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日本酒

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朝カルで純米お燗酒!

November 12, 2013

月に一度、朝日カルチャー・新宿教室で純米酒講座を開催しています。
北国では雪、東京でも木枯らし1号が吹いて、いよいよ温かなお燗が嬉しい季節。
冷たいお酒のおいしさもあるけれど、温かなお酒は身体的感覚が違います。お燗酒が口から体内の隅々に流れ落ち、指の先までじょじょに染みわたってゆるんでいくあの感覚、醍醐味です!
今回は、純米大吟醸から〜純米古酒まで、温度違いで飲み分けて、ポカポカ味を楽しみます。
飲用温度でふくらみ方が変わるので楽しさ無限大! 料理にひとさじ入れたら出汁代わりにも。だから、まともな純米酒ってオ・ト・ク♡ きちんと火入した純米酒は管理がラクなのも嬉しい。
ゆるやか燗から、アチチ燗まで、ただ今、セレクト中 過去に特集組んだ秋田、静岡、鳥取の酒は今回抜きです〜。

純米燗酒に合わせるおつまみを考え中。秋梨、柿、柚子味噌、焼き味噌、塩海苔、厚揚煮+和辛子、イチジクとプルーンの古酒煮、柿太水産のおつまみ煮干から炒り、いぶりがっこ…etc.http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=219123&userflg=0
●来年からはご要望に答え、土曜日開催になります

純米燗酒にあうベジつまみを支度中。なめたけ、蕪の玄米麹漬け、赤峰勝人さんに教わった牛蒡のニンニク醤油漬け揚げ、北の椎茸煮、どれにも純米酒がたっぷり!

2013誉富士の稲刈り

November 11, 2013

ほ・ま・れ・ふ・じ〜  ジュンプ!小畑幸治さん

2013年10月5日は静岡県の酒米・誉富士の稲刈りでした。この日がくるのを待って待って待っていた生みの親・宮田祐二先生。幸せいっぱいの笑顔です!
こうして見ると山田錦より丈が低いのがよくわかります
詳しくは↓コチラ
http://www.yohkoyama.com/archives/48670

大粒でたわわ! 嬉しいのは宮田先生だけではありません〜

もちろん、この方も!
一年間の成果に笑顔 焼津酒米研究会の梅原利浩会長。刈り取った稲がブーケのように見えます♡

静岡県庁の増井裕子さんは息子の正樹くんと参加。
すごいスピードで刈る人を発見!

それは、猛スピード!

動画でなく、残念

みるみるうちに、なくなっていきます。
それに引きかえ・・・

よっこらしょ、へへ

へっぽこ

道具だけは一人前!宮田先生のとっておきの鎌を使わせていただきました

鍛冶屋さんが作った鋼の鎌で、刃にギザギザがないのです。

へっぽこでも、スパっと切れました。
こうして、あっという間に刈り取られた誉富士

地面が見えていきます。稲同士の間隔もわかります。

この朝までヌクヌクと楽しく暮らしていたカエルさんもビックリ

なにがいったい!?と全身が言ってます。稲から稲へ、得意のジャンプで移り飛んでいきました。
つやピカボディです!

ガラーン

刈り取った稲は、すぐにコンバインにかけて脱穀

葉は田んぼにもどします。

共同の実験田は、焼津酒米研究会・松村さんの田んぼです。
ピース!

緑のじゅうたんを敷いたよう、田んぼが爽やかグリーン!

さあて、どれくらいとれたかな? 結果はドキドキ

稲刈り進行役の焼津酒米研究会イケメン・八木さん(独身)です〜冬は「I自慢」の蔵人

先ほど、素早い稲刈りを見せてくれたのは、県の農林技術研究所の中野亮平さん。稲刈りは機械ではなくいつも手刈りなので、手慣れて早いそうです!ファッションも参考になります。稲刈りではいろんなものが飛び込んでくるので目のカバーも大事です。

宮田先生とMy鎌の見せ合い中

スッキリでも、ちょっと寂しいスッカラカンの田んぼ

英君酒造の望月さん親子。収穫!?のカエルちゃんと

JAおおいがわでおつかれ様交流会。梅原会長が育てたトウモロコシ(品名「甘いんです」)と緑茶がふるまわれました。

へっぽこからもひとこと

参加者には酒米研究会メンバーが育てた新米がプレゼント!

特別に、メンバー全員の新米をいただきました。ありがとうございます!

刈取り終了後、行き場がなくなったカエルさんがいっぱいでした。何が起こったのかビックリしたことでしょう。人生とはそういうもんだ。
___________________
●2012誉富士の田植えと稲刈り(米の特徴など↓)
http://www.yohkoyama.com/archives/48591
http://www.yohkoyama.com/archives/48626
http://www.yohkoyama.com/archives/48670

小畑幸治さんのコシヒカリと志太糯

November 10, 2013

白米をいただくこともあります!

誉富士の稲刈りで焼津酒米研究会のメンバーから、新米の白米を頂戴しました!

皆さん酒米が上手なだけあって食米もお上手。
高草ファミリー農産の小畑幸治さんは、酒米・食米のほか、もち米「金太糯」と「志太糯」も栽培しています。
誉富士の産みの親・宮田祐二先生が「志太糯という地元品種は、今や小畑さんしか栽培してないのです」と教えてくれました。えっ小畑さんだけ!絶滅寸前危惧品種ではありませんか。希少なもち米は、杉錦酒造さんの「純米本みりん飛鳥山」の原料にも使われているそうです。へ〜〜〜〜〜っ

「志太糯は先端がこんな風に実るんですよ」と小畑さん。とはいえ、想像があまりつかずで、きっと?な顔をしていたのでしょう、車を走らせてとってきてくれました。
●もち米 志太糯(したもち)

本当でした! 志太糯、先端が2つずつ ( ♥ᴗ♥ )仲良く実っています。Loveを感じるもち米品種じゃありませんか!

地の在来品種を守り育てる人がいて、種の命が続いていきます。小畑さんが地元品種を大切に思う気持があってこそ。杉錦さんのみりんが上質なのは存じておりましたが、あらためて「へ〜〜〜っ!」と見直しました(すみません〜。杉井さん)
世の中には、海外産のもち米を使っているみりん、それ以前になんちゃってなインチキみりんも多い中、地元の栽培農家さんと手を結び、地のもち米を大事に使う!杉錦酒造の杉井さん素晴らしいです☆ ラベルにもそれを書いて情報発信すればいいのに…と思いますね。それ以前にその地元もち米を使ったみりんの名前が「飛鳥山」でいいんですかねえ(おっと失礼)

小畑さんの米袋に貼られた顔シール ↑ ちょっとヤング!?

土鍋で炊いてお弁当に。甘いお米でした。次回は玄米でも食べてみたいです(笑)
*杉錦さんの「純米本みりん飛鳥山」は大塚屋さん芹沢酒店さんなどで販売しています。

王祿酒造・山田の案山子山田錦

October 15, 2013

酒米の稲刈りラッシュ!です。10月5日は静岡県の「誉富士」に、13日は神奈川県のいづみ橋さんの「山田錦」の稲刈りに参加しました。のちにUPします。
この写真は10月4日(金曜日)、島根県松江市東出雲町にある上意東地区産の田んぼ。農薬不使用栽培の山田錦です。

酒蔵・王祿酒造の契約栽培の田んぼです。

蔵元杜氏の石原丈径さん

農薬と化学肥料一切ナシで山田錦を栽培する”山田の案山子”グループのリーダーと丈径さん。

今年は、花の時期に激しい台風が直撃し、ヒヤヒヤだったと聞きました。

今季、まずまずの出来と、ホッとする丈径さん
別の田んぼへ

契約栽培している山田錦の田んぼを3箇所を見せてもらいました。

自然災害等のリスクを考えると、効率が悪くても田んぼの場所を変えたほうがいいことを改めて思いました。今回見せてもらった山田錦の田んぼは、同じエリアで同じつくり手ですが、それぞれに表情が違います。
いろいろあった2013年ですが、無事に健やかな酒米が揃ってよかったです!
いよいよつくりの時期になってきました。

大山山麓で実り豊かな黄金色

October 12, 2013

先日、帰省したさい、大山麓の酒米を見に行きました。
酒米の王者、山田錦です!

”黄色・黄金色は、金運アップのお金持ちの色”と風水では言われています。ゴールド=ずばり「金」の意味もあるでしょうが、風水の先生に「日本人は稲穂の豊かな実りの黄色(金色)を見て、”豊か”を実感してきた国民ですから」と聞いて膝を打ちました。
日本人にとって豊かな色は、実り豊かな田んぼの色!

黄色は豊穣のシンボル★
田んぼ一面に広がる黄色い稲穂。風が吹けば、さざ波のように一斉に同じ方向に流れていく様は、豊かそのもの。

こちらは酒米「強力」
実るほど頭を垂れる稲穂かな
です。まさに!

酒米・強力の稲はアゴまで、山田錦は胸までの背丈です。

右が山田錦、左はすっかり刈り取り終わった飯米の田んぼ。今、田んぼに残っているのは、ほとんどが晩稲の酒米ではないでしょうか。

刈り取り終わると、ちょっと寂しい感のある田んぼです(って、そんなこと言ってられませんが!)
今季の造りも楽しみです。酒蔵の皆さん、楽しみにしています

朝カル〜秋の「楽しむ純米酒」講座

September 20, 2013

朝日カルチャーセンター新宿教室

10月から新学期!【新設】「楽しむ純米酒」は3回コースで開催です。http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=219112&userflg=0●10月=相性 マッチング 「純米酒の相性を探る」
「純米酒との相性」
「純米酒と調味料・つまみとのマッチング」
純米酒をより、もっとおいしく楽しむための講座です。
考えたいのは、相性。冷やしておいしいお酒と、温めておいしいお酒は、実はつまみとの相性が異なります。
そのお酒の個性を最大限に生かす「相性」を知り、たっぷりと楽しみたいもの。
実際に調味料と、お酒との相性を考え、最高においしい組み合わせ味を探求します。おもてなしのルールがわかります。

●11月=お燗酒
「純米酒お燗酒道場」
「お燗を極める~大吟醸から古酒まで!最高においしい温度とは?~」
お燗のおいしい季節です。お燗酒といっても、ただ、温めたらよいわけではありません。そのお酒によって、適正温度は違ってきます。
大吟醸は温めてはいけない…そんなことはありません。
そこで、大吟醸から古酒まで、燗しておいしい純米酒をご用意します。簡単でおいしいお燗酒のつけかた。そして、とびきりの味を見つけます。
温める器は、金属、陶器、磁器、ガラスなど素材いろいろ、酒各種で飲み比べます!
11月13日
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=219123&userflg=0

●12月=年末年始
「年末年始の純米酒」
「純米酒カクテルと、本物のお屠蘇」
「純米酒で楽しむ本物のお屠蘇」
「新年にふさわしい純米酒」
忘年会に新年会、新しい年に向け、”お正月にこそ”飲みたいお酒をセレクトして楽しみます。スペシャルは、蔵から直送の”できたて新酒”を味わいます。
お正月に欠かせないお屠蘇。本当のお屠蘇の意味を考えてみませんか?
純米酒を使ったお屠蘇も味わいます。
清々しい新年を迎えるための、純米酒ライフを楽しむ内容です。
12月11日
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=219124&userflg=0
*単発受講もOK

先日、秋田・天洋酒店さんから到着したスター蔵「ひやおろし」たち。刻々と変化する蔵の酒質。挑戦もいっぱいです!
*なお、講座と写真はまったく関係ありません〜

味醂でジンジャーシロップ

September 19, 2013

横山京子さん
「どぶジンジャー」=「濁り酒のジンジャエール割り」を作ろうと思って、ジンジャーシロップを作ってみました。
♪杉錦さんのみりん「飛鳥山」に新生姜をスライスして、好きな香辛料やハーブを入れて煮込むこと1時間
♪充分に冷まして冷蔵庫で一日
♪濾して出来上がり
です。
生姜を捨てるのはもったいないなーと思って、天日干しして、和三盆を混ぜてみました。
これがお菓子として、お酒のツマミとして美味しい!!!
期せずして美味しい副産物をゲット。(^^)
飲食店の方、オリジナルジンジャーシロップで、濁り酒のソーダ割りを作ってみて下さいね。
ハイボールと違った夏のシュワシュが楽しめます。
上質の純米酒の品揃えが素晴らしい!大塚屋の横山京子さんに教わった”味醂で作るジンジャーシロップ”(写真も京子さんに拝借)
これ!いいです❤

米飴や味醂など、お米が原料の素晴らしい甘味料が日本にはあります。無理して輸入砂糖を使わなくっていいのことよ。本当にお米って凄い!もっと活用しなくちゃモッタイナイ

recipe & photo by kyoko yokoyama
京子さんより
↓↓↓
_____________________
「どぶジンジャー」=「濁り酒のジンジャエール割り」を作ろうと思って、ジンジャーシロップを作ってみました。
♪杉錦さんのみりん「飛鳥山」に新生姜をスライスして、好きな香辛料やハーブを入れて煮込むこと1時間
♪充分に冷まして冷蔵庫で一日
♪濾して出来上がり
です。
生姜を捨てるのはもったいないなーと思って、天日干しして、和三盆を混ぜてみました。
これがお菓子として、お酒のツマミとして美味しい!!!
期せずして美味しい副産物をゲット (^^)
飲食店の方、オリジナルジンジャーシロップで、濁り酒のソーダ割りを作ってみて下さいね。ハイボールと違った夏のシュワシュが楽しめます。
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*補足
京子さんが使ったスパイスは「カルダモン、シナモン、ローリエ」
杉錦さんの味醂は=杉井酒造「飛鳥山みりん」です。
→ ●blog 杉錦醸造元・杉井酒造さん訪問
「どぶ」とは奈良県の久保本家の「きもとのどぶ」のことです。
→ ●blog 奈良 生酛のどぶ!久保本家酒造訪問
◎大塚屋さんの取り扱い食品には酒蔵製造の商品がいっぱい!
http://www.ootukaya.net/wp/foods/
______________________
●blog NIKKEI何でもランキング・調味料
http://www.yohkoyama.com/archives/55149

純米酒粕漬け 博多白瓜

September 18, 2013

甘い奈良漬が苦手なのです。特に砂糖をガシッと入れた漬物は特に。そうしたら!

奈良漬じゃなくて「純米酒粕漬け」
「じゅんまいしゅかす」漬け…ではなく「じゅんまいさけかす」漬け
純米酒を醸す、杜の蔵さんの食部門「百福蔵」から発売された酒粕漬け、なんと砂糖不使用! 甘味料、保存料も一切ナシ。清潔でおしゃれな封筒形パッケージです。

中に、パックされた漬物が。漏れる心配がないので手土産にもgood

中身はこんな感じです。瓜は「博多白瓜」というそうで、ご当地もの野菜。契約栽培の瓜だそうです。

仕込み風景がブログでUPされてました↓
瓜の仕込 一番漬け
瓜の仕込 二番漬け

切ってみると、美しいゴールドカラー☆ フレッシュ感パリポリを楽しむ酒粕漬け

原材料は「瓜と酒粕」以上!
素材が良ければシンプルでおいしい
●百福蔵HP↓
【百福蔵】純米酒粕漬け 博多白瓜
契約圃場で育てた肉厚な博多白瓜を、
杜の蔵自慢の熟成酒粕で贅沢に二度漬け。
代々伝わる手作りの手法で
古漬けにはない、爽やかな食味と歯ごたえに仕上げました。
上品な吟醸香と奥深くもやわらかなうまみ、
ハリハリとした食感をお楽しみください。
希望小売価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
【百福蔵】純米酒粕漬け 博多白瓜
契約圃場で育てた肉厚な博多白瓜を、杜の蔵自慢の熟成酒粕で贅沢に二度漬け。代々伝わる手作りの手法で、古漬けにはない、爽やかな食味と歯ごたえに仕上げました。上品な吟醸香と奥深くもやわらかなうまみ、ハリハリとした食感をお楽しみください。希望小売価格: 735 円(税込)
●追記・百福蔵さんの料理酒は、原材料が農薬不使用栽培の糸島産・山田錦で、それを酒粕四段仕込み熟成。色あいはブラウン。お燗して飲める料理酒です。
大さじ1杯が決めてとなる料理酒。糖類や塩、添加物だらけのインチキ料理酒じゃなくて、コクのある無添加の米だけの酒が料理をおいしくします。
何でも、”口に入れておいしい”ことが基本であります!

●百福蔵、麹力満載の商品も→blog 純米酒蔵の麹セット

酒米の種類色々・強力備忘録

September 17, 2013

酒米にはいろいろな種類があります
「山田錦」=酒米の王様と呼ばれ、ボリュームがあり
バランスのよい酒になる。全国新酒鑑評会で、金賞
を獲得する酒の大半が使用。酒造好適米作付No.1
親=山田穂+短棹渡船
「五百万石」=日本一の生産量を誇った淡麗な味。
米どころ新潟で“生産量500万石越え”記念で命名。 親=菊水+新200号(先祖に早稲神力、亀の尾4号)
「美山錦」=長野県生まれ。耐冷性に強い品種。
たかね錦(親=北陸12号、農林17号)に放射線処理
「雄町」=古い原生種の酒米。岡山が主産地。山田
錦の先祖にあたる古い品種。鳥取県大山麓で発見
「秋田酒こまち」= 秋田県独自の酒造好適米として
開発。耐冷性あり。美山錦より大粒。タンパク質含有
量は低い。高精白が可能で、吟醸、大吟醸向き。
親=秋系酒251+秋系酒306 (先祖に五百万石、ヨネシロ、秋田酒40号、華吹雪)
「誉富士」=静岡県独自の酒造好適米として開発。
短稈で倒伏性が強く、収量が多い。
玄米の大きさは山田錦とほぼ同じ、
心白はより多く、高精白も可能。 親=山田錦に放射線処理後に系統選抜により育成
強力=ゴーリキ
「強力」は大正時代に鳥取県で誕生。
酒米の中でも、晩稲の大粒品種。
祖蛋白も少なく、硬く割れにくい
優良品種。線状心白を持ち(強力・山田錦・雄町の三品種のみ)、
35%以下の高精白が可能。
熟成するほどコクが出て、とくにお燗すると冴え渡るうまい酒になる。
→鳥取県の酒米「強力」は分けつが少なく、ひと株15本程度。
山田錦は18本。飯米のコシヒカリは20〜25、日本晴はそれ以上。
酒米は原生種に近い稲。
背が高く、粒が大きいため倒伏しやすい。
コシヒカリなどの飯米と比べると育てづらい。化学肥料や農薬に頼った栽培方法だと難しく、手間がかかるため、つくり手の技術が問われる。
何とも言えない深みのある味わい。これが「強力米」の骨頂。独自の酸味が抜群の切れ味を支え、食中酒に最適な味吟醸に
酒米・強力は
150cm以上に のびる!
酒米にはいろいろな種類があります

最も有名なのは
●「山田錦」
=酒米の王様と呼ばれ、ボリュームがありバランスのよい酒に仕上がる。全国新酒鑑評会で、金賞を獲得する酒の大半が「山田錦」。酒造好適米の作付No.1!
親=山田穂+短棹渡船

●「五百万石」
=かつて、日本一の生産量を誇った淡麗な味。米どころ新潟で“生産量500万石越え”記念で命名された。
親=菊水+新200号(先祖に早稲神力、亀の尾4号)

●「美山錦」
=長野県生まれ。耐冷性に強い品種。
親=たかね錦(親=北陸12号、農林17号)に放射線処理したもの

●「雄町」
=古い原生種の酒米。岡山が主産地。山田錦の先祖にあたる古い品種。鳥取県大山麓で発見された。
・御前酒蔵元 辻本店 →「幻の酒米 雄町」

*県独自に開発された酒米
●「秋田酒こまち」
= 秋田県独自の酒造好適米として開発されたもの。耐冷性があり、美山錦より大粒。タンパク質含有量が低く、きれいな味に。高精白が可能で、吟醸、大吟醸向き。
親=秋系酒251+秋系酒306 (先祖に五百万石、ヨネシロ、秋田酒40号、華吹雪)
・秋田県酒造協同組合・秋田オリジナルの酒米「秋田酒こまち」
・湯沢市酒米研究会

●「誉富士」
=静岡県独自の酒造好適米として開発された米。短稈で倒伏性が強く、収量が多い。玄米の大きさは山田錦とほぼ同じ、心白はより多く、高精白も可能。
親=山田錦に放射線処理後に系統選抜により育成
・blog 静岡県の酒米・誉富士

*復活!
●強力=ゴーリキ
酒米の中でも、晩稲の大粒品種。粗蛋白も少なく、硬く割れにくい優良品種。線状心白を持ち(強力・山田錦・雄町の三品種のみ)、35%以下の高精白も可能。熟成するほどコクが出て、とくにお燗すると冴え渡るうまい酒になる。
分けつが少なく、ひと株15本程度。山田錦は18本。飯米のコシヒカリは20〜25、日本晴はそれ以上。

・山根酒造場 → 「強力復活」

酒米は原生種に近い稲。背が高く、粒が大きいため倒伏しやすい。コシヒカリなどの飯米と比べると育てづらい。化学肥料や農薬に頼った栽培方法だと難しく、手間がかかるため、つくり手の技術が問われる。
「強力」の味の特徴は、深みのある味。独自の酸味が抜群の切れ味を支え、食中酒に最適な味吟醸に。

酒米・強力は丈が150cm以上に ものびる!

背が高く、収量も少ないという農家泣かせの大変な米。

そんな酒米を笑顔で一生懸命つくって、お燗向きの純米酒を醸すのが、なんとも鳥取県らしい…と思います。はい。

65度でおいしいお酒もある

朝カル講座3回目「純米酒と発酵珍味」鳥取の酒米・強力

September 13, 2013

朝日カルチャーセンターに依頼を受けた「純米酒と発酵珍味」3回講座が無事終了!
1回目は秋田県の「秋田酒こまち」
2回目は静岡県の「誉富士(ほまれふじ)」
3回目が鳥取県の「強力(ごうりき)」(●強力とは→「幻の酒米『強力』復活」)

強力の田んぼ 20130813

光と風がよく通るように間隔をあけて植えています。

このあと、グーンと背が高く伸びるそうです。

昨年の刈り取り風景。強力は背が高く、なんと150cm以上にも!日置桜蔵人・齋田さん。山根さんに写真拝借。

毎回、各県オリジナルの酒米を使用した純米酒を用意し、県の特徴がよく出た珍味を合わせて楽しく学ぶという講座。準備に時間がかかりましたが、毎回、発見いっぱいで、おおいに熱く開催させていただきました。先日の「わかとりバル」でも強力を特集。趣向を変えて進化版!
この日の「強力」ラインナップ=純米吟醸の活性にごり、40%純米大吟醸、純米吟醸ひやおろし、純米吟醸21BY、純米きもと、そして自然栽培米を使用した80%!
それぞれcool&hotで味わいました。お酒は鳥取市の谷本酒店の谷本さんに注文

まずは元気な

千代むすび酒造の活性にごりでスタート!(これも後で燗酒に)

そして日置桜醸造元 山根酒造場の・精米40%の純米大吟醸!

●blog 日置桜の水源地・布勢の清水

季節ですね。ひやおろしです。 いなば鶴の五割搗き純米吟醸

そして鷹勇・平成22年度仕込み、出荷25年9月の純米吟醸☆

内田百種園の内田寿郎さんが育んだ強力!(この商品は完売)

その名も「先祖帰り強力」80%!!!
同じ蔵の純米大吟醸とその逆、80%を比較したくて、日置桜のお酒で飲み比べました。今回の80%は、内田米! 自然農法実践者の内田百種園・内田寿郎さんの自田採種・強力です。
お燗酒にしたら、もう凄し★ 「その精白に思えない」と参加者みんなが絶賛。段違いの米力です! 何しろ「先祖帰り」タダもんじゃありません。
米の酒は米!

先祖帰り強力については蔵元blogをご覧ください↓
http://hioki.exblog.jp/ 19276933/

*初めに「きれい、おいしい!」といわれていた純米大吟醸の人気をかるくさらってしまった感あり・・・。

辨天娘さんの「きもと造り」の純米酒は65度でお出ししました。

沼津の芹澤酒店の芹澤さんご夫妻、知合いの静岡県庁、鳥取県庁、宮崎県庁さんからも参加ありで驚くやら嬉しいやら。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

それぞれのお酒に合わせた鳥取県食材

冷たい純米大吟醸に合わせたのは、旬の二十世紀梨。名産地である湯梨浜町東郷梨選果場のものでクラスは「赤秀」。鳥取県庁の岩成哲彦さんが選んでくれた梨で、そんじょそこらの梨とはまるで別格。

鳥取市の名物!豆腐ちくわ=木綿豆腐が7割、魚のすり身が3割という、あっさりヘルシーなちくわ。大葉、カボス、柚子胡椒で。
●豆腐ちくわ→http://www.pref.tottori.lg.jp/178240.htm

そして板わかめ!山陰地方だけのシート状に乾燥されたパリパリわかめです。

お燗酒には

サバの燻製マスタード添え。塩らっきょうを塩麹とカボスで漬けたもの。境港の父作の玉ねぎを添えて、粗挽き黒胡椒パラリ。

65度のお燗酒には〜

境港・小倉屋の

するめ麹漬!

上野水産のかにみそ。無添加です! さらに、お酒でふっくら炊いたかに肉を和えてお出ししました。
●豆腐ちくわ、板わかめ、するめ麹漬、かにみそは新橋のアンテナショップで販売しています。

手前がイカ麹漬け、奥がかにみそ〜。なんぼでも飲める酒肴です。

辨天娘の「きもと造り」のアチアチ燗酒には、辨天娘謹製の奈良漬(胡瓜と大根)と、きゃらぶきの佃煮を

この奈良漬は、お燗酒にあう!逸品。詳しくはコチラを↓
「野菜、米、酒粕もすべて地元町内産 酒蔵が作る長期熟成なら漬け」

それぞれの県に得意があり、それを楽しむ。
自然環境をそのまま反映する田んぼ。その背景を知ってもらいたい。それから米の酒を味わうと、また違った価値ある見方ができると思いました。
なにより、知って味わったほうが美味しい!\(^o^)/
誠実に育てられた米、それを最大限に活かす酒蔵=それがあっての日本酒です!
「一日一合純米酒!」

豆腐ちくわと板わかめともに初体験の方ばかりでした(鳥取県庁の藤本夏子さん除く)。皆さん目を丸くして「おいしい!」と喜んでもらえました。
素朴なおいしさが一番です。添加物はナシがよいです。ナシは梨だけでいいです(笑)
さて、終了したと思ったら、朝日カルチャーセンターから次回も、次々回も継続してほしいと頼まれました。というわけで、来月も来年も開講することに(笑)

単発受講もできるので、よかったら新宿まで飲み食べにいらしてくださいね (^^)
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=219112&userflg=0

朝日カルチャーセンター「純米酒と発酵珍味」3回講座が無事終了!
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=208892&userflg=0

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