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日本酒

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鮎餃子のある中華

September 5, 2011

8月某日。女友達と互いの人生の節目に2人で並んでカウンター中華。初めてのお店です。一杯目はAFSの生酒をチョイス。AFS=アフスは千葉の蔵元・木戸泉酒造の高温山廃仕込みのお酒。古酒のためにあるAFSですが、生酒もほんの少し出荷されています。白ワインをこえるような強い酸みと甘みがあり、一杯目にはピッタリ。中華にあう日本酒が用意されていることに嬉しくなりました。

(左)大根の紹興酒漬け。(右)は豆腐です。今宵は野菜+魚介少々で。

清潔なキッチン。ステンレスぴかぴかは見てるだけで気持ちいい。

夏野菜とホタテちゃん。すっきり味系の中華料理。右はなんと桃入りでした。

次は紹興酒。お酒の質に合わせたぴかぴかグラスで出してくれます。お酒が大切に扱われているのは嬉しい。右は蒸し茄子さんです。
そして鮎!

鮎がまるごとを皮で包んで揚げてありました!うまみそっくり香ばしく閉じ込めてある感じです。手で持てるよう葉っぱでくるまれていました。

〆は、これまたすっきり味の汁麺!ネギも美しいシンプル・キレイ系中華。
この夜は、2人で話しが止まらず、気がつけばあっという間に閉店時間過ぎてました。はっと気がついて見回せば、他にお客さん誰もおらず、なのにお店の人は何も言わず見守って!?くれていました。お気づかいに感謝です。

おひとりで料理を作っておられ、混んでしまうとご迷惑のためお店は紹介できませんが、いろんな意味で心に残る8月の食事でした。こちらの中華は、普段、モツ煮こみ、トンカツ、バターたっぷり動物食好きの人にはウケないと思います。ラーメンに焼豚が入らないのは信じられないという人もダメでしょうね(笑)。素材をシンプルに生かす料理はとっても、よかった!
命をつなぐ食。
誰とどんなふうに食べて飲むか大事ですね。食の方向が同じ人との食事はおいしくて楽しくて身体が喜びます。食は生き方を選ぶことと通じます。そこをわかりあえる、そんな人の存在がありがたいことだと思う2011の夏。

竹泉瓶仕込み1年熟成山田の梅酒

September 5, 2011

クール宅急便で重たい箱!持つと中がチャポチャポ音がする。ん!?あけてビックリ!
梅酒が広口瓶ごとドン

兵庫県朝来市の田治米合名会社さんの「純米酒仕込みの梅酒」です。兵庫産山田錦の純米酒を使用。梅も地元兵庫産の玉英、南高梅等のミックス。大粒の実がゴロゴロゴロ。

上からのぞいてみた梅の実。香りすっきり酸み爽やか。

なんでも、蔵の冷蔵庫で1年間熟成させたもの!なんだそう。瓶仕込み、瓶丸ごと出荷。
しかし、広口瓶はうちの冷蔵庫にはとても入りません〜。冷暗所に置いて早く飲む方がよいとありました。2700mlの梅酒に梅の実400g。飲みでがそれはそれはありそうです。
先日、鰯の煮つけに梅の実を使った料理をいただきました。甘みと酸みがしっかりついて鰯がすこぶる美味。甘みと酸みをつけたい料理に試してみようと思います。
各蔵が知恵と技で梅酒をいろんなお酒や甘みで仕込むようになりました。季節の梅を1年通して楽しむためのあれこれ。日本の保存食はお楽しみがいっぱいです。

水がかなでる常滑文化2

September 3, 2011

ひとつ前からの続き。常滑出身の成澤シェフ。そして振る舞われたお酒は常滑の酒蔵・澤田酒造さんのお酒です。以前、蔵元の澤田郁子さんが惚れ込む豆味噌に惚れ込んで(笑)、そして名人が作った甑が見たくて蔵訪問しました。
●醸造半島・澤田酒造さん

澤田酒造さんの梅酒「白老梅」です。地元知多産の佐布里梅を「ワラ灰の水に一晩漬け込んでアクを抜きエキス分を出す」という、江戸時代の「本朝食鑑」で紹介のあった製法を用いての梅酒。酒は熟成した純米吟醸酒という贅沢な品(左)甘味料は国産原料の氷砂糖を使用。

新製品は「黒糖仕込み白老梅」ブラックボトル。

喜界島の有機栽培のさとうきびを煮詰めた黒糖シロップを使ったという上級品。黒糖でよくあるエグミがないのに驚きました。ビロードのようなコク。甘味料にも上質な国産にこだわるのが郁子さんらしい!

常滑といえば陶器です。苔、器の展示も。

いろいろな酒器も登場。お酒の味をひと味もふた味も違って味わわせてくれます。地の酒を地の器で!素敵です。

やきものと密接にあった常滑。土管やタイル、水カメ、衛生陶器など、生活に欠かせない陶器はこの地から生まれました。

お燗をつける澤田郁子さん。

澤田酒造さんのお燗コーナーにも酒器が各種用意されていました。(右)ふるまわれたお酒、温冷いろいろ。

成澤シェフのお料理は「知多半島の菜園・里山からの贈り物」「知多・三河・伊勢湾からの贈り物」「愛知の大地からの贈り物」の3部構成。

夏野菜のフリットやラタトゥイユ、冷製スープにカナッペ。玉葱のフォカッチャが超美味!

伊勢湾をはじめ近海でとれた大アサリ、車エビ、スズキのフリットも!

パーティフードとして取りやすく、食べやすく、美しさ!も見事。器はすべて常滑製。

郁子さんとパチリ。澤田酒造のこの日のラインナップは梅酒の「白老梅」「大吟醸白老」「純米吟醸生酒」「蔵人だけしか飲めぬ酒」「純米百二十二号」「黒糖仕込みの白老梅」。成澤シェフの料理にすべて日本酒と梅酒で合わせたのです。とても良い雰囲気でした!

テーブルに苔もディスプレィ。

平貝のカクテル仕立て、夏野菜の冷製スープ

高瀬先生と蔵元の澤田研一さん。

最後のデザートは。宝石のようでした。

小さなマカロンも。どれもひとくちサイズで完結。

レストランと違ってギャラリーですから本格的なキッチンの用意はありません。

こっそり見えたシェフの仕事ぶり。遠目から見ても、それはスピード感+迫力がありました! どんな場所でも一流の料理を提供する。弘法筆を選ばず…ですね。

常滑の器、日本酒、シェフと、常滑を愛する人たち、その魅力が集結した展示会パーティでした。
『水がかなでる常滑文化 1001年目の常滑焼〜陶と酒をめぐる展覧会』

日本最大級のチャリティイベント!輪になろう日本酒

August 31, 2011

9月23日と24日は東日本大震災復興イベント『輪になろう日本酒!日本の絆を深めよう』が開催。 23日は、東京ドームプリズムホールでチャリティライブ&試飲会で、清酒・焼酎・泡盛、ワインなど蔵元200社が参加。日本最大級!の大試飲+販売会です。
参加蔵元リスト
↑これだけの美酒蔵が集まる会は前代未聞でしょう。参加費は前売3500円。当日4000円。経費を除いた金額が全額寄付となります。会場の都合で食べ物はナシですが、持ち込みはOK! 酒器は経費削減でプラカップなので、お好きな器をご持参ください。酒の販売もあるのでバッグも必須
eプラスでチケット発売、こちらの協力店でも販売中!
詳しくは→ http://waninarounihonsyu.com/
9月23日(金・祝)
1部 13時受付開始  13時半 ~ 15時半
2部 17時受付開始  17時半 ~ 19時半
会場スタッフを募集中です
9月24日(土) 企画に賛同した全国の酒販店、飲食店さんでお酒を買う&飲むと寄付につながります。詳しくはHPを

29日、都内某店で行われた決起集会。会長の君嶋哲至さんはこの日、宮城からの帰り。現況報告のあと日本酒で乾杯!乾杯!いつでもどこでも消費拡大に務めるメンバーたち。23 日の会は素晴らしい日本のワイン蔵、焼酎蔵、泡盛蔵も参加するので「日本酒じゃなくて、日本の酒にすればよかった〜」と会長。「じゃ、次は日本の酒で!」

実行委員長の花岡賢さん。酒は未来を救うの会長でもあります。ここまでくるのに、それは汗と涙の物語の連続。
↓これは

↑4月27日の打ち合わせ時!ここから早、4ヶ月。

夢酒の森さんは24日、6店舗で開催という。あの日本酒バイキングがあるかも!? (右)泉橋酒造の橋場さん。

サポーターのあおい有紀さん(お肌も何もかもきれいです)、友田晶子さん(美人ですが意外にオヤヂ度高いです。笑)。

会長は当日、歌も担当しまーす。和太鼓や、あの●●●●さんが歌うという噂も!
それでは皆さん、9月23日はプリズムホールに!

秋田の食と酒を愉しむ夕べ&若手の夜明け!

August 29, 2011

秋田酒造組合の東海林剛一さんからイベントの案内が。といっても酒造組合主催ではなく、秋田県主催の会。
「秋田の33銘柄のお酒が飲め、食材もチラシ画像プラス当日はかなり豊富に出るようです。言い換えれば、今年の東京會舘の会よりも内容的には秋田の食と酒が堪能できる会なので、満足感があるのではないかと思っております」とのこと。わらび座さんの公演もあるという。
「白瀑醸造元の山本友文さん、一白水成醸造元の渡邉康衛さんもブースに立ちます」
東海林さんにもらった2人のレア画像↓両名でなぜか秀よしの図(若いっ!)

そんな秋田☆2大イケメン蔵元にも会える!

↑誠実な酒づくり。蔵にて。山本友文さん。
「チケットの問い合わせ・申し込みイープラスか椿山荘までお願いします。組合ホームページに食材の詳細あります  」と、東海林さん。
「一白水成」渡邉康衛さんといえば『若手の会』を開催しています。
今年は9月24日、大阪で初開催。
『次世代蔵元大阪初上陸!!
第7回 若手の夜明け2011 in 梅田スカイビル』

「平均年齢34歳の次世代を担う全国の若き蔵元が大阪梅田に初上陸!熱き想いと情熱で醸した極上の日本酒をお披露目いたします!」
■青森 陸奥八仙 ■宮城 日輪田 ■宮城 山和 ■秋田 一白水成 ■福島 寫樂 ■栃木 大那 ■群馬 町田酒造 ■神奈川 相模灘 ■長野 澤の花 ■静岡 白隠正宗 ■滋賀 七本鎗 ■和歌山 紀土 ■愛媛 石鎚 ■高知 文佳人 ■高知 土佐しらぎく ■大分 豊潤
■ 第1部 11:00~12:30 ■ 第2部 13:45~15:15 ■ 第3部 16:30~18:00
会場 梅田スカイビル36階 スペース36 大阪府大阪市北区大淀中1-1 大阪駅・梅田駅 徒歩9分
参加費 前売券 1000円 当日券 2000円。
●過去の会を紹介したblog↓
●2008年 第2回 若手の夜明け ←今見ると、みんな若いっ。プント号はアクセラ号になったというし。

左 )萩の鶴の佐藤曜平さん&「一白水成」渡邉康衛さんの3年前。
●2010 第4回 若手の夜明け
いろいろ日本が変わるとき!がんばれ次世代を担う若き蔵元! 大阪の皆さん、情熱極上の日本酒を味わいにぜひご参加を

しかし「若手から卒業する時」、この会はどうなるのだろう。
その1、改名する。
その2、メンバーが変わる。
その3、そのまま”若手”と名のり続ける(これですかね!)

そして渋谷!2011.10.23

次世代蔵元 [...]

沼津よいとこ・地干物に地酒(最終回)

August 27, 2011

沼津といって連想するのは、魚!
沼津魚市場は活気あふれていました。どこに行ってもマグロマグロマグロ!!

市場周辺にはお店がたくさんあり、マグロの頭や尾を煮たものなどがたくさん。

マグロの血合い干しなるものも…。

名物のかき揚げに、カサゴの唐揚げ。

市場の2階食堂で見たテールステーキは時価。(右)我が故郷、境港からはるばるやってきた天然本まぐろくん。

まぐろ醤油漬け。わさびの種類も豊富です。さすが本場の県。

沼津魚市場は2階建てで、競りの様子が上から眺められるようになっています。

すでに競りは終了の時間で清掃タイム、洗い場が効率よく完備されて、とても清潔。

壁面に競りの写真があったのでパチリ。こんな感じのようです。

設備が自慢。

沼津で連想するもの、もうひとつは「アジの干物」でしょう。
ただ、そのアジ、大部分は県外産であることが。沼津の人はどう思っているのか。やたらに多い干物製造メーカーの中で、自分用には何をどう選んでいるのか。常日頃「うちのお酒にあうのは干物です!」と広言する白隠正宗の高嶋さんに、おいしい干物を聞きました。

連れて行ってもらったのは近所の魚屋さん。驚いたことに沼津の魚屋さんは、鮮魚のみならず、干物も”おかず”も充実していること。

麦いかの塩ゆで、一杯100円。それを使った揚げたてのフライ。

冷蔵ケースにはお刺身がズラリ!それと同じくらいお総菜が。(右)野菜の糠漬け、ポテトサラダまで!
「魚屋さんってみんなこうじゃないんですか?(笑)」と高嶋さん。
うーん。漁港育ちのワタクシですが、境港の魚屋さんは干物や塩辛はあっても、こういうおかずはないなあ。高嶋さんの顔を見つけた魚屋のオジさん「いい中落ちあるよ」と。注文するとその場で2人がかりの猛スピードでこそげ始めました。愛される魚屋さん!のオーラばりばり。近所にあったら通うのはわかる!
そんな干物に目が肥えた高嶋さん。200軒近くある干物屋さんの中でも、いいな!と思っているのが↓

マルハチ金龍丸水産の社長兼職人の浜道本臣さんと奥さんです。
沼津の干物をどう考えているのか、お話をうかがいました。

自慢の金目鯛の干物を手に!右は太刀魚。お父さんから若くして受け継いだ干物業。いいとこも、どん底も味わったオトコ・ハマミチ。

手に持つのはさばいてさばいてさばき通す、命の道具、干物包丁。包丁は1日3回磨きをかけるため、1ヶ月しかもたないという。沼津の正秀刃物店製。
どん底を経験したオトコ・ハマミチが考えたのは「生よりうまい干物!」
その干物に合うお酒

白隠正宗のお酒は栓を開けて、常温でおいて華ひらく酒。(右)オリジナル盃を試作中。

浮島地区の米100%で醸した純米酒も。この他、「少汲水純米」という昔の仕込み配合を再現した造りや、「生酛造り」の酒もあり。山中酒の店では「誉富士」「大吟醸」も揃っています。
そんな2人のことをご紹介↓

aff『地の干物は地の米の酒と』

蔵元杜氏・高嶋さん。おいしいと評判が高い蔵の仕込み水は、市民に開放されて只で汲み放題。なんでもこの水を飲むと”色白”になるそうです。
「うちの奥さん、嫁にきたときは色が黒かったんですが、うちの水飲んでから白くなったんです!」
!??

初公開、高嶋さんの美人妻! 本当に色白。
山「もとから白かったんじゃないんですか?」
嫁「黒かったんです(笑)。嫁いで蔵の水を飲んでから、だんだん白くなって」

その昔(そうとう昔)、山形県の十四代さんの水が、肌にすーっとなじんでビックリした経験があります。十四代ファミリーも肌きれい。お風呂も仕込み水だそうですが、高嶋さんとこも飲用水から生活用水まですべて仕込み水だそうです。十四代さんと同じですね。ウラヤマシイ!もとがいい水、しかも塩素も無縁!

その水が只で汲み放題!皆さん、車で汲みにきてました。
「沼津まで汲みにいけない〜」という方へ、色白水(笑) は販売もしています。興味がある方はお蔵へ問い合わせを。HPには水の紹介はありませんが。

静岡&沼津ツアー最後にお茶したのは

MAZERUさんでお会いしたirodoriさんの店。沼津から離れた伊豆仁田という小さな駅の前。

築80年の民家をリノベーションしたお店。手がけたのはケンブリッジの森さんです。
取扱い品目は、アンティークとケーキ!

玄関をガラリあけると、この冷蔵ケースが正面に。

ケーキはこんな感じ。

本のコーナーに『住む。』発見。*宏子ちゃんへ「住む。」のある風景を発見したよ。

かなり辺鄙なところにありますが、お客さんしっかり。しかもおしゃれな人ばっかり。
クレマチスの丘にもいきました。ちょうどバラが見事。

沼津はいいな〜。
一歩、芹沢酒店とディープなお店に、マルハチ金龍丸水産、白隠正宗と頼もしいものづくり、野菜生産者を応援するREFS、おしゃれなCAFE MAZERUに、Floydを始めとするセレクトショップ。センスのいいデザイン事務所+情報をアウトプットするweb デザイナーも揃い、思いを形に実現する環境が。だから次々と志の高い若い起業家が集るのでしょう。今、かなり面白い沼津です。

沼津よいとこ・一歩

August 25, 2011

噂の「一歩」さん。カウンターだけの中華料理店。日本酒は飲み放題!
しかも「2〜16年の古酒あります」
ってどういうこと。ちょっと日本酒に詳しい人ならビックリギョウテン。
「誉富士」飲み比べフェアもしてました。

カウンターに座ると、目の前に常温の一升瓶がずらり。でも種類はこれだけではないという。

左)自分燗つけ器も。右)芹沢ファミリー
日本酒を愛してやまない一歩の店主。どんなにいい日本酒をおいてもお客さんのオーダーはビールと焼酎ばかり。そこで「飲み放題1000円」をしてみたら、普段飲まないお客さんがおもしろがって飲んでくれたという。やった!と。
しかし1000円ではあまりにも赤字なので、日本酒好きの常連さんがハラハラし「もうちょっと値上げしても…」と。そこで1600円。これだってありえんでしょう。もうかりまへんで。それはなぜか!といいますと、いいお酒しかおいていないからです!店主が飲んでほしい日本酒しかないのです。
この日も、熱海からわざわざ飲みにきている常連さんがいらっしゃいました。「熱海にはこんな店がないんです」。
日本中探したってありませんってば。

アジの餃子! キャベツだけのホイコーロー!

杉錦さんの「有機米の酒」は96BY。これがすこぶる美味。

ベジタリアンにもOK! キャベツだけのホイコーローは古酒のお燗酒にあいます〜。

アジの餃子に、空芯菜の炒め物。

不思議な高砂さんでした。

スルメイカのわたみそいため。

これはこの日のおすすめメニュー。「ここは四川麻婆豆腐が強烈においしいんですが、まだ頼まないでください。食べると全部その味になってしまうので(笑)」と高嶋さん。最後のお楽しみという。リメンバー。

うっわ〜という銘柄が古い!貴重酒が。

時間がたつと真の力がわかりますね…と杉錦さんのお酒を飲んで思う。

とあるお蔵の誉富士

お料理いろいろ

神奈川県の昇龍蓬莱。こちらは21BY。だんだん若く思えてきました(笑)

白隠正宗の純米にごり酒「白雪に隠れる」。すこぶるフレッシュ☆に思えてきました(笑)

店は貸切状態となり、夜はふけていくのでありました。

そろそろおしまいという時間になり、はっと思い出した四川麻婆豆腐!
「四川麻婆豆腐いただきます!」
えっまだ食べるの?という顔の店主。仕舞いかけていたご飯はバットに入ってラップがぱらん。
「え〜ぃ、これごと!」と満面の笑顔で(笑うしかなかった!?)茶碗と一緒に渡してくれました。

ドンッ!
好きなだけどうぞと四川麻婆豆腐のカタマリ。「辛いので少しずつがいいですよ」と常連さんのアドバイスに従い

ご飯にのせていただきました。最初は甘く感じて、だいじょぶだいじょぶと思って食べていたら、額から汗がタラタラタラ。
辛いけどおいしいっ!マヒしてきた舌をいやすのに、また日本酒が飲めるという(爆)終わらない終わらない。いや〜、中華には日本酒があいますね。
お店はランチも営業しているそうです。

食べログ→『くいもんや 一歩』

もちろん終電はなく、沼津東急ホテルに宿泊。

沼津よいとこ・酒屋せりざわ

August 24, 2011

誉富士田植えのあと、沼津へ。高嶋さんが「すごい店があるんです。1600円で日本酒飲み放題なんですが、とんでもない日本酒なんですよ!」と熱く語っていたお店。「一歩」さんへ行こうという話になり。

その前に「一歩」さんがお酒を仕入れている酒屋せりざわさんへ。店主の芹沢さんです。何度もお目にかかっていましたがお店に伺うのは初めて!

とんでもない古いお酒をもっています。琥珀色の神亀 ひこ孫。

杉錦さんの有機栽培米。たぶん古酒コレクションでは日本一じゃないかと。

昭和57年の神亀とか。1997の蒼然とか。

おすすめしてくれた古酒ズラリ。芹沢ブラザーズ!

ですが、そういうお酒ばかりかというと、まるで違うのです。
まず、古酒は店頭に並んでいません。リクエストがあると奥の冷蔵庫から出してくれるシステム!?です。店頭の冷蔵庫には、獺祭、郷の誉、大七、羽根屋、陸奥八仙・・・と、幅広くあります!

「どんな好みの人にも対応できます」
常温でへこたれないお酒から、冷蔵庫でしかと管理が必要なお酒まで。味がフルーティからどっしりまで。フルラインナップ!
・・・・・・・

日本酒には熟成すればするほどよくなるお酒がたくさんあります。醸造したばかりのときは「・・・」というお酒でも長期熟成させることで感動的に花開く場合も! とはいえ、蔵で寝かせておけば=不良在庫と同義語(by銀行&国税局)。
お米代はキャッシュですが、お酒は出荷しない限り現金になりません。というわけで蔵で寝かすのはたいへんな事。芹沢さんのように酒屋さんで寝かせてもらえたら言う事無しです!

静岡県のお酒もモチロン勢揃い!

イチローズモルトも。ベアード ビールも。「地」ものに強し!

バーコードお手伝い中の芹沢ジュニア。お酒の会でも常連です。彼が店を継ぐ頃はどんなラインナップになっているのでしょう。

レジ前にアリサンの製品や海の精の焼き塩もあり。奥が深ーい芹沢さんです。

そして一歩さんへ!

つづく

静岡よいとこ・誉富士

August 24, 2011

↑JAおおいがわ焼津酒米研究会の梅原利浩会長(会員10名)
1つ前のブログで静岡市の華音さんを紹介しましたが、6月、7月と静岡に行く機会があり、沼津市のかたと話す機会もあり、良さがだんだんわかってきました。とにかく人が明るい! 6月4日土曜日、誉富士の田植えに参加。ピーカンの田植え日和でした。
●2010年の田植えblog
現在、すくすく成長中。詳しくは→AGRI GRAPH JAPAN

誉富士の産みの親!宮田祐二さん。田植えを手植えする時の定規となる道具。
「誉富士」とは (↓ふじのくに静岡県公式ホームページより抜粋)

静岡県農林技術研究所(旧静岡県農業試験場)が、酒米の王様「山田錦」を品種改良して育成した酒造好適米品種。

平成17年度から現地で栽培が行われ、平成23年度は県内の22.8haへ作付けられる予定。その内、JAおおいがわ焼津酒米研究会の作付予定面積は12.6haに達し、県内シェアの55%を占める。

平成23年度は、県内酒造会社20社で「誉富士」を使用したお酒がつくられる予定。
↑というわけで、県内で半分以上を作付けしている、JAおおいがわ焼津酒米研究会は「誉富士」に真底力を入れているのです。

今年はオール手植えでした。(右)山廃を得意とする2つの蔵元。背中でわかったら相当なdeep静岡通。
答え→  左 そして 右

ヒモのガイドラインを目安に、横並びでセーノで植えました。

静岡県内のほとんどの蔵が誉富士を使用して酒づくりをおこなっています。

(左)静岡県酒造組合の小澤事務局長。9月4日は東京で、10月1日は静岡で「静岡県地酒まつり」を開催。
(右)歌もうたってCDもつくった「専業脳化」(本人曰く)の小畑さん。水田・環境鑑定士でエコファーマー。お米日本一コンテストinしずおか2010で優良賞・県知事賞を受賞したと名刺にあり。
愉快でまじめ、研究熱心のかたが多い静岡です。もういくつ寝ると新米? 来季の誉富士の日本酒も楽しみですね。

静岡へ。どぶ総師とソビ

August 23, 2011

8月4日。「きもとのどぶ」久保本家の加藤杜氏が、静岡で濃いぃ〜お酒の会をするというのでいってきました。

70度にお燗してもへこたれない!どころか、うま味が増すオソルベシ「きもとのどぶ」。蔵人が毎晩、爆飲しているというお酒です。「自分らが飲みたいからつくるんじゃー」と杜氏。
●その昔、体験してきました→blog(必見)

行くことは内緒にしていたのでたいそうビックリしてくれました。
(左)白隠正宗の高嶋さん、ひろみさん、華音のご主人、加藤杜氏。
「なんで〜?!」
「ええ、たまたま近くを通りかかったもので(笑)」
お店は静岡市の華音さん。中華料理ご出身と聞いていたので中華と思いきや、お酒を意識して?和食系。

常連さん、静岡の人は明るい。

炒めたものなど。

なぜこの会に参加したのか、参加者の皆さんがひと言ずつスピーチ。(右)加藤杜氏がむいてくれた枝豆。
ひたすら熱いどぶや睡龍を飲む飲む飲む。

そうこうするうち夜もふけて、沼津から参加の芹沢さんと一歩さんが時間となり、良い子で帰る。

皆に愛されている加藤杜氏であった。
注)杜氏のお腹を指でつついたり、箸でつついたりしてはいけません。

料理を終えた華音のご主人と加藤杜氏。
後ろから見ると頭そっくり!
この日の内容、詳しくはお店ブログを↓
●blog 居酒屋「華音~はなおと」の日常

その他のお酒。濃い〜ぃラインナップ。「どぶ」は新潟の一酒庵さんから送ってもらっているそうです。
_______________

翌日、お蕎麦屋さんへ。たくさん飲んだ翌朝は温かい蕎麦つゆが飲みたくなります。
そこで!
ソビスケさんへ

マゲ

こちらのお店では「そば」ではなく「ソビ」といいます。すべてカタカナ表記。
温かい蕎麦は「アタタタタタカイソビ」とお品書きに。

最初から最後までマゲをかぶってソビを食べたら、お得な「マゲワリ」!なんてのも。
「ヌル」もOK!

「気軽にお蕎麦を食べてほしいんです。若い人には蕎麦というだけで敷居が高くて」
なるほど。

「蕎麦というと、うんちくを語りたい人が多くて。蕎麦屋だったらああしろこうしろ・・・って、言われることも」
そんな時は
「お客さん、うちは蕎麦じゃなくてソビですから!って、答えるんです(笑)」

回る石臼にもマゲが置いてありました、とさ。

お店にいくと「ソビ本」が読めます。これがまたよく出来ているのです。
楽しいソビ!愉快なソビ!
静岡は明るい人が多いな〜。日本酒のレベルも高いし。
気候が温暖で、飢えたことがない県だからですかね。

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