茶
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January 18, 2019紅茶の本「厳選紅茶手帖」を編集したことがあるほど、紅茶が好きです。
紅茶という農産物加工品に興味があるので、アフタヌーンティーというよりも、産地と品種、生産する茶園、インポーターさんの考えに興味があります。
一日の始まりは、必ず紅茶です!
マカイバリ茶園の旬の紅茶でスタートします。今、飲んでいるのは秋摘みです。
マカイバリ茶園の秋摘み風景。機械化されていません。
2018年の秋の茶畑
みなさんが飲んでいる紅茶はいつ摘まれたものですか? 賞味期限しか書いてない製品がほとんどだと思います。
なぜ紅茶?このblogに詳しく→http://www.yohkoyama.com/archives/4032
さて、最近、紅茶大手メーカーの三井農林 お茶科学研究所さんの研究が発表になり、SNSでも盛んにリツイートされています。以下の3本が代表記事です(内容は似ています)
・インフルエンザウイルス対策には紅茶!
・ウイルスの99.96%を無力化!インフルエンザ予防に「紅茶」が効くってホント?
・驚愕報告!インフルエンザウイルスを15秒で無力化する「紅茶」の力
私がインフルエンザにかからないのは紅茶をよく飲んでいるから!?だったかも
寒い時期、もっと紅茶を飲みましょう!
↑上の写真は、島根県美保関灯台の灯台ビュッフェ。ここでは、島根県出雲市の地紅茶が味わえます(おまけのゴーフルつき)美保関界隈観光情報
外でおいしい紅茶が飲めるのは嬉しい♡
なのですが紅茶好きなので、外で出されるのは埃くさかったり、古い味がするものが多く、激しくガッカリするのでなかなか頼めません・・・。
国産紅茶は、トホホな味が多いのが難。健一自然農園さん、月ヶ瀬健康茶園さんなど、おすすめです。
いろんなダージリンの茶園を飲み比べたいときは山田栄さんのリーフルさんをおすすめします!便利な地域に直営店があり、量り売りしています★
おしゃれでgift向きの楽しいパッケージや、素敵なブレンド茶が多いのが三田祐也さんのTEAPONDです!ぜひお店に行ってほしいです〜♡
そして、凄いスペシャル紅茶が揃うのが名古屋のtasteaテイスティーさん!
紅茶専門店に卸しを行うプロ向けの茶葉セレクトshopで、目利きの山口夫妻が「これだ!」と思う茶葉だけを扱っています。驚く茶葉が勢ぞろい!
・
紅茶は産地、季節、茶園主の考えにより、味がまるで異なります。
紅茶というと英国だ!と思う方が多いのですが、英国では紅茶がとれませんから…。
・
さて2019年も朝日カルチャー新宿教室で開催するマカイバリジャパンさんの紅茶セミナーをお手伝いします!日程を決めたら情報UPします。
朝カル「2018年自然派紅茶総決算」開催しました
November 20, 20182018年11月18日(日曜)新宿の街路樹も少しずつ紅葉してきました。朝日カルチャー新宿教室で「自然派紅茶教室」を開催しました。今回もマカイバリ・ジャパンの石井道子先生にいろいろ教わりました。
道子先生は子供の頃、インドで暮らし、今年は3回、インドの茶園訪問。10月に摘んだばかりの秋摘みの紅茶は道子先生自ら選んだ逸品です。
今年のマカイバリ茶園の秋摘みは素晴らしい仕上がり、今回の8種類の飲み比べを一番楽しみにしていたのは私だったかも
教室は、住友三角ビルの10階です!
朝10時半〜
シングル茶園巡り
担当の馬場恭子さんです。カップ柄のワンピースで登場
いよいよ開始です。お湯もたっぷり沸かし、ポットもカップも温め、すべての茶葉も計量が終わりスタンバイOK!
お伝えしたいのは、
紅茶は農作物!であること
現地の栽培地で仕上げまで行うのでワインと同じということ。
そして一度も洗わないこと。
産地、作り手、茶樹、製造方法などによって味・香りが大きく異なります。
そもそも紅茶とは?
•紅茶は英語で「Black Tea」
•日本では1870年代頃「紅茶」という言葉が使われるように
ISO(国際標準化機構)による定義
「カメリア・シネンシスのやわらかな芽を使用し、萎れさせ、茶葉を揉み込み、酸化させて乾燥させたもので、抽出して茶としての飲用に適するもの」
とひとくちに言っても、色も香りも味も産地と茶園の考えでまるで違います!
マカイバリ茶園(秋摘みと夏摘み)、テミ茶園、ハティクリ茶園、コークランダ茶園、バイオフーズ社、日本の月ヶ瀬茶園、最後にマカイバリ茶園のムーンチップスまで。全部、オーガニック栽培の新鮮な茶葉ばかり!
全部で8種類のティスティング!
茶葉のグレードの違いも学んでいただきました。
写真はテミ茶園が入っていません・・・
最上級のダージリン紅茶の淹れ方もレクチャー
今の紅茶を識るKey word
●シングル・ティ・エステート
●オーガニック栽培
●季節ごとの新茶の紅茶
●飛行機便
●畑違い、製法違い
ダージリンには80以上の茶園があります!
約半数がオークションに出品。日本に輸入されている有名な茶園は
オカイティ茶園 キャッスルトン茶園 グームティー茶園
ゴパルダーラ茶園 サングマ茶園 サマビョン茶園
ジュンパナ茶園 シーヨック茶園 シンゲル茶園
シンブリ茶園 スーム茶園 スタインタール茶園
セリンボン茶園 タルボ茶園 チャモン茶園
ナグリ茶園 ナムリング茶園 ノースタクバル茶園
バラスン茶園 フグリ茶園 プッシンビン茶園
プッタボン茶園 マーガレッツホープ茶園
マカイバリ茶園 リシーハット茶園 リンギア茶園 ロヒニ茶園
標高が高いところにこんなにあるんです
季節の特徴は!
●春摘み:ファーストフラッシュ
【3月中旬~5月中旬】
茶園が開園し春一番その年最初に茶摘み
されたファーストフラッシュは、薄緑色で春らしい爽やかな味と香り
●夏摘み:セカンドフラッシュ
【5月中旬~6月】
グリーンフライが飛来し、茶葉をかじることによって生まれるマスカットの味と香り
●秋摘み:オータムナル
【9月~11月中旬】
一年を通して最も味が熟成し、まろやかで円熟した味と香り。茶葉は濃い栗色、水色は深い銅色。
今回の8種類の紅茶について、石井道子先生に茶園の成り立ち、周囲の環境、経営者の考え、訪問したときのエピソードをまじえて写真で紹介してもらいました。
今回は、道子先生が南インドで見た12年に一度しか咲かない青い花(=ニルギリの言葉の元となった)話も!
自然派紅茶教室は、来年度も開催します!
●チャイ教室
●ダージリンの春摘みを真っ先に味わう新茶飲み比べ
●まったく初めてさん向けの紅茶教室
●上級者といいますか、マニアな方向け(もちろん初めてさんもOK)
●今のインド3大紅茶を徹底ティスティング
などを予定しています。
厳選紅茶手帖
Kindle読み放題にも入っています!
6月24日土曜はダージリン、アッサム、和紅茶の9種類飲み比べ会!
June 22, 2018↑写真はマカイバリ茶園の2018年夏摘み紅茶。水色が黄金色です!
◉ 6/24(日曜)朝1030-1230
朝日カルチャーセンター新宿教室・自然派インド紅茶教室
日本紅茶誕生100年!
インドのオーガニック茶園のアッサム、2018夏摘みダージリン2ndFlushと和紅茶の飲み比べ会
今回はまだお席に余裕あります(和紅茶って人気がない!?)
なかなかできない!品種を系統だてて飲む9種類の飲み比べです★
最近注目を集めている日本産の紅茶。「和紅茶」とも呼ばれています。日本の紅茶の歴史は約100年前に始まりました。明治初期、輸出の花形であった日本の緑茶を、世界市場で人気がある紅茶へシフトしようと徳川の幕臣であった多田元吉が明治政府より命を受けてインドの山を周ります。その元吉がインドから持ち帰った種子の中で、寒さに耐えた多田系印度雑種の子孫から「べにほまれ」が生まれ、その後、中国系とアッサム種の交配で様々な日本の紅茶品種が登場していくのです。近年では新しい動きがあり、新たな可能性を見出し、独自の紅茶作りに励む素晴らしい生産者がでてきました。
この講座では多田元吉の軌跡をたどると共に、インドから渡った紅茶が日本でどのように育ち、現在の日本の紅茶に至ったかをみていきます。また、日本紅茶とインド・アッサム紅茶と、ダージリン紅茶の飲み比べを。品種や気候風土の違いがどのように味と香りに違いがでるのか葉の形状の違い、香り、水色(すいしょく)、味わいなど、違いをじっくりと楽しみます。
日本紅茶は「べにふうき」や「べにひかり」のべに系品種を、インドのアッサムとダージリンはバイオダイナミック農法を実践している茶園からセレクト。そして!届いたばかりのマカイバリ茶園の春摘みファーストフラッシュも味わいます!ダージリンの旬の情報などまじえて、紅茶大好きさん、紅茶はじめてさんにも楽しめる100年間紅茶ヒストリー講座です。(講師・記)
スペシャルプレゼントとして!まさに届いたばかりの!摘みたて夏紅茶「セカンドフラッシュ」も!
和紅茶各種と、マカイバリジャパンさんが直輸入するオーガニック茶園のアッサムとダージリン含めて、なかなかできない9種類の飲み比べです!
◉お申し込みは↓こちらから
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/1481edc9-1726-5428-552d-5a615b45806f
朝日カルチャーセンター新宿教室・電話 03-3344-1941
冷えは万病のもと。夏こそ温かいお茶を
July 6, 2017「冷えは大敵」「冷えは万病のもと」と、昔からよく言われます。
寒い冬だけでなく、冷房や冷たい飲み物が登場する、暑い夏こそ「冷え」を気をつけねばなりません。
私は冷房が大の苦手で、外出する時はカーディガンや靴下が欠かせないのです。
透ける素材の洋服や、ストッキングにサンダルは、見てる分には好きですが、おしゃれだな〜と思います。
足元から冷えてしまうので、めったに試しません(しかも、暑い日は足の裏がいっぱい汗をかくのにストッキングだと気持ち悪いです)。
先日、打ち合わせで冷房のきいたお店に長時間いたら、(しかもその後、透明な泡の出るものを飲んだら…コラッ)てきめんに不調に。気をつけねば〜〜と自戒。冷房は思うよりも、体の芯の芯まで冷やしてしまいます。
温かい生姜紅茶に、濃い味噌汁!飲んでほっとしています。
尊敬するイシハラクリニック院長・石原結實先生が、繰り返して言われる健康になる4つが「生姜紅茶」「人参リンゴジュース」「体温め」「少食」。
これこそ、夏こそ実践(一年中ですね)すべきこと!
石原先生の本のタイトルはズバリ「冷え」「温める」です。
例えば
●「冷え」をとれば女性の不調・病気は治る!
●「体を温める」と病気は必ず治る―クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法
●実践編「体を温める」と病気は必ず治る
。
などなど。
まさに、冷えは大敵! 体は温めて治す。医者である石原先生がいうので、真実味があります。
さて、ネットでこんな記事を見つけました↓
低体温でガンにつけこまれないために、誰にでもできる簡単な方法で体温をあげよう。高温期37℃を実現した「冷中毒」からの脱出
「ガンにつけこまれないように」というのは、おぉ〜っという感じですが、体温が下がるのは万病のもとだということ。
「冷えは万病のもと」夏こそ、肝に命じたいと思います。みなさんも!
手軽に楽しめる、おすすめの生姜紅茶を紹介します。
「厳選紅茶手帖」でも紹介した、オーサワジャパンの宮崎県の宮崎茶房の生姜紅茶と、奈良県の伊川健一さん率いる健一自然農園製。宮崎さんも伊川さんも、紅茶も生姜も、無農薬栽培です。
伊川さんは素晴らしい「薪火で炒った晩茶」も手がけています。こちらは飲んだ瞬間にボッと温まる感じです!
blog◉伊川健一さんの薪火晩茶
記事→ http://www.ci-kyokai.jp/pdf/LMvol18.pdf
秋摘み薪火晩茶
冬摘み薪火晩茶
↑web版は読み放題にもなってます!
とっくりのある風景・両河内
June 12, 2017今、ブログのヘッダー写真が↑こちらの「とっくり」。質問をいただいたのでお答えします!静岡県の銘茶地、両河内です。
こちらのブログでも詳しく紹介↓
●blog 両河内のランドマーク!徳利と豊好園
〜blogより〜
豊好園がある清水区布沢は、町村合併され、今は静岡市ですが、「市?」という感じの、とっても田舎でいいところ。「清流の里」が町のキャッチフレーズ。
その両河内(今、地名にはナシ)に入ると、見えてくるのが!
ランドマークの巨大!徳利
これを見ると、ああ両河内に入ったな〜を実感します。車からパチリ★
正式名称は「愛泉蔵(あいせんぞう)」。平和と永遠と愛情を象徴した”貯水槽とっくり”なのだとか!
http://r-cha.jp/stroll_map/map_winter.html
写真HPより
以下HPよりコピペ↓
●貯水池とっくり
静岡市水道局の貯水槽で高さ約42m、周囲約80mの大きな建物です。
正式名称は「愛泉蔵」平和と永遠と愛情を象徴しています。
地元では「とっくり」と呼ばれ親しまれています。
なんでも、徳利左の建物は、おつまみをのせる台という噂
●両河内・冬の散策マップ
この地図の右下にあります↑
いろんな水道局があるもんですわ。いきなり現れたときの驚きったら。どうして、この「とっくり」にしたのか、担当者に話を聞きたい!
11月23日のとっくり。周囲は秋景色。これが静岡「市」???というくらい田舎です。
このとっくりの下に、北條広樹さん率いるグリーンエイトと、お茶が飲めるGREEN∞CAFEがあります。ぜひ寄ってみてくださいね!
http://green-8.com/
https://www.facebook.com/green8.bz/
「耕作放棄地を宝に変える!お茶が持つ1000%の可能性」
June 1, 2017緑茶のことをなぜ追いかけているかといいますと、じつは、「緑茶が苦手」だったからです。
「日本」という冠がついている飲み物が日本酒と日本茶。それなのに…、ひどい状況です。
日本酒は7〜8割がいまだに「普通」酒。その「普通」ってなにという感じ!?
先月亡くなられた神亀酒造の小川原さんが「日本酒の戦後をなくしたい」と全量純米酒蔵にシフト。米不足、税金徴収のための戦後の技術が続いているのです。
今、獺祭や新政、白隠正宗など、純米酒だけを造る蔵が増えました!
では、日本茶はどうなのか?
急須がない家が増え、お茶は液体を買って飲む時代に。急須がないということは茶器すべてがないということ(窯業界も大変!)
今や「茶葉」の価格は低下の一途をたどっています。年々価格が減少傾向に。
お茶の質はどうなのか?
今、深蒸し茶が急増しています。
それに対して、今までの浅い蒸し方が「普通」蒸しと呼ばれますが、その言い方もどうかと思います(これは、ぼやき)。
日本茶にも、日本酒のように添加物入りもあります。
北の地方で見た緑茶の原材料に、「重曹」「青のり」という文字を発見。さすがにビックリ。「アミノ酸入り」のお茶は知ってましたが、海藻の「青のり」ってナニ!?!? 増量目的でしょうか。香り目的でしょうか。
さて、
私が追っかけしているお茶農家さんは二軒あります。
ひとつは、山二園の後藤さん。
後藤さんいわく「まずいお茶作っているから売れないんだよ。うちは高いものから売れるよ!」と笑っていました。後藤さんは年に一度の新茶の時期しか摘みません。夏、秋は茶樹を休ませます。玉露や抹茶ではない上級煎茶です。
また、豊好園の片平さんは、上質な産地で名高い両河内で、新茶価格はトップを独走。
質で売れている人もいます!
ですが、ほとんどは・・・で、あります。
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その昔、
マクロビオティック食を徹底している頃は、無農薬無化学肥料で栽培された「三年晩茶」か、ほうじ茶など「茶」色いお茶ばかり飲んでいました。
その方が体が冷えず、調子もよかったからです。
◉blog 川上寛継さんの赤い三年番茶「不調の時に」
三年番茶の元祖は鹿児島・川上寛継さんの「赤い三年番茶」=「薪火寒茶」です。→ 取材した記事
今、奈良の伊川健一さんが栽培加工しています。取材した記事はこちら
↓ ↓ ↓
◉Life is Macrobiotic 健一自然農園・冬摘み薪火晩茶
農薬か添加物かわかりませんが、緑茶を飲むと、気持ち悪くなり、体が冷えることも体験。○都の有名ブランドの緑茶でも気持ち悪くなったことが…。
なのですが、
豊好園の片平さんのお茶や、山二園の後藤さんが育成された上質なお茶は、清々しい美味しさで、もちろん気持ち悪くなりません。中でも、出品用に手摘みされた一番茶のすごさを知ったのです。かまぼこ形ではなく、自然仕立てと言われるお茶です。
山二園さんのこと↓
◉blog 沼津発 おいしい感動をつくる仕事・山二園1
◉blog 山二園さんの新茶さえみどり
豊好園さんのこと↓
◉blog 両河内のランドマーク!徳利と豊好園
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「日本」が冠についたお茶
奈良で、完全無農薬無化学肥料栽培で取り組む、伊川健一さんのお茶を取材して、日本を変える!日本が変わる!頼もしい若者現ると感激しました。
最近、その伊川さんをジャーナリストの山口亮子氏が取材された記事を見つけたので、シェアします
「耕作放棄地を宝に変える!お茶が持つ1000%の可能性」
(本文より)
奈良県の大和高原で30カ所、12ヘクタールの茶畑を管理する健一自然農園。耕作放棄された茶畑を積極的に引き受け、自然栽培に取り組んできた。その夢は奈良でつくったお茶栽培のモデルを全国、そして世界に広げることだ。
ジャングルだった耕作放棄地を宝に
奈良県宇陀市。傾斜のきつい林道を上がっていった標高450メートルほどの山腹に70アールの茶畑が広がっている。傾斜のきつい斜面に茶の若木が等間隔に広がる。この茶畑、5年間人の手が入らず荒れ放題になっていたのを復活させたものだ。
「土地を見たときに農薬飛散もないし、荒れているために逆に土が肥えていて、ここはいいと直感しました。耕作放棄地だけど、自然栽培ができる。荷物だと思っているところにこそ宝はある」
続きはクリックしてお読みくださいね
耕作放棄地を宝に変える!
新しい日本茶へ。GENGENANほか
May 30, 2017日本茶のこと、引き続き
渋谷の東急ハンズの裏手を歩いていたら
ありました〜行きたかった!GENGENANが
若手が佐賀の日本茶を出してくれるお茶どころ
「玉緑茶」は、本当の目の前で急須をふって、いれてくれます。
お茶うけにお豆がついて
お茶をいれたあとの茶葉を、2つの豆皿で出してくれました。
ひとつは塩。ひとつは柚子ぽん酢でふってあります。
塩の方が緑茶の爽やかさを引き出してくれると感じます。
Discover Japanで取材されたページ↑
2017年6月号 Vol.68
「特集:日本茶の時代がやってきた」
780円(税込)/2017.5.6発売
ほうじ茶は紙カップでした
ほうじ茶は、香ばしさ抜群!すっきりクリアー味★good
いまどきなパッケージでお茶を販売
外観はこんな感じ〜。
渋谷で喉が渇いて「コーヒーじゃない〜」という人のオアシス!
◉幻幻庵 東京都渋谷区宇田川町4-9 昭和ビル1階
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そして、最近試した日本茶がもうひとつ
「緑茶シトロン」とあったので試してみました
新宿伊勢丹のローズベカリーです
お茶は南部鉄器で提供。落としても割れない!
緑茶に柑橘の皮やレモングラスが入って、スパイシーな夏向き香り系ブレンドです。
●他のメニュー http://rosebakery.jp/product/#drink
この店は、キャロットケーキが有名ですが、甘くないタイプはどれか聞いて、このドライフルーツとスパイスたっぷりの焼き菓子に↑してみましたとさ
プレーンスコーンも後学のために1個注文(普段、おとっつあんなのに珍しい〜自分)
◉ローズベカリー
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緑茶を正攻法で提案するも良し、ハーブティー感覚でブレンドするも良し、どちらにしても、砂糖やミルクを必要としないのが緑茶のいいところですね。ヘルシーで飲んだあとも爽やかすっきり。
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新宿でもうひとつ!日本茶が飲める店が
◉紀伊茶屋
新宿伊國屋書店本店1階に2015年の12月5日に開店したテイクアウトの日本茶店。気になりますが、週末、買おうと思ったら行列していて断念。平日トライしてみよっと!
http://kinochaya.com/menu.html
コーヒーのように、普通に街角で日本のお茶が飲めるのが嬉しい♡
https://twitter.com/kinochaya01
新茶の季節、宇治茶を楽しむ
May 27, 2017凄い宇治茶に出会いました!
「お茶の京都」を開催した丸の内ハウスで
機械摘みではなく、手摘みされた京田辺の玉露の出品茶を飲ませてもらいました。
濃いうまみ、甘さ、渋み。テアニン、カテキン、カフェイン
美味しさのエネルギーが、今までのお茶とあきらかに違いました。
飲んだあと、ひたすら感動!
しばらく、もう、なにも口にしたくないと思ったほどです。身体に入ってからが違う宇治茶。パワーが違う宇治茶。お茶は薬なんだと初めて実感。
じつは、緑茶を飲むと急に冷えたり、トイレが近くなることが体験的にあります(茶色いお茶好き)
このお茶は、飲んだ後、体の奥底が温かくなりました。う〜ん、京田辺の「出品茶」おそるべし。
やはり、手摘みの出品茶は、一般のお茶とはまるで別ものだと痛感した次第。
京田辺市の宇治茶を教えてくれたのは、市役所の渡邊博文さん。
今、茶畑で行われていること、生産者さんのおもい、製造の話など教わりました。
私はお茶の作法や歴史よりも、お茶の現場が知りたいのだとつくづく実感。
京田辺市の経済環境部農政課の渡邊博文さん、素晴らしい方でした★
◉渡邊博文さんプロフィール
京都府茶業連合青年団 /京田辺茶業青年団 所属(京都府京田辺市経済環境部農政課主事)第31回・32回京都府緑茶審査技術大会優勝。日本茶・宇治茶 最高峰の宇治玉露「京田辺玉露」生産地・京田辺市の農茶業担当職員。平成21年に人材系業界から自治体職員に転職した異色の経歴を持つ。現地現場主義をモットーに手揉み及び機械での製茶や茶審査の技術取得にも取り組み、農家の生産・製造、また、茶商との商品企画や売り込み等まで幅広く関わっている。民間企業時代に培った広告企画やプレゼンテーション能力を武器に「お客様(素人)に分かりやすくお茶を伝える」、「宇治茶のフラッグシップの味を広める」ため、伝統的な茶業界で「伝統と革新」をテーマに「玉露」・「産地」を守るため日々奮闘中。
「渡邊博文さんと宇治茶」で検索したら以下のblogを発見↓
「甘やかされて美味しくなる!?執念の茶「玉露樹」の故郷、京田辺へ」
おまけ●丸の内ハウスのレストランはそれぞれに宇治茶を使ったメニューがあり。来夢来人さんでは宇治抹茶ビアーが!この爽やかな苦味感と炭酸の相性がことのほか面白かったです!
宇治茶は今までノーマークでしたが、京田辺の宇治茶に出会ったらなるほどが満載。
京田辺は、ほとんどが手摘みだそうです。もちろんお値段も超高級!!!
その後日、
宇治茶が到着!
20年来の友達、同い年の大好きな殿村美樹ちゃんからです!TMオフィスの社長さんです。著書もいろいろ
美樹ちゃんは宇治生まれ。今は大阪在住ですが、毎年、故郷の新茶を贈ってくれるのです。
丸の内ハウスで「お茶の京都・宇治茶」セミナーで学んだばかりの宇治茶の特徴。話をきいてから、茶畑に思いを馳せるように。とはいえ、宇治茶は宇治市以外の他産地からも茶葉を仕入れているのです。
宇治茶にこだわるなら、どの産地かたずねてみるといいですね。
お茶は土壌の味がそっくり出るといわれます。
宇治茶の最大の特徴は、黒い編み状の寒冷紗をかけて日光を遮ること。そんなことされたら、光合成したい茶樹にとってはいい迷惑です。普通なら弱ってしまうお茶の樹と葉を、お茶農家さんが上手にバランスをとりながら育てるのです。まさに名人芸。そういった背景を知ることが、お茶を味わう上で重要。
1枚の葉っぱから生命を感じるのがお茶の醍醐味。
よく植物から、あんな「うまみ」がでてくるものか……驚きです。
そして緑色の日本茶の醍醐味は新茶にあり!
美樹ちゃん宇治の新茶、爽やかでうまみあり、ほろ苦さもあり。素敵なティータイムありがとう!
のし紙に「緑」の文字。日本って素敵!
新茶おいしく水出しのコツ/急須に茶葉→水、抽出3分
May 16, 2017日本経済新聞夕刊「暮らしのワンポイント」ライターの金丸裕子さんに新茶の取材を受けました (このコラムは役に立つこと満載!一冊にまとめてほしいもんです)
緑茶は自分でいれると、香りも色も味もとっても美味!水のペットボトルに直接、茶葉を入れるだけでも、商品のペット茶より何十倍も美味です。
お茶の醍醐味は「うまみ」「しぶみ」「にがみ」
渋みのカテキンと苦味のカフェインは高温で抽出されるので、うまみと甘みを生かしたかったら、できるだけ低温で。いっそのこと水でOK。さらに、冷蔵庫でゆっくり抽出すると、うまみ&甘みのおいしさは極まります。お茶は1回ではもったいないので、2せん目以後は、お湯をさすと、また違う味が楽しめます。
そして、新茶の茶がらはやわらかいので、塩をふって食べるのもさっぱりしておすすめです!
・
「新茶おいしく 水出しのコツ急須に茶葉 → 水、抽出3分」2017/5/15付(以下↓全文引用)
様々な地域の新茶が店頭に並ぶ季節になった。お茶に詳しい食ジャーナリスト山本洋子さんは、「“水出し”こそ新茶を最もおいしくいれる方法」と話す。山本さんが水出しに出合ったのは、三重県の水沢茶農業協同組合が、「かぶせ茶」のいれ方として水出しを推奨するのを知ったのがきっかけだった。煎茶は日光を浴びて育つのに比べ、玉露やかぶせ茶のような上級茶葉は、収穫の前に日よけを当て日光を遮ることで、甘みを引き出した茶葉だ。
通常、緑茶をおいしくいれるには湯の温度が重要と言われる。上級茶葉はセ氏60~70度、中級煎茶で80度が目安とされる。実際には温度調節が難しく、味が出なかったり、逆に渋さや苦味が際立ったりしてしまう。「そのため急須で緑茶を抽出するスタイルがなじみのないものになりつつある。それに比べて水出しは簡単でおすすめ。特に上級茶葉は水出しに向く」(山本さん)
水出しの一般的ないれ方を山本さんに教わった。茶葉10グラム(大さじ1強)に対して、好みで水100~200ミリリットルを用意する。茶葉、水の順に急須もしくはティーポットに入れたら3分抽出すればいい。ガラスのグラスに注げば、緑色の美しさにハッとする。口に運べばうま味があり、渋みや苦味とのバランスの良さに驚く。夏には“氷水出し緑茶”もいい。茶葉10グラム、氷水100ミリリットルで抽出時間は5分。氷水を使うと渋みと苦味が抑えられまろやかな味になる。氷水の量を半分以下にすれば濃く抽出でき、炭酸割りやオンザロックにも向く。
山本さんは、ペットボトルに茶葉と水を入れ冷蔵庫で一晩かけて抽出する方法もいいと勧める。この場合は、茶葉5グラム(小さじ2)に対して水500ミリリットルだ。ただ緑茶は酸化しやすいため、外に持ち出すときには、冷凍もしくは半冷凍するといい。その際は冷凍庫内で水分が噴き出さないよう、水を控えめに入れたい。「水出し茶は、焼酎や日本酒の割材にしてもいい。また、ミントやレモンと相性もいいのでフレバリーティーとしても楽しめる。水出し茶を身近に味わってほしい」と山本さんは勧める。
(ライター 金丸 裕子)
「みえうえじま」さんと豊好園
May 12, 2017毎朝、成長が楽しみな「みえうえじま」さんです。名前が最高!
名の由来は三重県の上嶋さんが育成したから。
豊好園の片平 豊さんに譲ってもらいました。冬でも元気な、成長の早い、強い品種です。
なのですが、まだお茶で飲んだことありません~っ。切りどきがわからずじまい…。
緑を楽しむだけですが、目が覚めて真っ先に見るのが、「みえうえじま」さんの茶葉。芯葉はややブラウンがかり、透け具合も美しく、一日の始まり、癒されております。
豊好園さんといえば、このたびHPが一新!
今発売のDiscover Japanで取材されています!堂々の8ページ
◉豊好園追っかけblog↓
http://www.yohkoyama.com/archives/79202
◎blogお茶ができるまでのレポ↓
http://www.yohkoyama.com/archives/4502
◎blog豊好園さんは20品種以上栽培!レポ↓
http://www.yohkoyama.com/archives/4524
こちらは山椒。実家の庭で、実生で芽が出ていたものを持ってきてプランター栽培しています。香り抜群!
__________________
◉「みえうえじま」さん
品種登録者:三重県
品種登録者の住所:三重県多気郡大台町粟生296-1
育成者の氏名:上嶋親
http://www.weblio.jp/content/みえうえじま
(上記のHPより、以下、引用)
登録番号 第11368号
登録年月日 2003年 8月 19日
農林水産植物の種類 茶
登録品種の名称及びその読み みえうえじま
よみ:ミエウエジマ
品種登録の有効期限 25 年
育成者権の消滅日
品種登録者の名称 上嶋親
品種登録者の住所 三重県多気郡大台町粟生296-1番地
登録品種の育成をした者の氏名 上嶋親
◉登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、在来種から選抜して育成されたものであり、育成地(三重県多気郡大台町)におけるほう芽期及び摘採期は早の煎茶向きの品種である。 樹姿は極直、樹勢は極強、株張りは中、葉層の厚さは厚である。摘採期の茶芽の揃いは揃、芽数は多、摘芽長は長、摘芽の本葉の開葉数はやや多、百芽重はやや大である。新葉の形は披針、大きさ及び厚さは中、色は濃緑、光沢及び葉質は中、芽の毛茸の多少は多、長さは長である。成葉の形は長楕円、先端長は短、大きさは中、色は緑、葉面のしわは少、葉縁の波は中である。枝条の分枝数は多、節間長はやや長、着葉角度は鋭、ほう芽期及び摘採期は早である。製品の外観の形状及び色沢は上、内質の香気及び水色は中、滋味は上である。科学成分の全窒素は中、アミノ酸は多である。「やぶきた」及び「さやまかおり」と比較して、樹姿が極直であること、新葉の芽の毛茸が多く、長いこと等で区別性が認められる。
◉登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和60年に育成者のほ場(三重県多気郡大台町)において、在来種の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
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http://www.naro.affrc.go.jp/org/narc/seika/kanto16/07/16_07_06.html
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