu.
ボッシーニグッズも製作。
にんにんとは違う世界も着実に。
そして前回も行った、フィッシャーマンズワーフ海鮮館
魚だけじゃなくてお餅やさんも。前回2009も買ったアンコが入っていない、まったく甘くない豆餅。できたてやわやわ。行動が変わらん。
もちろん魚三昧!
イキのいい日本海の幸!あっ川の幸、鮎もいる。
お刺身も充実しているのは便利。醤油が20円で売っている!すぐ食べられますわ。
焼き魚もあった。いたれりつくせり。人気の理由わかります。
漁港の前を通り、町歩き(人通りはほとんどありません)。とあるレストランの前で目が止まる。
ややっ
随分詳しい〜情報が! プライスカードの上に料理内容が箇条書きに!氷見うどん定食、地元自給率高し!
そしてミートソース!
「ボルカノスパゲティ」知らんなあ、と思ったら下の段に「昔懐かしい太麺」と。なるほど。そして「デミグラ、トマトソース、ケチャップをブレンドしたコクのあるソース」ふむ。650円。安っ。
興奮してガラスにぺたりと張り付き(怪しいですよ。まったく。人がいないのをいいことに)撮影していたら同行の鎧高さんが「あ〜、こんにちは!」と声を出す。出前から戻ったお店のご主人が!
こんにちはっ! 「面白いので撮らせていただきました!」正直に言う。笑ってくれました。地元をとことん愛するごよしだや本店主人です。氷見に行ったらぜひどうぞ!
(左)カツ定食。(右)コーヒー。ただのカツ定食ちゃいまんよ。ただのコーヒーちゃいまんのよ…がよくわかります。
信号待ちした車からふと角の店を見ると「ぶり」看板!
情報出すのは大事です。ナニ売ってるかわかりますからね。
鎧高さんが是非!というお麩やさんへ。
「ふ」大館屋さんです。麩がずら〜り。
上品な奥さま。
生麩もあります。
ベーグルじゃありません。車麩の端っこ。ベリーキュートです。そしてごま麩も。お麩大好き!氷見の宝いろいろ。
対面からhimmingを望む。柿太水産の皆さんありがとう。
柿太の加工場。3匹のイワシのモニュメントが目印。
もちろんイワシの種類が違います!
サカナくんさんも!
柿太水産の糠漬けイワシ
December 11, 2010ずっしり。
これはイワシの入った樽。
柿太水産さんの糠漬けイワシの取材へ。
aff お宝!日本の「郷土」食 5 富山県氷見市
『地魚+伝統の発酵技 糠漬けイワシ』
加工場の一角にずらり並んだ木桶。中身はすべてカタクチイワシの糠漬けです。「寒中になると、イワシの身がしまる」という柿太水産社長の柿谷正成さん。
自分の分身のように大切にしています。糠漬けは発酵するとガスが出るため、漬かり初めは重石がごろごろ落ちるとか。それを拾っては載せ、落ちては拾ってを繰り返すこと数十回。
発酵が落ち着くと、水分が上がり、脂が浮いてきます。蒸発する水分の補充は海洋深層水を使い、脂は丁寧にすくう。こうして手をかけながら、3〜6 カ月熟成させ、夏の盛りに食べ頃に。良質のイワシと塩の力で、じっくり、ゆっくり。「上がってきた汁がまたうまい!」と正成さん。
お奨めの食べ方を尋ねると「糠ごと炙って三杯酢が万人うけするがな、わしは糠を落として生で食べるのがおいしいな」
糠ごと焼いて表面クリスピーに香ばしくするのもまたうまし!
糠ごと炙ると表面カリッと香ばしく、中はジュワッと塩けがきいた複雑なうまさが広がります。これには純米酒の燗酒ぴったり!
1尾あれば1合いけるうま味。
6代目政希子さんと5代目正成さんです。詳しくはaffを。そして夜、BBQ宴会と月見の会へ突入! つづく
○柿太水産
富山県氷見市北大町3-37
TEL.0766-74-0025
●2009年1月末 仕込み時期に行った時の話
●2010年6月 せっちゃん上京
SA,PA,道の駅大好き
December 11, 2010
道の駅やサービスエリアを見るのが大好きです。GO GO富山県を目指した9月25日。関越道の上里SAへ立ち寄りました。にぎやか!販売カーもたくさん出て、しかも面白い。やきそばcarはやきそばのイラスト全面。
そして意外にいいうどんを発見。
小麦の国の埼玉県ゆえに、昔から麺が自慢。御用蔵の味噌、醤油を使ったうどんが!へ〜。
パン屋さんは「秋のアンパン祭」売れ筋ランキングを展示。コーヒー100円。名産の狭山茶も忘れていない。タイムサービスもあって、町のパン屋さんみたいです。
こだわりの牛乳にシェイクを販売する車も。そして移動。
藤岡ジャンクションから上信越道へ。↑ちょっぴり寂しい雰囲気の東部湯の丸SA。「湯の丸」という名前に期待したのに、と思いつつ入店。
すると、鹿関連商品がいっぱい。
「鹿食免」大和煮になったり、サラミになったり…。
スティックになったり、ジャーキーになったり。鹿さん姿形変え。
りんご箱売り。車ですからね。段ボールのメッセージは「自分の子供にも食べさせられる食材」と。そうでなくちゃ困りますが。
7kg 1580円。随分安い……と思ったら、訳あり商品。
「今年は春先の氷害で…」と説明が。なるほどね。今年の気象が思い起こされました。理由があると嬉しいです。
そして海なし県の魚といえば、こっちに来いの鯉。さっぱり塩味という鯉の揚げたスナック風あり。背後のおばあちゃんグループが覗き込んで「鮎の揚げたのだって」って、ちゃいまんがな、絵も字も違うがなと思いつつ直し入れず。小さいから判読しづらいかも。添加物なし。地域食いろいろ!
グルルルル。そして移動は続く。今度は新井 道の駅 ハイウエイオアシスへ。
回転寿司の「きときと寿司」を覗くと、アラが100円〜で販売。ここで切っているんですね。
大人気でした。魚は日本海からくるのでしょう。そして野菜売場が充実。
盆栽あり。茗荷もあり。安いなー。東京では3個で150円ですからね。
天然のキノコもあり。帰り道だったら絶対買う!とこですが。(右)かぼちゃ売場のPOPがいいっ。
「しっとり」「ポクポク」
こういうひと言が必要です!
こちらは「かぼちゃの原型」と。形ずんぐり安定よさそ。知名度がない商品はひと言が重要!と感心。
生鮮は他にも
めだかに金魚!
ラブリーな人工色ピンクに驚いた落雁(らくがん)。こんなに大きい落雁が売れるとは…。誰がいったい食べるのだろう…と思いつつパチリ。ホトケ様のおそなえ用でしょうか。
そしていよいよ富山県入り!
ついた!東京から6時間
柿太水産のせっちゃんです!
つづく
丸本酒造さんの朝
November 29, 2010前回からのつづき。丸本酒造さんの8月24日早朝。
あおあおしている山田錦おはよう!
蔵の前はラジオ体操広場。小学生とおじいちゃんも加わってなんだかいいな〜。
音楽が聴こえてきそうです。
丸本さんの蔵では有機認証の酒を醸造しています。海外向けの認証も取得。
今、蔵は「今朝しぼり」で大忙し。早朝しぼったお酒をその日に発送、翌日に飲んでもらおうという冬季限定企画。最近、どこでも始めていますが、丸本酒造さんが元祖。ガスが残ってチリチリ感あふれるフレッシュなお酒です。
田んぼにいる丸本仁一郎さん。この季節はどこでも裸足。しかし、バイクに裸足で乗る人は初めてみました。
歴史ある蔵の中。
こちらはフリースペース。使わなくなった蔵の2階部分を自分たちで改造し、こんな素敵なスペースに。貸し出ししておられます。
丸本家は猫好き。
ギンちゃん。
好きな場所が決まっているようです。
そして夕刻
夕焼け雲。
お祭りのときの提灯。
丸本家の玄関、傘立てにいたアオガエルくん。
何を見て、何を思う。蔵元のカエル。
_____________________
●おすすめ食事処
丸本酒造さんがある鴨方町は「そうめん」の町。かもがた町屋公園内にある「まちや亭」では、町家そうめん350円(夏は冷やしそうめん・冬はにゅうめん)おにぎり付き+50円が食べられます。地元を愛する女性たちのボランティアの賜物。やさしい味と値段に感激。