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日本酒

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日本橋とやま館・富山BAR

July 13, 2016

日本橋とやま館へ!素敵な「富山BAR」http://toyamakan.jp/bar で、満寿泉さん、羽根屋さん、勝駒さんの3TOPをいただきました。きれいでするっとすべりこむようなおいしさ! 富山の杉で作ったという清々しいカウンター、オリジナル椅子も居心地満点!酒器もおつまみも富山県の逸品が揃って、富山ワールドが満喫できますヽ(^。^)ノ建築材に県産材や県の布地が使われているのも好感度満点!おつまみは、名物の昆布巻かまぼこや赤蕪漬けなど珍味各種。特に、料亭直送のホタルイカの漬け各種はたまらない美味しさ!必食です。
http://toyamakan.jp/ 地下鉄B5出口、地上でたら目の前です。
佐藤俊博さん、玉田 泉さん、あおい有紀さん素敵な富山timeありがとうございました!
●バーラウンジ 営業時間 11:00~21:00
日本橋とやま館へ!

一番のお目当ては
「富山BAR」http://toyamakan.jp/bar

富山県の酒蔵が一同に勢揃い

満寿泉さん、羽根屋さん、勝駒さんの3TOPをいただきました。
きれいでするっとすべりこむようなおいしさ!

富山の杉で作ったという清々しいカウンター、オリジナル椅子で居心地満点!
佐藤俊博さんが手にするのは、立山連峰が形どられた錫の片口。酒器もおつまみも富山県の逸品が揃い、富山ワールドがゆっくり満喫できます。
有名な能作さん
立山のぐい呑み

玉田泉さんと「勝駒」と錫の酒器。盃はひっくり返すとあの山の形に!

あおい有紀さんが選んだ3種類・・・

富山名物のぐるぐる巻が特徴の昆布巻かまぼこ

おつまみは、名物の昆布巻かまぼこや赤蕪漬けなど珍味各種。特に、「割烹あらき」直送のホタルイカのヅケ3種はたまらない美味しさ!必食です。

立山連峰を模したという壁面も県産材の杉!
壁面には、県オリジナルの布地が使われています。
杉がこんなに清々しいとは!そこに感激でした。品種は、タテヤマスギだそうです。
●富山県の杉の種類
http://www.toyamakitosumai.net/event/faq/t-tree/t-tree06.htm
http://www.toyamakitosumai.net/event/faq/t-tree/t-tree03.htm

素敵な富山timeが過ごせます。↑杉のスツールが見た目よりも座り心地がよくてビックリ

http://toyamakan.jp/
地下鉄三越前駅・B5出口、地上でたら目の前です。
●富山バーの営業時間 11:00~21:00
◎facebook 日本橋とやま館

SAKE2020Projectイベント

July 11, 2016

7月9日(土曜)SAKE2020Projectは、プロジェクトメンバーで日本酒伝道師のJohn Gauntnerさんによる「日本酒セミナー」を開催。映画KANPAIで登場のジョンさん、今の活動拠点はアメリカです。
2時間のセミナーでは、こと複雑な日本酒を、シンプルに楽しく的確に覚えてもらうためのメソッドが凝縮!その後の懇親会も賑やかで楽しいものでした。
2020年までに日本酒=SAKEが語れる人を増やしたいSAKE2020Project。
ジョンさんのセミナーに続き、次回は7月30日(土曜)に開催!次回の担当は柴田亜希子さん。日本語で行います。
↓ ↓ ↓
http://sake2020-04.peatix.com/
今まさにその扉が開き始めた「酒蔵ツーリズム」や「SAKEガイド」に取り組んでいるプレイヤーのリアルトークから、事例や実態を知り、未来の可能性を考えていくセミナーを開催します!
「酒蔵ツーリズム」「SAKEガイド」にはどのようなビジネス機会があるのでしょうか?
どういう人材が求められるのでしょうか?
どんなことを学び、取り組むとよいのでしょうか?
ニッポンの観光とSAKEの可能性を感じ、何かしたい、という気持ちを抱いている皆様にお集まりいただき、共に考える情報交換の場としたいと思います。
◼︎セミナー内容:
(1)基調講演
「酒蔵ツーリズム」現状と今後の展望」
平出淑恵氏 (株式会社コーポ・サチ 代表取締役、酒サムライコーディネーター)
「ニッポンの観光とSAKEその派生効果を考える」
(2)パネルディスカッション
(3)ショート懇親会 (講演者、参加者、SAKE2020プロジェクト委員が参加予定、45分ほど)
◼︎開催日時: 2016年7月30日(土)
◼︎対象者 SAKEガイド志望者、メーカー、飲食店、小売店、旅行会社、地方自治体関連
◼︎参加費 ¥5,000
◼︎申し込み方法 http://sake2020-04.peatix.com/
◼︎主催:SAKE2020 Project
<「酒蔵ツーリズム」「SAKEガイド」について>
お酒がその国の文化の「顔」となっている事例としては、フランスにおけるワインが突出しているでしょう。
フランスのみならず、イタリア、アメリカ、スペイン、オーストラリアそして日本でも同様の取り組みがなされています。
転じて日本。この国でも、47都道府県全てで日本酒は作られています。焼酎や泡盛といった土地のお酒もあります。
実際に、人口3万人の佐賀県の鹿島での 「酒蔵ツーリズム」には、初年度から3万人もの人が訪れました。翌年は約50,000人、翌々年は約40,000人、そして2015年には約70,000人。
2019年、ラグビーワールドカップ、
「酒蔵ツーリズム」「SAKEガイド」にはどのようなビジネス機会があるのでしょうか、そしてどういう人材が求められるのでしょうか、どんなことを学び、取り組めばよいのでしょうか?
今回のセミナーには、ニッポンの観光とSAKEの可能性を感じ、何かしたい、という気持ちを抱いている皆様にお集まりいただき、共に考える情報交換の場としたいと思います。
http://sake2020-04.peatix.com/
7月9日(土曜)お手伝いしているSAKE2020Projectは、プロジェクトメンバーで日本酒伝道師John Gauntnerさんの「日本酒セミナー」を開催しました。映画KANPAIで登場のジョンさん、今の活動拠点はアメリカです。
今回の2時間のセミナーでは、こと複雑な日本酒を、シンプルに楽しく的確に覚えてもらうためのメソッドが凝縮!

その後の懇親会も賑やかで楽しい!

お酒はひとをつなぐ!

一升瓶の蓋を顔に貼り付けて飲む受講生Joe Larabellさん。こんな蓋芸があったとは〜。自分も真似してみたところ、簡単にくっつきました。蓋を濡らして肌に当て、ちょっとねじると完璧です(笑)
さて
SAKE2020Projectは、2020年までに「日本酒=SAKEがおいしい」を世界中の人たちに、語れる人を増やしたい!そんな活動をしています。今回のジョンさんのセミナーに続き、次回は7月30日(土曜)に開催!次回の担当は柴田亜希子さん。日本語で行います。
↓ ↓ ↓
詳細はコチラ→ http://sake2020-04.peatix.com/
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今まさにその扉が開き始めた「酒蔵ツーリズム」や「SAKEガイド」に取り組んでいるプレイヤーのリアルトークから、事例や実態を知り、未来の可能性を考えていくセミナーを開催します!
<「SAKEと旅」について>

世界における「日本食」の広がり、健康・自然志向、日本のものづくりの見直し、そして地域色が豊かな日本文化の一角として、語られる機会が増えてきているのが日本のお酒です。お酒がその国の文化の「顔」となっている事例としては、フランスにおけるワインが突出しているでしょう。
フランスでは、シャンパーニュ、ブルゴーニュ、ボルドー、アルザス地方など全域で、それぞれの土地のワインが生産されています。特色豊かな各生産地のワイン畑を散策し、セラー(カーヴ)に訪問し、生産者と語り、テイスティングを行い、購入するという「ワインツーリズム」は、第二次世界大戦後から始まり今や観光スタイルの一つとして定着してきました。
昨今は、ぶどう狩りやライブなどのイベントや、生産者のシャトーに宿泊し、その土地の食事とワインをとことん味わう生活体験、セミナーやミュージアムでの学習体験など、各地域の風景や自然、文化全体を楽しむものに広がっています。 フランスのみならず、イタリア、アメリカ、スペイン、オーストラリアそして日本でも同様の取り組みがなされています。 転じて日本。この国でも、47都道府県全てで日本酒は作られています。焼酎や泡盛といった土地のお酒もあります。
日本の美味しいお米で醸された「SAKE」に着目することは、各地域の特色を生かした観光、ひいてはまちづくりへの推進にもつながるでしょう。 実際に、人口3万人の佐賀県の鹿島での 「酒蔵ツーリズム」には、初年度から3万人もの人が訪れました。翌年は約50,000人、翌々年は約40,000人、そして2015年には約70,000人。
決して平坦ではなくとも大きな可能性を秘めていることは、この数字からも読み取れます。2019年、ラグビーワールドカップ、
2020年、東京オリンピック・パラリンピック。
今後、海外からの訪問者が増えていく中で、日本酒の魅力、そして日本酒を通じてこの国の魅力を伝える機会も増えていきます。 酒蔵見学、その土地の食とお酒を味わう旅、居酒屋ホッピング、お土産としてのお買い物など、「SAKEと旅」には、様々なスタイルの、様々な楽しみ方があることに気がつきます。ビジネス機会としても、今後の成長が期待できます。 また、アルコール飲料としての「SAKE」の美味しさだけではなく、自然や文化といた背景を含め、より広く、多くの人に、楽しく、そして正しく日本酒を伝える重要性も高まっていきそうです。この度のセミナーは、ニッポンの観光とSAKEの可能性を感じ、何かしたい、何かできるのではないか、という思いを抱いている皆様にお集まりいただき、共に考える情報交換の場としたいと思います。
http://sake2020-04.peatix.com/

◼︎セミナー内容:
(1)基調講演「酒蔵ツーリズム」現状と今後の展望」平出淑恵氏(株式会社コーポ・サチ 代表取締役、酒サムライコーディネーター)
(2)パネルディスカッション「ニッポンの観光とSAKEその派生効果を考える」
パネリスト:
石川 彌八郎氏(石川酒造株式会社、石川家18代目)
あおい有紀氏(一級フードアナリスト・きき酒師、酒サムライ)
和田直人氏(株式会社アンカーマン)
Tyler Palma氏(Inside Japan Toursコンテンツマネジャー兼ガイド)
柴田亜希子 (株式会社東京酒店、SAKE2020 Project実行委員)
ほか
ファシリテータ:
山本 洋子(酒食ジャーナリスト、SAKE2020 Project実行委員)
*パネリストは、変更となる場合があります。
(3)ショート懇親会 (講演者、参加者、SAKE2020プロジェクト委員が参加予定、45分ほど)
◼︎開催日時: 2016年7月30日(土)
13:30 受付開始
13:45 セミナー開始
16:30 閉会
◼︎対象者 SAKEガイド志望者、メーカー、飲食店、小売店、旅行会社、地方自治体関連
◼︎参加費 ¥5,000
◼︎申し込み方法  http://sake2020-04.peatix.com/
◼︎主催:SAKE2020 Project

松田美智子先生の梅純米酒work shop

July 8, 2016

尊敬する松田美智子先生が開催するCOOKING CLASSのworkshop。2016年新設の日本酒部門をお手伝いしています(すでに満席〆切)
センス抜群で、クオリティが高い先生の料理に、合わせる日本酒(=純米酒のみ)
汗が吹き出すようなご依頼で、毎回それは真剣に選んでいます。
6月12日(日曜)レギュラーの教室以外に、シーズン番外編がありました。
「純米酒で漬ける梅酒」

「純米酒」で漬ける梅酒、しかも「無糖」で。そして「無糖の梅酒」を使った料理の提案も!しかも、今回のレシピは、デザートではなく料理!これが素晴らしかったです。

漬ける梅は、先生が選んだ無農薬栽培の奈良県産「龍神梅」
漬ける純米酒は、兵庫県・竹泉さんのアルコール度数20度の超辛口純米酒

「龍神梅」水洗い中。この後、水分をふきとって準備OK

↑生徒さんの人数分がセットされたキッチン、壮観です!
梅酒というと、漬け込む容器は、赤い蓋の広口瓶が定番です。「あの瓶を部屋に置きたくないでしょ」と松田先生。
先生が選んだメーカーはWECK!こんなサイズがあったとは〜
http://matome.naver.jp/odai/2136296890730957101

今回使った純米酒の酒米は、兵庫県産山田錦100%
もちろん、このまま飲んでもおいしい純米酒。商品名は「超辛口」ですが、米のうまみもしっかり感じられるキレの良い味(このお酒のいい点は、開栓しても悪くならず、お燗も美味☆)
梅酒にするベースは、「そのまま飲んでおいしいこと!」これにつきると思います。
無味無臭のホワイトリカーでは、飲む気にもなりません。
シンプルゆえに原材料が味に出ます。いい素材を使わねば勿体ない!
●竹泉さんでは、この純米酒を使い、マイナス5度で長期熟成させた梅酒も販売しています→ http://www.yohkoyama.com/archives/55788

____________________
◎家庭で「純米酒」で梅を漬ける場合、アルコール度数20度以上で漬けないと法律違反!
●自家醸造について 国税庁HPより
Q1 消費者が自宅で梅酒を作ることに問題はありますか。
A しょうちゅう等に梅等を漬けて梅酒等を作る行為は、酒類と他の物品を混和し、その混和後のものが酒類であるため、新たに酒類を製造したものとみなされますが、消費者が自分で飲むために酒類(アルコール分20度以上のもので、かつ、酒税が課税済みのものに限ります)に次の物品以外のものを混和する場合には、例外的に製造行為としないこととしています。また、この規定は、消費者が自ら飲むための酒類についての規定であることから、この酒類を販売してはならないこととされています。
1 米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでんぷん又はこれらのこうじ
2 ぶどう(やまぶどうを含みます)
3 アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす
根拠法令等:酒税法第7条、第43条第11項、同法施行令第50条、同法施行規則第13条第3項
今回、私も参加して漬けました!

梅純米酒作り、それを使った料理の説明する松田美智子先生。いつもスリムでお洒落!
そして毎回、テーブルコーディネートが楽しみです。

6月のテーブル↑
ティスティング用のグラスは、木村硝子店のベッロシリーズ

SMLの3種類がセットされたプレート。凛としてカッコいい
☆松田美智子先生はalfrexでもイベントを開催しています。
http://www.arflex.co.jp/topics/20160516/

皆さんにティスティングしてもらった梅酒たち。すべて純米酒で漬けたものばかり。
●兵庫県 竹泉さん「超辛口 山田錦 純米原酒」、「竹泉 山田錦 純米酒仕込み梅酒」(山田錦70%精米、兵庫県産南高梅・玉英梅使用)
●茨城県 月の井酒造店さん 月の井オーガニック梅酒(美山錦80%精米、奈良県「南高梅」使用)、月の井赤い恋梅(茨城県産「露茜」使用)
露茜→http://www.naro.affrc.go.jp/patent/breed/0400/0402/001246/
●千葉県 木戸泉酒造さん afs UME FLAVOR (千葉県産青梅使用)
●岡山県 酒一筋さん 「酒一筋 純米梅酒」(岡山県産雄町米・鴬宿梅使用)
●奈良県 久保本家酒造さん「梅酒 きもと純米酒漬け」

・奈良県宇陀市・久保本家酒造 飲みたいんだから真剣
・奈良 生酛のどぶ!久保本家酒造

●鳥取県 梅津酒造さん「野花」
甘みは、無糖、てんさい糖、はちみつなど様々。そして古酒まで、バラエティ豊かにティスティング

淡いグリーン色でまとめられた松田美智子先生のレシピ「夏野菜の純米梅酒漬け」。煮切った無糖の梅酒で、味わい爽やか!
無糖の梅酒を料理に使うと、クエン酸がきいた独特の清々しさが加わります。なるほどでした!

梅酒のきれいで爽やかな風味が味わえる「梅酒ご飯」。土鍋炊きです。土鍋は先生オリジナルの香味鍋で、ふっくら美しい炊きあがり。このまますし飯にもよさそう。お料理はこの他にも披露あり。
”甘くない純米梅酒”は、梅酒の可能性を広げます。

今の梅純米酒は、酒米・梅の種類も様々。そして糖類の添加有無。糖類の質もバラエティ豊かです。

お教室終了後に、松田美智子先生とパチリ☆
毎回、学びが多い先生のwork shop!
日本酒ができること、役割使命、まだまだたくさん!
次回のテーマも頑張ります

漬け込んだのは20160612で、写真は20160704 ↑
お楽しみはコレからです〜(普段はボトルに布を巻いて日光を遮断)
先生のおすすめは、”梅をケチらず、贅沢に、エキス分濃く漬けること”

料理には、その方がいろいろ使えること。
梅酒が完成してからでは、薄めることはできても、濃くすることはできません。
飲む時に、濃いと思ったら、純米酒や炭酸で割って飲めばよし、甘みは好みのものをその時に合わせて入れたらOK!

いい梅、いい純米酒、いい熟成!

純米梅酒!可能性がぐんと広がりました
________________
◎私は先生の「自在道具」のファン。使い込むほど愛おしくなる道具ばかり。しかもキッチンに置いていて気持ちいい!これ大事なことですね ↓
http://www.m-cooking.com/cookingitem/jizai/

0629大阪初「秋田の酒きき酒会」レポ

July 4, 2016

撮影/三浦 環
2016.6.29(水)大阪初!「秋田の酒きき酒会」&特別企画パネルディスカッション「美酒王国・秋田の純米酒の魅力について」コーディネーターをつとめました。
森谷杜氏と祐輔さんだけで、3日分は話しがありますから(笑)
今回は、秋田の上質な米の酒を、関西の皆さんに知ってもらうこと!しかも1時間で!
ゆえに歴史から米の最先端品種から、山内杜氏についても、コンテンツを考え抜いて凝縮させました。
秋田ならではの個性をご紹介。
冬の豪雪、北から南、地図も盛り込んで、耳から目から、頭の中でイメージしやすいよう、印象に残りやすいよう工夫してパワポを作成しました。
秋田のしぼり方も独特であること。今でも、舟だけで全量を搾る、天の戸さんと刈穂さん。遠心分離機も秋田発!
個性派蔵元として、創業528年目の飛良泉さんを紹介。酒米といえば、100年前の「陸羽132号」を復活栽培させている秋田清酒さんも、農事試験場が秋田の大仙市にあったことからつながっております。
また、重鎮の山内トリオは、全員が黄綬褒章受賞なので
=3nai Golden Trioに命名しようと思います(^^)
2016.6.29(水)大阪初!「秋田の酒きき酒会」の特別企画パネルディスカッション「美酒王国・秋田の純米酒の魅力」コーディネーターをつとめました。

チケットは指定席(会場の都合で200人お断りしたそうです )

パネラーは、天の戸・森谷康市杜氏と新政・佐藤祐輔さん!この2人だけで、3日分はゆうに話しがあります(笑)とはいえ今回は、秋田県の紹介ですから、構成を練りに練りました
ちなみに、2人は原稿も上手です。杜氏は歌もウマシ♪
◯天の戸・森谷杜氏コラム
・杜氏が担当する天の戸facebook
・今年も開催!2016「テロワール 天の戸・稲の花見 2016」のご案内 / TERROIR AMANOTO
◯新政・佐藤祐輔さん
佐藤祐輔さんTwitter、blog
・佐藤祐輔さんを取材した記事↓
http://gqjapan.jp/more/business/20130311/satoyusuke
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140522/398665/?rt=nocnt
http://www.shiseido.co.jp/auslese/iikotoba/interview_sato.html

撮影/東海林剛一
今回の司会は白瀑の山本友文さんです!

撮影/三浦 環
秋田の上質な米の酒を、関西の皆さんに知ってもらうこと!しかも1時間で。歴史から米の最先端品種、山内杜氏のこと、コンテンツは盛りだくさん!

撮影/三浦 環
個性派揃いの秋田の酒蔵。地域の特徴もいっぱい!冬の豪雪で田んぼが半年以上休むこと。県オリジナルの酵母に、新政さんの世界最古の6号酵母。
県内広しなので地図も盛り込み、2人が話しやすいよう。秋田を知らない人でもイメージできるようにパワポを作成。

撮影/三浦 環
半径5kmの米と水で酒づくりする「夏田冬蔵」こと森谷杜氏
メッセージは
「私たちは稲の種を醸して飲んでいるのだ」

撮影/三浦 環
全量純米酒蔵の「天の戸」さん
酒米は蔵から半径5km以内の米と水だけ。
お米が春〜秋に育ったお水で、冬は蔵内で同じ水に再び会い、酒になります。

撮影/三浦 環
農薬・化学肥料に頼らない米づくりの結果、田んぼに蜘蛛やタニシが蘇りました。杜氏から話してもらいました。

歌もお願いしました! 秋田の杜氏は酒もウマけりゃ、歌もウマイ! イケメン多し!パワポでは刈穂の斎藤泰幸杜氏を紹介→ http://www.yohkoyama.com/archives/25241

撮影/三浦 環
平成27年度の全国新酒鑑評会、秋田県は純米酒、県産米の出品が多かったことも。
白瀑さんは秋田のオリジナル酒米「秋田酒こまち」&「6号酵母」で金賞です!
その日本最古のきょうかい酵母である「6号酵母」について、新政の佐藤祐輔さんに紹介してもらいました。

そして、祐輔さんには
「新政酒造が描く、酒蔵の形 」を伝えてもらいました。

↑写真は新政酒造が無農薬栽培の酒米を目指す土地、秋田のへそにあたる鵜養(うやしない)地区
また、秋田はしぼり方も個性があること。今でも、舟だけで全量を搾る天の戸さんと刈穂さん(6台の舟だから「六舟」という銘柄名! 夏の六舟)
最先端の搾り機「遠心分離機」も秋田発です!元場長の田口隆信さんが開発。
個性派蔵元として、創業なんと!528年の飛良泉さん。

酒米といえば、100年前の「陸羽132号」を復活栽培させている秋田清酒さんも、農事試験場が秋田の大仙市にあったことから、すべて、歴史がつながっております。
陸羽132号の参考資料↓
https://www.jataff.jp/senjin2/40.html
http://yamahiko-farm.jp/blog2/2013/11/post-702.html
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1111/spe1_01.html

撮影/三浦 環
秋田の様々な個性をご紹介しましたが
中でも、村上隆氏のデザインボトルで話題のNEXT5は、メンバーも総登場。シャッター音も凄かったです(笑)。5人の笑顔をしっかり見てもらいました
そのNEXT5に対して、改めてご紹介したかったのが、山内杜氏の重鎮たち!

撮影/三浦 環
今の秋田の上質な酒の礎を築いた3人!

撮影/葉石かおり
バリバリ活躍中のセブンティーズトリオ。佐藤祐輔さん、森谷康市杜氏からも、重鎮から受けた影響、技術、考え方などエピソードをまじえて語っていただきました。

撮影/東海林剛一
重鎮の山内杜氏、3人とも全員、黄綬褒章を受賞

撮影/三浦 環
その3人山内杜氏を、この度、勝手に命名しました
山内村出身の山内杜氏、3人ともほぼ同い年
「3naiTRIO」と!
また、全員が黄綬褒章受賞者なので
「3nai Golden Trio」=「3GT」でもいいですね!

撮影/東海林剛一
最後の写真は、収穫直前の秋の田んぼ。森谷杜氏の美山錦の田んぼです。
秋の田=秋田
まさに米どころに相応しい県名だと思います。

撮影/三浦 環
コンテンツはこちら↑
ご紹介した写真の一部↓

秋田の酒の美味しさは、山の天然杉からつながっていること

山内杜氏の故郷、山内村の天然記念物「筏の大杉」樹齢1,200年とも言われています。

http://www.yohkoyama.com/archives/50572
http://www.yohkoyama.com/archives/73655

白瀑・山本友文さんの蔵にある、秋田杉の新品木桶。
中のお酒は勿論、秋田の酒米、秋田の酵母、秋田の水です。

「福八」思いがつのった大森三四郎さんが依頼した特別なお酒です。

「福八」木桶を上からのぞいたところ。内側は漆が塗ってあります。
●おまけ

天然秋田杉を使った「麹蓋」。なぜ樹齢100年以上の天然杉でなければならないのかも説明しました。「ゆきの美人」さんは、近代的でクリーンな新しい酒蔵ですが、麹はすべてこの蓋麹を使用。
詳細→ http://www.yohkoyama.com/archives/67143

6月3日、酒造組合で打ち合わせ時パチリ

その後、祐輔さんと森谷杜氏@「はれとけ」にて

大阪イベント前夜、6月28日夜うろこ屋さんでスタッフ顔合わせ。この秋、秋田市で開催される酒造組合主催「秋田のお酒講座」を担当する葉石かおりさんも参加!

6月29日当日の朝9時から、最終の打ち合わせを行いました。
皆さんお世話になりました!
●サンスポの記事
http://www.sanspo.com/smp/geino/news/20160629/sot16062919030006-s.html
●SAKETIMEの記事
http://jp.sake-times.com/special/report/sake_g_akitakikizake_oosaka

毎日新聞「質の追求、日本酒ブームに」

July 3, 2016

都内の百貨店、西武デパート、伊勢丹でも日本酒フェアが開催されるなど、日本酒が注目を浴びています!

毎日新聞の記者・三輪晴美さんから取材をうけ、米の酒について話しました。

記事の文中、選ばれた部分は話した中の1000分の1くらいの部分です(笑)

「飲んで農業活性化」
続き↓

地酒専門店では問題ないですが、(やる気のない)酒屋&スーパーでは、玉石混交に並ぶことが多く、商品説明もほとんどナシ(商品管理も日当たり陳列ありで恐ろしい限り)。

酒の情報を知らない消費者は、酒の価値は値段でしかわからず、TVで宣伝した酒を飲めば安心と思う人もいっぱい。本当に残念な出会いが日本酒には多いのです。
続き↓

記事のメイン取材は、福岡の井上宰継さんです。神戸酒心館、秋田県酒造協同組合・東海林 剛一さんも意見を寄せられています。
●井上宰継さん
http://www.1e-sake.com/story-kuramoto/post-76.php
http://fujitora.net/?p=1024
◯毎日新聞・記事はコチラ
↓ ↓ ↓
くらしナビ・ライフスタイル 「質の追求、日本酒ブームに」
日本酒がブームという。「クールジャパン」の一環で、和食と共にその魅力を海外に伝える動きも大きく、輸出量はこの10年で倍増。日本酒全体の出荷量は依然、減少傾向にあるものの、「純米酒」や「純米吟醸酒」の出荷量は顕著に伸びている。ブームの内実は、米と米こうじによる本来の酒造りへの回帰と言えそうだ。
福岡市から30キロほど南東の大刀洗町。のどかに広がる平野を横切る小石原川沿いに、「みいの寿酒造」がある。1922(大正11)年創業、日本酒「三井の寿」で名高い蔵元だ。現在は、専務で4代目の井上宰継さん(45)が蔵を仕切る。「酒造りは科学とセンスと情熱」と語る井上さんは、食品関係の外資系企業に勤めた後、18年前に家業に就いた。
井上さんのように、蔵元が実際の酒造りも行う「蔵元杜氏(とうじ)」が近年、存在感を増している。「蔵元杜氏は、とことん質を極めようと冒険ができます」と井上さんは胸を張る。自ら経営者でもあるため、設備投資も惜しまない。酒造りで最も重要な温度管理も、今はモニターを使って的確に行えるという。質を高めるための条件がそろっているのだ。
●「純米酒」にかじ
井上さんが造る酒は現在、9割以上が「純米酒」だ。日本酒の原料は本来、米と米こうじだったが、戦時中の米不足により、アルコール(トウキビなどの蒸留酒)の添加が始まった。みいの寿酒造も、かつては大きなタンクでアルコール添加の普通酒を造っていた。
しかし30年ほど前、現社長である父の茂康さんがフランス・ボルドーのワイナリーを視察して刺激を受け、「地元産の原料で地元に根ざしたブランドを」と奮起。純米酒中心にかじを切ったという。
「昔は質の低い酒に大量にアルコールを加えて飲めるようにした。でも、それはまがいものです」。現在、国内で流通する純米酒は全体の3割。醸造用アルコールを少量添加すればすっきりした味わいになり品質も安定するが、「今もかさ増しのために添加する場合が多い」と井上さんは嘆く。それでも技術やハード面の進歩で、日本酒の質はここ数年で確実に上がっているという。
●ブランド確立意欲
質の高い酒造りは各地で進んでいる。一大産地、兵庫の灘で1751(宝暦元)年に創業した神戸酒心館は、ノーベル賞の晩さん会で供された「福寿」で知られる。
同社は10年前、13代目が社長に就任した際、酒造りを担う蔵人を全て社員に登用。会社としてデータを共有しつつ技術を高めることで、2008年以降、生産量が2倍以上に増えたという。現在、純米酒は全体の6割で、「特定名称酒」主体の酒造りを進める。営業推進部部長の坂井和広さんは「大手メーカーと同じ土俵では戦えない。酒米に応じて味を変えるなど、多様化と個性化を図ってきた」と話す。規模が小さく販売先にも目が届くので、保存が難しい繊細な酒も出荷できるという。
韓国やヨーロッパ、米国への輸出も進むが、今後は「これ以上、本数を増やすより、ブランドイメージを確立させたい」と坂井さんは話す。
●飲んで農業活性化
質を追求する中小の造り手が増える一方、「今、売り場に並ぶ日本酒は玉石混交。初心者は最初の選択を誤ると二度と手を出さなくなる」と、酒食ジャーナリストの山本洋子さんは危惧する。「蒸留酒の焼酎と違い、日本酒は味の幅が広い。添加物によっても質が損なわれがちです」。山本さんが勧めるのも、味に豊かなふくらみがある純米酒だ。
セミナーなどでは必ず「1日1合の純米酒を」と訴える。計算によれば、その量を成人1億人が1年飲めば、ちょうど減反で休む田の面積分の酒米が必要になる。純米酒で農業を活性化できるという。「今、大人気の『獺祭(だっさい)』は全て『山田錦』という酒米を使った純米大吟醸です」。獺祭のようなスター級の銘柄が増えたことも、日本酒ブームを後押しする。「獺祭は、たとえ生産量が増えても、洗米を12キロずつ手で行うなど、醸造の要で小さな仕込みを続けています。『全て味のため』と徹底している」と山本さんは話す。
東北にももちろん「十四代」(山形県)「新政」(秋田県)など蔵元杜氏による人気銘柄は多い。秋田県酒造協同組合によれば、「東北の酒を飲もう」という震災の復興支援も、日本酒ブームのひとつのきっかけだったという。脚光を浴びたことで酒造りの技術も進んだ。秋田の酒は地元と東京への出荷が主だったが、最近は大阪で初の試飲会を開くなど、西日本への販路拡大に努めているという。

みいの寿酒造の井上さんは、酒造りが休みの4月から10月初めまでは、イベントなどで「4日に1回は飛行機で移動しています」。他の造り手との仲間意識も強く、情報交換も盛んだ。「みんなで日本酒の質を上げたい」。日本酒の世界は今、転換期にあるといえそうだ。【三輪晴美】
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先月の朝日新聞の記事もですが、一般紙で、広告ではなく、記事として日本酒が取り上げられていくのは嬉しい限り
朝日新聞より「酒米 蔵から5キロ圏産だけ」
↓↓↓

新発想で挑む 地方の現場から

地元の素材にこだわる 酒米、蔵から5キロ圏産だけ
秋田県の横手盆地は今年、例年より早く桜の季節を迎えた。「天(あま)の戸(と)」の銘柄で知られる浅舞(あさまい)酒造(横手市)では、毎年冬に行う酒造りを4月15日に終えた。「今年の冬に使う酒米の苗作りを自分たちで始めています」。杜氏(とうじ)の森谷康市さん(58)は話す。
酒蔵は一般的に、農協などを通じて酒米を仕入れる。地元で酒米作りに直接かかわるのは珍しい。
「酒蔵から半径5キロ以内で作られたコメだけを使う」。浅舞酒造は1997年から、こんな酒造りの方針を掲げる。2011年には、造る酒の全てを地元のコメの純米酒にした。大事な水も、蔵から約50メートルの所にあるわき水を使う。

■ワイン参考に、産地アピール
意識したのは、原料の産地にこだわるワインだ。フランスでは、法律に基づくAOC(原産地呼称統制)という制度がある。「シャンパーニュ」「ボルドー」といった名称は、その産地のブドウを使うなど一定の基準を満たさないと使えない。ブドウ畑の格付けも決まっていて、消費者からみて価値がわかりやすい。
こうしたワイン造りの考え方をフランス語で「テロワール」と言う。「その土地の特徴」という意味だ。
一方、日本酒の原産地の表記には、フランスほど厳密なルールがない。コメはブドウと違い、運搬や貯蔵が簡単にできる。別の地域のコメで造っても「地酒」と名乗れる。
酒米は全国的に生産量が少なく、他県のコメを仕入れることも珍しくない。酒米の王者と言われる「山田錦」の主産地は関西だ。
日本酒もワインのように、もっと原料の産地にこだわって造れないか――。
そう考えた森谷さん。地元で酒米を作る農家の研究会に入れてもらい、自ら酒米作りを始めた。
酒米は、稲の背が高くなるため倒れやすく、育てるのが難しい。「農家に感謝するべきなのに。こんなんじゃだめだ」。買い入れる酒米の批評ばかりしている自分に気づいた。
市町村合併が進み、名前が消える町や村も多いなか、「狭い産地をアピールした方が、蔵の存在感を出せるのでは」。そう思うようにもなった。
いまは周辺の契約農家19戸に限ってコメを買い入れている。10アールあたり5千円の「補助金」を農家に払い、種もみの補助などもする。すべて自腹で、「毎年の総額は、うちの社長の給料より多い」(森谷さん)というが、最近5年間の売上高は毎年2ケタのペースで伸びている。
昨年8月、全国の得意客50人と契約農家を集めて「半径5キロ以内」の酒米の田んぼを訪ねるイベントを開いた。田んぼを一望できる道満(どうまん)峠に向かい、ワイングラスに注いだ純米酒で乾杯した。「この景色をボトルに詰めたいと思っていた」と森谷さん。
参加した京都市の団体職員、仲島俊夫さん(54)は「地元のコメだけで造る酒にはロマンがある。コメに関心を持つようになった」と話す。
■落ち込む生産、純米酒は奮闘
日本酒の生産量(課税ベース)は長期低落傾向にあり、14年度は56万キロリットル。ピーク時の約3割に落ち込んだ。ただ、コメや水などだけで造る純米酒(純米吟醸酒含む)の生産量は、10年度から5年連続で伸びている。14年度は9・7万キロリットルと、前年より6%伸びた。
値段は高くても、添加用アルコールを使わず、自然の素材で造った酒が支持を集めつつある。やる気のある酒蔵が、純米酒に力を入れるようになってきた。
「水尾」の銘柄で知られる田中屋酒造店(長野県飯山市)も、蔵から半径5キロ以内の契約農家などからコメを買って純米酒を造っている。6代目の田中隆太さん(51)は青山学院大を卒業後、システムエンジニアを経て1990年に家業を継いだ。
高齢の得意客が1人亡くなると、売り上げが年に100本減ることも。「日本酒を飲む人を増やすためにいいものを造らないと大変なことになる」と痛感し、試行錯誤を繰り返した。
モノや情報がたやすく手に入る東京暮らしをやめて戻ったからには、「地元でしかできないことをしよう」と思ってきた。地元の酒米「金紋錦(きんもんにしき)」を使うと、とても良い酒ができた。4合瓶の値段を1200円から100円上げたが、前よりよく売れた。
売り方も変えた。酒屋任せにせず、ファンを少しずつ着実に増やすよう心がけた。観光客が多い近くの野沢温泉や、百貨店などで試飲会を繰り返し、ここ10年間で売上高は7割増えたという。

■輸出量に伸び、TPP期待も
自ら酒米作りをする酒蔵も増えている。渡辺酒造店(新潟県糸魚川市)の渡辺吉樹社長(55)は「自分たちで作るしか選択肢はなかった」と話す。良い純米酒を造るには良い酒米がたくさん必要だが、コメ農家が年々減り、良い酒米を安定的に確保するのが難しくなっているからだ。
日本酒の輸出もアジアや米国向けを中心に伸びていて、15年の輸出額は140億円。5年前から6割強増えた。環太平洋経済連携協定(TPP)が発効すれば、日本酒の関税は撤廃される。これも追い風とみて、輸出に本格的に期待する酒蔵も出てきた。
泉橋酒造(神奈川県海老名市)もその一つ。橋場友一社長(47)は「アジアで日本酒に関心がある人は、ワインを飲んでいる人。『(原料の産地にこだわる)ワインと同じです』と言うと、良さを分かってくれる」と話す。地元の酒米にこだわって、海外にも通用する「SAKE」を造っていくつもりだ。
(編集委員・小山田研慈)

■地元産のコメにこだわる主な酒蔵

◆渡辺酒造店(新潟県糸魚川市)
銘柄:根知男山(ねちおとこやま)
特徴:地元産米を使い、昨年産は8割が自社生産。「田んぼすべてを見せられるのが強み」

◆泉橋酒造(神奈川県海老名市)
銘柄:いづみ橋
特徴:地元産米を使い、地元7農家のコメが8割。自社生産も。今は純米酒のみ生産

◆山根酒造場(鳥取市)
銘柄:日置桜(ひおきざくら) 純米酒
特徴:全量が県内農家の契約米。農家ごとにタンクを分け、ラベルに農家の名前を入れる

◆高橋庄作酒造店(福島県会津若松市)
銘柄:会津娘 純米酒
特徴:地元産の酒米が9割弱。うち自社田が25%程度

◆平和酒造(和歌山県海南市)
銘柄:紀土(きっど)
特徴:紀州の風土を表現するため、自社田で栽培も。全国の蔵元が味を競う「酒―1グランプリ」で優勝

地元の素材にこだわる

浅舞酒造の森谷康市杜氏

地元産の米にこだわる酒蔵
全量日本産原料の、純米酒が広がりますように!

飲んで農業活性化
質を追求する中小の造り手が増える一方、「今、売り場に並ぶ日本酒は玉石混交。初心者は最初の選択を誤ると二度と手を出さなくなる」と、酒食ジャーナリストの山本洋子さんは危惧する。「蒸留酒の焼酎と違い、日本酒は味の幅が広い。添加物によっても質が損なわれがちです」。山本さんが勧めるのも、味に豊かなふくらみがある純米酒だ。
セミナーなどでは必ず「1日1合の純米酒を」と訴える。計算によれば、その量を成人1億人が1年飲めば、ちょうど減反で休む田の面積分の酒米が必要になる。純米酒で農業を活性化できるという。「今、大人気の『獺祭(だっさい)』は全て『山田錦』という酒米を使った純米大吟醸です」。獺祭のようなスター級の銘柄が増えたことも、日本酒ブームを後押しする。「獺祭は、たとえ生産量が増えても、洗米を12キロずつ手で行うなど、醸造の要で小さな仕込みを続けています。『全て味のため』と徹底している」と山本さんは話す。

SAKE2020Project「sakeで広がるニッポンの観光 酒蔵ツーリズム/sakeガイドのリアルと未来」

June 24, 2016

SAKE20207月30日イベント紹介。今回は柴田亜希子さんが企画担当

この夏、SAKE2020Projectでは、今まさにその扉が開き始めた「酒蔵ツーリズム」や「SAKEガイド」に取り組んでいるプレイヤーのリアルトークから、事例や実態を知り、未来の可能性を考えていくセミナーを開催します!
「酒蔵ツーリズム」「SAKEガイド」にはどのようなビジネス機会があるのでしょうか?そしてどういう人材が求められるのでしょうか?どんなことを学び、取り組めばよいのでしょうか?ニッポンの観光とSAKEの可能性を感じ、何かしたい、という気持ちを抱いている皆様にお集まりいただき、共に考える情報交換の場としたいと思います。 ◼︎セミナー内容:(1)基調講演 「「酒蔵ツーリズム」現状と今後の展望」 平出 淑恵氏(株式会社コーポ・サチ 代表取締役、酒サムライコーディネーター)
(2)パネルディスカッション
「ニッポンの観光とSAKEその派生効果を考える」
パネリスト:
あおい 有紀氏(一級フードアナリスト・きき酒師、酒サムライ)
和田 直人氏(株式会社アンカーマン)
Tyler Palma氏(Inside Japan Toursコンテンツマネジャー兼ガイド)
柴田 亜希子 (株式会社 東京酒店、SAKE2020 Project実行委員)

ファシリテータ:
山本 洋子 (酒食ジャーナリスト、SAKE2020 Project実行委員)
*パネリストは、変更となる場合があります。
(3)懇親会 (講演者、参加者、SAKE2020プロジェクト委員が参加予定、45分ほど)
◼︎開催日時: 2016年7月30日(土)
13:30 受付開始
13:45 セミナー開始
16:30 閉会
◼︎対象者 SAKEガイド志望者、メーカー、飲食店、小売店、旅行会社、地方自治体関連
◼︎参加費  ¥5,000(懇親会込)
◼︎申し込み方法 下記URLよりお申し込みください。
http://sake2020-04.peatix.com/
◼︎主催:SAKE2020 Project
参考
<「酒蔵ツーリズム」「SAKEガイド」について>
世界における「日本食」の広がり、健康・自然志向、日本のものづくりの見直し、そして地域色が豊かな日本文化の一角として、語られる機会が増えてきているのが日本のお酒です。
お酒がその国の文化の「顔」となっている事例としては、フランスにおけるワインが突出しているでしょう。
フランスでは、シャンパーニュ、ブルゴーニュ、ボルドー、アルザス地方など全域で、それぞれの土地のワインが生産されています。特色豊かな各生産地のワイン畑を散策し、セラー(カーヴ)に訪問し、生産者と語り、テイスティングを行い、購入するという「ワインツーリズム」は、第二次世界大戦後から始まり今や観光スタイルの一つとして定着してきました。昨今は、ぶどう狩りやライブなどのイベントや、生産者のシャトーに宿泊し、その土地の食事とワインをとことん味わう生活体験、セミナーやミュージアムでの学習体験など、各地域の風景や自然、文化全体を楽しむものに広がっています。
フランスのみならず、イタリア、アメリカ、スペイン、オーストラリアそして日本でも同様の取り組みがなされています。
転じて日本。この国でも、47都道府県全てで日本酒は作られています。焼酎や泡盛といった土地のお酒もあります。
日本の美味しいお米で醸された「SAKE」に着目することは、各地域の特色を生かした観光、ひいてはまちづくりへの推進にもつながるでしょう。
実際に、人口3万人の佐賀県の鹿島での 「酒蔵ツーリズム」には、初年度から3万人もの人が訪れました。翌年は約50,000人、翌々年は約40,000人、そして2015年には約70,000人。
決して平坦ではなくとも大きな可能性を秘めていることは、この数字からも読み取れます。
2019年、ラグビーワールドカップ、
2020年、東京オリンピック・パラリンピック。
今後、海外からの訪問者が増えていく中で、日本酒の魅力、そして日本酒を通じてこの国の魅力を伝える機会も増えていきます。
アルコール飲料としての「SAKE」の美味しさだけではなく、自然や文化といた背景を含め、より広く、多くの人に、楽しく、そして正しく日本酒を伝える役割を担う「SAKEガイド」は、今後必要とされる人材です。
「酒蔵ツーリズム」「SAKEガイド」にはどのようなビジネス機会があるのでしょうか、そしてどういう人材が求められるのでしょうか、どんなことを学び、取り組めばよいのでしょうか?
この度のセミナーには、ニッポンの観光とSAKEの可能性を感じ、何かしたい、という気持ちを抱いている皆様にお集まりいただき、共に考える情報交換の場としたいと思います。

●プロフィール
<平出淑恵(ひらいで としえ)氏>
1962年東京生まれ。
1983年、日本航空入社、国際線担当客室乗務を経て
2011年、日本酒文化振興を目指す株式会社コーポ・サチを設立。
若手の蔵元の全国組織「日本酒造青年協議会」の酒サムライ活動から
世界最大規模のワインコンペティション(IWC)に日本酒部門創設。
酒サムライコーディネーター(日本酒造青年協議会)
IWC(インターナショナルワインチャレンジ)アンバサダー
観光庁 酒蔵ツーリズム推進協議会メンバー
総務省 地域力創造アドバイザー
外務省 在外公館長赴任前研修日本酒講座コーディネーター
農水省・経済産業省 2015年ミラノ万博サポーター
株式会社阪急阪神百貨店 アドバイザー
SCS Trading Co., Ltd.(タイの飲食店向け卸売 · 小売り酒店)顧問
一般社団法人 ミス日本酒 / 顧問
フジサンケイビジネスアイ金曜版に「Sakeから観光立国」連載中。
<あおい 有紀氏>
フリーアナウンサーとして各媒体で発信する一方、フィールドワークを信条とし、全国の酒蔵に足を運ぶ。連載、イベント企画などを通じ、日本の食や和酒の魅力発信を積極的に行い、大切さ、楽しみ方を伝えている。酒蔵ツアーや日本酒✕和文化、日本酒✕多国籍の料理のイベント主催をはじめ、各地での講演、セミナー講師多数。日本酒造青年協議会「酒サムライ」叙任。「日本酒日和」(舵社)監修。(株)ソニー・ミュージックアーティスツ所属
<和田 直人氏>
神奈川県出身。早稲田大卒業後、野村證券入社。2014年に㈱アンカーマンを設立。
「日本酒を世界へ」というビジョンを掲げ、訪日客向けの日本酒酒蔵ツアーの運営と、酒蔵向け経営支援を展開。全国100以上の酒蔵に自ら足を運び、日々日本酒の発掘に注力している。日経新聞やNEWS ZEROなどメディア出演あり。
<山本 洋子> SAKE2020 Project実行委員
鳥取県境港市出身。雑誌編集長として、素食やマクロビオティック・玄米雑穀などの日本古来の食、発酵調味料・米の酒を紹介する。独立後、地方に埋もれた「日本の食のお宝!応援」をライフワークに、講演活動や地域食のブランディングアドバイザー、純米酒&酒肴セミナー講師、酒と食文化のジャーナリストとして全国へ。編集した本に『純米酒BOOK』グラフ社、『厳選日本酒手帖』『厳選紅茶手帖』世界文化社がある。
<柴田 亜希子> SAKE2020 Project実行委員
秋田県生まれ宮城県仙台市育ち。一橋大学商学部を卒業後、米系コンサルティングファーム、米系広告代理店、証券会社、グローバル金融グループでキャリアを積んだ後、日本酒の日本および海外での市場拡大の可能性に着目して株式会社東京酒店を設立。
https://www.facebook.com/events/1030553177027284/

◼︎申し込み方法 下記URLよりお申し込みください。http://sake2020-04.peatix.com/

「地域食材×純米酒 Vol.8」テーマは大豆~ 茹でる、蒸す、そして発酵!」登場した大豆食品

June 24, 2016

20160622 OnJapanCAFÉ
「地域食材×純米酒 Vol.8」テーマは大豆~ 茹でる、蒸す、そして発酵!」
https://www.facebook.com/events/1350908058256423/

●池田聖子さんがblogに詳しくUPしてくれました!↓
http://blog.goo.ne.jp/dobajuga/e/091d409093b02737bd7753eeb7415d1d

皆様からの会費をお預かりして、お揚げや納豆を各地からたくさん取り寄せしました! 気持ちいいくらいの大人買いです

カフェカウンターに藁苞納豆の山!

お出しした豆関連食品の問い合わせ先です

↑撮影/金丸裕子さん
最初にテーブルにセットの小袋は
●「ナットウナッツネバ」おやすみ納豆本舗
フリーズドライ製法の乾燥納豆
・小粒3種(しょうゆ味/ナチュラル/ガーリック味)
・黄大豆しょうゆ味
・黒大豆しょうゆ味
私は秋田空港で購入。ネットでも購入できます。
http://www.kaeruppo.net/?pid=4696046
●ソフトいりだいず
国内産大粒白目大豆使用

●最初に出した茹でた豆は「じゅんさいの館」で購入した
秋田県三種町・袴田タヅ子さん栽培「湯あがり娘」(枝豆用品種、甘み強し)
秋田県三種町・高橋賢子さん栽培「リュウホウ」
青大豆(ひたし豆=秘伝豆)は山形県産と、秋田県能代市・佐藤敏彦さん栽培の2種類

●枝豆
静岡の「オレ達のえだ豆」
http://www.mizuho-s.com/topic/topic85.html
枝豆 天狗 群馬県 「味緑」
http://edamame.co.jp/
http://www.tsukijiichiba.com/user/scripts/p_product.php…
枝豆 埼玉県産 茶豆

撮影/横山京子さん

●国産有機大豆使用の「ざる豆腐 白&黒」
http://www.shimada-foods.co.jp/
*特注品です。ひとつ2kgで、2000円。事前に申し込むと作って送ってくれます。バースディケーキ代わりにいかがですか?(^^)

ざる豆腐 黒
撮影/池田聖子さん↑↓

醤油=「百寿」「百年蔵」「白神大豆しょうゆ」、塩=フランスのゲランド(ハーブ入り)、海の精・焼き塩

●がんもどき、ずっしり揚げ、伊勢揚げなど油揚げ各種
横山史子社長の横山食品
http://www.agenoyokoyama.co.jp/index.html

横山食品さんは日本で一番!がんもどきを作っています。その理由もお聞きしました。

史子社長にお話を伺いました!

●元祖桧山納豆・わらづと(「あきた白神大豆」「あきたこまち」の藁を使用)&カップ(同じ「あきた白神大豆」を使用。わらの効果を食べ比べて)
http://www.hiyama710.com/

桧山納豆は秋田県のアンテナショップでも販売。数量限定品
品川・http://www.akita-bisaikan.jp/
有楽町・http://www.a-bussan.jp/shop/tokyo/
撮影/池田聖子さん↑↓

http://www.yohkoyama.com/archives/32679
西村さんに教わった「秘伝・塩で縦混ぜ」を披露。藁は地元農家さんに頼んだ「あきたこまち」!

●煮豆・越文
五目豆、六花生、黒豆
http://www.kosibun.jp/
(店舗移転のためにHP内の商品画像は、ただ今削除中とのこと)

●私の地元・鳥取県境港の郷土食
「いただき」= 「ののこめし」こめや産業
http://www.nonoko.co.jp/

●味噌 オーサワジャパン
http://www.ohsawa-japan.co.jp/
国産有機大豆使用「豆味噌」
http://macrobioticweb.com/index.cgi…
国内産有機玄米・大豆使用「玄米味噌」
http://macrobioticweb.com/index.cgi…
国内産有機米・大豆使用「米味噌」
http://macrobioticweb.com/index.cgi…

●有機JAS認定 大豆もやし(ナムルで登場した大豆もやし)
http://www.saladcosmo.co.jp/blog/?p=3307
サラダコスモ
http://www.saladcosmo.co.jp/

●「大豆のお肉」ブロックタイプ
http://www.marukome.co.jp/product/detail/cooking_041…
水で戻して、おろしにんにく&生姜・醤油・酒に漬けてしっかり下味をつけ、片栗粉をまぶし、少なめの油で揚げたもの。まんま、唐揚げ風!

●最後に出したトマト味の大豆は「湯あがり娘」を使用。オーサワジャパンの麦味噌が隠し味でした(^^)
◯純米酒は
奈良県・久保本家
睡龍、おこぜ
福岡県・杜の蔵
独楽蔵

金丸裕子さんの写真より↓

金丸裕子さんが嬉しいコメントをfbに書いてくれました。↑↓写真も裕子さん
「こんな勉強会は体験したことない」というのが初参加の友人の感想でした。昨夜の山本洋子さんによる「地域食材×純米酒vol.8」は「大豆」の会。黄豆、白豆、黒豆、青豆、枝豆の食べ比べに始まり、大豆のナムルやトマトソース煮、唐揚げ風。そして厚揚げに、がんもどきやぼってり揚げの煮物、鳥取県境港に伝わる大きな三角形のいなりずし「いただき」、さらに、秋田の伝統食品で秋田小町のワラに包まれた桧山納豆まで。 大豆製品を次々に口に運びながら、洋子さんによる大豆情報のシャワーを浴びに浴びる‥‥確かにこんな会はないでしょう。 洋子さんの一緒懸命に応援する姿勢が伝わるから、毎回必ず生産者さんが顔を出されます。昨晩は、日本一がんもどきを売る、三重県横山食品の横山史子社長がいらっしゃいました。おばあさまが創業し、お母さま、史子さんと続いて女三代で「きれいな黄金色の油揚げ」を製造しています。そのストーリーも素晴らしい。 そして大豆に合わせたのは、奈良、久保本家酒造の「おこぜ」と「睡龍」「杜の蔵」の蒸し燗。上質な大豆で脳みそも胃袋もいっぱい。もう入らないーと毎回思うのだけれど、すぐに次回が気になるクセになる勉強会です。」

ありがとうございました!!!
藤原ようこさんのfbより↓

桧山納豆を持つ、Taroさん!
背後では、みなさん納豆と真剣に向き合い中。

桧山納豆&茹で大豆、越文さんの煮豆 撮影/藤原ようこさん↓↑

「湯あがり娘」と「リュウホウ」の食べ比べ。青大豆=秘伝豆の山形県と秋田県の食べ比べも。煮豆は越文さん
https://www.instagram.com/p/BG9DT0li3XN/
最初のプレートは豆三昧!\(^o^)/「大豆フェス・イソフラボン祭り」と藤原ようこさんが命名してくれました♡

お豆さんって本当に愛おしい形と味!

横山京子さんも参加してくれました(^^)
fbで↑↓写真と記事をUP

「楽しくて、勉強になって、お腹もいっぱい(でも高タンパク低カロリー♪)、そして大好きなお酒も飲めるという素敵な会でした。
素晴らしい生産者の方にも、お会いする事ができました。
良い原料を使い、正直に造られた調味料や食品たち。
きちんとそれを反映させた価格で、すべてを理解して買っていただくことの難しさをヒシヒシと感じたここ半年。
お酒を売るよりもっと難しい。。。
少々挫けそうになっておりました。
こういうイベントで、心ある生産者の方々の辛抱強い努力と実績を目の当たりにすると、弱音なんて吐いている暇はないと反省。
モチベーション、上がりました。
洋子さん、参加させていただき、ありがとうございました。」

_______________
こちらこそっ!ありがとうございました〜〜〜\(^o^)/

京子さんの写真より。有機大豆もやしのナムル(すり黒ごまたっぷり)

↑甘酸っぱい梅味噌!                         唐揚げ風の大豆

山本洋子先生の講座は、モノを紹介する、作り方を伝授する、みんなで楽しく飲んだり食べたりする、だけではありません。
人びとがより良い物を求めていくなかでさまざまな伝統が守られるであろうこと。結果、産業、雇用が継続していくこと。その地域の活性化につながること。ときに国の政策が抱える課題などにも切り込んでいること。広い視点で数字や事例を沢山挙げ、わかりやすく解説してくれるというのが真骨頂ではないかと思っています。
目から腹からつむじから、大豆が芽を出すんじゃないかというくらい沢山の大豆と、蒸し燗にされた熟成酒の柔らかな風味に大満足の夜。ありがとうございました💗
●ご参加の皆さん、ありがとうございます!
池田聖子さんのblog http://blog.goo.ne.jp/dobajuga/e/091d409093b02737bd7753eeb7415d1d
で、こう書いてくれました。
「山本洋子先生の講座は、モノを紹介する、作り方を伝授する、みんなで楽しく飲んだり食べたりする、だけではありません。
人びとがより良い物を求めていくなかでさまざまな伝統が守られるであろうこと。結果、産業、雇用が継続していくこと。その地域の活性化につながること。ときに国の政策が抱える課題などにも切り込んでいること。広い視点で数字や事例を沢山挙げ、わかりやすく解説してくれるというのが真骨頂ではないかと思っています。

目から腹からつむじから、大豆が芽を出すんじゃないかというくらい沢山の大豆と、蒸し燗にされた熟成酒の柔らかな風味に大満足の夜。ありがとうございました💗」

嬉しいコメントに、疲れも吹っ飛びました〜!次回も力一杯開催します!

朝カル・しぼり方違いの秋田純米酒レポ

June 20, 2016

ひとつ前のブログで紹介した新宿住友三角ビル4階・朝日カルチャーセンター新宿教室で開催の「純米酒を識る 日本を味わう」セミナー、4〜6月は秋田の酒蔵特集でした。
4月=「人気沸騰中!「NEXT5」の5蔵を識る」
5月=「新しい日本酒の世界をリードする白麹」
6月=「秋田の酒 搾り方違いで味わう純米酒」
純米酒を識る
日本を味わう

秋田特集の最終回は、2016年6月18日(土曜)18時30分スタート

準備前の教室。これからテーブルにグラス3個ずつと資料、箸と皿が並びます。

ティスティングは、この6種類+2種類の8種類!
ひとくちで日本酒といっても、最終の「しぼり方」で味わいが違ってきます。
●ふくろしぼり=ふくろづり

日本酒の搾り方には、様々な方法があります。
最高とされるのが出品酒用の酒で採用される「袋しぼり」=「袋吊り」です。厳寒の時期を選んでしぼられます。このお酒は、雪の茅舎さんの最高傑作・通称ナンバリングのお酒。ボトルひとつひとつに手書きで番号が書いてあります。4合瓶で5400円。
こちらの蔵は、名人杜氏の高橋藤一さん、そして「のぼり蔵」がつとに有名です。

*氷水に入れて冷やしていたら、ラベルがするっと取れ、また貼ったら、位置がずれてしまいました…すみません

杜氏&蔵人さんたちが「秋田酒こまち」を栽培して酒造りをしていますが、この酒だけは山田錦を使用。黒田庄産100%です。

しかも、35%精米です!

それは上品でエレガントな味わいでした。受講生の皆さんからも好評!
_______
そして、山本合名・白瀑さんの「袋づり」

まだ発売前の山本合名さん謹製のこちらは
「秋田杉の木桶で仕込み、秋田の酵母で、秋田の酒米によるトリプル秋田の純米大吟醸”福八”」です。
天洋酒店の浅野貞博さんに、今回のセミナー主旨に最適ということで、ティスティング用として特別にお分けいただきました。

非売品です!天洋酒店でもまだ売っていません。蔵同様。発売になったら情報出しますね

まったく同じもろみから、しぼり方違いで2つのお酒です。
貴重な「袋づり」と、「ヤブタ」しぼり
”しぼり方違い”の飲み比べは、違いが明確でナルホド〜が満載でした。
ですが、どちらも美味☆ 勉強になります。
そして、こちらが↓

●遠心分離機しぼり
秋田県が開発した特殊な搾り機「遠心分離機」です。元場長の田口隆信さんが開発に関わられたマシンです。

田口元場長!遠心分離方式による清酒もろみの分離装置で東北経済産業局長賞
超高速回転で固体と液体をスピーディに分離、袋も使わないため、ピュアできれいな味のお酒がしぼれるそうです。問題は量がとれないこと!(一台、1500万円以上とも)
遠心分離機でしぼったお酒といえば、獺祭さんが有名です。

この講座でも1月に「獺祭 23%おりがらみ限定酒」をお出ししました。
秋田県で生まれた「遠心分離機」ですが、県内で持っているのは2蔵だけとか。
そのひとつ!「やまとしずく ヤマトルネード」を出しました(氷水に入れてたら、ラベルが…… )

●ふねしぼり
「もろみ」を清潔な布袋に少しずつ詰め、舟型の箱に入れてゆっくり搾る「ふねしぼり」

浅舞酒造「天の戸」は、全量古式ふねしぼりです!

blog天の戸さん
全量古式ふねしぼりの蔵が秋田県にはもうひとつ!!
「刈穂  六舟」

「刈穂  六舟」純米吟醸・美山錦

↑こちらも氷水につけていたら、裏ラベルが破れてしまいました…。
他のお酒はどちらかといえばやや甘めでしたが、こちらはやや辛口。
最も多く使われるのは「やぶた」という機械で搾る方法です。

新政酒造
No.6 ナンバーシックス
レギュラーと、特別に「Essence」を! その名の通りの味わいです。
うっとり♡

特約店のみで販売。オンラインモールでは販売していません。
オンラインで売っている店は蔵で認められていない店です。管理に問題ある恐れあり、ご注意ください。

刈穂の「トルネード」と「六舟」が入った箱が宅急便到着遅れで(午前中必着予定だったのに…)教室始まって30分後に到着。よって8種類全員集合!写真は取れませんでした。
今回も秋田県能代の酒販店・天洋酒店の浅野貞博さんにお世話になりました!限定品ですでにない商品もあります。

秋田の日本酒と能代愛たっぷりの素敵な浅野さんご夫妻

●天洋酒店 秋田県能代市住吉町9-22
電話0185-52-3722
https://www.facebook.com/tenyousaketen
さて、今回のおつまみプレートは!

秋田のオリジナルいちご「はるみ」
このイチゴいい☆ 業務用メインで一般売りがほとんどないそうです。ラッキーな出会いでした。
http://nosai.or.jp/mt6/2015/07/post-2709.html
マイクロトマト、もろきゅう&蕪(味噌と梅味噌で)、紫キャベツ塩漬けとガーキン、白菜漬け

ハタハタ、セグロイワシの酢漬け、金時豆(塩味、オリーブオイルと黒胡椒)、茶樹キノコの佃煮風

角野さんの干しワカメ、いぶりがっこ+生姜を醤油漬けで、無添加の紅生姜、純米酒漬けの3種レーズン、ミックスナッツ、新潟県新発田の生笹だんごor生笹ちまき
でした!
今後の朝日カルチャー新宿教室では
その1 ●【新設】はじめてさんの純米酒女子倶楽部
1回こっきり!

その2 ●「純米酒を識る 日本を味わう」
7月=「クリアー、ミルキー、ロゼに、強発泡~微発泡まで、スパークリング純米酒特集」
8月=「暑い夏に楽しみたい!とびっきりのキラキラ夏純米、夏ならではの飲み方、カクテルまで」
9月=「一度火入れの熟成感を楽しむ!純米酒ひやおろし大特集」
単発受講もOKです

6月18日は朝カル!秋田純米酒「しぼり方違い」編

June 16, 2016

朝日カルチャー新宿教室の秋田特集!
最終回は「しぼり方違い」の飲み比べです
●袋しぼり=袋づり

天の戸さんの「袋づり」風景
http://blog.livedoor.jp/amanoto1030/archives/2009-02-19.html

●舟(槽)しぼり

●遠心分離機しぼり(秋田県で開発されました!お酒は有名な獺祭さんではなく、モチロン秋田の蔵の酒で)

写真は獺祭さんより拝借
●ヤブタしぼり
そして
ウワサの!? ●しぼり?
8種類をティスティング!
あの蔵、この蔵、この時期おすすめのお酒ばかりです。貴重なレア酒も登場!
お酒に合わせた酒肴つき。
●6月18日土曜日 18:30〜
https://www.asahiculture.jp/…/d897bf0c-aab3-34a4-2fdc-56b03…お申し込みは↑こちらまで

こちらは

前回のおつまみより

https://www.asahiculture.jp/…/d897bf0c-aab3-34a4-2fdc-56b03…

0629大阪初!秋田の酒きき酒会

June 15, 2016

photo by 東海林剛一さん@秋田県酒造協同組合
「大阪初!秋田の酒きき酒会」
平成28年6月29日(水)13時~16時迄(受付12時30分)
業界向けの会で、一般の人は残念ながら入場できません。
特別企画で「秋田の米力がわかる!秋田純米酒の魅力について」天の戸の森谷康市杜氏(ひとつ前のblogでも紹介)、新政酒造の佐藤祐輔社長にご登壇いただきます。司会は白瀑の山本友文さんという豪華な秋田トリオ。 私はコーディネーターをつとめます。

銘醸地秋田県の酒蔵24銘柄が各蔵の自慢の逸品、秋田オリジナル酒米「秋田酒こまち」をはじめ、「美山錦」「美郷錦」「吟の精」など多様な秋田県産酒米で醸した酒がズラリ。
酒質やタイプが一目瞭然の出品酒リスト配付。
秋田県の特産品販売(きりたんぽ、稲庭うどん、いぶりがっこ多数)

6月29日ご参加の関西圏の皆様、2週間後をお楽しみに!
*なおパネルディスカッションはすでに定員オーバーで、受付終了しています。
●秋田の酒きき会の参加は、要予約。申し込みが必要です。詳細はHPを→http://www.osake.or.jp/info/160311.html

●出展銘柄
新政(新政酒造株式会社)/ゆきの美人(秋田醸造株式会社)
高清水(秋田酒類製造株式会社)/銀鱗(株式会社那波商店)
一白水成(福禄寿酒造株式会社)/太平山(小玉醸造株式会社)
北鹿(株式会社北鹿)/山本(山本合名会社)
雪の茅舎(株式会社齋彌酒造店)/天寿(天寿酒造株式会社)
飛良泉(株式会社飛良泉本舗)/春霞(合名会社栗林酒造店)
出羽鶴(秋田清酒株式会社)/刈穂(秋田清酒株式会社)
千代緑(有限会社奥田酒造店)/秀よし(合名会社鈴木酒造店)
奥清水(株式会社高橋酒造店)/阿櫻(阿櫻酒造株式会社)
天の戸(浅舞酒造株式会社)/まんさくの花(日の丸醸造株式会社)
両関(両関酒造株式会社)/爛漫(秋田銘醸株式会社)
福小町(株式会社木村酒造)/一滴千両(秋田県醗酵工業株式会社)
●会場 大阪新阪急ホテル 2F 紫の間
〒530-8310 大阪府大阪市北区芝田1-1-35(大阪新阪急ホテル)
https://www.hankyu-hotel.com/hotel/osakashh/access/index.html
●出展銘柄
新政(新政酒造株式会社)/ゆきの美人(秋田醸造株式会社)
高清水(秋田酒類製造株式会社)/銀鱗(株式会社那波商店)
一白水成(福禄寿酒造株式会社)/太平山(小玉醸造株式会社)
北鹿(株式会社北鹿)/山本(山本合名会社)
雪の茅舎(株式会社齋彌酒造店)/天寿(天寿酒造株式会社)
飛良泉(株式会社飛良泉本舗)/春霞(合名会社栗林酒造店)
出羽鶴(秋田清酒株式会社)/刈穂(秋田清酒株式会社)
千代緑(有限会社奥田酒造店)/秀よし(合名会社鈴木酒造店)
奥清水(株式会社高橋酒造店)/阿櫻(阿櫻酒造株式会社)
天の戸(浅舞酒造株式会社)/まんさくの花(日の丸醸造株式会社)
両関(両関酒造株式会社)/爛漫(秋田銘醸株式会社)
福小町(株式会社木村酒造)/一滴千両(秋田県醗酵工業株式会社)
●会場   大阪新阪急ホテル 2F 紫の間
〒530-8310 大阪府大阪市北区芝田1-1-35(大阪新阪急ホテル)
https://www.hankyu-hotel.com/hotel/osakashh/access/index.html

新政さんが酒米を栽培する鵜養(うやしない)
https://www.facebook.com/akitasake/
http://www.osake.or.jp/
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●朝日カルチャー新宿教室のセミナーお知らせ
6月18日(土曜)=「秋田の酒 搾り方違いで味わう純米酒」日本酒の搾り方には、様々な方法があります。最高とされるのが出品酒用の酒で採用される「袋吊り」、そして、もろみを清潔な布袋に少しずつ詰め、舟型の箱に入れてゆっくり搾る「ふね搾り」。最も多く使われるのは「やぶた」という専用機械で搾る方法です。また、秋田県が開発した一台、1500万円以上とも言われる特殊な搾り機「遠心分離機」。本邦初公開となる!?日本酒では世界初・新型マシンを使った酒が出るかも。
乞うご期待! 単発受講もOK
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/d897bf0c-aab3-34a4-2fdc-56b03b458cd1

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