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季節もの

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一物全体の粕漬け

October 4, 2008

石鯛まるごとを使った酒粕漬け。ひと口食べると、粕漬けの甘い味がたっぷり! しかし、見た目のインパクト強烈(笑)
発酵した米の酒には、昔ながらの日本の発酵食品、発酵調味料がぴたりと合います。
こちら↓らっきょうの味噌漬け。かりぽり、じゅわーんの和つまみ。

こんなつまみが一番です〜。

味がしみたおでんの豆腐や白滝とか、そんな味が合う季節。だんだん冬が近づいてを実感。酒の肴も季節と共にうつっていきます。

手堀りあさりの生かし方

August 30, 2008

手堀りのあさりにこだわる、荒木海産の荒木さんに、あさりの生かし方を聞いてナルホド目からウロコ。
あさりは通常、水が入った透明密閉パックで売られています。

このパックだと酸素量が決まっています。流通および店舗販売での段階で時間がかかれば、酸素が足りず弱っている場合多々あり。
手に入れたら、一目散に取り出してあげること。
その場合、すぐさま開けて、皿かボウルに入れ、乾かないように濡れ布巾をかけて冷蔵庫で保存する! こうすれば4日くらいは平気で生きているそうです。なるほど!

そんな理由から、パックよりもネットで売られているものの方が、長生きなのだそうです。昔はみな、その場での量り売りでした。
そして「手堀り」のあさりの方が、ぐんと元気で長生き!
ほとんどのあさりは、機械を使い、ポンプでずずずーっと、一気に海から引き上げられるとか。スピード第一! これなら早くて鮮度はいいように思えますが、どっこいあさり的にはそうではないとか。
あさりがビックリしたまま捕獲されてしまう
∑(゚д´;ノ)ノ なにが起こったの?(状態)
海でのんびり遊んでいたあさりくん。急なビックリで、本来なら貝の口を閉じるときは、スイカンを引っ込めますが、考える間もなくで、スイカン出したままになることも。あさりによっては、はさんだまま、地上に引き上げられたり。そうなると、スイカンが切れたり、多大なダメージをうけてしまうとか。
そうなると、砂もうまくはけず  …(;´Д`)ウウッ… 
砂をかんだままのあさりになってしまうそうです。
そういえば、いくら、塩水につけても砂をいっこうに吐かないあさりいますよね。吐けないのです。

 
さて、荒木さんがすすめする「手堀り」とは?

「手堀り」とは、しじみ漁でおなじみの「じょれん」という鉄製の網を使って、小舟に乗り、人力で採るあさりです。これなら海で捕獲されて、船に引き上げられるまで時間があるので、スイカンをゆっくり引っ込めることができるそうです。あららなにごとぉ〜?!って感じなのでしょうか。どちらにしてもごめんね、あさりくん。
 
しかも、場所限定!
荒木さん、そんなあさりの一番おいしい食べ方は?
 
「何も入れない汁です!」
 
沸騰した湯にあさりを入れ、再び火が通ったらできあがり。ただそれだけ。塩も醤油も入れない。いらない。
そうして作った汁をいただいたら、ほんとにすこぶる美味!
 
荒木さんのあさりを譲ってもらい、家で再現してみました。
うちには日本酒が山ほどあるので、酒も入れて沸騰。そこへあさりを投入! 温度が下がり、再びぷつぷついいだしました。
「貝の口が開いたらもう充分。火を通しすぎると堅くなりますから」といわれた言葉を思い出し、開いたら即、火を止めました。レアでいいんです。

 開いた! 

いい香り! あさり貝の身がぷっくりと柔らか。
あさり本来のうまみだけです。上品で、なんともいえないまろやかな風味。素材の味が最もわかる、素晴らしい味でした。おまけに超簡単!ヽ(^。^)丿
素材よければすべて良しです。あさりを買うときは、どこで、だれが、どうやって採って選んだものかが重要。
もちろん、あさり以外も同じことですね。
翌日はパスタに! だしがよく出て超うまでした。

真っ赤な万願寺そして

August 29, 2008

奈良県の蔵元・久保本家の加藤杜氏に真っ赤な万願寺唐辛子を教わりました。絵に描いたようなつやぴかRed。

一般的な万願寺唐辛子と並べてみました。迫力あります。緑よりも、肉厚で甘く、味が濃い!

せっかくのフォルム、包丁は使わず、ごま油でじっくり火を通し、酒を入れてしんなりさせ、じゃこをからめ醤油で風味づけ。加熱すると赤の皮のたくましさがより鮮明に。酒の肴にぴったり! やっぱりここは「きもとのどぶ」のお燗でしょう。
前回アップしたトマトといい、最近は野菜の品種がめざましく増えています。

三重県鈴鹿で農薬、化学肥料を一切使わず栽培に励んでいる近藤啓子さんの作。手前と奥がカボチャで、真ん中は瓜の仲間です。楽しい!

オクラの花と葉。色合いが深いです。

そして、オクラの実、レッドです。色っぽい!

ぬぼ〜〜〜っ、白い茄子。
珍しいカラフル野菜を無農薬で栽培する近藤啓子さん。レストランからの注文が多いと聞きました。シェフの腕がぶるぶる震えるのでしょう。そそられる野菜といったらいいですね。野菜が主役になる時代到来?

浅草 西澤さんの屋上で花火

August 3, 2008

毎年、隅田川花火大会は浅草の西澤さんの屋上で楽しませてもらっています。西澤さんは「純米酒と本格焼酎」を扱う酒販店。ワインはマビィさん限定。なんといさぎよい品揃え!(普通のビールはないのです) 冷蔵庫に入ったお酒は1本ずつ紫外線防止フィルム袋に入れるというこだわりよう。山形からの帰り、上野駅で降りて、浅草直行!

花火の前に腹ごしらえ! かんぱ〜い ヽ(^。^)丿

ヒュルヒュル、どか〜ん! わ〜っ

花火カタログ!(花火の写真は難しい…。)

左)この日は尾瀬あきら先生のバースディ! 
右)参加者の中で一番若い! こりんちゃんが西澤さんにお酌するの図。かっわい〜!

第二会場からも打ち上げが始まりました。西澤さんからは両方向花火が見えるのです。首が右いったり左いったり ハィ(^Д^)ゞ

左)夜もふけてまいりました。誰も花火を見ていない!? 
右)屋上からご近所を見ると、向かいのビルでは、地べたで、部屋で、屋上で、皆なそれぞれの楽しみかたあり。

いよいよ花火も終盤戦。ずらり並んだ銘酒は神亀大吟醸をはじめ、丹沢山、扶桑鶴、綿屋…。純米は燗でこそ真価を発揮。真夏も純米燗! 気温と同じくらいの温度で飲む!?

左)温度を確かめるタカオくん。その右はテキパキ働くミウラさん。
中・右)綿屋の阿波山田の純米65は爽快うま口タイプ!綿屋三浦社長は自転車乗り。

花火のフィナーレ! パチパチパチ!いい花火だったね〜と拍手。続いて尾瀬先生のバースディパーティに変身。去年が赤いお祝いだったとは思えない尾瀬先生です。

↑でも、このロウソク、仏壇用では…… (`ヮ´*ノ)ノ

左)お燗コーナーの前で。綿屋さん、丹沢山さん、なぜかおすまし。暑い夜は汗でお酒がどんどん蒸発。
右)1階に場所を移して飲み直し。萩の鶴のプント君、位置おかしすぎ。

では、お口直しに、色っぽいまっつんとプント君の2ショット! 日本酒を飲んでる人は肌がきれいですね。夏の純米燗バンザイ!
●株式会社 ニシザワ
東京都 墨田区吾妻橋2-6-2
電話 03-3625-2438

ニシザワさんは、丸大豆醤油、本みりん、自然海塩、酢、ごま油などおいしい調味料も扱っています。発酵させた米の酒には、発酵した調味料が相性抜群 (o^-’)b

山梨 角野恵子さんの畑の脇でBBQ

July 22, 2008

フランス在住のフリーライター・角野恵子さんがお嬢さんを連れて帰国中。「山梨の実家で母が作った野菜でBBQはいかがですか?」と日曜日にお誘いあり。三連休で中央道はゲキコミとわかり「特急あずさ」に乗車 w(^Д^)w 山梨は真夏日。ジリジリ暑い日差しのもと、トウモロコシはすくすく生長 d(>_< )
角野宅の納屋。大きな冷凍冷蔵庫、大きなぬか漬けの樽などがゴロゴロ置かれていました。いいなあ、こんなひんやりスペース。
左)リンゴの木の下に、ハートの窓があいた祠が。右)恵子さんのママ。田んぼも野菜も農薬を一切使わず、ひとりでこなしています。角野家は食料自給率ほぼ100%!
もいだばかりのトウモロコシ、ピーマン、茄子、かぼちゃを網焼きに! 醤油をじゅわ〜んとかけると香ばしいかおりが辺り一面広がります。焦げたところがたまらな〜い。真の贅沢ですねヽ(^。^)丿
リンゴ、梨、すもも、プルーンと果樹も各種。「好きなだけもいでちょうだい」と恵子ママ。贅沢すぎ!
お子さんづれのお客さんも多数参加。虫好きのそうた君は田んぼで蛙とりに夢中。 転んでも、蛙を入れてグーと握った手は離さず。蛙、受難ヽ(`д´;)ノ
青じその大群「買うと高いけど、いくらでもはえてる雑草みたいなもんです!」と恵子さん。やまよの実家、境港でも青じそはえてます。角野家同様、ほったらかしですが虫にやられません。市販のものは薬三昧と聞きます。栽培に無理があるのでしょうね。
青じそは夏が旬! 身土不二でgo! 野菜は自然な恵みの露地物に限ります。
恵子さん、ありがとう!また来年ね!  右)ママ特製のなめ味噌2種。左は青じそ入り、右は青唐辛子入りの激辛味。味噌もモチロン手前味噌 ヽ(^。^)丿

岡山に代掻きに その3  ベラビスタ!

June 22, 2008

昨日からの続き。岡山県の丸本酒造で代掻き手伝い。夕方ようやく一段落したところで
丸本さん「ではそろそろ参りましょうか」
丸「ズボンが泥だらけなので履き替えてきます」
や「あの、わたしは足がジカタビなんですけれど ( ゚д゚)ノ」
丸「大丈夫です。すぐ戻ります」
や「……。」
広島県尾道市といってもJR福山駅から車で30分。海が目の前という絶好のロケーションにあるベラビスタ境ガ浜。造船会社が所有する築40年の迎賓館を改造し、昨年オープンしたばかり。某島根の蔵元が「素晴らしかった!!」と言うのを聞いていただけに興味炸裂! そこへ丸本さんがご案内してくださるという。
着いてみると社長のケニーさん以下ホテルスタッフが3名でエントランスまでお出迎え。足がジカタビ・やまよに顔色ひとつ変えず
「ようこそベラビスタヘ!」
豚足のようなジカタビ(泥は落としたもののウエットな状態。布製ですから)。ピカピカに磨き上げられたロビーの床に、ジカタビの二股の足がペタペタ。
や「すみません。足跡残して」
ケ「旅に足跡を残すというではありませんか!!」と満面の笑みを浮かべるケニーさん。よく出来たおひとであります。

ベラビスタは、瀬戸内海に面した高台に建つリゾートホテル。海と一体となった光景が自慢。船で乗りつけるお客さんもいるそうです。

プールは暑くなってからの営業でまだクローズ中。プール背後にはグリーンの芝生がワイドに広がり、プール期間中は食事や飲み物が楽しめるそう。なんと素敵な! ジカタビでこないよ。普通。

ホテルの部屋からも瀬戸内海が一望できます。対岸の島々が、船の行き来が障害物ひとつナシで、よ〜く見えます。ライブな海の景色は感動的!

このホテルの親会社は造船会社で、すなわちこの敷地全部が系列なんですね。だからこそ景観も、しかと守られるという。遥か向こうにドックが見えます。

館内散策。ロビーの前でケニーさん。奥には、バーコーナーがあり、芝生のグリーンと海と空のブルーを眺めながら、ワインがゆっくり、ゆったり楽しめるようになっています。
写真反対側にはライブラリーがあり、壁面いっぱいに、写真集や旅の本などが揃って自由に閲覧できます。コーヒーやエスプレッソ、ハーブティーなどサービスされて、時よ止まれ状態。

ややっ! щ(゚Д゚щ)

おぉっ!! (ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノ
イデトシカズさんのロハスの本と、やまよ編集の「MACROBIOTIC START BOOK 」が!
パークハイアットを経て、ドバイのホテルや上海のレストランに関わってきたケニーさん。あちこちで培われたセンスの良さがこのホテルに集約されているようです。

室内で用意されている器は陶芸家、加藤 委さんの青白磁。透明感あふれるクリアーなブルーは、ベラビスタの空と海を写すがごとく。「ホテルのイメージとぴったり合うので特注しました」とケニーさん。ホテル1階のブティックで購入できます。こちらコーヒーカップ。

お茶の器。

灰皿?に使うにはもったいない(煙草嫌いなもんで)。

そして何よりすごいのは!
露天風呂! しかも天然温泉!

天然温泉ならではの柔らかい泉質。「ウォーターフロースタイルの露天風呂。瀬戸内海につかっているような錯覚をお楽しみください!」とホテルからのメッセージ。ホテルはこの露天風呂をつくることから始まったそうですが、確かにものすごい開放感です。ひとりじめできる時間があり、それはもう、このうえない贅沢〜!でした。

おまけに大好きな岩盤浴も併設。檜風呂の内風呂もあり。入り放題!身体がひとつじゃ足りません。
そして夜!
和食のカウンターレストランでゆっくりいただくことに

お風呂上がりということもありまして、食前酒は白桃妃を炭酸で割ってちょっとsweetにいただきました。写真は蔵が描かれた丸本酒造さんの純米吟醸酒「かろやか」です。

王祿に磯自慢など、見開きのページに日本酒がぎっしり。充実のラインナップ!です。その昔、パークハイアットの「梢」でこんな感じのメニューを見て感動したことを思い出し、ケニーさんに伝えると「あれは私が作りました!」とのこと。なーる。

じゅんさい、はもしゃぶなどが

〆はおそばでツルツル。

ハウスワインはnew worldのチリ産。抜栓の時差違いを飲み比べさせていただきました。開けてすぐに飲むと青い風味でランチメニューにぴったり。開けて閉め、冷蔵庫で2週間置くとふくらみが出てディナーにも負けないふくよかな味わいになるとか。びっくりの実験成果を味わわせていただきました。皆さん研究熱心!

朝は鳥の鳴き声と静かな波の音で目覚めました。おだやかで爽やかな光景。

ドックにもおはよう!といってみる。
朝ごはんは「櫻の間」という、和室にダイニングテーブルを持ち込んだ和洋折衷インテリアの室内で。

和庭園を眺めるコーナー。足は靴はいてますよ。

いや〜。なんとも素敵なホテルでした。そして福山駅まで送ってくださるという、真っ白のBMWで。しかもこの送迎は無料。車内には英国ウェールズの水TYNANTも用意されて、至れり尽くせり。
そこまでされて、料金はコワイ!? と思うと「二泊してほしいので料金もリーズナブルに設定しています」とケニーさん。
心残りはあのプール。夏期のみの営業というので暑くなったらまた泊まりに行きたい! プールサイドでカクテル飲まなくちゃ! その前に水着が似合う体型にならなくちゃ! いそがなくちゃ! 磯が泣く?! 待っててねベラビスタ!
●リゾートホテル ベラビスタ境ガ浜
広島県尾道市浦崎町大平木1344-2
TEL:084-987-1122
FAX:084-987-2148
info@bella-vista.jp

岡山へ代掻きに その2

June 19, 2008

うはは! やまよ代掻き中。代掻きは「しろかき」と読みます。
田植えの前に行う重要な作業で、苗がうまく育つための場づくりです。田植えの前に田んぼに水を入れ、土をやわらかくします。そしてトラクターを使って土と水をよく混ぜ、平らにならします。粘土のようになるまで混ぜることで田んぼに保水力がつき、土が平均化することで苗を均一に植えることができるのです。
きれいなカフェオレ色になり、いい感じです d(>_・ )グッ!
 機械が入らない隅っこの土は手でならします。 
次の田んぼへGO!  ここは今年初めて借りた新しい田んぼとか。
代掻き前の田んぼはこのように、土と水が分離して水が澄んでます。藁も見えます。
アメンボさんもスイスイ。トラクターをかけると虫や蛙さんがぴょこぴょこあわてて飛び出してきます。驚かせてごめんなさい〜。 
いざ出陣! こちらの田んぼは30アール。 
ちゃくちゃく作業中。トラクターが通ったあとは、土と水がこのようにブレンドし
澄んだ水から、だんだんカフェラテの泡のようになってきます。
丸本酒造六代目、丸本仁一郎さん。農業始めて20年。おや? なんだかとっても険しい表情。えっ、トラクターの調整が必要? はい。トラクターを降ります。
丸本さんは素足で田んぼに入り、常にチェック。こちらの田んぼの感触を探ったところ、機械が深く入りすぎていることが判明。「これでは苗がうまく育たない……。」機械を調整して自ら再運転。蔵人が後からついて土を触りながら様子をみていきます。
土は表面に近いところは細かく、その下は粗くという2層構造が大事。苗の根が深く根ざす部分は、土を粗くしていないと酸素が行き渡りません。根がしっかりはれないと、生長ものぞめないというわけです。
ただ、機械をかけたらいいってもんじゃない (>_< ) 土を見極めての微調整が必要なのです。
米がたわわに実るために、まずは基礎の基礎、土台づくりが肝心なのだと痛感しました。
そうこうするうちにお昼どき。
「鴨方はそうめんが有名なんです。そうめんでも食べましょう!」とはいえ、やまよの足元はジカタビでござんす。
いえ〜い。地下足袋。首にはタオルだぜ。こういうカッコが一番似合う。で、こんないでたちで食べられるとこあるんですか?
ぶ〜ん、車でひとっとび。かもがた町家公園につきました。
 公園内にある和風喫茶処まちや亭です。鴨方町の特産である、そうめんが一年中食べられるとか。なんだかのんびりしたムード。住民ボランティアによる運営で、儲け度外視という施設だそうです。
 「あら〜! 丸本くんじゃない」 なんと丸本さんの小学校時代の恩師がボランティア中。
「お酒つくっているの? 田植え中? そうなの。変ってないわねえ! がんばって!」
アウトドアに席があり、そこでいただきました。煮物あり、おむすびあり、漬物ありの手作りそうめんセット。これで400円。良心的というか、いいんでしょうか? という価格。冬はにゅうめんになるのだそうです。鴨方まごころの味!
町の至る所で見かける看板。そうめん工場併設の無料!?そうめん流しもあるそうです。 
午後は代掻きが終わった田んぼに、苗をおろします。バケツリレー。 
苗がどうなっているか教えてもらいました。
こちらが苗田。有機栽培の山田錦の苗です。有機圃場なので、ここに入る前に、たっぷりの水で手や足をブラシを使って汚れを落とします。他からの影響を受けないようにするためです。
ひとつひとつが小さなポット仕立てになっています。底から根が出ていて、はがすのも力仕事。乱暴にはがすと落ちてしまったり、傷むので丁寧にやさしくがモットー。農業は繊細かつ大胆かつスピードが重要! 
ひとつ抜いてみるとこんな感じで根が回っています。愛おしい命がつまっています。
用水路には山からの冷たい水が猛スピードで流れてきます。
丸本さんいわく「場所によっては水不足の心配が生じることもあり、水が原因で近隣と険悪なムードになることもある」。田んぼを借りる際は、いろんな事前調査が必要だといいます。
水がきれいな丸本酒造。蔵の前の川ではクレソンが山のように生えています(誰も取る人がいないのはモッタイナイ)。蔵見学したら、天然のクレソンも味わってみてくださいね。
米作りの想いはコチラに詳しく
 ●丸本酒造株式会社
〒719-0232 岡山県浅口郡鴨方町本庄2485TEL 0865-44-3155  FAX 0865-44-3156 
 そしてジカタビ姿のまま、ベラビスタへ向かうのでありました。岡山の旅つづく。 

岡山へ代掻きに その1

June 17, 2008

岡山県の丸本酒造へ田植えに行きました。車中用の食料買い出しに東京駅グランスタへ。はせがわ酒店をのぞくと知合いの富久長・今田美穂さん(やまよと同い年)が試飲販売中! 「あのぉ、お酒弱いんですけどぉ。こんな私でも飲めるお酒ありますかぁ?」と近づくと、爆笑しながら飲ませてくれました。「富久長 純米ゆずレモン」はアルコール分8%と低アル酒。「これでも強かったら氷や炭酸を入れてくださいね!」と美穂さん。へいへい。ジューシーで爽やかな柑橘の酸味が特徴。ジュース感覚で飲めます。純米なので口当りもおだやか。”八反草”の純米酒と一緒に購入し、いざのぞみへ。GO GO WEST!
 八反草は富久長が栽培を復活した酒造好適米です。その貴重な八反草を100%使って美穂さんが醸した純米吟醸酒が写真のお酒。1年間寝かして登場とか。なんともやわらかな口当り、広がるまろやかな風味。すっと切れて爽快感もある上品な味わい。まるで美穂さんみたい(ってか)ヽ(^。^)丿
グランスタ内餉餉(けけ)の「黒米天重」1300円。組み合わせにそそられましたが、容器の底が上げ底で思ったよりちょっぴり。天ぷら手前の赤はピーマン。
グランスタ内わらびの里の「湯葉丼」と「はもきゅう」。湯葉丼は卵が使われていてがっかり。ある意味当たり前なのかもしれませんが。湯葉だけかと思ったのはアサハカ m( ̄ー ̄)m でしょ
はせがわ酒店で見つけた米鶴酒造のまほろばのせんべい(ちょっと甘過ぎた。おじさんやまよには)、シングルモルトウィスキーにあうというザ グレン アーモンド。香ばしい風味がバッチリでこちらはマル! 日が沈む〜。GO WEST!
岡山到着。蛙の大合唱の中、丸本酒造に一番近い遙照山ホテルに宿泊。野鳥の声で目が覚めました。朝7時30分に丸本さんがお迎え。いざ! 蔵元へ。
丸本酒造はオーガニックのお酒を米づくりから手がけています。写真は有機JASの苗田。後ろが蔵です。
8時、ミーティング真っ最中。有機田と一般田があるため順番、手順と注意事項いろいろ。
 
いざ出陣!
クレーン車が行く!  バイクが行く! トラクターが行く!
軽トラックが行く! こちらのトラクターは燃料補給中!
 クレーン車は苗を運ぶのであります。オーガニックの山田錦が運ばれて行くところ。
田植えの前に必要な代掻き! ほほほほ! やまよ、トラクターに乗る!代掻きに挑戦中です。グルルルル。明日へ続く。

ラッピングの芸術!新潟高田屋の笹だんご[お取り寄せd(>_・ )]

June 12, 2008

新発田の高澤さんから旬のお便りが到着。笹だんごです。毎年、この時季になると季節を香りと味に詰めて贈ってくれるのです。箱を開けると、青くて爽やかな山笹の香りが辺り一面に。
高田屋さんの笹だんごは味もさることながら、ラッピングの技がお見事!芸術的です。なんとか覚えようと丁寧にはずしてみるものの再現不能。笹は村上の山の笹。だんごは羽二重粉、新粉をブレンドしているそう。
おだんごには香りだけでなく、笹の繊維柄がうつって、これまたBeautiful!
 こちらがほどく前の状態。右が笹だんご。左が笹ちまきです。
では、ちまきさんにも脱いでもらいましょうヽ(^。^)丿
バターン。3点留めしてあるひもをくるりとはずし、外側の一枚目を伸ばしたところです。笹の葉は結構、長いですね。これで中身がはみださないようしっかり支えているのです。
いよいよ、中の笹をはずしますよ〜 ε=(>ε<)
もっち〜〜。もちもっち〜〜 〜(^Д^〜) 
粘りゴシ充分!餅米が見えてきました。餅米は契約栽培してもらっているこがねもちを使用。高田屋さんのこだわりです。味はついていないのできな粉をふっていただきます。これまた煎った大豆の香ばしいかおりがよござんす。
餅米を玄米のままで作ってもおいしそう! また、鮮やかなyellowのモチ黍を入れるのもきれいでしょうね。
高田屋のご主人に伺った話です。新発田では笹だんごとちまきはもともと節句のお菓子。新発田の節句は6月の4〜5日で、4日は笹だんご、5日はちまきを食べるとか。なんと!2日にわたって2種類を食べるのが習わしだったそうです。
笹だんごはほぼ通年、ちまきは4月〜6月末までの限定販売。地方発送OK(送料別)です。ほかのお菓子作りで忙しい時は、笹だんごはお休みすることもあり。注文のさいはお電話で確認を。

笹だんご、笹ちまきとも、10個ひとしばりで1150円! 良心的価格です。
笹だんごには甘いあんこ入ってます。

ヽ(^。^)丿お取り寄せ情報
●高田屋

〒957-0058  新潟県新発田市西園町 1-1-5 
tel  0254-22-3368  fax 0254-26-8824
*写真の団子は生の笹の葉を使用した特注品です。高田屋さんでは、一番いい時季に採取した山笹を乾燥させて使用。「冷凍品は使いません」とご主人。乾燥葉は自然乾燥でこれまた自信作。通常は自然乾燥の乾燥葉に包んだ団子が届きます。

いちごの塩ジャム

May 18, 2008

境港の両親から手作りイチゴが届きました。箱をあけるといい香り! 土がついています。そうそうイチゴは本来、土がついているもんでした。
形もさまざま。イチゴってかわいい! 
生で食べるのにも限界があるので、煮ることにしました。とはいえ、やまよ。甘いのが苦手。ジャムを使う習慣なし。パンはあまり食べませんが、食べる時はオリーブオイル、味噌ペースト派。そこで、海の精の「焼き塩」をパラリとふって煮てみました (^。^)
わ〜、あの懐かしいイチゴジャムのにおいが! 水分もいっぱいでてきます。ふたをしてコトコト。
はっ(゚ρ゚)ノ 目を離したすきに、イチゴ汁があふれている。もったいない〜 (ノ∀`) ふたをしちゃいかんです。
とってもおいしそうな濃縮果汁が出来ていたので、イチゴのジュースを楽しみました。まだ、ちょっと青い味が残っていますが、これでカクテルを作ればコンテストで優勝!間違いなし。
さらにコトコト。イチゴが柔らかくなってきました。水分が減るまで煮つめます。
食べたらとっても甘い! 出来上がりです。メープルも米飴も砂糖も一切入れませんでしたが、充分甘いです。天然の甘みってすごいもんです。海の精の焼き塩少々が良かったのかも。
「塩化マグネシウムが高温で焼く事により、酸化マグネシウムに変化。液体状のマグネシウムの水分を飛ばすことで、特有の苦みがなくなり、味がさっぱりして甘みをひきたてる」と、海の精の人に聞いた事があります。焼き塩はサラサラして、ふりかける時に向きますが、こういうものにも向く事を発見。
さて、イチゴを煮つめた鍋を見ると縁にいっぱいイチゴ濃縮がへばりついてます。もったいないのでお湯をわかし、紅茶を入れてイチゴTeaに。香りと甘みが出ておいし〜。5月の味わい。
イチゴは皮をむくことができません。無農薬に限ります。両親に感謝!

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