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日本酒

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2019年6月25日「大阪・秋田の酒きき酒会」

July 8, 2019

「大阪・秋田の酒きき酒会」2019年6月25日に開催。関西圏(札幌からも!)大勢のお客様が集まり、熱い会となりました。
秋田県酒造組合から、ご依頼を受け、特別企画の講演会の内容を詰め、進行役を務めました。

演題は「徹底紹介!秋田のお宝酒米」
個性豊かな秋田の酒米について、浅舞酒造の森谷杜氏を主に、お尋ねする形をとり、進行を務めました。

話の要点は以下の通り

●CONETENTS

・オリジナルが多い!秋田の酒米&酵母
酒米は多種多様秋田酒こまち〜
最新の120号、121号

最古の現役酵母6号〜
最新のAKITA 雪国酵母UT-1、UT-2

・秋田の蔵は地域と連携!酒米研究会の歴史

・豪雪が酒造りに最適な環境と豊かな水を生む

・おいしさの源に秋田杉あり

・秋田の酒蔵は個性派揃い☆

・イケメンが多い!酒がウマイ!歌もウマイ!?

一級河川の雄物川、米代川、子吉川が豊かな水利、全域の耕地を潤す

酒造りに適した酒造好適米が多い
「美山錦」「吟の精」「美郷錦」
「秋田酒こまち」
新品種「秋田酒120号、121号」

各地域で酒米研究会の活動が盛ん
天寿酒米研究会は発足して、30年以上!

各地にあるのが特徴!秋田の酒米研究会
各地域の研究会では、栽培適地を厳選し品質の安定をめざして契約栽培を行う
栽培から出荷まで一貫した体制で良質の酒米を生産
良質な秋田米を贅沢に使用。豊かできめ細かい酒の味を生む🌾

これらを写真でご紹介!

〜半農半醸〜「この風景を瓶につめたい」

夏は田んぼで米つくり、冬は酒蔵で酒造り
秋田県横手市・天の戸醸造元 浅舞酒造杜氏 森谷康市杜氏
夏田冬蔵とは「夏は田んぼで米つくり冬は酒蔵で酒づくり」
天の戸の取り組み
半径5kmの米と水で純米酒のみをつくる
全国新酒鑑評会の金賞「秋田酒こまち」の純米酒で通算13回目の受賞を誇る
22BYより全量純米酒仕込み
翌年、蔵のアル添酒がなくなったことを確認して、全量純米酒宣言!
JA秋田ふるさと平鹿町酒米研究会
すべての酒米は、蔵から半径5キロの田んぼでつくっています!

「私たちは稲の種を醸し 飲んでいる」
雪=不自由のおかげ ほかにないもの
腹を決めると「不自由」がありがたい
一口に酒米と言っても姿かたちが違う
秋田と全国の酒米の系譜
〜なにがどう進化してきたのか?〜

酒米をわかりやすく人に例えると・・・
亀の尾「長身の天女」
美郷錦「おちゃめな怪人二十面相」
美山錦「気むずかしい麗人」
星あかり「柳腰美人」
吟の精「田んぼの室伏広治」
2019年度は
山田錦は吉永小百合(としましょう)
秋田酒こまちは佐々木希
美山錦は北川景子
吟の精は米倉涼子
美郷錦は沢口靖子
星あかりは黒木華(はる)
亀の尾は夏目雅子
佐々木希は、佐々木希
吉永小百合にはならないし、してはいけない。

◇山田錦の玄米タンパクが少ないからと言って、他の品種の稲体の窒素を落としすぎると体力のない稲に子供を産ませるようなことになりやしないか?

◇もともと山田錦は磨けば磨くほどきれいな味になりやすいタイプ。美山錦、吟の精は60%の時の米の味わいが40%でもかなりあるように、品種ごとによって味の分布として米の断面が違うのでは?

とある東京の有名地酒屋さんから、
「森谷さん、蔵から半径5キロの米だけで酒を造る、だから何ですか?」
「杜氏だったら最高の酒を造りたいはず、なぜ山田錦で造らないのですか?」
と言われた・・・。

山田錦を見て決意!〈H16エピソード〉
◇ミスター山田錦の「龍力」の本田会長さん
「森谷杜氏のつくった山田錦の大吟醸が飲んでみたい
特A-aの山田錦100俵、いつでも送りますよ」
→ 田んぼを見せてください
兵庫の山田錦を酒米研究会で見学
食用米が黄金色の時に、「青い」「黒い」かなり晩生 。山間部が特A-a地区、台風の塩害を受ける海に近い。姫路あたりからすると千粒重が2グラムほど重い。乾燥時の穀温は28℃が上限

稲刈り時期に
「もや」「朝露」のかかるところはいい酒米が穫れる
酒米はすべて特別栽培米規格。農薬を半減し、有機質の増えた田んぼには虫が増えた
「暑い夏は、タニシが用水路に避難。ひところ見かけなくなったタニシがゴロゴロいます。私が、毎日川遊びをしていた昭和30年代に戻った感じです」

_____________________

ここからは
秋田県総合食品研究センター
秋田県醸造試験場 場長 渡邉誠衛さんに伺います。

●最近の秋田のお酒情報
平成30酒造年度全国新酒鑑評会
秋田県が28年ぶりに、金賞受賞率全国1位!
全国新酒鑑評会 秋田は県産米と純米酒の出品が多い
平成30酒造年度全国新酒鑑評会では、秋田県が28年ぶりに金賞受賞率全国1位に。

〇金賞数は福島県の22点に次ぐ18点で全国2位だったが、都道府県 の出品点数が公開され、秋田県は金賞率で全国1位が明らかとなった
〇秋田県は、出品酒28点中18点が金賞を受賞し、出品数に占める金賞の割合(金賞率)が64.3%で全国1位

2位は宮城県で24点中金賞13点(金賞率54.2%)
3位は福島県で43点中金賞22点(金賞率51.2%)で
秋田県は2位以下を大きく上回った

〇今回の鑑評会には、沖縄県を除く46都道府県から857点が出品され、
237点が金賞を受賞し、全国平均の金賞率27.7%に比較すると、東北の金賞率は高く、中でも秋田県はぐんを抜いた
〇過去に金賞率が全国1位になったのは、28年前の平成2酒造年度で、金賞数26点(金賞率78.8%)以来

●UT- 1、UT- 2 酵母って?
https://www.furusato-pr.jp/specialty/akita/arif1.html
AKITA 雪国酵母UT-1 UT-2
Akita Snow Country Yeast

技術ポイント 秋田県総合食品研究センター醸造試験場では、流通耐性に優れていて、香りの劣化が少ない酵母を開発
清酒の香り・味・色は、時間の経過に伴い温度・光・酸素により熟成して変化していきます。特に、香りの高い清酒ほどは早く変化

AKITA [...]

8月6日 Tips(中小機構)でお話します! 「日本酒の魅力を伝え日本の大地を蘇らせたいと思う、私の原点」

July 5, 2019

今日から募集開始!
https://www.facebook.com/events/447488949406880/

大木 浩士さん(中小機構人材支援アドバイザー)からのお声がけでTips(中小機構)でお話させていただくことになりました。「私の原点」がテーマでいろんなゲストが登場する講座です。注)お酒の会ではありませんよ~

テーマは
『日本酒の魅力を伝え日本の大地を蘇らせたいと思う、私の原点』(日本酒と食のジャーナリスト・山本洋子/活動の原点18)

以下、セミナーの詳細です

↓ ↓↓

◉詳細・お申込みは
https://tips.smrj.go.jp/events/20190806root-of-action18th/
必ず上記URLホームページよりお申込みください。お申込みがない場合、ご参加をお断りすることになりますので予めご了承ください

自分らしいシゴトや活動を見つけ、実践されている方をお招きし、その「活動の原点」についてのお話をうかがう講座の第18回目。

今回ゲストでお招きをするのは、日本酒と食のジャーナリスト・山本洋子さんです。

これまで足を運んだ日本酒の蔵元の数は200か所以上。飲んだ日本酒、約5000銘柄。週刊ダイヤモンドに「新日本酒紀行 地域を醸すもの」というタイトルでコラムを連載。ご自身のブログでも情報を発信され、日本酒をテーマに単行本を3冊出版されています。すごい活動量と情報量です。

「山本さんは、どんな思いで日本酒の情報を発信されているのですか?」の問いに、「実は私、日本の大地をよみがえらせたいと思っているんです」との意外な答え。

農薬や化学肥料に頼る今の日本の米づくり。それは土と水の汚染源になることも。日本酒の原料となる“酒米”は、原生種かそれを交配させた品種のため、栽培は無農薬か減農薬が向きます。日本酒の魅力を発信し、日本酒の価値を高めていきたい。そして良質な酒米づくりにチャレンジしている農家さんを応援したい。手間ひまがかかる酒米づくり。その手間ひまに、お金と名誉が伴えば、酒米づくりを始める農家さんが増えるのではないか。そして日本の土と水が少しずつ改善されていくのではないか。そんな思いを抱きながら、日本酒と食のジャーナリストとして活動をされているとのことでした。

以前はまったくお酒が飲めなかった山本さん。20年ほど前に、食と健康の価値観が大きく変わる出来事があり、体質が変わられたのだそうです。人の健康、大地の健康。その2つをつなぐ米づくりのあり方、食のあり方。日本酒だけではなく、それらをトータルに考え、情報を集め発信する山本さん。そんな山本さんの「活動の原点」などについてお話をうかがいます。ぜひご参加ください!

※山本洋子さんのブログ http://www.yohkoyama.com/

<ゲスト>
◎山本 洋子さん(日本酒と食のジャーナリスト)

日本酒と食のジャーナリスト、地域食ブランドアドバイザー、地域力創造アドバイザー
鳥取県境港市・「ゲゲゲの妖怪の町」生まれ。
雑誌編集長として、素食やマクロビオティック・玄米雑穀などの日本古来の食の良さを啓蒙し、発酵調味料・米の酒などを紹介。
独立後、地方に埋もれた「日本の食のお宝!応援」をライフワークに、講演活動や、地域食のブランディングアドバイザー、純米酒&酒肴セミナー講師、酒と食文化のジャーナリストとして全国を駆け回り中。
境港FISH大使。
週刊ダイヤモンドにコラム「新日本酒紀行 地域を醸すもの」を連載中!
著書 『純米酒BOOK』 グラフ社、『厳選日本酒手帖』『ゼロから分かる!図解 日本酒入門』『厳選紅茶手帖』 世界文化社。編集に関わった本に、日本ソムリエ協会『J.S.A SAKE DIPLOMA』など。
モットーは「1日1合純米酒!」

<ファシリテーター>
◎大木浩士 氏 (中小機構人材支援アドバイザー)

栃木県生まれ。経営コンサルティング会社を経て、広告会社で勤務。発想力を重視したキャリア教育プログラムを企画・運営し、経済産業省のキャリア教育アワード2016で、日本一となる大賞を受賞。
「都市と地域の人をつなぐ」「やりたいことを形にする支援」の2つが個人としての活動のテーマ。
出身地である栃木県の各自治体のまちづくり、移住促進のサポートなど、地域や個人が抱える課題の解決に向けた活動を積極的に行っている。2014年に栃木県知事から「とちぎ未来大使」を委譲。
羽黒山伏、神社研究家としても活動中。

*****************************

【開催日時】
2019.8.6(火)19:00-21:00

【場所】
TIP*S(東京都千代田区丸の内2-5-1 丸の内二丁目ビル6F 611区)

【対象】
・自分らしいシゴトや活動を見つけたい・実践したい方
・創業に関心のある方
・中小企業、小規模事業者の方
・自分が大切にしたい価値観や思いについて考えたい、対話したい方

【参加費】
無料

【詳細・お申込み】
https://tips.smrj.go.jp/events/20190806root-of-action18th/
(必ず上記URLホームページよりお申込みください。お申込みがない場合、ご参加をお断りすることになりますので予めご了承ください。)

大阪・佳酒真楽 さかふねさんへ

July 4, 2019

2019年6月24日 久しぶりに「佳酒真楽 さかふね」さんへ!この店は「山中酒の店」直営店で、日本酒に合わせた和食が次々と出てきます。

こちらの料理は、化学調味料はもちろんのこと、白砂糖を使いません!
日本酒のラインアップはどれも食事に合うものばかり🌾

酒器は、信楽&織部の佐伯健剛さん、京都の荒川尚也さんの吹きガラスに、木村硝子店の製品など、お酒をおいしくする器ばかりです。

天の戸さんのお酒、80%の「美稲」その実力を最初から発見し、長く応援し続けているのが山中酒の店の山中社長なのです。

この日は、天の戸の杜氏・夏田冬蔵こと森谷康市さんと、蔵人の伊勢修一さん
そして大好きな!TMオフィスの殿村美樹ちゃんと訪問しました。

お酒の口開けは、天の戸さんの夏酒「Land of Water」✨

殿村美樹ちゃんは新刊を出したばかり!
『すごすぎる!武将たちのPR戦略 』ワニブックスPLUS新書

そのほかの本↓
https://www.amazon.co.jp/本-殿村-美樹/s?rh=n%3A465392%2Cp_27%3A殿村+美樹

発想がまるで違う!
地方の元気をつけるために走り回る美樹ちゃんなのです。

「ちゃん」づけなのは同い年だからです〜。誰も「ちゃん」なんかつけないので自分たちで呼びあうことに(笑)

目にも楽しいおつまみが。いろんな味がギュッ

若い板長さんが持ってきてくれたのは

薬味いっぱいのカツオのたたき!野菜で見えません〜

山中酒の店の山中基康社長と店長の井上勝利さんが登場!

そして「純米吟醸 天の戸・五風十雨」をお燗酒でいただきました。
どちらも美山錦を使った純米酒です(天の戸さんは、純米酒しか造っていません)

五風十雨の意味とは?

↑ ↑ ↑ ↑ ↑
なのだそうです!!!

井上さんが丁寧に絶品お燗をつけてくれました!

お出汁がしっかりきいたお椀にあうあう

天の戸の美稲(うましね)裏ラベル 森谷杜氏も写っています!

お店にはいろんな酒器が揃っています!いろいろな素材でテイスティングさせてもらいました

お酒も、いろんな地域の純米酒をいただきました!
まずは、「丹沢山」

天穏の天啓

京都の日本海側にある向井酒造の「伊根満開」

古代米を使って赤い色したお酒です

このお酒は、不思議な魅力があるんですよ

天の戸さんの「貴樽」ラグジュアリーなリッチな味わい★
とてもいい時間を過ごさせていただきました!

1日ではとても飲みきれません〜〜

●佳酒真楽 さかふね – 山中酒の店
〒556-0016 大阪市浪速区元町3-12-9
TEL (06) 6649-3659
アクセス 地下鉄大国町駅から 徒歩10分、JR今宮駅から 徒歩10分
営業時間 17:00 ~ 22:30 (21:00 L.O.)
定休日 月・祝

みなさんありがとうございます!

最後まで手を振って見送ってくれた山中さんと井上さん。感謝感激★

関連blogなど↓
●天の戸さんの過去blog こんなイベントを開催しました
http://blog.livedoor.jp/amanoto1030/archives/2012-12-16.html

●私のblog 2010年・山中酒の店へ
http://yohkoyamamoto.sakura.ne.jp/archives/18804
http://www.yohkoyama.com/archives/18927
http://www.yohkoyama.com/archives/18966

●天の戸
http://www.amanoto.co.jp/

http://www.amanoto.co.jp/products.html

●信楽焼の佐伯健剛さん
http://yamanaka-sake.jp/gallery/1335
http://www.yamanaka-sake.jp/store/products/list.php?category_id=1734
https://www.chaki-shop.com/Manufacturer_products_list.asp?mid=75

●京都の荒川尚也さん
http://www.seikosha-glass.com/

●木村硝子店
オリジナルデザイン
https://www.kimuraglass.co.jp/zizi/products?brand_id=1
バンビ https://www.kimuraglass.co.jp/zizi/products/search?utf8=✓&query=バンビ

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・天穏

June 26, 2019

今週号の週刊ダイヤモンドの連載

島根県の天穏さんをご紹介しています!

右が蔵元の板倉啓治さん、左が出雲杜氏の小島達也さんです。
天穏さんは、島根県出雲市らしい味のあるきれいなお酒! 小島杜氏いわく「飲んで心穏やかになるお酒を目指しています」

【Number 118】2019年6月29日号

天穏(TENON)/島根県出雲市
心穏やかになる出雲のお神酒

(本文より)
日本酒の歴史が神話まで遡る島根県出雲地方。八岐大蛇(やまたのおろち)の伝説で八塩折(やしおり)の酒を大蛇に飲ませて退治したと記紀に残る。
その出雲で「天穏」を醸す板倉酒造。酒銘は日蓮宗の仏典にある「無窮天穏」から命名され、飲んで穏やかになる酒という。

〜この続きは誌面で〜

全量自家製米しています。

歴史を感じる麹室

麹は特製の木の箱で、時間をかけて丁寧につくります。

生酛造りのお酒は、まさに心が穏やかになるような味

そして、天穏さんは酒粕が絶品! 「米の価値を最大限に生かすため、酒粕もおいしくなるよう考えています」と杜氏。おいしさから大人気で、毎年、完売するそうです。左は新しいタイプで爽やか。右の熟成タイプはクリーミィな甘さとコクとうまみがた〜っぷりで、食べ始めたら止まらなくなりました しっとりしているので料理に使いやすい! 蔵の売店で販売しています。

天穏のスタンダード商品ずらり!
生酛造りのお酒が、なんともきれいでなめらか

「毎日飲める飽きの来ない味 ガツンと来る味よりも やわらかく 寄り添うような日本酒を」

◉天穏 板倉酒造

2019年6月29日号

◉デジタル版★ダイヤモンドオンラインからのお知らせ

本日よりダイヤモンドオンライン有料版がスタート(今までは紙の雑誌を購読しないとデジタルサービスが受けられなかった…ところ、デジタルだけでOKに!)

なんでも
・週刊ダイヤモンド(最新号と7年間のバックナンバー)
・ダイヤモンド社のベストセラー書籍
・ウォールストリートジャーナル(日本語版・英語版両方)

この3つ合体させて、1800円で読み放題という!
へ〜〜。ダイヤモンド社は経済誌ばかりではなく様々なジャンルの書籍があるので、持ち歩けると嬉しい(今なら5000円のキャッシュバックもあるんですってよ、奥さま)

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松崎晴雄先生の新・日本酒市民講座

June 19, 2019

2019年6月17日(月)
松崎晴雄先生の日本酒市民講座が数年ぶりに再開!
その名も「新・日本酒市民講座」

第一回は
「吟醸酒質の変遷 ~平成の吟醸酒を振り返る~」

コーディネーターは辣腕編集者の神吉加奈子さん!

◉テーマの内容は
吟醸酒とは/平成の日本酒を振り返る/新しい酵母の開発/
そして令和の日本酒は・・・
で、ございました! ジョン・ゴントナーさんも参加され、テイステイングコメントも聞かせていただきました。贅沢✨

いや~も~、 平成の30年間を代表する吟醸酒が香り鮮やかに駆け抜けていった3時間でした。
それにしてもCEL-24酵母(爆弾と呼びたいっ)は炸裂でしたっっっっ。ひとくち飲んでクラクラ(隣の席のTさんが☠️マークつけてました・・・)

おかげで!? その後のM-310や花酵母、1801号アルプス酵母がライトに感じたほどです・・・

吟醸に合うおつまみを考えたのは加藤パリさんです。フランス料理を学んできたパリさんだからこそできた!吟醸おつまみ各種。トマトをベースに🍅とってもキュートな4品が並び、爽やかで温かなひとくち茶漬けも吟醸の〆にぴったりでした。

最後にデザートも! 吟醸の酒粕を使ったライトなミルフィーユで、甘いもの苦手な私もペロリ✨ お姉さんの銀さんと一緒にキッチンに立たれましたが、いや~美人姉妹です。

お姉さんの加藤 銀さんです!

次回は8月に開催予定だそうです

スタッフのみなさま ありがとうございました〜🌾

◉備忘録

【日時】
2019年6月17日(月)
19:00~20:30 セミナーと利き酒
20:30~22:00 ペアリングでフリートーク

【会場】
Nagatacho GRiD 5階 みどり荘 イベントスペース
https://grid.tokyo.jp/
東京都千代田区平河町2-5-3 半蔵門線・南北線・有楽町線「永田町駅」4番より徒歩2分
【定員】28名 【会費】6000円

【松崎晴雄さんよりご挨拶】
「日本酒市民講座」は“日本酒に少し興味を持ち始めた人たちが、楽しみながら勉強できる場を”というコンセプトで、1997年6月にはじまりました。毎回テーマを変えて約100回開催してまいりました。新時代の幕開けを機に、6年ぶりに「日本酒市民講座」を再開いたします。
従来のコンセプトに加え、テーマに沿った酒と料理とのペアリングも楽しめるようにいたしました。
今後隔月のペースで開催していく予定ですので、皆様どうぞよろしくお付き合いくださいますようお願い申し上げます。
さて再開第1回は、終わりを告げた平成の時代を振り返り、「吟醸酒質の変遷~平成で吟醸酒はどう変わったか~」をテーマに行ないます。昭和の終わりに始まった吟醸酒ブームは、バブル到来とともに頂点を迎えます。その結果吟醸酒は……。その続きは講座でどうぞ!

【加藤巴里さんが料理を担当!】
松崎さんのテーマに合わせて、次代の料理研究家として活躍している加藤巴里さんが酒のつまみを考えます。今回は吟醸酒に合う料理、お楽しみに!

松崎晴雄●歴史をひもとき、日本酒の魅力を世界へ伝える日本酒界のマエストロ。各県の清酒鑑評会審査委員や、長野県や佐賀県の原産地呼称管理委員会官能審査員を務めるほか、「全米日本酒歓評会」「International Sake Challenge」などの国際的なコンペティションの審査員を担当。「日本酒ガイドブック」(柴田書店)など著書も多数。

加藤巴里●パリの料理学校やレストランで5年間研さんをつみ、料理と製菓のフランス国家資格(CAP)を取得。パリで開催のサロンドサケではペアリングクラスのアシスタントとして活躍。帰国後、日本酒のきき酒師の資格も得る。料理・菓子教室を主宰。母親は料理家の脇雅世さん。

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・神雷

June 17, 2019

2019年6月22日号

今週号の週刊ダイヤモンドの連載「新日本酒紀行 地域を醸すもの」は広島のチベットといわれる!? 広島市内から2時間もかかる、神石高原町の酒蔵・神雷醸造元 三輪酒造さんを紹介しています。
年間平均気温が約11℃と東北並みで、リンゴが栽培されるさむ〜〜い高原!

坂の多い町のてっぺんにある蔵!

↑蔵は、伊能忠敬測量隊の宿泊邸だったことも

【Number 117】
神雷(SHINRAI)/広島県神石郡神石高原町
標高500mの高原で醸す
広島の米・水・酵母だけの酒

この絵は、蔵元杜氏の三輪裕治さんが

自ら描いているんです!

29BYの醸造メンバーを描いた図 うまい!

三輪裕治さんです〜

(本文より)
温暖なイメージの広島だが、年間平均気温が約11℃と東北並みで、リンゴが栽培される寒冷地域が神石高原町だ。この地で1716年に創業した三輪酒造は、冷涼な気候と軟水を生かした低温長期発酵を得意とし、風味豊かな清涼感のある酒を醸す。

〜この続きは誌面でどうぞ〜

2019年6月22日号

最近は、生酛に力を注いでいます!
三輪さんの話は視点がオモシロイので、ぜひ会って話を聞いてみてほしいです。

生酛造りで使う半切り桶!新品です〜

◉ 三輪酒造

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・鷹来屋

June 12, 2019

大分県の鷹来屋さんを久々に訪問しました!
10年ぶりくらい?
いろんなことが素敵に変わっていました〜
まず、息子さんと娘さんが蔵入りしたこと!

蔵がますますセンスよく快適になっていたこと!

奥さんもお元気で活躍中!

蔵の中は清潔になり、仕事がしやすく改造されていました。
もちろん手づくりの良さを生かす姿勢は昔と変わりません。

ふねで搾ることも変わっていません
大きさがわかりにくいので蔵元杜氏の浜嶋弘文さんに立ってもらいました。

温度調整ができるステンレス製のタンクも導入されていました。
冷蔵貯蔵の素晴らしい施設もできており、工夫がいっぱい!なるほどが満載でした。なによりも田んぼの面積が着実に増えていることに驚きました。全量、自家栽培も夢じゃない量に近づいているようです。素晴らしい!詳しくは誌面をご覧ください。

定番と旬のお酒が並ぶ売店と茶房ささら

全商品が並んでいます!スイーツやレアものも見つかりますよ

茶房ささら きき酒セットが楽しいです!

ノンアルコールドリンクもあります〜

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・鷹来屋
ご紹介しているのは最新号の2019年6月15日号です

【Number 116】
鷹来屋(TAKAKIYA)/大分県豊後大野市緒方町
醸すのは地域の未来をつなぐ酒

磨崖仏が全国の7割を占める大分県。中でも阿蘇山東麓の豊後大野市には日本最大の磨崖仏がある。

◉鷹来屋

誉富士の田植えに!

June 11, 2019

6月9日(日)静岡の酒米「誉富士」の田植えに行ってきました。
手植えする田んぼは、焼津酒米研究会の松村さん(右)の田んぼです。左は梅原会長です。
焼津に到着すると雨がざあざあ降ってきて、小降りになった時に田んぼへ!

誉富士の生みの親である宮田さん(右)と、新たな酒米研究にいそしむ外山さん。
私はこの2人に、酒米のことをいろいろ教えてもらっています!

うっかり雨合羽を忘れてきてしまい、workmanでブルーの防水仕様を購入!workmanは噂に聞いていた通り、ありとあらゆる農作業着にオシャレ着!?が揃い、お店の方も明るく楽しく、ついつい長居をしてしまいそうな楽しい店でした!また行きたい!
誉富士の収穫は10月〜。今年も上質な酒米「誉富士」が健康的に実りますように!
幸せなお米、誉富士です
「誉富士の特性」

静岡県では晩生品種に分類され、平坦地から準高冷地までの栽培に適します。

かん長(茎長)が短く、耐倒伏性が極めて優れる。
収量は一般の飯米品種より少ない。
病害などに弱く、穂発芽しやすい。栽培は一般の飯米品種より難しい。
米粒は飯米品種よりかなり大きく、米粒の中央にやや大きめの心白が安定して現れる。
米のタンパク質含量が低く、雑味のない酒が作りやすい。
端麗ではなく、ふくよかで味のある酒になりやすい。醸造方法や酒造会社によって味の差を出しやすいとともに、新酒~貯蔵酒までに対応できるため、幅広く酒を醸造できる。

注)心白とは…米粒の中央部に白く見える酒米に特徴的な組織。デンプンがしっかり詰まっていないため、麹菌や酵母菌が繁殖しやすい。

◉関連blog
●blog 静岡生まれ!「誉富士」の地酒で女子会1
http://www.shizuoka-sake.jp/wordpress/?p=402
●blog 2012年静岡県の酒米・誉富士1

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・奥播磨

June 6, 2019

2019年6月8日号

週刊ダイヤモンドの連載『新日本酒紀行 地域を醸すもの』は兵庫県姫路市の奥座敷にある『奥播磨』醸造元の下村酒造店さんを紹介しています!
酒蔵は売店を併設

なんとっ年中無休!

奥播磨の全商品が勢ぞろいします。冷蔵庫には生酒がた〜〜っぷり✨

【Number 115】
奥播磨(OKUHARIMA)/兵庫県姫路市
手造りに秀でる技はなし。
播磨産の米で醸す芳醇超辛

(本文より)
兵庫県西部の播磨地方にあり、初詣に人気がある安志加茂神社は、稲藁(わら)で編まれた巨大なえとで有名。地元の酒米、兵庫夢錦1反分の稲藁でなう見事なものだ。その神社の参道沿いに立つ酒蔵が下村酒造店。

〜この続きは誌面でどうぞ〜

蔵をご案内いただきました

梁が見事です!

そして、歴史を感じる土壁!

蔵元の下村さんに立ってもらいました。大きさがわかりますね。
土壁はこわれやすく、落ちて困るところは漆喰を塗っているそうです。

先先代の直筆!

なるほど

染み入る言葉

オリジナルの箱麹です。
底面には竹が使われていました。

売店には蔵元が立つそうです。
直接、会って話を聞きながら購入できるんです!これは嬉しい★

売店の奥に飾ってあった昔のポスター

昭和33年ごろの価格表だそうです。
「ちなみに昭和41年4月の安富町役場の職員の初任給が15000円だったそうです」
今の日本酒の値段は安すぎると思います。
安く造るためにはどこかで無理をしなければなりません・・・
「密造酒は有害で買っても売っても罪となる」
そういう時代でした!
◉下村酒造店 直売店舗
営業時間月曜日 ~ 土曜日 : 午前10時~午後6時日曜日: 午前10時~午後5時
定休日:年中無休
駐車場:店舗前5台程あり
〒671-2401 兵庫県姫路市安富町安志957 TEL 0790-66-2004 FAX 0790-66-3556

新日本酒紀行 地域を醸すもの

境港でフグと日本酒を楽しむなら・「殿」

June 4, 2019

境港の夜ごはん、どこに食べにいっていいかわからない〜の方へ!
中華の花れんと和食の峰を紹介しましたが、
今回は兄に教えてもらった「フグ」の店「殿」をご紹介します。
高級イメージがあるフグですが、ここはリーズナブル!

ご店主も奥さんもお嬢さんもとっても感じいいのです〜(もとは神戸でフグのお店を経営されていたそうです。震災以後こちらに移り、フグ関連の仕事を経て、この「殿」を開店)

フグというのに、日本酒がちょいと意外な!?ラインナップ

冷蔵庫を見せてもらうと・・・市内の酒蔵、千代むすび酒造さんの純米吟醸に、日置桜の高田米の強力、玉桜さんに、越後の「鶴亀」

久米桜のモジャモジャくんのお酒もあって、日置桜率がやや高し

広島の竹鶴に、島根の玉櫻も2種類発見(奥にもっとあったかも)

あっ!板倉酒造さんの無窮天穏「天頂」が、ここにも

間瀬くんの店(中華の花れん)に続いて、小さな流行り!? 趣味?興味?

こちらは定番のお酒。
日置桜の特醸純米酒と糸白見がありました。玉櫻も。
こちらが↓お献立です!

フグ専門店ですが、それ以外の魚介定食もいろいろ揃っています。

飲んべえがよろこぶ肴も各種あります。
お昼タイム、観光客に人気なのは「日替わり」の海鮮丼↓写真を複写しました

「丼」???
なんでも、温かいごはんの上に新鮮魚介をのせたくないため、このような形になったとの・・・ことです(伝え聞)

獺祭の1合ボトルもあり!900円+税

虎ふぐコースは3980円、天然虎ふぐコースは4980円とリーズナブル!

フグの皮・ポン酢がおいしい〜

「てっさ」はこんな感じ

フグの唐揚げ

そしてお鍋です

店内はこんな感じ

外観はこちら

殿のご店主と奥さんとお嬢さん!一家で仕事しています

◉ふぐ指南処 海鮮料理 殿
HP → http://kaisen29-tono.com/index.html
鳥取県境港市末広町66
電話 0859-44-2929
アクセス

店の向かいには出港待ちの船が待機中

◉境港市観光ガイド

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