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新日本酒紀行 地域を醸すもの

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週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・朝日榮 No.144 

January 14, 2020

【Number 144】

朝日榮(ASAHISAKAE)/栃木県栃木市岩舟町

透明感と切れ味を目指して、沙奈恵さんの6年目の酒造り

栃木県栃木市岩舟町にある相良酒造さん

↑銘柄は「朝日榮」
(本文より)
相良酒造は1831年の創業以来、新潟から越後杜氏を招いて酒造りをしていたが、2000年に「これからは蔵元が酒を造る」と8代目の相良洋行さん自ら杜氏となり、地酒に専念する。
今、杜氏は娘の沙奈恵さんが務める。
〜この続きは誌面で〜

地元の岩船石で建てた税務監査用の部屋

蔵の軒丸瓦や屋根近くに入った「九」の字。「すべて丸くいく」よう先祖が特注

母の智子さん(左)と沙奈恵さん。智子さんは蔵娘で、ここで生まれ育ちました。
「昔は蔵に入るなんて・・・ありませんでした。時代ですね」
今は沙奈恵さんと一緒に麹をつくったり、蔵仕事をしています。

麹室は雪害にあって新調しました

地元銘柄の「三毳山(みかもやま)」は、蔵で販売しています

読みづらいですが、地元の自慢の山です。みかもやま

年明けからラベルを一新した「朝日榮」

沙奈恵さんが考える味わいは
「青葉にそっと寄り添う『朝露』のように優しく包み込むような透明感ある味わいと、穏やかで心地よりキレをお楽しみ下さい」
まさに透明感ある美しさ。清らかで、思わずキュッと抱きしめたくなるようなキュートなお酒です。
杜氏の沙奈恵さんの雰囲気そのもの。
🌾 🌾 🌾
沙奈恵さんが修行を終えて、相良酒造に入ったとき、父・洋行さんが地元米の「あさひの夢」を用意していたそうです。
そして、そのお米で特別純米酒を醸すよう託されたといいます。
「心配で心配で、仕込みの間、1時間おきにタンクを見回り寝不足に。酒は命を削って造ると実感しました」。
そんなファーストタンクが、思い入れがもっとも強い「あさひの夢」の特別純米酒です。
ですが、師である父・洋行さんは、2019年に急逝してしまいます。
米や酵母の組み合わせは何度も試し、酒造りの礎はできていたものの、より丁寧な酒造りを決意する沙奈恵さんでした。

9代目を継いだ兄の明徳さんと。家族3人の力を合わせた誠実な酒造りを目指しています。
●相良酒造・栃木県栃木市岩舟町静3624
https://www.facebook.com/asahisakae

●週刊ダイヤモンド・2020年1月18日号
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/28500

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・百黙 No.143 

January 6, 2020

2020年1月11日号

最新号の週刊ダイヤモンドの連載「新日本酒紀行 地域を醸すもの」は「百黙」を紹介しています。

【Number 143】
百黙(HYAKUMOKU)/兵庫県神戸市東灘区御影本町
130年ぶりのブランドは
料理の引き立て役から
共に高め合う酒へ

↑百黙オリジナルグラス
専用グラスは、香りを閉じ込め、みずみずしく味わえるという、バルーン形。ステムなしのデザインで、お酒が愛おしくなるようなコロンとしたまるまる形。粘性もよくわかり、さりげなく目盛つき! 菅原硝子工芸 謹製

(本文より)
灘五郷の御影郷で1659年に創業した菊正宗酒造は、徳川第4代将軍家綱の時代に江戸への下り酒(灘から江戸送りの酒)で人気を得た。〜この続きは誌面でどうぞ〜

↑ 特A地区にある嘉納会の山田錦採種園(写真/菊正宗酒造)

誕生から80年経って、今なお酒米生産量No.1の山田錦。
この酒は兵庫の酒米栽培の歴史に遡ります。

●百黙

2020年1月11日号

●特集 外食の王様
7年連続で市場が拡大し、25.7兆円を超えた外食産業。移り気な消費者の胃袋をつかむため、熾烈な競争が続く。外食産業を彩るのは、個性豊かな経営者たちだ。その決断が流行を生み、業界を左右する。外食のトップは何を考えているのか。アンケートと独自ランキングを基に、「外食の王様」を丸裸にする。

2019年もお世話になりました!

December 31, 2019

2019年もいろいろなことがありました。
4月28日に父が天国へ旅立ちました。
父は1929年の5月1日生まれなので
大往生だったと思います。
みんなに見送られて天寿をまっとうした父でした。
我が家は神道なので、戒名もなく、祭壇も質素。
祭壇に日本酒は置いても良いので、
父が「わしの酒かや(笑)」と
喜んで飲んだ「山本」を並べさせてもらいました。
時間がなかったので
天洋酒店さんと白瀑の山本さん、そして武田さんから
翌日便で届けてもらいました。
心より、感謝を申し上げます。
祭壇の「山本」を見た親戚が
「今は、こんなサービスがあるのねえ」と感心するので
違う違うと(笑)

そして今年一番のショックな出来事
まさか・・・・ありえない
信じられない・・・と号泣

天の戸醸造元浅舞酒造、森谷康市杜氏の急逝です。

「次は稲の穂波ですね!」と
言って分かれた2週間後のことでした。
森谷杜氏には、それは多くのことを教わりました。
お世話になり、まだ、なんにもお返しができていない

教わった多くのことを胸に
いただいたメールを何度も読み返しました。

悲しくてやりきれない思いでいたときに、
家のテラス(猫のひたい)をみたら
スズメが遊びにきたのです。
こちらをみるように、踊るように
これは杜氏!ではないかと
(笑う人は笑ってください)

ですが、
そうとしか思えない動き方をしたのでした。
普段、スズメが飛んでくることは
まずないのです。

ハッとしました。

杜氏に教わったことを
少しでも多くの方に
お伝えしていこうと思いました。
杜氏だったら、こんなときに
どういうか、自問自答しています。
「せば なんとす!」

2019年もいろいろなお米のお酒に出会いました。
週刊ダイヤモンドの連載「新日本酒紀行 地域を醸すもの」では
さまざまな地域の酒蔵へ伺いました。
現地で蔵を見ながら
お話をお聞きすると
見えなかったリアルな事実も
蔵がたどった経緯もよく伝わってきます。

さまざまな人の思いが積み重なってできたお米のお酒
日本に日本酒がある!この重要性を
これからも、ご紹介できたらと思います。

今年は、共同通信社さんから全国の新聞社さんの
政経懇話会での講演を依頼され、
大分県、長野県、岩手県、福井県、群馬県などに
出張させてもらいました。
来年も引き続き、秋田と広島などに呼ばれておりますので
各地で、お米のお酒が
地域を元気にする!そのことを
お伝えしたいと思っています。

著書の「ゼロから分かる!図解日本酒入門」は
今年、台湾版が出版になりました。
先月、中国とフランスの出版社からオファーをもらいました。
どんなふうに翻訳ができるのか、今から楽しみです!
2019年もありがとうございました。
2020年も、どうぞよろしくお願いいたします。
山本洋子

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・四季桜 No.142 

December 15, 2019

今週号2019年12月21日号の
新日本酒紀行・地域を醸すもの では栃木県の四季桜さんをご紹介しています🌸

↑代表商品は右から「花宝」「今井昌平」「大吟醸 四季桜」

Number 142

四季桜(SHIKISAKURA)/栃木県宇都宮市柳田町

地域の米で醸す!
大嘗祭で選ばれたとちぎの星の純米酒

(本文より)
天皇が即位後に初めて行う新嘗祭である大嘗祭は五穀豊穣を祈願し新米を供えるが、今回亀卜(きぼく)で選ばれた地域と米は、西が京都府のキヌヒカリ、東は栃木県のとちぎの星だ。

〜 この続きは誌面でどうぞ!〜

専務で杜氏の今井昌平さん(左)と、社長の菊地正幸さん

↑仕込み蔵
↓搾りたての酒

「四季桜  柳田の米かもしたて 大吟醸」↓

柳田とは蔵のある地名。商品の裏ラベルには

柳田町酒米研究会の農家名が記載されています

柳田町酒米研究会の田んぼ

柳田町酒米研究会のメンバーの農家5人衆

大谷石の石蔵ギャラリーにて、杜氏の今井昌平さんと妻の亜紀さん。亜紀さんは事務から蔵売店、営業までこなします。この蔵内にある大谷石の石蔵ギャラリーは、予約すると、スペースを使わせてくれるそうです。
酒肴を持ち込み、売店でお酒を購入して、プライベートな試飲会をする方もいるとか🌾

昌平さんの父、源一郎さんは、県内でもいち早く吟醸酒を手がけた人物

全国新酒鑑評会で何度も金賞を受賞したすご腕でした。

残念ながら、源一郎さんは昌平さんが13歳の時に急逝してしまいます。
源一郎さんが大切にしたのは「地域の米作りは財産」という言葉。
柳田町酒米研究会は、源一郎さんの死後、同級生たちが立ち上げた会。
父の遺志をみんなで継いで思いを大切にし、昌平さんが杜氏となって酒造りをしています。

蔵でも、お酒は購入できます。

●四季桜醸造元宇都宮酒造株式会社→ facebook

2019年12月21日号
特集は「伝える! 震わす! ビジネスパーソンのための 書く力」

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・臥龍梅 No.141 

December 9, 2019

週刊ダイヤモンド 2019年12月14日号 では静岡県静岡市清水区にある「臥龍梅」醸造元の三和酒造さんを紹介しています

【Number 141】
臥龍梅(GARYUBAI)

時代に合わせた美酒を目指し、
香りと味が豊かな吟醸に特化

(本文より)
華やかで米のうま味がある美酒として名高い「臥龍梅」。
この名は徳川家康に由縁がある。

~この続きは誌面で ~

蔵に伺うと、洗米の真っ最中!
静岡県オリジナル酒米の「誉富士」。洗米は10kg単位で限定吸水しています。

誉富士の麹米

独自の名前「臥龍梅(がりゅうばい)」命名のいわれとは?
HPより以下、引用しますと↓
「臥龍」という言葉は古く、その出典は中国四大奇書のひとつに数えられる長編歴史小説、「三国志演義」であります。
この小説は、魏、蜀、呉、三国対立時代の中国を背景に英雄豪傑の活躍と運命を描いたもので、その書中、「劉備玄徳 りゅうびげんとく」が在野の賢人「諸葛孔明 しょかつこうめい」を三顧の礼をもって自軍に迎え入れる下りに「臥龍・鳳雛 がりょう・ほうすう」という言葉が出てまいります。
「臥龍」は寝ている龍、まだ雲雨を得ないため天にのぼれず、地にひそみ隠れている龍のことで、転じて、まだ志をのばす機会を得ないで民間にひそみ隠れている英雄、「諸葛孔明」の例えであります。
ちなみに「鳳雛」とは鳳凰のひなで、将来、大人物になる素質を備えた少年の例えであります。
さて、処はわが国に移り、時代は下って戦国時代末期のことです。
後に徳川幕府を開設した徳川家康は、幼少の一時期、今川家の人質として当社の近隣の「清見寺(せいけんじ)」という禅寺に暮らしていました。
そしてその無聊の徒然に、寺の庭の一隅に一枝の梅を接木したと伝えられています。
「諸葛孔明」の故事どおり、「清見寺」にあった頃の家康は地にひそみ隠れておりましたが、その後、龍が天にのぼるがごとく天下人となりました。
家康の植えた梅は三百年の月日を経て大木に成長し、今も、毎年春三月には凛とした風情で花を咲かせております。
さながら龍が臥したような見事な枝振りもあいまってか、この梅は何時の頃からか「臥龍梅」と呼ばれるようになりました。
当社では、「臥龍」の故事に習い、やがては天下の美酒と謳われることを願って新しく発売するお酒を「臥龍梅」と命名いたしました。
↑なのだそうです!
◉清見寺 毎年見事な花をつける現役の臥龍梅

麹室

もろみタンク プチプチと発酵中

社長の鈴木克昌さんです。鈴木家の創業は貞享年間で、元の銘柄は「鶯宿梅」だったそうです。
合併で3つの蔵が一緒になって三和酒造になりましたが、その後、鈴木家が引き継ぎ、普通酒主体であった蔵の代表銘柄「静ごころ」を「臥龍梅」に改名し、酒質設計から全てを克昌さんが大幅に変更したのです。
少量ずつ丁寧に仕込む低温長期の吟醸造りに特化し、袋吊りの酒を増やし(酸化しないように様々な技術や工夫を取り入れて)
酒米を選び、品種違いの純米大吟醸シリーズを発売しています!

歴代の杜氏一覧
こちらを見て思いましたが、意外にありそうでないのがこの「歴代杜氏」一覧ではないでしょうか。飾っている蔵は見たことがありません。
現在は多田和仁さん。前杜氏の菅原富男さんは相談役だそうです。

新酒が出来た知らせ。大神神社から届いた「しるしの杉玉」を飾る多田和仁杜氏
●大神神社の醸造安全祈願祭(酒まつり)

2019年度の美酒早慶戦で第一位に。
お酒は「臥龍梅 純米大吟醸 山田錦35% 直汲み生原酒」で勝負!
(ちなみに克昌さんは慶応卒。息子さんは早稲田卒)

希少米の愛山を袋吊りで仕上げた「臥龍梅 純米大吟醸 開壜十里香」

「かいびん じゅうりにかおる」と読みます。まさにこの酒にピッタリな酒名!
書は、中国は蘇州の禅宗の古刹、寒山寺の貫主の揮亳。このお酒をひと口飲んで、筆をとられたそうです(驚)

鈴木克昌社長と多田和仁杜氏

KURA MASTERでプラチナ賞を受賞した「純米吟醸 臥龍梅 山田錦」です。
詳細は記事をどうぞ!

◉臥龍梅 HP

2019年12月14日号
特集は「駅・空港 パワーランキング」

人が集まる所に、モノ、カネ、情報が集まる。人が行き交う駅と空港は、地域が持つチャンスと課題を映し出し、土地の経済、社会、文化も透ける。巨大駅や国際空港から、人里離れた小さな駅や地方空港まで、多種多様にランキング。そこからニッポン、地域の未来が見えてくる。

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・旭興 No.140

December 2, 2019

週刊ダイヤモンド
2019年12月7日号
新日本酒紀行 地域を醸すもの

【Number 140】
旭興(KYOKKO)/栃木県大田原市

小さく造る試験醸造が面白い!
栃木の隠れた銘醸蔵

(本文より)
栃木、福島、茨城の3県に跨る八溝(やみぞ)山地。信仰の山で知られ「名水百選」選定の清水が湧く。渡邉酒造は山の中腹、標高255mにあり、山頂を水源とする武茂川沿いに立つ。
〜続きは誌面でどうぞ!〜

八溝杉でリフォームした蔵の入り口

冬の外気温は、マイナス10℃、蔵内はマイナス3℃以下という
寒冷な酒造適地!

麹室も改築した部分には、八溝杉を使用。

仕込み蔵

蔵元杜氏の渡邉英憲さん。

東京農業大学農学部醸造学科卒業で、専攻は酒造用酵母。
栃木県のオリジナル酵母T-NDは英憲さんが分離。
木桶仕込みに木樽熟成酒も手掛けています。

農産物検査員の資格を有し、いわば研究者肌。

非常にそっけないラベルですが(笑)中身は凄い!
どの温度帯もOKOK★のうまさ。
しかもリーズナブル(って、どの銘柄もですが)

こちらは「昭和の吟醸酒」

歴史をふりかえるレシピ

驚きました〜!

裏面の説明には
『香り中心の吟醸酒とは趣が異なる「味とキレ」の吟醸酒です』
目を閉じて飲むと、あの酒をはるかに超えているのではないかと思う、意味深さを感じた昭和の吟醸酒!

そして、生酛も造っています。
「たまか」です。

お値段がびっくりするほど安いのが旭興さんですが、この純米からくちもそのひとつ。
熱々にしてもへこたれません。スッキリ辛い
居酒屋さんの燗酒にぜひ選んでほしい1本です。

渡邉英憲さんです。

澤姫の井上 裕史さんが「えーけん先輩」と呼ぶので、私も昔からそう呼んでいます。
技術力ハンパなし!

週刊ダイヤモンド 2019年12月7日号
新日本酒紀行 地域を醸すもの

えーけん先輩のお父上が植物好き。いろいろな種類を植えておられます。

お父上の育てている紅葉。黄色と赤のグラデーションが燃えるようでした。
盆栽もお見事!(先輩はまったく興味がない模様)

蔵の奥にある倉庫ですが、元は養蚕場だったそうです。
栃木の最も北にある酒蔵が渡邉酒造。

ぜひ原稿を読んでほしい〜!飲んでほしい〜お蔵です。
ただ、なんでも上手に造られるので、お酒によって味わいはガラリと変わります。
旭興 「百」貴醸酒もgood★
というわけで、
全種類一同に飲んでみてほしいのが「えーけん先輩」の醸す酒!

*HPなどは一切ありません・・・
ましだやさん
月井酒店さん
勝鬨酒販さん
掛田商店さん

ほか、地元の酒屋さんで販売しています。

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・土田 No.139

November 26, 2019

【Number 139】
土田(TSUCHIDA)/群馬県利根郡川場村

全ての酒を生酛造り、
群馬の飯米90%で挑む無添加純米蔵

群馬県川場村の土田酒造さんを紹介しています。

元は沼田市に酒蔵がありましたが、都市再開発計画に伴い、27年前に5代目の土田洋三さんが水の良い川場村に移転し、観光蔵に。↑食堂です。

明治40年(1907年)創業

土田酒造の礎を築いた土田國太郎さん
昔の賞状

誉國光という名前は、
「我が国が、誉れ高く、光輝きますように」という創業者の思いから

珍しい木の賞状!?
HP より以下、引用
「関東で唯一の名誉賞を受賞した酒蔵です。名誉賞とは、戦前に行われていた日本酒の品評会(現在の新酒鑑評会)に連続で入賞した蔵だけに与えられる名誉ある賞です。当時は輸送手段も今のように発達しておらず、そういった悪条件の中でも酒の品質が劣化しないような強さと旨さがなければならなかったのです。また、その当時の日本酒の酒蔵の数は今の倍以上あり、 その激戦を連続で勝ち抜いた蔵だけ『名誉賞』が贈られます」

全量、山廃造りの純米酒で「した」。
令和元年の今季からは、全量を生酛造りへチャレンジ✨

見学可の酒蔵の廊下には、ダイナミックな書が!
蔵の一部もガラス窓越しに、見学することができます。
●酒蔵見学

お酒の原料のお米を洗米中!
↓精米60%と90%

🌾 粒が大きいです

杜氏の星野 元希(ほしの げんき)さん!
星野さんの→  Twitter

豪快に麹菌をふっていました

今季のお酒も楽しみです✨

食堂から見た売店です。昔の蔵を移築しています。
木々ともども、風情あります。

元はギャラリーで、天井が高く、広々した空間

酒質向上に伴い、大人気になったという酒粕

酒粕嫌いが、あまりのおいしさに爆買いして帰るという奇跡の酒粕
私も購入!

蔵の内部は、どこもとても清潔!

菩提酛✖️山廃酛
イニシャルM
イニシャルMの説明をHPより引用↓
シンプルを極めるとピュアになる。
酵母無添加、副原料不使用の生酛造り。 醸造アルコール無添加の純米酒。 精米歩合90%の低精白米。酒米ではなく、群馬県産の食用米を使用。 現在主流の造りとは真逆を行く造り。 シンプルの裏付けは、確実な醸造技術と、酒造りへの情熱。 シンプルに造られた酒はピュアに旨い。 開栓後も冷蔵庫に入れる必要はございません。 状態の変化を楽しんで欲しいお酒です。
変わり種の個性豊かなユニークなお酒が見つかります

蔵元の土田佑士さん
Policy は「菌と人との 酒造り」
どうして「土田」と名付けたのか、その真意と覚悟は、取材記事をお読みくださいね

令和1年の「はつしぼり」誕生!
スペックは

醸造年度:令和1酒造年度
・原料米 : 飯米(群馬県産)
・精米歩合 : 90%
・使用酵母:協会601号
・酒母製法:生酛

◉土田酒造
https://twitter.com/tsuchida_shuzo
〒378-0102
群馬県利根郡川場村川場湯原2691
______________________________
川場村といったら、「田園プラザ川場」は必見です!

2019年11月30日号

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・常山 No.138

November 18, 2019

蔵の入り口に掲げられた言葉は「醸魂」

2019年11月23日号
新日本酒紀行 地域を醸すもの【Number 138】

最新号は福井県福井市の常山酒造さんをご紹介しています!

契約栽培をお願いしている美山地区の景色

築70年の蔵を、清潔かつ使いやすくリノベーションしています!

常山(JOZAN)/福井県福井市
美山村の米で醸す!
世界へ羽ばたく福井の地酒

(本文より)
福井の高級絹織物の羽二重を名に冠した地酒「羽二重正宗」で親しまれた常山酒造。さらに高品質な酒を目指し、7代目の常山(とこやま)英朗さんが1997年に立ち上げた銘柄が「常山(じょうざん)」だ。

原料米のメインは、契約栽培をしている美山地区の酒米です!

美山村は急逝した父・英朗さんが18年前に契約栽培を始めた地域(今は町村合併で福井市に)。
この自然豊かな土地で、農家さんが酒造好適米の美山錦や五百万石を減農薬で栽培してもらっています。
これが財産!

今、息子の晋平さんが杜氏を務めています。
最近、評価が急上昇!
フランスで開催された酒鑑評会の KURA MASTERでは2年続けて上位入賞を果たしました。

目指す味は「上品にふわっとなじんで、スッと切れのよいうまみを感じるドライ感」と晋平さん。

「福井の土地力を強固にした酒造り、それこそが父が残してくれた財産」と晋平さん。

一緒に蔵仕事をする妹の恵利子さんと。

これからがますます楽しみな常山酒造さんです!
詳しくは記事をお読みくださいね✨

越前蟹の解禁に合わせてリリースしたお酒がこちら
「純米吟醸 槽場初詰 随一」

12月にはこちらがリリース!ラベルの詳細はHPを
純米大吟醸 荒磯 -ARAISO-
常山さんは定番品が食中酒にgoodですが、季節限定品も見逃せません
定番品は↓こちらを

https://jozan.co.jp/product/

2019年11月23日号 特集は「自動車」

◉常山酒造

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・奥田酒造店 No.137

November 14, 2019

秋田はかなり通っているつもりの私ですが、まだまだ知らないところが多いと実感した今回の秋田の旅

2019年11月16日号 の週刊ダイヤモンド

特集は↑整骨院の裏側
この号では秋田県大仙市の奥田酒造店さんを紹介しています!

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの【Number 137】
千代緑(CHIYOMIDORI)/秋田県大仙市協和

52歳で杜氏に!
地元の米で、酵母の力を生かす酒造り

(本文より)
UT-1、R-5、No.12など、暗号のような銘柄の日本酒で話題になった奥田酒造店。杜氏は19代目蔵元の奥田重徳さんで、6年前に52歳で杜氏になった。
〜この続きは誌面で!〜

蔵の中です。仕込み蔵
壁の柱がなんとも密です。

蔵元杜氏の奥田重徳さん!
6年前に52歳で杜氏になりました。

こちらはタンクの中の醪(もろみ)を冷やす道具。金属製です。中に氷を詰めて使うそうです。
中身の氷は万が一、もろみの中に入ってもいいよう、食品用の氷をコンビニで購入してくるとか。「出費ですが、安全にはかえられないです」と奥田さん。

お酒は蔵の事務所でも販売しています。知らない銘柄が多数ありました。
そのひとつが、蔵の近所にある唐松神社ゆかりのお酒、「純米吟醸 天日宮(あめのひのみや)」です。授子安産や縁吉で有名な唐松神社の本宮『天日宮』でお祓いを受けたお酒とか。

蔵付き酵母仕込みの美郷錦

MS3 !!!

蔵人でもある加藤弘栄さんの「吟の精」で醸したお酒。
酵母はこちらも「MS3」です

う〜っ、いったいナニ?
エムエススリーって!ですよね
ヒントは蔵付き酵母ということ

こちらは新品種の酒米「秋田120号」で仕込んだ純米大吟醸です。とてもきれいで飲みごたえもある美酒

奥田さんから、唐松神社の素晴らしさを聞いて、蔵の後に訪問しました。
・・・驚きました!

◉奥田酒造店 秋田県大仙市協和境字境113番地

というわけで、行ってきました唐松神社

案内看板

樹齢300年以上の杉が並ぶ、杉の参道

木の案内板

寄って読みました。そして唐松神社へ

鳥居をくぐると、階段が見え

本当!
聞いた通りです。世にも珍しい降りていく神社さんです。
普通、階段を上がっていく神社がほとんどですが

鈴もたくさん!

周囲は杉の木がたくさん

天然記念物

見上げると高いところに杉の頭が〜見えない〜っ

唐松神社の本宮『天日宮』へ

厳かです。
そして

ストーンサークル!??

無数の石に囲まれた同心円の形状のお宮さんです!

◉唐松神社の記事↓
http://www.monobe.co.jp/early_life/秋田物部氏のルーツと私/
https://nanmoda.jp/2018/07/3219/
https://wondertrip.jp/1056513/
http://home.s01.itscom.net/sahara/stone/s_tohoku/aki_karamatu/karamatu.htm
https://www.travel.co.jp/guide/article/20453/

まだまだ知らないところとことが、たくさんあります!

さて、奥田さんの奥さん(右)と妹さん(左)美人姉妹です♡ 「秋田醸し祭り」にてパチリ📸

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・町田酒造 No.136

November 13, 2019

群馬県です!

木造瓦葺きの覆屋のまわりに〆縄を張って、水神さまをおまつりしています。

週刊ダイヤモンドの連載「新日本酒紀行地域を醸すもの」2019年11月9日号は!
【Number 136】
町田酒造(MACHIDASYUZOU)/群馬県前橋市

目指すは、乾杯にふさわしい
キラキラと華やかな酒

(本文より)
5種類の酒米を使い分け、華やかな香りが特徴の町田酒造店の酒。杜氏は、蔵の3人姉妹の長女、町田恵美さんが務める。

〜この続きは誌面でどうぞ 〜

2019年11月9日号
Angel4のメンバーである町田恵美さん

そのおおらかでキュートな人柄にファンになりました♡

郷土の自慢のおつまみを持参する恵美さん。町田酒造店の杜氏を務めています。
その酒造りのストーリーは、決して順風満帆ではありませんでした。
大学卒業後に会社勤めを経て、晶也さんと結婚。
その直後に酒蔵を継いだものの、当時の蔵のメイン商品は地元向けの普通酒

もちろん、販売量は減少傾向です。
他の蔵元からは「低価格の酒は利益が少なく、将来がない」と

高品質な酒造りが出遅れた事を痛感する恵美さんと晶也さん
いったい、これからどうしていくべきか・・・
私たちは、どんな酒なら飲みたいの?
これだけ競合が多い中、どんなお酒なら選ばれるの?
二人でとことん考えた結果とはーーーー

麹室の恵美さん

麹は「蓋麹(ふたこうじ)」という木箱でつくります。
清潔な白い布を敷くのが恵美さん流。清潔がモットー

サーマルタンクも増やしました!
すべては
キラキラ輝くお酒のために✨

キラリ✨恵美さん
酒米違いでリリースする「町田酒造」シリーズで勝負(会社名は町田酒造店です)
地元銘柄は「清りょう」が有名! そのほかに、群馬らしい銘柄の「かかあ天下」に「亭主関白」もございますよ。
●蔵のプロフィール

蔵の煙突。「本家」とありますが、特に分家はないようです・・・
●2019年11月9日号

特集は「5G大戦」

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