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日本酒

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日本酒の偏見NYのChizukoさんより

February 2, 2016

NY在住・Chizuko Niikawa-Heltonさんの記事を読んで思ったこと。国内でも、いるいるあるある話ではないでしょうか。「小さな蔵=いい酒」説を唱える方がいらっしゃいます。
こと日本酒と醤油に関しては、それが当てはまらないことを痛感しています。日本酒と醤油の小さなお蔵さんでは、大手さんから桶買いしている蔵もありますし。そんなに罵倒するほど大手を敵対視することはないと思うのです。

*とある地方で聞いた話し。
「あの◯◯蔵は、あんまり酒が売れないから2年に1回しか酒を造っていなかった。できた年はよくても管理がいい加減だから、だんだんマズくなって…。杜氏さんお願いするのも資金的に大変になり、とうとう桶買いするようになったんですよ。そしたら味が安定してね、ご近所さんからも”最近おいしくなったね〜!」と評判よくなったんです(苦笑)」

記事は以下より
↓ ↓ ↓

カッチーンな備忘録。これは、日本の蔵元様、酒販店様にもWARNINGになることだと思うので情報をシェアしたいと思います。(業界関係者以外の方にはつまらない内容かもなのでスルーして下さい。)
先日、私が土曜日深夜にひっそりやらせて頂いているお燗バー酒かりえんてに、1人の女性のお客様がお見えになりました。ネットで私のことを色々知って来てくれたとのことで、大変嬉しかったのです。最初はね。笑
お酒が進むにつれ、彼女も段々リラックスしてきたのか、最初の「初めて入ったお店での女性お1人様」の固さもなくなり、饒舌になってきて、少しずつ彼女が何のために来たのかが見えてきました。「NY在住歴が長く(14年?17年?)、今の日本酒ブームの流れで、とある小さな酒蔵の輸入を計画している。」という事。
そこまでは、まぁまぁ、ここ数年よく聞く事なのです。とはいえ、本当に出来ている人というのは一握りなのですが。
そこから、彼女の今の日本酒、業界に対する数々の偏見が見えてまいりました。以下、彼女が話した内容の要点。
1.3万石以上の蔵は地酒とは呼べない。なぜなら、全て機械が造っているから。ヤブタなんてもってのほか。
2.私が本当に地酒と呼べると思う酒は、今でも槽でしか絞らない酒。それ以外は認めない。
3.私が今度見学させてもらうことになっている酒蔵は20年くらい前は1万石だったらしいが現在1000石程度とのこと。(その割に、自身がビジネススタートしたら、ライバルとしてターゲットにしている対抗馬は5万石クラスの蔵ばかり、、、)
4.私の父親は、自身の出身県の有名銘柄1種類しか飲まない。他に沢山いいお酒があるのにも関わらず。(彼女が地酒とは呼べないと罵倒した銘柄のお酒。お父様の方がよっぽど地酒の意味をわかっていらっしゃる。)
5.酒米は育てるのが大変。食用米と違うんです。あなた知ってます?(えーっと、、、私に言ってる?笑)
6.あなたはなぜ秋田出身なのに、他の県の酒蔵と仕事するのか?それは田舎を裏切ってますよね?(私:NY秋田ゆかりの会理事としてボランティアで年に2回大人気イベントやってるの知ってます?ーーーお客さん:知りませんけど。私:私は秋田出身であることを誇りに思ってますが、それ以前に、日本人として祖国愛を大事にこの仕事をやらせて頂いておりますーーーお客様:そんなの範囲広すぎじゃないですか!?ーーーえ?キレてる?)
7.酒カクテルなんてありえない。でも、作るならどのタイプのお酒がいいのか?何 : 何 の割合で何と割って作るの?(何その質問っww 作りたいんかいっ!)
8.取りあえず日本酒を何もしらないアメリカ人の主人には有名な先生のクラスを取らせてパスした。その先生知ってます?(えーっと、、当たり前です。。)ちなみに、ご主人は美しい女性が舞を見せてくれる系のお店のバーテンダーだそう。(彼女いわく、そのお店のお客様で本格的なドリンクを求める人はほとんどいないとか。っていうか、お前さんがクラス取りなさい。。)
9.10年後か20年後には私も酒サムライになるのが当面の目標。(うーん、、心意気は買うけれど、、、汗)
10.まだ”色々”考えているだけで、取りあえずこれからだが、帰国した時に、潜り込める業界関係者イベントや酒蔵は見学させてもらうつもり。
11.日本政府批判。(たまに見るYahoo!のトップニュースレベルで得た知識をふんわり披露するのは止めて下さい。。)
。。。。。。。。
他にもまだ色々ツッコミどころはあったのですが、まぁ、ざっとそんなところ。
笑顔で、全部ヤブタで絞ったお酒の燗酒出してあげて、彼女、全部美味い美味いと飲んでましたけど。笑
しかも、散々罵倒していた銘柄のお酒を銘柄伝えずに出してあげたら「美味しいですね、これなんて言うんですか?」って。笑
とにかく、それはそれは、ツッコミどころ満載なお客様でした。。。
しかも、閉店時間になっても、お会計を終わってからもなかなか帰ってくれず、かなり手こずりました。。。
今、蔵元さんでも、輸出に前向きでもいいパートナー探しができていなくて悩まれている方もまだ沢山いらっしゃると思いますし、上記の方がもしかしたらいいパートナーになる可能性もないこともありません。
ですが、ここ数年、私のところにも、”にわか日本酒ビジネス乗っかりたい” 方からの問い合わせが増えています。もちろん、きちんとコンセプトがあって、信頼できる方であれば、私なりに返答させて頂きます。でも、もし、「私、新川さんと”お友達”です。」と言って、NY、もしくは他州や他国からでも見学や業界関係者イベントなどで潜り込もうとする人がいたら、取りあえず、1度私にご一報下さい。
特に、蔵見学に関しては、大事な造りの現場に入る訳ですから、信頼と細心の注意が必要です。もちろん、私も沢山のレストラン関係者や日本酒販売に携わる方達を色々な蔵元さまに御案内してきましたが、必ず注意点、見学シーズンのスケジューリング、いかにリスペクトを持って見学しなければならないのかを責任持ってお話してから繋げております。
これから、ますます海外在住の方が日本へ観光だけではなく、一攫千金ビジネス目的で色々なことを考える方も多いと思います。
それを悪いとも思わないですし、咎めるつもりも毛頭ありません。ですが、間違った知識、偏見、他社の悪口、そういったことを平気で披露される方は、やはり信用できませんし、私が大切にしている蔵元様をはじめ、業界関係者の方達にはお繋ぎすることはできません。
どうか、海外に販路を求める蔵元様、酒販店様、パートナー選びは慎重になって下さいね。
気まぐれに、割烹着着てゆる〜くお燗つけさせて頂いておりますが、気持ち的には、勝手に「NY酒業界の遠山の金さん」でやらせて頂いております。あんまりなめたこと言ったり、やったりしてたら、あたしゃ許さないよ!(あ、これは浅香光代か。爆)
_______________
instagram Chizukoさん、お店はsakecaliente です
A weekend pop-up hot sake bar at Azasu in LES by @sakechiz. Sat 11pm-2am only. 49 Clinton st NYC. 212-777-7069
www.instagram.com/sakechiz/

「搾り方違いの純米酒」今年も朝カル新宿教室で開催!

January 12, 2016

2016年1月16日土曜日は、朝日カルチャー新宿教室「純米酒を識る、日本を味わう」講座です。
「この時期だけの限定酒!搾り方違いで味わう新酒 荒ばしり、中取、責め etc.」お酒は搾るタイミングで香りも味も異なりますが、別に搾り分けるとなると非常に手間がかかるため、一般的な酒は搾ってから、すべてをブレンドして瓶詰めしています。それを超限定で!同じ純米酒を搾りのタイミング違いで味わうスペシャル企画です。
この時期しかできないのが「搾り方違いの純米酒」ティスティング!
「同じお酒でも、搾り方のタイミングでこんなに違う〜!?」を楽しみます。最初と真ん中、最後でどう違う!を味わう新酒体験なのです
毎年限定の超人気商品!「厳選日本酒手帖」でも紹介した

●秋田県の日の丸醸造さんの純米大吟醸「荒」「中」「責」

↑2015の案内より。2016はこれから発売!只今、予約受付中(超限定品)
予約申し込みは日の丸醸造さんまで

日の丸醸造さんは、秋田県清酒品評会純米酒部門で首席県知事賞、東北清酒鑑評会吟醸酒・純米酒両部門で優等賞を受賞。
26酒造年度に出品した鑑評会4つ全てで金賞以上を受賞する実力蔵(秋田県清酒品評会と山内杜氏自醸鑑評会は第一位ですから凄い!)
また、ズバリそのお酒の酒粕も!いただきます。液体から固体まで、丸ごと!!!でのお楽しみです ●蔵訪問 http://www.yohkoyama.com/archives/29958

そして
●栃木県の仙禽さんの亀ノ尾で醸した「荒」「中」「責」

プラス
両蔵のスタンダード酒も、じっくりと味わいます。
ひとつのお酒の搾りタイミング違いで3種類、 同じお酒を、味わい比べるスペシャル企画。1月のこの時季しかできない飲み比べです★
今回もおつまみと一緒に楽しみますよ〜。トータルで9種類きき酒します。
1回のみの受講もOK
◎お申込みは→https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/51ebeba4-99b6-8b4b-cfcb-56284f4f147e
___________

●朝カル新宿教室情報

1月=「この時期だけの限定酒!搾り方違いで味わう新酒 荒ばしり、中取、責め etc.」お酒は搾るタイミングで香りも味も異なりますが、別に搾り分けるとなると非常に手間がかかるため、一般的な酒は搾ってから、すべてをブレンドして瓶詰めしています。それを超限定で!同じ純米酒を搾りのタイミング違いで味わうスペシャル企画です。https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/556d8630-311b-23b2-4f98-562850d1ff272月=「九州の米と水で醸した銘醸純米酒」有名な焼酎蔵が集中する九州は、どっぷり焼酎文化圏と思いがちですが、じつは九州は、日本酒もしっかり根づいた土地なのです。IWC世界チャンピオンになった佐賀の蔵や、昔からの銘醸地・福岡の地酒蔵。熊本県は有名な9号酵母の発祥地でもあります。今、注目の日本西南端の酒蔵など、バラエティ豊かに8蔵を紹介します。「九州の純米酒ってこんなに美味しいの?」と思うはず。各県の珍味も揃えて、九州を純米でトリップ!https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/1b4f0b66-7729-5f3f-0894-5628502537e2☆3月12日「川西屋酒造店探訪」キャンセル待ち受付中https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/a994683b-5da0-11fc-935c-5628514057cc

雨後の月蔵元・相原準一郎さんの二十歳へのメッセージ

January 12, 2016

高い酒質で定評ある銘酒「雨後の月」。醸造元の相原準一郎さんが、二十歳へのメッセージを書かれていました。新成人の皆さんが、最初の出会い酒がこの蔵の酒だったら「日本酒は臭くて嫌い」なんてことは「ないっ!」と断言できます。
成人式で美味しい日本酒のティスティングがセットできたら〜とも思います。または居酒屋さんはじめ飲食店さんで、純米大吟醸クラスを成人価格で提供など、あったらいいな〜と思いました。
それにしても相原さん、そんな過去があったとは、今回初めて知りました。

【 酒蔵の親父の二十歳 】
成人式をお迎えの皆様、おめでとうございます。
「二十歳」なんと素晴らしい年齢なのでしょう。
そして、お酒を飲むことができます。
私自身、二十歳の頃はお酒が苦手で、
酔っ払いが大嫌いでした。
17歳の時に父が急逝。
実家の酒蔵には山のような借金。
目の前に何の光も見えません。
当然、仕事はおもしろくなく全てが悪循環。
廃業しようと動いていました。
ところが、最後になるのかと出品した
全国新酒鑑評会で金賞をもらったのです。
しかも2年連続。
品質にこだわった日本酒は美味しい。
そんなお酒をお客様が喜んでくださる。
それから日本酒と真正面から向き合いました。
今では、日本酒が好きで好きでたまりません。
皆さん、美味しい日本酒を飲んでみてください。
そこには、黄金色の田圃を吹き渡る爽やかな風があります 。
太い梁が何十年も見守ってきた穏やかな時があります。
きっと、若い感性に静かな衝撃を与えてくれることでしょ う。
来年、還暦をむかえる私には眩しいばかりの「二十歳」。
これからの人生に日本酒が寄り添えることを心から願って います。
相原酒造株式会社
相原準一郎

https://www.facebook.com/ugonotsuki1875/

OnJapanCafeで居酒屋English

January 8, 2016

OnJapan CAFÉの新企画!
https://www.facebook.com/events/172894733069584/
●1月21日(木曜日) 19時30分〜
原田有紀子(左「ゆきの美人」銘柄名がお気に入り)と山本洋子の
ユッコとヨーコ YY(ワイワイ)コンビがおくるOnJapanの夜カフェです!

テーマは「THE ニッポンの居酒屋」

日本人にとっては当たり前の
「ひややっこ」
でも、それが「豆腐」というのがワカラナイ
おろし生姜やネギの薬味は、どうしていいのかワカラナイ
訪日外国人が、どう注文していいかわからない、食べ方もわからないディープなゾーンが居酒屋のおしながき。
そんな「当たり前」な居酒屋メニューを頂きながら、外国人と交流を深めたいなと企画ができました。

「あたりめ」ってなに?
「板わさ」ってなに?
「もろキュー」ってなに?
「ひや」「かん」ってなに?

日本人には、当たり前すぎるこの言葉、では、なぜそういうのか「語源」を聞かれたら、どう答えますか?
特に
「あたりめ」はなぜ「あたりめ」なのか。
どうして「するめ」ではダメだったのか…などなど

そんな居酒屋メニューの語源を紐解きながら(英語OK)
気軽にワイワイ、日本酒を飲みながら、つまみながら楽しもうという夜企画です。
居酒屋で役立つ英会話も楽しく学べます!
トラディナルな居酒屋おつまみを、10種類+日本酒(もちろん、純米酒)ご用意。
原宿で赤提灯気分を味わいに、気軽にいらしてくださいね!
予約制(先着順。限定人数15名様程度)
当日、空きがあればOKです。
会費 2,500円(税込)
●おしながき
板わさ
あたりめ
ししゃも
メザシ
ちくわ
ひややっこ
塩辛
油揚げ
もろきゅう
ぬか漬け
お飲み物:純米酒 ひやとかん(各1合ずつ)

https://www.facebook.com/events/172894733069584/

↑境港の権田陶器店で見つけた、河童がモチーフの30年ぐらい前の酒器セット
居酒屋メニューに書いてある「ひや」と「かん」
それが「日本酒」を意味することなど、海外の人(いや、今の日本人も!?)わからないことだらけ。
「めざし」や「あたりめ」をストレートに訳したら大変なことになります(痛そう!)
まずそれが「魚」であることを知ってもらわなくちゃ!
居酒屋言葉を楽しく、掘り下げ、米の酒とそれにあう日本の正統派つまみを考えます!
●鳥取県境港市情報・権田陶器店チラッと写真あり→http://www.yohkoyama.com/archives/343

今年のwork

December 30, 2015

今年は意義ある仕事やセミナー、取材をたくさんさせてもらいました。
思い出深いのは、JR東日本さんの越乃Shu*Kura。おつまみ監修とお酒セレクトを担当。列車内の日本酒が、すべて新潟県産の酒米を使った純米酒になりました!

http://www.yohkoyama.com/archives/74899
http://www.yohkoyama.com/archives/75134
JR東日本、新潟支社、jeki、NREの皆々様、酒蔵様、ありがとうございました。 車内で開催のイベント「酒蔵さんに教わる 甘×辛地酒教室」も最高、楽しかったです!

チーズと日本酒の取材も


そしてセミナー!
朝日カルチャーセンター新宿教室「純米酒を識る 日本を味わう」、On Japan Cafe「はじめての純米酒」講座を月に1回開催。
12月22日に開催した特別講座は天の戸 浅舞酒造の森谷康市杜氏に教わる「稲の種で、酒を醸す」勉強会。
これについては後日UPしますが、杜氏がまとめた以下の「酒米の系譜」は興味深いので先にUP

「この年末年始、お酒の飲む機会も多いと思います。ぜひ、この「酒米の系譜・天の戸ー改定版」を肴にどうぞ。脈々と流れる米の血脈。その稲の姿がそうであると同じように、味わいもしかり。「この辺はひいばあちゃん似だ」とか、「へーこの米は亀の尾。そしてこれは雄町がご先祖さんなんだ」などなど」
大きな画像はfacebookページを。↑クリック

日本酒は米の酒
森谷杜氏から教わったこと

「米は人間から見たら、食べる、飲むための「米」と捉えがちですが、稲からすれば「種」なのです」
ゆえに、「稲の種で、酒は醸されている」ということ

これも初めて知りました!!         ↑ photo by akiko shibata ↓

発酵珍味がぴったりあう純米酒。杜氏のお母様が漬けた5年物のカリフラワー粕漬け。豆腐もゆで卵も酒粕漬け。万能酒粕はあえ衣にも、絶品!
米作りが環境汚染源になることなく、米作り、酒造りこそが、環境再生につながるような純米酒を応援していきたいのです。
素晴らしい地域のお宝である日本酒。そこに、地球の反対側から届く醸造用アルコールは混ぜたくありません。
日本酒は単純な甘い辛いを超えた存在だと思っています。
またUPします〜!
______________
ただ今、実家断捨離中!指紋が無くなりそう

地域をつなぐ純米酒

December 24, 2015

最新号の週刊ダイヤモンドに寄稿しました。
ここで紹介した本田商店・龍力(たつりき)さん
12月19日(土曜)朝日カルチャー「純米酒を識る」講座でも登場!

「龍力 純米しぼりたて」と「蔵出し新酒」、通称「金」と「銀」。
どちらもお米は、兵庫県産「コウノトリ育む米」の五百万石です。
右の「銀」は「醸造アルコール」が添加。そのアルコールは蔵で醸造したもので、他の酒で使った山田錦の粉が原料。すべて兵庫県産です。この2タイプを飲み比べました。

お酒を飲むことで、環境の貢献活動になったら素敵です!

●豊岡市・本気の取組み「環境創造型農業」
http://www.city.toyooka.lg.jp/hp/genre/agriculture/farming/guide.html
http://www.city.toyooka.lg.jp/hp/genre/agriculture/index.html
http://www.city.toyooka.lg.jp/hp/genre/project/index.html

龍力の「金」「銀「は、できたてホヤホヤの生酒。
12月19日講座に参加の高嶋成豪さんが以下の写真と言葉をアップしてくれました。

photo by takashima
地方再生の勉強
「米作りや水がその土地と結びついていて、目を閉じると、未だ訪れたことのない田園風景が浮かびます。昨夜は年末スペシャルで14種も勉強しました。写真はその一部です」
講座では、皆さんに田んぼや米の作り手、そして酒造りの現場写真を見てもらい、地域を感じてもらうようにしています。
兵庫県産「コウノトリ育む米」は田治米酒造さんでも酒造りに使っています。

http://www.chikusen-1702.com/original5.html

「コウノトリ育む農法」は、田圃でお米を作るだけでなく、コウノトリのえさとなる生き物も一緒に育てる米作りです。

「お酒一升、1.8Lで6平方メートルの田圃が無農薬に保たれます」
http://www.chikusen-1702.com/app/Blogarticlelist/index/ArticleCatgId/6
http://www.chikusen-1702.com/app/Blogarticlelist/index/ArticleCatgId/7
講座では「山田錦の純米酒」に漬けた梅酒・竹泉さんの「梅酒」も登場。
梅酒の原材料は純米酒、地元産の梅(玉英・南高)、氷砂糖のみの「地」梅酒です。
「こんな甘すぎないおいしい梅酒はじめて!」とお替わりする方も。米の酒の醸造酒で漬けた梅酒はアルコール分も低く、やわらかいおいしさなのです。
http://www.chikusen-1702.com/…/Bloga…/index/ArticleCatgId/10
http://www.yohkoyama.com/archives/65180

神亀酒造の「小鳥のさえずり」は、鳥取県の熱血農家・田中農場田中正保さんの山田錦を使用。

「純米大吟醸酒がこんなに安くていいんですか?」と皆なが驚いた天の戸さんの純米大吟醸45は酒米・吟の精を使用。

そしてキリッと深いクエン酸がきいた黒麹を使った「天黒」特にお燗酒が大好評でした!
天黒は黒麹仕込の純米酒で、鹿児島の焼酎蔵「大海酒造」さんとのコラボ。2年熟成のまろやかさと焼酎用黒麹のクエン酸のすっきりした後味が特徴です。
天の戸さんは全量純米酒。一番安いお酒から高いお酒まで、すべて純米酒。全量限定吸水。
そして、全量古式槽しぼりです!

↑写真は天の戸HPより

使用するお米は、全量が、農薬をグンと減らした農薬に頼らないで栽培したお米なのです。
その結果は田んぼにあらわれていて

http://www.yohkoyama.com/archives/69135
田んぼに蜘蛛の巣がなぜはるか?ということなのです。
この田んぼには「タニシ」も復活しています!
http://www.yohkoyama.com/archives/66523
どのお酒も、深い意味があるものばかり!
お米の酒、特に酒米は、健全な環境があってこそ成り立ちます。

photo by kouichi moriya amanoto「美山錦」の田んぼ
こうして、まともなお米の酒が、丁寧にお燗して飲めることがなんとも、ありがたいのです。
これからも、お酒ができる、向こう側にある大きな意味を、皆さんに伝えていきたいと思っております

photo by kouichi moriya amanoto「美山錦」の花
その土地、蔵ならではの味わいを、深く思い感じていきたい。米に価値をもっともたせたい。
酒蔵さんにお願いしたいのは、大本の水源地、田んぼの環境など、酒づくりの土台となる自然環境について、想像できるような「背景」について、もっと教えてもらいたい。そして、リアルな現場写真など見せてもらえると、さらに理解が深まり良いと思うのです。

奈良県久保本家・加藤克則杜氏が醸す気合の酒「睡龍」

平成27年12月出荷のこの酒は、平成21年が醸造年度の古酒。長期熟成でしか生まれない複雑な美味しさが特徴。65℃のお燗酒がキレイに決まります!

新政の「貴醸酒粕」、「高級純米酒粕」とお酒をティスティング。「酒粕は嫌いでしたが、このおいしさは? びっくり、まるでデザートですね!」と。クリーミィ、まろやか、ちょっぴり酸味のきいた甘酸っぱい味。搾る前の固体と液体。
おいしい酒の酒粕はおいしい!

酒粕と酒粕DIP、チーズ、ひたし豆

松前漬け、黒豆、焼きのしイカとキノコ煮、焼きみかん

時計9時の位置から。鈴廣の熟成塩辛(超美味です!)、いぶりがっこのカルパッチョ風、鮭トバ焼き、磯くるみ、えのき茸佃煮、わさび三杯漬け、カツオの塩辛。真ん中は新潟・弥右エ門農園の干大根に包んだ「からし巻」と「するめ巻」
お燗酒をおいしくする発酵珍味!

酒づくりの環境を含んだ、日本そのものを味わう酒、日本酒!
これらを大切に味わい、守るためにも、考え伝えていきたいと思っています。

神亀酒造さん小鳥のさえずり

December 23, 2015

日本酒に目覚めるきっかけとなった酒蔵は、埼玉県蓮田の神亀酒造さんです。全量純米蔵の先駆け蔵で、並大抵ではない苦労をされた蔵。詳しくは「闘う純米酒」に記録があります。

その本の筆者・上野敏彦さんに話しを聞いた
blog→ 闘う純米酒・上野敏彦さん

ページを一部紹介 ↑

「小鳥のさえずり」に使う酒米は堆肥だけで育成した山田錦を使用。
鳥取県の篤農家、田中農場田中正保さんが手がけた酒米です。小鳥の「鳥」は鳥取県の鳥説も!

◎田中農場の酒米を使った酒 http://www.farm-tanaka.jp/products_sake.html
製造年月日は2009年5月

ラベルには「瓶詰め時を製造年月日としてありますが、マイナス10度の低温熟成(1〜3年間)をし、飲み頃をまって出荷しております。」ということは、2009年+1〜3年。
精米歩合50%。抜群の安定感をもつ、キレのよい、品あるおいしさが特徴。
先日、神亀の小川原専務に、”大吟醸2と小鳥のさえずり8”のブレンド燗を飲ませていただきましたが、その燗酒がすこぶる美味。目の前の和食がおいしくなりました。

12月19日の朝日カルチャー新宿教室「純米酒を識る  日本を味わう」講座に参加してくれた工藤恵美子さん。神奈川県山北町にある川西屋酒造店で蔵人をつとめます。

以下は恵美子さんのSNSより
「私が抱えているのは弊蔵のお酒ではなく、神亀酒造様の「小鳥のさえずり」です。
ご存じの方もいらっしゃいますが、実は弊蔵酒造部の要だった社員蔵人がこの10月下旬に急逝しました。
酒造期スタートまで10日足らずの時期に欠員、それでも川西屋のお酒を造り続けるため、いつもお世話になっている神亀酒造様の本当にありがたいご理解とご配慮をいただいて、ベテラン蔵人のHさんを期間限定で派遣していただいき、いまは酒造りをしています。
どこの蔵だって人手不足なのに、自蔵のベテランさんをお貸しくださる神亀の皆様の心持ちが本当にありがたく、そしてHさんご自身の目配り気配りしつつ、かつ骨身を惜しまず働いて下さる姿勢には学ぶところがとても多くて、ありがたい気持ちでいっぱいです。
。。。というわけで、昨夜は「小鳥のさえずり」の優しいお燗をいただいた後に、心からの敬意と感謝を込めての記念撮影。」
酒造りには様々な出来事が起こります。酒の味、すべては人の力でなりたっていることを痛感。元気で平和で、おいしく飲めることに感謝でいっぱいです!

週刊ダイヤモンド「総予測2016」

December 22, 2015

週刊ダイヤモンド「総予測2016」
http://dw.diamond.ne.jp/list/magazine
特集の地方編で、日本酒と地域の視点から「地域密着型の酒米で、生酛造りした純米酒」について書かせていただきました。まだ自分の手元に届いていませんが、名古屋の知合から読んだよ〜の連絡が。
今回、編集部の清水量介さんに「2ページで写真とリストも入れます。文字量はコレくらい」と、言われていたにも関わらず、熱くなり、頼まれた”3倍量”もの原稿を(まったく頼まれもしないのに。迷惑だっちゅうの!)を書き、(奇跡がおこれば入るかも!?はなかった…)。
いやはや原稿とリストの削除にあたり、清水さんにお手数をおかけしてしまいましたm(_ _)m

よって、立てていた項目もめいっぱい入らず、酒リストも1部門丸ごと削除で、ほんの少ししか紹介できておりません。何しろ2ページ…。特集だと思って買われるとあきまへんで、2ページですからね!
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/15687
ですが、こうして経済誌の中に少しでも、視点を変えてみた
”米の酒=純米酒”がスポットで入る!このことが重要だと思うのです。

清水さんありがとうございました。お世話になりました(^O^)/

白扇酒造の袋吊り食べておいしい大吟醸粕「馥」

December 16, 2015

*赤字はリンクあり。クリック!
福来純本みりんで有名な白扇酒造の加藤成美さんが「私のアイスクリームなの!」と教えてくれたのは2012年のこと。
http://movapic.com/yohkoyama/pic/4573585

ベリタリアの藤本真理子さんベルガモットオリーブオイル

成美さんがあまりのおいしさに、商品化した「袋吊り 食べておいしい大吟醸粕「馥(ふく)」なのです!

要冷凍で、超限定販売(本社売店のみ)の知る人ぞ知る”袋吊り”の純米大吟醸酒粕。

袋吊りなのでクリーミィでまろやか、山田錦35%精米の純米大吟醸ならではのキレイ&スイート♡
このままで極上のアイスクリームです!スプーンですくうとクルリンとなります。
酒粕と分ける前のお酒「馥」はコチラ↓
http://www.hakusenshuzou.jp/goods/detail.cgi?id=6
加藤祐基さん、今年も超美味☆

●白扇酒造 社長の加藤孝明さんは博識で何でも詳しい。日本の歴史、文化を教えてもらっています!
●aff お宝!日本の「郷土」食 6 [岐阜県加茂郡]お屠蘇(とそ)はもち米の味醂(みりん)で

●ベリタリアの藤本真理子さん

日本一辛い(たぶん!)熊野の超ド級辛口どぶろく

December 10, 2015

先日熊野に行った時、写真↑は久保智さんの香酸柑橘「新姫」畑。寒くなり、果皮が、ややオレンジ色に色づき始めました。
熊野のといえば、以前から気になっていた熊野市ふるさと振興公社のどぶろく蔵を見学させてもらいました!
山道を車に揺られて到着したのは小学校。「ここです」と言われて口ぽかーん。建物はどっから見ても学校。なんでも、廃校になった学校の給食室を改造したとか

ミニサーマルタンク2台!

特区をとったのは熊野市長

右のタンクです!

左のタンク!こちらは仕込んだばかり。おしゃもじで混ぜてます。

こちらのどぶろくが、とてもなめらか、クリーミィで辛いクリアーな味。ここまでクリーミィなのはどうやって?と尋ねたら、出てきたのが、家庭用の小さなミキサー!
「えっ、こんな小さいミキサーで攪拌しているのですか?」
「そうなんです。買ってもらえないんですよ」
あわわ。手間かかってます。

酵母を尋ねたら、三重県の清酒酵母 MK-1とのこと。三重県工業研究所で分けてもらっているそうです。

冷蔵室もあり。設備バッチリ!
三段仕込みで、アルコール度数が17度と高い、漉してないだけで、強い日本酒ですわ。
設備的に、四季醸造できるそうですが、夏場は造っていないそうです。勿体ない。
分けてもらい、津市で開催された会議へ出席。その後の懇親会に持参しました!
______________________
コチラの商品「なめらかどぶろく千枚田」
と、人の良さそうな名をしてますが
日本一辛い(たぶん!)熊野の超ド級辛口どぶろく★
もともと近くの大森神社で毎年11月23日におこなわれる「大森神社例大祭(どぶろく祭)」でふるまうお神酒がルーツ。
お祭では地元のコシヒカリを使用。商品のどぶろくは熊野の千枚田で栽培されたあきたこまち。
いろいろ試した結果、あきたこまちが、この地に向いていたとか。
どぶろくの醸造技術は、大森神社の総代3名で、代々受け継いでいるそうです。
商品担当のどぶろく杜氏は、その伝統の技術を受け継いだひとりで、今は熊野市ふるさと振興公社に勤務中。

というわけで年内最後の出張は11月26〜27日の三重県。
熊野で新姫の視察、そして津へ。懇親会で「なめらかどぶろく千枚田」を持ち込むの図。

皆さん、初体験という
そこで
「危険なほど、ガツン系のド辛口どぶろくですから!」とおことわりを
そうしたら、ひとくち飲んだ皆さん口々に
「本当だ!危険だっ!」と、楽しく味わってくれました
そこに、香酸柑橘・新姫を絞って飲んでもらいました〜。

どぶろくというと、なめらかで甘く、酸味があり、アルコール度数も低いものが大多数。そして、なんというか、日に焼けた古い畳のようなイメージ!?があります。
ですが、熊野のどぶろくは、ド辛く、酔ってしまう危険信号がバンバンの超辛口です。
日本で間違いなく最高に辛いどぶろくだと思いますね。
古い畳のイメージは皆無。きれいな味でド級です。アルコール度数が17度、いわば、どぶろく界のパンチ系です!
http://www.kumano-furusato.com/shop/doburoku.html

懇親会では、三重県の「作」「Z」「義左衛門」などが用意されていました。
そして、私の他にも持ち込んだ人が!

県庁職員で、神主の資格を有する山戸竜基さんが持ってきたのは

三重県の神社でしか飲めない「三重の新嘗」でした。
製造は宮崎本店さん、焼酎が有名ですが、清酒もあり(杜氏さん)。
ライトでクリーミィな白い純米酒「これはやさしい味がします」と言った人が。人間、何と比べるかですね。
それにしても、本当に危険なほど辛いですから。熊野のどぶろく。
●熊野のなめらかどぶろく千枚田
●熊野市ふるさと振興公社
●大森神社例大祭(どぶろく祭)

http://www.rurubu.com/event/detail.aspx?ID=10621

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