日本酒
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January 7, 20201月5日の夜、9日ぶりに東京へ戻ってきました。
年末年始、お会いした皆様、お世話になりました。
早々に年賀状を送ってくださった皆様、誠にありがとうございました。
今年もよろしくお願い致します。m(_ _)m
*最終日は静岡県清水で、酒米「誉富士」を栽培する焼津酒米研究会の皆さん、誉富士で醸す酒蔵さん、誉富士の生みの親とその二世の開発研究者&応援団が集まり「げんき」さんで熱い新年会でした🌾
誉富士(静岡県庁さん)
↑げんき店主の松波岩徳さん
思いが同じ人たちが集まる会は本当に楽しい。
誉富士も酒蔵が変われば、味変わる!
「げんき」さんのごちそうで、たっぷり味わわせていただきました
白隠正宗の蔵元杜氏である高嶋一孝さん(左)と、酒米の育成者である静岡県農林技術研究所の外山主任研究員。手に持っているのは白隠正宗の甘酒です
最後に出してもらったアイスが、この甘酒を贅沢に使ったアイスで、口どけよく、甘みもやわらかで超美味!
げんきさんはその甘酒アイスに20mlの本体の(⁉︎)甘酒をかけて提供。それがまた絶妙でした
右が誉富士の生みの親である宮田祐二さん。お隣は喜久醉・青島酒造の「松下米」の米農家、松下明弘さん。
● blog 2010 松下明弘さんの田んぼ
山田錦を農薬不使用で栽培しています。こんな記事発見↓
https://www.kurashinohakko.com/2019/01/16/2573/
左は誉富士を栽培する焼津酒米研究会の松村輝夫さん(この顔と体でお酒が飲めない!)
焼津酒米研究会の梅原会長!
静岡県藤枝市の志太泉(しだいずみ)醸造元・志太泉酒造、蔵元の望月雄二郎さん
松波さん、外山さんと3人でパチリ✨白隠正宗はこのほか、げんきさんの怪しいスペシャル貯蔵など、各種味わわせていただきました
お酒はもちろん、全部、誉富士の純米酒!
同じ思いの人たちが集まる会は最高です🌾🍶
いろいろな米と発酵話が聞けて有意義な新年会でした。
来年も楽しみな新年会です。その前に田植えイベントもありますね!
・
◉「誉富士」関連blog
2019 しずおか日本酒トレイン
2019 誉富士の田植えに!
2013 静岡生まれ!「誉富士」の地酒で女子会1
2012 静岡県の酒米・誉富士1
週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・百黙 No.143
January 6, 20202020年1月11日号
最新号の週刊ダイヤモンドの連載「新日本酒紀行 地域を醸すもの」は「百黙」を紹介しています。
【Number 143】
百黙(HYAKUMOKU)/兵庫県神戸市東灘区御影本町
130年ぶりのブランドは
料理の引き立て役から
共に高め合う酒へ
↑百黙オリジナルグラス
専用グラスは、香りを閉じ込め、みずみずしく味わえるという、バルーン形。ステムなしのデザインで、お酒が愛おしくなるようなコロンとしたまるまる形。粘性もよくわかり、さりげなく目盛つき! 菅原硝子工芸 謹製
(本文より)
灘五郷の御影郷で1659年に創業した菊正宗酒造は、徳川第4代将軍家綱の時代に江戸への下り酒(灘から江戸送りの酒)で人気を得た。〜この続きは誌面でどうぞ〜
↑ 特A地区にある嘉納会の山田錦採種園(写真/菊正宗酒造)
誕生から80年経って、今なお酒米生産量No.1の山田錦。
この酒は兵庫の酒米栽培の歴史に遡ります。
●百黙
2020年1月11日号
●特集 外食の王様
7年連続で市場が拡大し、25.7兆円を超えた外食産業。移り気な消費者の胃袋をつかむため、熾烈な競争が続く。外食産業を彩るのは、個性豊かな経営者たちだ。その決断が流行を生み、業界を左右する。外食のトップは何を考えているのか。アンケートと独自ランキングを基に、「外食の王様」を丸裸にする。
令和初のお正月に大七の七福おとそ
December 25, 2019お正月のお屠蘇、準備はおすみですか?
お正月に飲む酒ならなんでもお屠蘇かといいますと、違うのです。お酒や本みりんに、生薬を漬けたお酒がお屠蘇なのです。いわば薬用酒!
一年の邪気を祓い、無病長寿を祈り、心身を蘇らせる願いを込めていただく、それがお正月の祝い酒「お屠蘇」です。
↑パッケージはおめでたい金があしらってあります。
福島の大七酒造さんから、初となる「大七の七福おとそ」が発売に。4年9ヶ月かかったという満をじしての発売です。
HPから引用しますと↓
「新時代のお正月を祝う、最高のお屠蘇を造ろうと考えた大七は、まず2015年春に粕取り焼酎の蒸留を開始しました。焼酎を三年間しっかり熟成させた後、2018年から、そこに米麹、糯米を加えて「本直し」(リキュール)を製造。さらに、大七が誇る最高級の生酛純米大吟醸雫原酒をたっぷりブレンドし、とろりと澄み切った甘味のベースとなるお酒が完成しました。
世界遺産・高野山の弘法大師への奉納酒の醸造という特別な栄誉を担う大七酒造は、ゆかりの高野山から屠蘇散の原料となる生薬を取り寄せ、一年間じっくり吟味を重ねて、七種の生薬をオリジナル配合しました。
こうして、何と四年九ヶ月の歳月をかけて完成したのが今回の「大七の七福おとそ」。令和時代で迎える最初のお正月を、最高のお屠蘇で祝っていただくため、この冬に照準を合わせて取り組んでまいりました。
七つの福を呼び寄せる、金色に輝く甘やかで芳醇な味わいをお楽しみください」
↑
とのことです!
↑デザインもお正月にふさわしく金の水引に、7つの玉。床の間に飾りたいようなありがたさ!
おせち料理の漆器類によく映えそうです。
特徴を表すと
自社製造の粕取り焼酎を3年間、熟成させた。
そこに米麹ともち米を加えて「本直し」を造った。
生酛純米大吟醸の雫原酒を加えて、とろりと澄み切った甘味のベースとなる酒を完成させた。
そこに、高野山から取り寄せた七種類の生薬(屠蘇散)をオリジナルでブレンドして漬け込んだ。
お屠蘇用の生薬ブレンドは薬局でも売っていますが、山ほどある生薬の種類から、なにをどう選んでブレンドするかが腕の見せ所といいます。
こちらのお屠蘇は、シナモンの風味があり、シナモンフレーバーの焼きリンゴやアップルパイ、洋ナシのタルトなど、デザートやお菓子にも相性が良いとのこと。
保存は冷蔵庫で
本腰を入れて取り組んだという大七さんのお屠蘇。お正月に開けるのが楽しみです★
推奨の飲用温度は10〜13℃
「7つの福を呼び寄せる、金色に輝く甘やかで芳醇な味わいのお屠蘇」というこちらは季節限定商品
300mlで3300円、ギフトにも良さそうです!
生薬入りで、風邪の予防にも良さそう。
2019年10月から、有料のティスティングつき蔵案内を始めたとのこと。要予約。興味津々です〜!
仙禽オーガニックナチュール
December 20, 2019同じお酒でも飲む器で味わいはガラリと印象が変わります。
甘みが強く感じたり、酸味が強調されたり、バランスが平均になったり、味がわからずそっけなく思えたり・・・
先日、せんきん の 仙禽 オーガニック ナチュールをましだやさんで購入しました。
https://www.mashidaya.co.jp/SHOP/2851.html
ラベルのシンボルマークは↓
仙禽のシンボルは、仙界に棲む「鶴」。愛情の赤。伝統の白。革新の黒。そのすべてが響きあうとき、ほかにはない唯一無二が生まれる。
↑ なんだそうです
さて
こちらのお酒の原料米は、無農薬栽培の「亀ノ尾」
精米歩合は 90%
天然蔵付き酵母で醸したので、オーガニック ナチュールのようです。
ラベルの「仕様」には以下の記載あり
↓
超古代製法・酵母無添加(蔵付き酵母)
・木桶仕込み・生酛酒母
・・・てんこ盛りです
飲むと、独特の仙禽香と味の太さしっかりあります。
この香りは、好きな人は好き、気になる人は気になる
ちょっとミルキーな感じがあります。
お酒は嗜好品ですから
その香りと味をどう解釈するかで、
何を強調するか、または控えめにするか、飲み手側の好み次第
そこが、味の分かれ道だと思います。
私はいろいろ試して、口径が広く、ガバッとした形状のリーデル・純米グラスにしました。
______________
・・・なんですけれど
池上薫さんにお会いしたとき、その日、北海道出張で取材したばかりという
共働学舎さんのカマンベールチーズ「雪」をいただきました
商品に入っていた説明書に熟成期間と「相性のよいワイン」の説明もあり。これは良いですね
以下、HPより引用↓ しますと
チーズの特徴
カマンベールチーズとは本来、ノルマンディ地方カマンベール村が発祥の伝統的なチーズ。その名を語るためには、大きさや重量に規定があります。微生物が最も活動しやすいサイズであります。共働学舎ではその規定サイズを忠実に守り、本物の味を追求した、しっかりとした風味と味わいのあるチーズに仕上げています。※日本では白カビのチーズを総称で『カマンベール』と呼ばれることがありますが、共働学舎では地理的表示(GI)保護制度に習い、白カビタイプと呼んでいます。
おすすめの食べ方
白カビなどの微生物の働きにより、日々熟成が進みます。賞味期限より20日ほど前は、あっさり風味。熟成が進むほど風味が濃厚になり、賞味期限に完熟を迎えます。チーズの熟成状態によって、ワインの相性もさわやかな白からフルボディの赤へと変わります。食べる30分前に室温に戻すと、さらにおいしく召し上がれます。
仙禽オーガニックナチュールと合わせてみたら、
お酒の味とチーズが良く似ておりまして
細かいこと思っていたことが、な〜んにも気にならなくなりました(笑)
お酒はなにとどう合わすか!
そこですね、そこっ。
似ているものと合わせる。これは飲み方として最強です★
・
せんきんのスタンダードのお酒は、フレッシュでフルーティな
生酛酒母の「クラシック仙禽」と、速醸酒母の「モダン仙禽」があります。
両シリーズは、いつでもおいしく、せんきんらしく、安心して!?飲めるタイプ。
万人向き
せんきん初めてさんは、そこからスタートし、その後に、このナチュールを味わうと
蔵元・薄井ブラザーズが何に挑戦し、何に向かっているのかが「ナルホド」と思うはず。たぶん!
http://senkin.co.jp
新酒ができました! 播州一献 七宝 純米酒
December 5, 2019全国各地の酒蔵さんから新酒のお知らせが続々届き、今季の酒造りシーズンもいよいよ本格的になりました。
無事に今季も新酒が誕生・・・
中でも、お酒を見て、胸がジーンと熱くなったのは
兵庫県宍粟市で酒造りする山陽盃酒造さんの「播州一献」の新酒です。
蔵元杜氏の壺阪雄一さんの「感謝」の文字に、染み入りました。
↓こちらは「純米超辛」です。キリッとして潔い味わい
2018年11月8日に発生した酒蔵の火災事故から、
1年と一ヶ月がたとうとしています。
さて、今季の「播州一献」の新酒
七宝がデザインに取り込まれています。
円形が連鎖して繋がる七宝の柄には、調和や縁など、願いが込められているといい、縁起の良い柄とされています。
原料米は、兵庫県産「北錦」です。
「紡いだ絆を忘れません。ボトルに詰めたみなさまへの感謝の気持ちと兵庫の恵みを通し、関わるすべての方たちの幸せが連鎖しますように」とメッセージが
2019年は、様々なことが起こりました。
台風で浸水してしまった蔵や米も多数あり、災害で命を落とされた方もいらっしゃいます。そして急逝された大事な人も……。
新米で新酒が醸せる・・・当たり前と思っていたことが、いかに大事で、貴重なことだったのか。
考えさせられています。
フレッシュなエネルギーいっぱいの搾りたての無濾過生原酒。
壺阪雄一さんが、いろんな人からの応援の気持ちを受けて形にした、心の雫のように思えます。
これがいただけることに、感謝の気持ちでいっぱい!
本当に嬉しい新酒に「ありがとう」と言っていただきます。
◉そして!純米大吟醸も本日から登場
壺阪さんより
↓ ↓ ↓
【七宝シリーズ第3弾】
兵庫北錦使用の純米大吟醸。しっとりと落ち着きのある風合いを醸し出し、食べながら飲める純米大吟醸を演出しています。湯豆腐や鱈の煮つけなどとの相性が抜群。本日より蔵出しスタートです!
【七宝シリーズとは】
『兵庫北錦』を使用した生原酒を、七宝という名をつけてリリースしています。兵庫県原産の酒米にこだわる弊社にとって、「兵庫北錦」は原料米として最も多く使用していることもあって、思い入れある大切なお米です。兵庫県内でも使用している酒蔵はあまり多くありません。
火災から1年が経過した現在、いま一度気を引き締め、そして兵庫県宍粟市のこの地で酒づくりを続けられる幸せと意味を噛みしめて、長年にわたり応援してくださっている皆さま、そして火災後ご支援してくださった皆様に向けて、誠心誠意醸した兵庫の恵みをお届けします。
感謝の想いが連鎖し『播州一献』を取り囲む場面があたたかな気持ちに包まれ、皆様が幸せでありますように、というメッセージを込めています。
↑
引用終わり
・
今年の1月初旬に蔵へ行き、皆さんに知ってもらおうと書いた記事です
↓
http://www.yohkoyama.com/archives/91077
週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・土田 No.139
November 26, 2019【Number 139】
土田(TSUCHIDA)/群馬県利根郡川場村
全ての酒を生酛造り、
群馬の飯米90%で挑む無添加純米蔵
群馬県川場村の土田酒造さんを紹介しています。
元は沼田市に酒蔵がありましたが、都市再開発計画に伴い、27年前に5代目の土田洋三さんが水の良い川場村に移転し、観光蔵に。↑食堂です。
明治40年(1907年)創業
土田酒造の礎を築いた土田國太郎さん
昔の賞状
誉國光という名前は、
「我が国が、誉れ高く、光輝きますように」という創業者の思いから
珍しい木の賞状!?
HP より以下、引用
「関東で唯一の名誉賞を受賞した酒蔵です。名誉賞とは、戦前に行われていた日本酒の品評会(現在の新酒鑑評会)に連続で入賞した蔵だけに与えられる名誉ある賞です。当時は輸送手段も今のように発達しておらず、そういった悪条件の中でも酒の品質が劣化しないような強さと旨さがなければならなかったのです。また、その当時の日本酒の酒蔵の数は今の倍以上あり、 その激戦を連続で勝ち抜いた蔵だけ『名誉賞』が贈られます」
全量、山廃造りの純米酒で「した」。
令和元年の今季からは、全量を生酛造りへチャレンジ✨
見学可の酒蔵の廊下には、ダイナミックな書が!
蔵の一部もガラス窓越しに、見学することができます。
●酒蔵見学
お酒の原料のお米を洗米中!
↓精米60%と90%
🌾 粒が大きいです
杜氏の星野 元希(ほしの げんき)さん!
星野さんの→ Twitter
豪快に麹菌をふっていました
今季のお酒も楽しみです✨
食堂から見た売店です。昔の蔵を移築しています。
木々ともども、風情あります。
元はギャラリーで、天井が高く、広々した空間
酒質向上に伴い、大人気になったという酒粕
酒粕嫌いが、あまりのおいしさに爆買いして帰るという奇跡の酒粕
私も購入!
蔵の内部は、どこもとても清潔!
菩提酛✖️山廃酛
イニシャルM
イニシャルMの説明をHPより引用↓
シンプルを極めるとピュアになる。
酵母無添加、副原料不使用の生酛造り。 醸造アルコール無添加の純米酒。 精米歩合90%の低精白米。酒米ではなく、群馬県産の食用米を使用。 現在主流の造りとは真逆を行く造り。 シンプルの裏付けは、確実な醸造技術と、酒造りへの情熱。 シンプルに造られた酒はピュアに旨い。 開栓後も冷蔵庫に入れる必要はございません。 状態の変化を楽しんで欲しいお酒です。
変わり種の個性豊かなユニークなお酒が見つかります
蔵元の土田佑士さん
Policy は「菌と人との 酒造り」
どうして「土田」と名付けたのか、その真意と覚悟は、取材記事をお読みくださいね
令和1年の「はつしぼり」誕生!
スペックは
醸造年度:令和1酒造年度
・原料米 : 飯米(群馬県産)
・精米歩合 : 90%
・使用酵母:協会601号
・酒母製法:生酛
・
◉土田酒造
https://twitter.com/tsuchida_shuzo
〒378-0102
群馬県利根郡川場村川場湯原2691
______________________________
川場村といったら、「田園プラザ川場」は必見です!
2019年11月30日号
週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・奥田酒造店 No.137
November 14, 2019秋田はかなり通っているつもりの私ですが、まだまだ知らないところが多いと実感した今回の秋田の旅
2019年11月16日号 の週刊ダイヤモンド
特集は↑整骨院の裏側
この号では秋田県大仙市の奥田酒造店さんを紹介しています!
週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの【Number 137】
千代緑(CHIYOMIDORI)/秋田県大仙市協和
52歳で杜氏に!
地元の米で、酵母の力を生かす酒造り
(本文より)
UT-1、R-5、No.12など、暗号のような銘柄の日本酒で話題になった奥田酒造店。杜氏は19代目蔵元の奥田重徳さんで、6年前に52歳で杜氏になった。
〜この続きは誌面で!〜
蔵の中です。仕込み蔵
壁の柱がなんとも密です。
蔵元杜氏の奥田重徳さん!
6年前に52歳で杜氏になりました。
こちらはタンクの中の醪(もろみ)を冷やす道具。金属製です。中に氷を詰めて使うそうです。
中身の氷は万が一、もろみの中に入ってもいいよう、食品用の氷をコンビニで購入してくるとか。「出費ですが、安全にはかえられないです」と奥田さん。
お酒は蔵の事務所でも販売しています。知らない銘柄が多数ありました。
そのひとつが、蔵の近所にある唐松神社ゆかりのお酒、「純米吟醸 天日宮(あめのひのみや)」です。授子安産や縁吉で有名な唐松神社の本宮『天日宮』でお祓いを受けたお酒とか。
蔵付き酵母仕込みの美郷錦
MS3 !!!
蔵人でもある加藤弘栄さんの「吟の精」で醸したお酒。
酵母はこちらも「MS3」です
う〜っ、いったいナニ?
エムエススリーって!ですよね
ヒントは蔵付き酵母ということ
こちらは新品種の酒米「秋田120号」で仕込んだ純米大吟醸です。とてもきれいで飲みごたえもある美酒
奥田さんから、唐松神社の素晴らしさを聞いて、蔵の後に訪問しました。
・・・驚きました!
◉奥田酒造店 秋田県大仙市協和境字境113番地
というわけで、行ってきました唐松神社
案内看板
樹齢300年以上の杉が並ぶ、杉の参道
木の案内板
寄って読みました。そして唐松神社へ
鳥居をくぐると、階段が見え
本当!
聞いた通りです。世にも珍しい降りていく神社さんです。
普通、階段を上がっていく神社がほとんどですが
鈴もたくさん!
周囲は杉の木がたくさん
天然記念物
見上げると高いところに杉の頭が〜見えない〜っ
唐松神社の本宮『天日宮』へ
厳かです。
そして
ストーンサークル!??
無数の石に囲まれた同心円の形状のお宮さんです!
◉唐松神社の記事↓
http://www.monobe.co.jp/early_life/秋田物部氏のルーツと私/
https://nanmoda.jp/2018/07/3219/
https://wondertrip.jp/1056513/
http://home.s01.itscom.net/sahara/stone/s_tohoku/aki_karamatu/karamatu.htm
https://www.travel.co.jp/guide/article/20453/
まだまだ知らないところとことが、たくさんあります!
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さて、奥田さんの奥さん(右)と妹さん(左)美人姉妹です♡ 「秋田醸し祭り」にてパチリ📸
週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・町田酒造 No.136
November 13, 2019群馬県です!
木造瓦葺きの覆屋のまわりに〆縄を張って、水神さまをおまつりしています。
週刊ダイヤモンドの連載「新日本酒紀行地域を醸すもの」2019年11月9日号は!
【Number 136】
町田酒造(MACHIDASYUZOU)/群馬県前橋市
目指すは、乾杯にふさわしい
キラキラと華やかな酒
(本文より)
5種類の酒米を使い分け、華やかな香りが特徴の町田酒造店の酒。杜氏は、蔵の3人姉妹の長女、町田恵美さんが務める。
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〜この続きは誌面でどうぞ 〜
2019年11月9日号
Angel4のメンバーである町田恵美さん
そのおおらかでキュートな人柄にファンになりました♡
郷土の自慢のおつまみを持参する恵美さん。町田酒造店の杜氏を務めています。
その酒造りのストーリーは、決して順風満帆ではありませんでした。
大学卒業後に会社勤めを経て、晶也さんと結婚。
その直後に酒蔵を継いだものの、当時の蔵のメイン商品は地元向けの普通酒
もちろん、販売量は減少傾向です。
他の蔵元からは「低価格の酒は利益が少なく、将来がない」と
高品質な酒造りが出遅れた事を痛感する恵美さんと晶也さん
いったい、これからどうしていくべきか・・・
私たちは、どんな酒なら飲みたいの?
これだけ競合が多い中、どんなお酒なら選ばれるの?
二人でとことん考えた結果とはーーーー
麹室の恵美さん
麹は「蓋麹(ふたこうじ)」という木箱でつくります。
清潔な白い布を敷くのが恵美さん流。清潔がモットー
サーマルタンクも増やしました!
すべては
キラキラ輝くお酒のために✨
キラリ✨恵美さん
酒米違いでリリースする「町田酒造」シリーズで勝負(会社名は町田酒造店です)
地元銘柄は「清りょう」が有名! そのほかに、群馬らしい銘柄の「かかあ天下」に「亭主関白」もございますよ。
●蔵のプロフィール
蔵の煙突。「本家」とありますが、特に分家はないようです・・・
●2019年11月9日号
特集は「5G大戦」
森谷杜氏の「せば なんとす」
October 30, 2019森谷康市杜氏の「せば なんとす」
2019年8月24日の「森谷杜氏の思ひ出を語る会」で配られた
進行表の裏面を飾ったのが、この書でした。
杜氏の直筆を印刷したものだそうです。
オリジナルは蔵に貼ってあります。
書の横に解説がありました。
何かあった時、「できない」ではなく
前向きにどうするかを考えよう
「なら、どうする」の方言。
森谷杜氏が蔵人、従業員に向けて掲げたテーマ
・
これを、家に飾っています。
何かあった時、何もない時も
読んで、声に出して勇気をもらっています!
森谷杜氏が残した
「せば なんとす」
残されたものたちへの
杜氏からのメッセージかもしれません
・
だったら、あなたはどうするの?
・
森谷杜氏の「亀の尾」の田んぼです。
「亀の尾」は芒(のぎ)があるのが特徴。
芒があるので、遠くからでも上部がシルバー色に輝いているのですぐわかります。
蔵人の鈴木清吾さんが杜氏にかわって稲刈りを↓
「夏田冬蔵」blogより↓
http://www.natsutafuyuzo.com/blog/?p=1892
杜氏の「美山錦」
育てた本人が、きれいだな〜〜と感動しているのがわかる1枚です。
・
「せば なんとす」
↑私が撮影した森谷杜氏の顔写真。
杜氏も気に入ってくれてよく使ってくれました。
・
さっ、今日も一日がんばろうっと!
・
●20190731 杜氏のことを綴ったblog
http://www.yohkoyama.com/archives/93649
http://www.yohkoyama.com/archives/93675
http://www.yohkoyama.com/archives/93756
秋田県清酒品評会・秋田県産米の部で、森谷杜氏の最後のお酒が県知事賞「首席」に!
October 28, 201910月25日金曜日に開催された秋田県清酒品評会の発表会で、「天の戸」醸造元浅舞酒造・森谷康市杜氏の名前が呼ばれました。
https://www.osake.or.jp/info/191025.html
秋田県産米の部(首席)
秋田県総合食品研究センター
醸造試験場長賞
『天の戸 浅舞酒造株式会社 森谷康市』
・
●秋田魁新聞の記事より↓
最後の「天の戸」は“首席” 杜氏・故森谷さんに試験場長賞
2019年10月26日 掲載(以下、記事より引用)
秋田県清酒品評会の秋田県産米の部で県知事賞首席に選ばれた「天の戸」(浅舞酒造、横手市)は、今年7月に61歳で亡くなった森谷康市さんが仕込んだ。森谷さんは優れた杜氏に贈られる県総合食品研究センター醸造試験場長賞を初めて受け、関係者からは感謝や祝福の声が聞かれた。
審査長を務めた渡辺誠衛場長は「天の戸」を「やや若めの熟度ながらまろやかさがあり、後味の上品さが飛び抜けていた」と評価。森谷さんについては「県産米で酒を造るという信念を持ち、全国でも金賞を取れることを証明してくれた」と語った。 浅舞酒造の柿崎常樹社長は「本人が表彰式にいないことが残念で、いまだに信じられない。後輩を指導し、いろいろなことに挑戦した人だった。素晴らしい酒で受賞できたこと、38年間働いてくれたことに、ありがとうと伝えたい」と話した。
秋田県酒造協同組合の事務局長、東海林剛一さんかたいただいた写真↑
副杜氏の菅原さんが、森谷杜氏の代わりに表彰状を受け取りました。
杜氏の真髄である、秋田県産米の部で、初の県知事賞の「首席」です。
生きてこの場にいたら、どんなに喜んだでしょう。
無念でなりません
それはそれは美しく、やさしく、バランスのとれた最高の天の戸でした。
染み入りました。
森谷杜氏に、心から
「おめでとうございます!」をお伝えしました。
教えていただいたことを皆さんにお伝えしていきます。
杜氏の「せばなんとす」を胸に。
この言葉を繰り返しています。
・
そのほかの結果はこちらを↓
◉令和元年度 秋田県清酒品評会の結果
______________________
◉森谷杜氏が遺したもの
読売新聞さんで短期集中連載された桜井記者の記事です。
読者会員限定記事ですが、会員の方はぜひお読みください↓
喜ばせ、心に寄り添う酒
2019/10/04
酒造りを通じた交流はジャンルを超えた。「浅舞酒造」(横手市)の名杜氏、森谷康市さんと20年近くにわたって技術交流を続け、新しい味わいを世に送り出した「大海(たいかい)酒造」(鹿児島県鹿屋市)の杜氏、大牟礼(おおむれ)良…